フィリピン・イロイロ観光で外せないスポットとは?味わいたいグルメもご紹介!

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フィリピンの観光地といったら、まずセブ、そしてマニラでしょうか。しかしフィリピンの魅力的なスポットはその2つだけではありません。

イロイロ(Iloilo)という都市をご存知でしょうか。

セブとマニラに比べると、イロイロは認知度はそこまで高くありません。しかしイロイロは歴史、エンタメ、グルメ、バカンスがそろった、フィリピン屈指の観光都市なのです。

今回の記事では、知る人ぞ知る名観光地イロイロの魅力を紹介していきます。

フィリピン・イロイロの基本情報

まずイロイロの基本的な情報をまとめます。

場所

イロイロ州イロイロ市は、フィリピンのちょうど真ん中あたりにあります。セブ島から2つ東にある島ウェスタン・ヴィサヤ島の南部に位置しています。

人口

人口はおよそ45万人です。東京都葛飾区と同じくらいですね。

面積

イロイロ市の面積は78.34㎢。日本だと平均より少し小さいくらいのサイズ感ですね。

言語

言語はイロンゴ語、タガログ語、そして英語が話されます。教育やビジネスでは英語が使われますね。

アクセス

日本からイロイロへの直行便はありません。マニラ空港まで飛び、そこから国内線で1時間ほどかけて向かいます。

イロイロのおすすめ観光スポット

イロイロはハッキリ言って、セブやマニラに比べると、豪華な観光地は少ないです。しかしセブにもマニラにもない魅力が、イロイロにはあります。主な観光スポットを見ていきましょう。

教会

敬虔なクリスチャンが多いフィリピンには、キリスト教教会が多くありますが、特にイロイロには魅力的な教会が多くあります。

サント・トマス・デ・ビリヤヌエバ教会、サンタ・バーバラ教会、サンホセ教会、ハロ教会、モロ教会など、1700から1800年代に建てられ、今も実際に礼拝の会場として使われている教会は、観光スポットとしても知られています。

ガリンファーム

ガリンファームは、キリスト教徒の巡礼の地でもある農場です。農場ですが観光名所にもなっており、宗教に関わらず多くの観光客が訪れます。

480段の階段の先に、イエス・キリストや天使の彫像、「最後の晩餐」や「ノアの方舟」など聖書の内容をモチーフにした彫像が並びます。全て真っ白な素材でできており、「まさに天国だ」と評される場所です。

営業時間は火曜日から日曜日の7時から18時までで、入場料は450円くらいです。

イロイロ博物館

イロイロ博物館は小さな博物館ですが、展示内容は充実しています。石器時代の工芸品や太平洋戦争の遺留品など、フィリピンの歴史を感じることができる展示物は、歴史マニアにはたまらないでしょう。日本に関する展示物もあり、フィリピンと日本の関係性を感じることもできます。

イロイロ川

イロイロ川は、イロイロ市に流れる大きな川です。この川は実は、イロイロの名前の由来になっています。この川を上から見ると、2つの鼻に見えるそうで、タガログ語で「鼻」を意味する「ilong」を2回続けたilong ilongが、イロイロになったそうです。散歩やジョギングをしている人が多く、旅の疲れをリフレッシュするのにぴったりです。

ギマラス島

ギマラス島は、イロイロの対岸にある島で、船で30分ほどで行くことができます。ダイビングやトレッキング、洞窟探索など、アウトドアのアクティビティが目玉です。

また、マンゴーが名産のフィリピンでも特にマンゴーが有名で、世界一美味しいマンゴーが食べられる場所として知られています。毎年「マンゴー祭り」が開かれており、その時期を狙って行ってもいいですね。

イロイロでお土産を買うなら

やっぱりお土産は買いたいですよね。イロイロには、お土産探しにピッタリなショッピングモールがたくさんあります。その中でもおすすめの5つをピックアップしました。

Festive Walk Mall

Festive Walk Mallは、高級レストランなどが建ち並ぶ大型ショッピングモールです。2018年に建てられたということもあり全てが最先端で、イロイロで初めてペット同伴可能という特徴を持っています。

SM City

SM Cityは4階建ての大型ショッピングモールです。飲食店からアパレル、デパート、スーパー、映画館などが入っており、地元の人から観光客まで幅広い層が楽しめます。

SM Delgado

SM Delgado、こちらもSM系列のショッピングモールですね。1945年オープンの老舗ショッピングモールで、地元の人々にも長く愛されています。

Robinons Place Iloilo

Robinons Place Iloiloは3階建てのショッピングモールです。フィリピンのローカルブランドや、フィリピン料理を楽しむことができるレストランなどが多く、ローカル感を味わうのにはピッタリでしょう。また、子供向けの施設も充実しているので、家族を連れて行っても楽しむことができるでしょう。

The Atrium  Mall

The Atrium  Mallは3階建てのモールなのですが、レストランやアパレル店も比較的安く、庶民派のショッピングモールになっています。スーパーマーケットも充実しており、地元民にも愛されています。

イロイロの交通事情

旅行で絶対に確認しておかなければならないのが、交通事情です。移動手段を把握しておかなければ、思わぬ深刻なトラブルに巻き込まれませんからね。イロイロの交通手段などを紹介していきます。

主な交通手段

バス

空港からホテルなどの大まかな移動では、大通りを行き来しているバスがおすすめです。運賃も比較的安く長距離の移動ができるので、要所要所で重宝するでしょう。

タクシー

フィリピンのタクシー日本と同じシステムなので、使いやすいでしょう。乗車時には走行中のタクシーに手を挙げて、乗車の意思を伝えます。初乗り料金から、走行距離に合わせて料金が増していくシステムです。ただ、ぼったくりや置き引きをする悪徳タクシーも多いので気をつけましょう。

ジプニー

ジプニーは、ジープを改造して作った乗り合いバスです。他の交通機関よりも料金が格段に安く、節約したい人におすすめなのですが、システムが少しわかりづらいため、最初は経験者と一緒に利用すると良いでしょう。

トライシクル

トライシクルは、ジプニーの小さい版です。5〜7人乗れる3輪車で、それぞれ行き先が決まっています。自分が行きたい場所に行くトライシクルを見つけ、手を挙げて止めて乗り込みます。

慣れないうちはアプリがおすすめ

慣れないうちは行きたい場所に行けなかったり、ぼったくりなどの被害に遭う危険性があります。そのため最初は、「Grab」というタクシーの配車アプリを使うことをオススメします。Grabでは、アプリ内であらかじめ予約をしておけば、任意の場所でピックアップしてもらえます。料金もあらかじめわかるし、悪徳業者に出会うこともないので、慣れないうちは安心ですね。

イロイロ観光で味わいたいグルメ

旅の醍醐味の1つが、グルメですよね。本格的なフィリピン料理は日本ではあまり食べられないので、フィリピンに訪れた際はぜひ現地の料理をたくさん食べておきたいですね。イロイロで絶対に食べておきたい食べ物を3つご紹介します。

マンゴー

日本ではマンゴーは高級食材のイメージがありますが、フィリピンでは日常的に食べられるフルーツです。先ほども紹介した、イロイロから30分ほどの場所にあるギマラス島では毎年5月に「マンゴーフェスティバル」があり、マンゴーの食べ放題などのイベントもあります。

カキ

イロイロは海に面しているため、シーフードが充実しています。特にカキが有名で、イロイロには牡蠣の専門店が多くあります。日本のカキ料理との違いを楽しむのもいいのではないでしょうか?

バッチョイ

バッチョイイロイロ発祥の麺料理です。スープの中に細めの麺と豚肉やレバー、卵などが入っており、ラーメンに近いイメージの食べ物ですね。フィリピン全土で食べられている料理ですが、発祥の地イロイロで本場の味を楽しむのもいいのではないでしょうか?

イロイロ観光の注意点・アドバイス

最後に、イロイロ観光の際のアドバイスをまとめました。最大限に楽しめるように、以下のことに注意しておきましょう。

イベントに合わせて行ってみる

先ほど紹介した「マンゴーフェスティバル」や、毎年1月に開催される「ディナギャン・フェスティバル」、そして2月に開催されるボートのイベント「イロイロ・パラウ・レガッタ・フェスティバル」など、イロイロでは年間を通してさまざまなイベントが催されます。そのイベントに合わせて訪れれば、旅のハイライトが1つ増えますよね。

歴史や文化を調べておく

イロイロは、文化や歴史を感じることができる都市です。教会巡りなどをする際は、その教会や地域の歴史や文化をあらかじめ調べておくことで、より楽しむことができるでしょう。

治安はいいが「日本よりは悪い」

イロイロはのどかなところで、海外の中では治安は良い方です。ただそれでも、「日本ほどではない」ということは意識しておきましょう。日本と同じように振る舞っていると、スリや置き引き、強盗などの被害に遭ってしまうかもしれません。

まとめ

イロイロは「ガッツリ観光!バカンス!」というよりは、どちらかというと、のんびりじっくりと散策するのに適した場所です。思い切り楽しむ旅行もいいですが、心を静かに落ち着ける旅もまた良いのではないでしょうか?観光地としてではなく、現地の雰囲気をそのまま味わってみましょう。

ちなみに、ある程度の英語力があると、そういった種類の旅が何倍も充実します。特にイロイロには、ガイドブックに載っていない穴場がたくさんあるので、現地の人にたくさん話を聞いてみたいですね。

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