英語を耳にする機会が増えている昨今、お子様の将来を見据えて「子どもを小さいころから英語に触れさせたい」と考えている保護者の方や、「親子一緒に英語を学びたい」という方も増えてきているのではないでしょうか。
その選択肢として、おすすめの一つが
「フィリピンへの親子留学」です。
こちらの記事では、そんな親子留学が気になっている方向けにフィリピンへの親子留学の特徴から、費用や注意点、フィリピン留学だからこそ選べる豊富な選択肢まで丁寧に解説します。
- フィリピン親子英語留学が人気の理由
- フィリピン親子英語留学にかかる費用目安
- フィリピン親子英語留学の費用に関する注意点
- フィリピン親子英語留学の3つのスタイル
- フィリピン親子英語留学での学校・コースの選び方のポイント
- フィリピン以外で人気の親子英語留学先
- まとめ
フィリピン親子英語留学が人気の理由
「フィリピン留学」と聞けば、大学生以上の大人に人気の語学留学先、というイメージを思い浮かべる方も多いと思います。これまでも人気を集めてきた魅力たっぷりのフィリピン留学は日本人親子の留学先としても嬉しい側面がたくさんあります。
比較的少ない留学費用で家計負担を抑えられる
フィリピンは日本と比べて物価が安く、欧米への留学と比較すると費用を3分の1ほどに抑えることができます。
子育てにはたくさんのお金がかかるもの。
そんな中、「子どもにさまざまな経験をさせてあげたいけど家計への負担は少なくしたい」
「英語圏への強いこだわりがない」
という家庭にとって、フィリピンは魅力的な選択肢となっています。
マンツーマンレッスンも多く、人見知りでも安心な環境
フィリピンでは、手ごろな費用で、英語のマンツーマンレッスンを提供する語学学校が多いことも人気の一つです。
英語だけの環境で、大人数のクラスだと緊張して発言しづらいお子様もいるかもしれません。
その点、マンツーマンレッスンでは明るい講師の先生と1対1で学べるため、人見知りの子でも安心して学習を進められます。
短期留学が可能で忙しい親子にもぴったり
フィリピンまでは日本から飛行機で約5時間。
多くの語学学校では最短1週間から選べるプログラムが用意されており、忙しい親子でもスケジュールを調整しやすいのが魅力の一つです。
特に、春休みや夏休みを利用した短期留学は、習い事や学校の宿題を考慮しながら計画しやすく、保護者の方が滞在期間と休暇を合わせやすいことも人気の理由となっています。
フィリピン親子英語留学にかかる費用目安
前述したようにお手頃な価格でレッスンが受けられるのがフィリピン親子留学の魅力です。
ここでは「親子(子供の年齢は10歳)で英語のレッスンを受ける」と仮定したときに、どのくらいの費用がかかるのかを見ていきましょう。
語学学校の授業料や滞在費などの諸費用
フィリピンにある多くの語学学校では「入学金・授業料・滞在費(宿泊部屋の費用)・食費」がセットになっています。
一例として、語学学校でベーシックなクラスに参加した場合の費用は以下の通りです。
| 1週間 | 2週間 | 3週間 | 4週間 | |
| 保護者の方 | ¥119,288 | ¥172,272 | ¥225,256 | ¥264,920 |
| お子様(10歳) | ¥139,860 | ¥202,020 | ¥264,180 | ¥310,800 |
| 親子の合計費用 | ¥259,148 | ¥374,292 | ¥489,436 | ¥575,720 |
(1ドル=148円で計算)
語学学校以外にかかる渡航費や体験プログラムなどの費用
現地での基本的な生活費は、先に説明した「語学学校に関する費用」に含まれています。
ただし、別途見積もっておきたいのが「渡航費」と「体験プログラム参加費用」です。
渡航費は、東京〜セブ間の直行便往復航空券で1人あたり2万円台~5万円台が相場となっています(なお、時期によって大幅に変動します)。
また、体験プログラム参加費用などの準備も忘れてはいけません。 せっかくの留学中に、日本ではできない体験をたくさんさせてあげたいですよね。
語学学校が休みの日には、フィリピンの
自然を満喫できるアクティビティに参加するのもおすすめです。
例えば、ジンベエザメと触れ合えるツアーは1人1万5千円〜、美しい島々を巡るアイランドホッピングツアーは1人6千円〜が目安となっています。
フィリピン親子英語留学の費用に関する注意点
前述の授業料などの費用目安は一例であり、実際の費用は、受講するコースの内容やお子様の年齢によって大きく異なる場合があります。
また食費についても注意が必要です。語学学校がお休みとなる週末や祝日には、食事が提供されない場合があります。
さらに、教材費が別途かかる学校もあるため、事前に必ず詳細を確認しておきましょう。
追加費用の発生も考慮しておく
「親子留学」では、大人だけの留学では想定しにくいトラブルが発生する可能性が考えられます。
特に海外では、思わぬ追加費用が必要になることもあります。
また、元気に遊び回るお子様が衣類を汚してしまった場合、日本のようにすぐに着替えられず、現地で追加購入が必要になることもあります。
こうした予期せぬ出費をあらかじめ考慮しておきましょう。
留学保険や海外旅行保険などに入っておく
海外では、慣れない環境の中で突然の発熱や体調不良、さらには週末のアクティビティ中のけがなど、病院を受診しなくてはいけない事態が発生する可能性もあります。
ちなみに著者自身、大人になってから行った東南アジアでデング熱や食中毒にかかり、計3回病院に行った経験があります。
大人でも予期せぬトラブルが発生する海外では、特にお子様が一緒の場合、留学保険または海外旅行保険などへの加入は必須です!
フィリピン親子留学の費用については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
フィリピンの親子留学にかかる費用について詳しく解説します!〜フィリピン親子留学のメリット・注意点まで〜
1週間のセブ島親子留学にかかる費用は?内訳や安く抑えるポイントも教えます!
フィリピン親子英語留学の3つのスタイル
フィリピン親子留学には、英語レッスンを「保護者の方だけが受講・お子様だけが受講・親子で受講」の3つのスタイルがあります。
フィリピンには多くの語学学校があり、学校選択が難しく感じることもあります。
お子様の年齢やご自身の希望に応じて最適な留学スタイルを検討してから語学学校を探し始めると、スムーズに留学準備が進みますよ。
①保護者の方だけがレッスンに参加
保護者の方のみが英語のレッスンを受けるスタイルは、小さなお子様がいるけれど英語を学びたい方に特におすすめです。
また、幼児期から英語環境に触れさせたいと考えていても、語学学校の年齢制限に満たない場合、フィリピンでは「英語環境で保育してもらう」ことが可能です。
そのため、保護者の方が安心して学習に集中できる環境が整っています。
②お子様だけがレッスンに参加
先のタイプとは反対に、お子様のみが英語のレッスンを受けるスタイルです。
そのため「お子様に早いうちから留学を経験させたい」という方にぴったりのコースです。
お子様が英語のレッスンを受けている間、保護者の方は安心して自由時間を満喫できます。
日本の喧騒から離れて、フィリピンの美しいビーチやリゾートホテル、コンドミニアムなどでまったりするも良し、リモートワークができる場合は、カフェで海を眺めながら仕事をするのも良いですね。
③親子でレッスンに参加
最後に紹介するのが、親子共に英語のレッスンを受けるスタイルです。
子どもの英語学習に合わせて、またご自身も英語を学びなおしたいという方に人気です。
この留学スタイルを経験した方の中には、帰国後も親子で単語を勉強し合ったり、新しいことに一緒に挑戦したりと、良い親子関係構築のきっかけになったという声もあります。
フィリピン親子英語留学での学校・コースの選び方のポイント
お子様に留学を体験させる貴重な機会。英語の習得はもちろん、
「海外で生活する」という経験を通じて、成長の場としたいですよね。
そのために最も大切なのは、「どんな学びを選択したいのか、目的を明確にすること」です。
一口に「語学留学」といっても、クラスの構成や学習内容は語学学校によって大きく異なります。
・英検やTOEICなどの受験対策として、リスニング力を上げたいのか。
・英語への苦手意識をなくし、楽しく学べるコースを選びたいのか。
・自然豊かなフィリピンで、日本ではできないアクティビティも体験させたいのか。
・国際交流のきっかけとなるようなクラス・グループ編成の授業やカリキュラムが良いのか。
このように、留学の目的を明確にすることで、より理想に近いプランを選ぶことができます。
フィリピンの親子留学の学校選びのポイントについては、こちらの記事でも詳しく解説しています。
セブ島親子留学の人気校ランキング!学校選びのポイントも合わせて知っておこう!
フィリピン以外で人気の親子英語留学先
親子留学で特に人気の渡航先として
「ハワイ」が挙げられます。
お子様が授業を受けている間に、家族の方はリゾートエリアでゆったりと快適に過ごせるため、旅行気分を味わいながら学びを深められることが魅力です。 また、英語を苦手としている保護者の方の場合、多くの場所で日本語が通じるのもありがたいポイントです。
その他、「マレーシア」や「シンガポール」も人気があります。
フィリピンと同じアジア圏にあるため、比較的費用を抑えやすく、日本から比較的近いこと。 また、多民族国家ならではの文化的な経験ができることが理由としてあげられます。
このほかにもさまざまな選択肢があります。
小学生のお子様向け親子留学の留学先については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
まとめ
今回の記事では、フィリピンへの親子留学について、概要や費用、注意点をお伝えしました。
留学先を選ぶ際は、お子様と話し合いながら、理想の過ごし方や留学を通じて得たいものを明確にし、目的に合った語学学校・コースを選ぶことをおすすめします。
①経歴
日本の公立中高を卒業後、理系の大学に進学。
現在は、タイの大学院に留学しています。
②資格
・TOEIC 805点
・IETLS Academic 6.0
③留学経験
・オーストラリア(2週間)→中学3年次にホームステイ
・タイ(1年)→修士課程に在学中
④海外渡航経験
長期でのんびりと滞在する旅行スタイルが好きで、シンガポール(1か月)、タイ(1年)、アメリカ(1か月)に滞在。
ほかにも、マレーシア、カナダ、オーストラリア、韓国、台湾、香港などを旅行しました。
⑤自己紹介
これまで長期の語学留学経験はなく、日本の公立中高に通いながら、ほぼ独学で英語を学んできました。英語を使うことで、世界中の最新の研究やデザインに触れる機会が増え、自分の視野が大きく広がったと感じています。特に東南アジアの都市が好きで、現在はタイの大学院で学んでいます。この経験を活かしながら、多くの方に英語を学ぶ楽しさや魅力を伝えていけたらと思っています。