
ハワイでの滞在先のひとつ、コンドミニアム。
「ホテルとコンドミニアムの違いは何?」
「コンドミニアムに泊まってみたいけど、ハードルが高い・・・」
「ハワイで1ヶ月コンドミニアムに泊まると、料金はどれくらい?」
コンドミニアムに泊まってみたいけれど、不安な方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、ハワイのコンドミニアムに1ヶ月滞在する場合の料金相場を徹底解説!ホテルとコンドミニアムの違いや費用の内訳、おすすめのコンドミニアムについても紹介します。
ハワイでの滞在先を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- ハワイで1ヶ月コンドミニアムに滞在する魅力
- 【種類別】ハワイでのコンドミニアム1ヶ月滞在にかかる費用
- コンドミニアム滞在以外にかかる料金
- コスパの良いハワイ格安コンドミニアム7選
- ハワイのコンドミニアム1ヶ月滞在を成功させるポイント
- まとめ
ハワイで1ヶ月コンドミニアムに滞在する魅力
ハワイにはいわゆる高級コンドミニアムだけでなく、さまざまな価格帯のコンドミニアムがあるため、滞在スタイルに合わせて選べます。
以下では、ハワイで1ヶ月コンドミニアムに滞在する魅力を紹介します。
コンドミニアムとホテルの違い
ハワイのコンドミニアムの魅力を楽しむためには、まず、ホテルとの違いを知ることが大切です。
アメリカで集合住宅、または、分譲マンションを意味するCondominium(コンドミニアム)は、住居用の建物。暮らすように宿泊できるので、ローカルの生活を体験しながらハワイ滞在を楽しめます。
以下で、コンドミニアムとホテルの違いを見てみましょう。
| コンドミニアム | ホテル | |
| 設備 | ・キッチン(調理器具・食器付き)、家具、洗濯機、乾燥機付きのところが多い ・リビングルームがある |
・部屋はベッドとバスルームが中心 ・施設内に飲食店や娯楽施設がある |
| コスト | ・多くの場合、ホテルよりも安い ・長期滞在者には割引適用もあり |
・宿泊料金は高いが、サービスは充実 |
| サービス | ・基本的に清掃やリネン類の交換はないが、長期滞在者向けのサービスはある | ・清掃やベッドメイキングなどの提供がある ・ルームサービス ・コンシェルジュが常駐 |
ハワイでコンドミニアムに滞在するメリット
コンドミニアムにはキッチンが併設しているため、自分で購入した食材を調理し、食費を大幅に節約することができます。
長期滞在の場合、ホテルのルームサービスや外食に飽きてしまうものです。
キッチンには調理器具や食器が備わっているため自炊も手軽。食費の節約にもつながります。
【種類別】ハワイでのコンドミニアム1ヶ月滞在にかかる費用
ハワイでコンドミニアムに1ヶ月滞在した場合、ずばり気になるのは料金です。以下では、コンドミニアムの種類別に1ヶ月滞在した際の料金を比較しました。
長期滞在者用コンドミニアム
ハワイの長期滞在者用のコンドミニアムの1ヶ月の料金は$3,000〜$20,000と幅広いのが特徴。料金はエリアや部屋の広さ、設備によって異なります。
駐車場無料の施設もありますので、現地でレンタカーを利用する予定の方はチェックしてみてください。
ホテルコンドミニアム
ホテルコンドミニアムとは、ホテルなどの運営会社が所有するコンドミニアムタイプの施設です。
1ヶ月のおおよその滞在料金は$10,000〜。
非常に高額ですが、部屋の清掃やリネン交換をしてもらえるほか、館内には娯楽施設があるためホテルとコンドミニアムの間のような滞在を楽しめます。
ちなみに、ホテルコンドミニアムでは、ホテルのようにフロントでチェックインした後に、部屋に入ります。通常のコンドミニアムには最低宿泊日数が設けられていますが、ホテルコンドミニアムは1日単位から宿泊が可能です。
バケーションレンタル
バケーションレンタルとは、個人が所有する住居を月単位でレンタルできるシステムで、AirbnbやVRBO(バケーションレンタルバイオーナー)から予約できます。サービスは最低限です。
1ヶ月の料金はオーナーによって異なるため、公式サイト等でチェックしましょう。
なお、アメリカの宿泊施設の料金計算は、一般的に人数ではなく部屋数と宿泊日数に基づいて計算されます。複数名で宿泊する場合は、宿泊可能人数を確認した上で予約しましょう。
宿泊する人数によっては追加料金が発生する場合もあるので、注意が必要です。
ホノルル市郡の宿泊条例によって最低宿泊日数が決まっているので、事前に確認しておきましょう。
コンドミニアム滞在以外にかかる料金
コンドミニアム宿泊以外にかかる料金を知っておくことも必要です。コンドミニアム滞在以外にかかる費用内訳は以下の通りです。
・ESTA申請料
・海外旅行保険
・食費
・清掃費
・現地での交通費
・リゾートフィー
・レンタカー代・駐車場代
早速ひとつずつ詳しくみていきましょう。
往復航空券代
ハワイに往復するための航空券が必要です。出発シーズンや航空路線によって費用は異なりますが、約10〜30万円ほどかかります。
最近はハワイへの入国審査も厳しくなっているので、往路だけでなく復路の航空券もセットで予約しておくと安心です。1ヶ月の短期滞在であれば、帰りの航空券も購入しておきましょう。
「ハワイまで行ったのに入国できなかった」ということがないように、航空券は往復セットで購入することをおすすめします。
ESTA申請料
航空券を購入したら、次はESTAの申請も必要です。ESTAはアメリカで90日以内滞在する場合や、商用目的でアメリカに入国する場合に必要なビザ免除プログラムです。これまでESTAの申請料金は$21でしたが、2025年9月30日以降に申請する場合は$40かかります。
ESTAの申請方法はオンラインのみですが、大切なのは公式サイトから申請すること!ネット上には代行サイトが乱立しているので、必ず以下の公式サイトにアクセスしてください。
ESTA公式サイト:https://esta.cbp.dhs.gov/
もしも、代行業者からESTAを申請すると、倍以上の金額を請求されてしまいます。また、申請したのが正式なESTAでなかったため、出国すらできなかったという例もあります。日本語に切り替えることもできるので、申請の際は必ず公式サイトにアクセスしましょう!
なお、ESTAの申請から交付までは長くて3営業日ほどかかる場合もあるので、渡航日が決まり次第早急に申請してください。
海外旅行保険
ハワイに長期滞在するなら、海外旅行保険への加入をおすすめします。 1ヶ月間アメリカに滞在する場合、海外旅行保険は約2〜4万円です。
アメリカの医療費は非常に高額。海外旅行保険に加入しておくと、入院や手術が必要になった際の支払いを保険で賄えます。また、滞在中にコンドミニアムの備品などを壊してしまい賠償責任を問われた場合のサポートにもなります。
保険タイプによってカバーできる項目や費用は異なるので、自分に合ったプランを選びましょう。クレジットカードに付帯している海外旅行保険を活用できる場合もあるので、内容を確認しておくと安心です。
食費
滞在中の食費も忘れてはならない項目です。ハワイは日本に比べて外食費が非常に高いため、食費を抑えたい人はなるべく自炊をすると良いでしょう。
コンドミニアムに滞在する場合は、スーパーやファーマーズマーケットなどで手に入れた食材を調理できますよ。
清掃費
清掃をお願いする費用も考慮しておきましょう。
コンドミニアムにはホテルのような清掃サービスはありません。依頼をすればハウスキーピングが入ってくれるので、そろそろ掃除をお願いしたい…と思ったらコンドミニアムに依頼します。
料金は部屋の広さによって変わるため、事前に確認しておくと安心です。
もちろん、自分で清掃すると清掃にかかる費用を節約できます。
現地での交通費
現地での交通費も念頭に入れておく必要があります。
タクシーやウーバーを使って移動する場合には、交通費が発生します。日本と異なる点はチップが必要だということ。チップの相場は、乗車金額の15%〜20%ほどです。降車の際は、運転手さんに忘れずチップを渡してくださいね。
チップ代を含めて、多めに交通費を準備しておくと安心です。
リゾートフィー
リゾートフィーとは、宿泊使用料以外に施設が徴収する施設使用料を指します。ハワイでは多くのホテルやコンドミニアムにて、リゾートフィーの支払いが必要です。
金額やサービス内容、支払い対象(宿泊者全員または、サービス利用希望者のみ)も施設によって異なります。
宿泊料金とは別に請求されることもありますので、事前に確認しておきましょう。
レンタカー代・駐車場代
レンタカーを借りてハワイに滞在する場合は、レンタカー代や駐車場代が発生します。レンタカーを借りる予定の人は、事前に駐車場の有無や料金について確認しておきましょう。
駐車場付きのコンドミニアムを選ぶと、毎日の移動も快適ですね!
コスパの良いハワイ格安コンドミニアム7選
以下では、コスパの良いハワイの格安おすすめコンドミニアムを紹介します。滞在費用を抑える分、他のアクティビティに料金を充てられるので、条件に合う施設を探してみてくださいね。
Waikiki Skytower (ワイキキ・スカイタワー)
Waikiki Skytower (ワイキキ・スカイタワー)は、ワイキキビーチまで徒歩10分のロケーションに加えて、フロアによってはダイヤモンドヘッドを望めるコンドミニアムです。
30日間の料金は約$3500〜$5700です。長期滞在者向けの施設のため、30泊以上の宿泊を対象としています。
館内にコンビニやコーヒーショップもあるため、ちょっとした買い物や軽食にも便利。
警備員が常駐型の24時間セキュリティーが整った施設なので、安心して滞在できます。ワンフロアに4部屋しかなく全て角部屋なので、プライバシーも保ちやすいです。
Island Colony(アイランド・コロニー)
Island Colony(アイランド・コロニー)は、ワイキキ中心地に位置するコンドミニアムで、施設内にはバーベキューエリアやプール、ジムなどが完備されています。
館内にはホテルが運営するホテルと、オーナー管理タイプのコンドミニアムの2種類。部屋タイプによって、月極(30日以上の滞在が必要)か短期(3泊以上の滞在が必要)に分かれます。
なお、コンドミニアムタイプの30日間の料金は、約$2000〜$3500です。
バス停にも近く、ワイキキビーチまで3ブロックなので、海の近くに滞在したい方におすすめ。洗濯機は館内に設置されているものを有料で使えます。
Seaside Towers (シーサイド・タワーズ)
Seaside Towers (シーサイド・タワーズ)は、ワイキキのシーサイド通りに位置するコンドミニアムです。長期滞在向けのコンドミニアムのため、最低30泊以上宿泊する場合におすすめ。
料金は30日間で約$2500〜$3500です。
フルキッチンに加えて洗濯・乾燥機付きなので、洗濯の心配はありません。施設内に入る際や、エレベーターを利用時には電子キーが必要なため、セキュリティー面もしっかりしています。
また、徒歩5分程でロイヤルハワイアンセンターやTギャラリアに行けるので、ショッピングも快適です。
なお、Seaside Towers(シーサイド・タワーズ)はコンパクトカー用の無料駐車場を完備しているので、レンタカーを利用予定の方にもおすすめです。
Colony Surf(コロニー・サーフ)
ワイキキから少し離れた静かな場所にあるColony Surf(コロニー・サーフ)は、目の前に広がるプライベートビーチの美しい景色が魅力のコンドミニアムです。
30日間の滞在は約$4000〜$7600。長期滞在者向けのため、最低30泊以上の宿泊が必要です。
ダイヤモンドヘッドへのハイキングや、公園でリラックスして過ごすのにぴったりのロケーションにあります。施設内にプールはありませんが、室内にはフルキッチン、洗濯・乾燥機を完備しています。
Sky Ala Moana(スカイ・アラモアナ)
Sky Ala Moana(スカイ・アラモアナ)は、レストランやショップが充実しているアラモアナ地区にあるコンドミニアムです。
30日間の料金は$5000〜$8000(料金はシーズンによって変動)。長期滞在者向けのコンドミニアムのため、30泊以上の宿泊が必要です。
料金は少し高いですが、2023年にできたばかりの新築コンドミニアムなので最新の設備が整っています。
改装工事が行われていることもありますので、最新の情報は公式サイトなどでチェックしましょう。
Waikiki Park Heights(ワイキキ・パーク・ハイツ)
Waikiki Park Heights(ワイキキ・パーク・ハイツ)は、ワイキキのクヒオ通りにある、ワイキキビーチから徒歩約5分と観光地へのアクセスの良い場所にあるコンドミニアムです。
料金は30日間で約$2,850〜$4,920。長期滞在者用の施設なので、30日以上の滞在が対象です。
魅力はビーチへのアクセスの良さだけではなく、フロントデスクが日本語堪能であること!困った時にも日本語でサポートを受けられます。
立地の良さと施設の充実度でリピートする方も多いコンドミニアムです。
Aston at the Waikiki Banyan(アストン・アット・ザ・ワイキキ・バニアン)
Aston at the Waikiki Banyan(アストン・アット・ザ・ワイキキ・バニアン)は、ワイキキビーチまでわずか2ブロックの場所にある、リピーターも多いコンドミニアムです。
館内にはホテル型とコンドミニアムが併設。部屋に応じて短期滞在・長期滞在どちらも選択できます。コンドミニアムに滞在する場合は、30日間で$3,960〜$10,320かかります。
全室フルキッチンであるのはもちろん、広々としたバルコニーも併設!リビングとベッドエリアの仕切りも開放できるので、ファミリーで滞在する場合もお子様に目が届き、安心です。
家族連れに嬉しいのが、レクリエーションデッキに設置されたバーベキュー設備や遊具。ファミリーでハワイ滞在を楽しむのにおすすめのコンドミニアムです。
ハワイのコンドミニアム1ヶ月滞在を成功させるポイント
最後に、ハワイのコンドミニアム1ヶ月滞在を成功させるポイントをチェックしておきましょう。
事前リサーチを欠かさない
ハワイ滞在の目的や時期などを考慮して、事前にじっくりとリサーチすることが大切です。できるだけたくさんの情報と比較して予約しましょう。
特に、ホノルルでは市郡や政府による条例(Ordinance 19-18:通称『新・バケレン規制条例』)で宿泊可能な期間や宿泊ゾーンが制定されているので、予約前に要チェックです。
立地や価格だけで比較するのではなく、実際に宿泊した人のクチコミも参考にしながら滞在先を決めると良いです。
交通アクセスが良い場所を選ぶ
ハワイで快適に過ごすには、交通アクセスが良い場所を選ぶことも重要です。
オアフ島の中心地であるワイキキには選択肢が豊富にありますが、他の島では選択肢が限られることもあるからです。できるだけ交通アクセスが良いコンドミニアムを選びましょう。
あわせて、公共交通機関以外の移動手段も調べておくと安心です。観光のピーク時期にはレンタカーを確保できないこともあるため、レンタルスクーターや自転車を借りるなど、計画的に移動手段を確保しておきましょう。
快適に生活できるよう日用品を揃える
コンドミニアムには基本的な家具や家電はそろっていますが、長期滞在では個人の生活に合わせた日用品などが必要になってきます。
使い慣れたシャンプーや化粧品、コンタクトレンズや生理用品などの衛生用品は日本から持参していくことをおすすめします。
日用品はハワイでも購入できますが、使用感に差があったり、肌が荒れてしまったりすることもあるため、使い慣れたものを持って行くと安心です。
現地でのアクティビティを計画しておく
ハワイで1ヶ月過ごすのなら、現地でのアクティビティを、思いっきり楽しみましょう。
ハワイではハイキング、サーフィン、ショッピングなど、さまざまなアクティビティが楽しめます。事前に予約しておくことで、効率よくハワイ生活を満喫できるでしょう。
まとめ
ハワイで1ヶ月間快適に滞在するには、ホテルとの違いやコンドミニアムの特徴や料金を知っておくことが大切です。ホテルとコンドミニアムの違いを知ることで、滞在スタイルに合った宿泊先を選べます。
日本語に対応している予約サイトもあるので、英語に自信がなくてもスムーズに予約できるでしょう。
これまでホテル一択だった人も、次のハワイ旅行ではコンドミニアムを選択してみてはいかがでしょうか?
きっと新しい発見がありますよ!
◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。