数年前から海外での語学留学にITの学習を組み合わせたコースが増えてきました。
その中でも、特にセブ島では複数の学校がIT留学を提供しており、英語とITスキルの両方のスキルを一度の留学で習得できるようになっています。
英語もITスキルも需要の高いスキルとなっており、キャリアチェンジをしたい方や副業でITスキルを使って稼ぎたい方などがチャレンジしています。
この記事では、セブ島のIT留学の評判や実態などIT留学のリアルについて調査しまとめました。
フィリピン留学を検討されている方や英語と合わせて手に職をつけられるようなスキルを学びたい方の参考になれば幸いです。
- セブ島IT留学とは?評判をチェック
- IT留学の費用相場と安く抑えるコツ
- 人気のITスクールKredoとSeedtech比較
- セブ島IT留学で学べる内容とは?
- ITエンジニア留学のメリットと注意点
- まとめ
セブ島IT留学とは?評判をチェック
フィリピン・セブ島でのIT留学とは、セブ島に滞在しながら英語とITスキルを同時に学べる留学のこと。
あえて日本から離れて学習に集中できる環境を整えることで、短期集中で両方のスキルを習得できます。概ね3か月程度のプランで英語とITスキルを学んでいく場合がほとんどです。
英語とITスキルを同時に学ぶので人によっては結局どちらも中途半端になってしまうのではという不安を抱くことも多いでしょう。
セブ島IT留学の評判・口コミを見てみましたが、概ね下記に書いたようなポジティブな内容が多く、留学する人のやる気次第でしっかりと勉強できそうです。
・英語のスキルが低くIT知識が0の自分にも理解できるくらい分かりやすく学べました。
・今までにITや英語の学習経験がなくても親切に英語やITを教えてくれてスキルを伸ばすことができた
・留学したことで商用レベルのWEBサイト制作ができるようになった
※参考URL:https://schoolwith.me/reviews/37876
IT留学の費用相場と安く抑えるコツ
IT留学はITスキルを学ぶ時間もあるため、一般的な語学留学と比べると費用が高めになります。
KredoというIT留学スクールでは1か月で40万程度、3か月のコースだと80~100万円程度になり、他のIT留学のスクールもほぼ同程度の相場になります。費用を抑えるコツとしては、厚生労働省の教育訓練給付金制度を利用すること。
すべての学校で利用できるものではないですが、受講費用の一部が支給されます。 例えば、Kredoという学校のIT留学では3.5か月の学習期間の後に3か月の実践型インターンシップを行うことで最大56万円の支給があるようです。
学校によって対象になるかどうかがあるので事前によく確認しててください。
また、厚生労働省の教育訓練給付金制度には適用条件がありますし、いつなくなるか分かりませんので注意してください。
人気のITスクールKredoとSeedtech比較
セブ島のITスクールはいくつかありますが、人気のスクール2つを紹介します。
Kredo
Kredoは英語とプログラミングを同時に学べる日系のスクール。セブ島唯一の政府公認ITスクールとして、2016年の設立以来、2,000名以上の卒業生を輩出しています。
具体的なコースとして、英語マンツーマンレッスンとITレッスンを組み合わせた「Web Basicコース」があり、HTML/CSSを用いたレスポンシブWebページの作成や、JavaScriptを活用した動的なサイト構築などを学ぶことが可能です。
また、3.5か月の学習期間とアウトプットができる3か月の実践型インターンシップで現場で活かせるスキルを身に着けられるコースもあり、厚生労働省の教育給付金対象にもなっています。
Kredoの教師陣は、日本人がつまずきやすいポイントを熟知しており、少人数制のグループクラスで個々のレベルに合わせた指導を行っています。教師1名あたり最大5名のクラス編成により、英語に自信がない方でも気軽に質問できる環境が整っています。
校舎は、セブ島の経済特区であるITパーク内に位置し、周辺には多数のレストランやカフェ、ショッピングモールが立ち並び、生活環境も充実しています。
ITパーク内は24時間警備員が巡回しており、セブ島で最も治安が良い場所と言われています。
さらに、Kredoでは無料のキャリアサポートも提供しており、受講終了後も転職や副業案件の獲得を支援しています。
これにより、学んだスキルを実践に活かし、理想のキャリアを実現するためのサポート体制が整っています。
Seedtech
シードテックスクールは英語とプログラミングを同時に学べる教育機関です。
2013年の設立以来、2,500名を超える卒業生を輩出し、大手IT企業やスタートアップ、起業など多岐にわたる分野で活躍しています。 同校の特徴は、英語とITスキルの両方を重視したカリキュラムにあります。
1日の学習時間を英語とプログラミングに分け、英語のマンツーマンレッスンは最大で1日3時間提供されています。これにより、個々の英語レベルに合わせた効率的な学習が可能になっています。
プログラミングの授業は、日本人エンジニアが日本語で指導を行うため、未経験者でも安心して学べる環境が整っています。
カリキュラムは現場での実務に対応できるよう最適化されており、サービス開発に必要なスキルを実践的に習得することができます。
また、シードテックスクールでは、留学中の現地体験を重視しています。スラム地域や現地の大学への訪問など、日本とは異なる環境や文化、価値観に触れるプログラムが用意されており、異文化理解や適応力を養うことができます。
校舎はセブ島の中心地である「ビジネスパーク」に位置し、有名ショッピングモールのアヤラセンターから徒歩2分という好立地。周辺環境が充実しているため、生活面でも快適に過ごすことができます。
さらに、卒業後のキャリアサポートも充実。IT留学専門のキャリアカウンセラーが就職や転職活動をサポートします。
2,500名を超える卒業生コミュニティも存在し、ビジネスの創出や新たな仕事の機会、起業など、多様なキャリアパスを支援しています。
セブ島IT留学で学べる内容とは?
IT留学で学べる内容は英語とITスキルの2つに分類されます。
英語はマンツーマンレッスンのところが多いので、基本的には留学する人自身の英語のレベルに沿って進められます。基礎的な所を学びたい人もいれば、ビジネスレベルの英語を学びたい方もいるのでこのあたりは留学前に学校と相談してみてください。
TOEICや英検の点数などがあると学校側もどの程度の語学力なのか理解しやすいです。
ITスキル内容は基本的にはWEBサイトの見た目の部分とサイトにログインしたりWEBで予約したりするようなシステムを学ぶようなWEBサイトの機能制作をメインに学ぶことが多いです。
HTML/CSS/Javascript/JQuery/PHP/Laravelといった言語とWEBサイト制作をするにあたっての便利なツールなどを学習して実際の開発をイメージしながら学んでいきます。
学校によって学ぶ内容が異なってきますので何が異なるのかは事前に確認するようにしてください。
ITエンジニア留学のメリットと注意点
ITエンジニア留学のメリットと注意点について解説します。
ITエンジニア留学のメリット
ITエンジニア留学のメリットは下記5つが挙げられます。
②実践的なカリキュラムで即戦力を目指せる
③海外での就職やリモートワークの可能性が広がる
④キャリアチェンジ・スキルアップに最適
⑤比較的リーズナブルな費用で学べる
たった3か月程度の時間で英語とITスキルを同時に習得できるメリットがあります。
また、実践的な学習内容になっていて留学後にしっかりとITスキルを活かした仕事につくことができる可能性があります。
今の仕事をやめてキャリアチェンジしたい方にもおすすめです。
また、セブ島IT留学は比較的リーズナブルな費用で英語とITスキルを学べます。
日本で3か月間のITスクールに通おうとすると50~100万円の費用が発生し、さらに平日3時間程度の英語のマンツーマンレッスンを受けようと思ったら合計150万はかかってしまうかもしれません。
セブ島の留学では3か月で80~100万円程度かかりますが、この中にビザ代や宿泊費なども含まれているケースが多いため、海外生活を楽しみながら英語とITスキルが学べるのはかなりリーズナブルです。
ITエンジニア留学の注意点
ITエンジニア留学の注意点は下記5つが挙げられます。
②自主学習する習慣がないと実践で使えるスキル習得は難しい
③就職・転職の保証はない
④留学のために会社を退職する必要がある
⑤海外生活のストレス
IT留学の英語の授業は3コマ程度で午前中で終了する場合がほとんど。
宿題や自習学習もITスキルの勉強と合わせてやる必要があります。自主学習の時間も確保しないと上達が遅くなる可能性があります。
私個人的にはせめてTOEIC500点相当のスコアを残せていると良いのかなと思います。
また、英語とITスキルの両方を空いた時間や土日などに自主学習したり振り返りをしたりしないとなかなかスキル上達の実感がない可能性があります。
特にITスキルは自主学習や復習が大切なので自主学習する習慣を作っておくことが重要です。
まとめ
本記事ではセブ島のIT留学の概要やおすすめなスクール、メリットや注意点などを網羅的に解説しました。英語もITも今の時代に求められるスキルです。
この2つをマスターできれば、今の年収よりも大きくアップできる可能性があります。
IT留学は今後キャリアチェンジしたい人や副業や企業などで自分のサービスを作っていきたい人におすすめです。

◇経歴
フィリピンへの海外赴任3年(広告・マーケティング)
カナダでの飲食店でのウエイター半年
◇資格
TOEIC780点
◇留学経験
ILSC Language school(カナダ・トロント/2か月間)
◇海外渡航経験
仕事:フィリピン
ワーホリ:カナダ
旅行:ベトナム、香港、中国、韓国、インド、アメリカ、ペルー、ボリビア、ブラジル
◇自己紹介
はじめての海外は知らない世界を見たくてワーキングホリデーでカナダに行きました。
その経験を活かして仕事でも海外に行かせてもらっています。海外の魅力やこれから海外に行こうと考えている人によりよい情報発信ができるように心がけています。