アメリカ留学が人気の理由!留学の種類や費用、ビザについても解説!

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留学先として人気が高いアメリカ。世界中から留学生が集まり、さまざまな文化が交差する中で英語を学習できる、魅力的な国です。日々最先端の技術が研究され、エンターテイメントも盛んで、日本にいてもアメリカの情報を耳にしない日はありません。

この記事では、アメリカ留学メリットやデメリット、留学の種類や費用、留学に必要な準備や手続きについて、幅広く情報をまとめています。

アメリカ留学が人気の理由、メリット・デメリットも

アメリカ留学が人気の理由は、なんといっても世界共通言語である英語を身に付けながら、多様な文化や習慣に触れることができること。アメリカは、エンターテイメントやビジネスの発展も目ざましく、真の国際人として自分を成長させられるチャンスが広がっています。

また人種のるつぼであるアメリカは、多人種の受け入れに寛容なケースが多く、都市によっては留学生が生活しやすい環境が整っています。留学生を受け入れている都市や学校の数も多いので、多様な選択肢の中から、自分の希望に合った場所を選択できるというのも魅力のひとつです。

それでは、具体的にどのようなメリット・デメリットがあるのか、見ていきましょう。

メリット① 世界の共通語である英語を学ぶことができる

英語は、現時点で世界において最も多く話されている言語であり、国際言語として多くの国で公用語に指定されています。さらにアメリカ英語は、文化的な背景から、世界の共通語としての役割を果たすようになっており、「世界標準の英語」のベースとなっています。

アメリカ英語を身に付けることで、世界中に友達を作ったり、就職の選択肢を広げたり、好きな国に住むといったチャンスが広がるでしょう。

メリット② 国際感覚を身に付けることができる

アメリカは留学先として人気が高いため、他のアジア諸国や南アメリカ等、多くの国から学生が集まります。

言語はどこにいても学ぶことはできますが、他国の文化や習慣は、直接目で見て感じることで理解を深められるケースも多いので、グローバルな考え方や立ち振る舞いを学ぶ大きなチャンスとなるでしょう。

メリット③ 将来的なビジネスチャンスが広がる

世界に名を馳せる有名企業の多くがアメリカに本社を構えています。留学中にそういった企業でインターンシップを経験し、そのまま正社員として入社するケースもあれば、その経験を活かして、日本で外資系企業や英語を活かせる仕事に就くケースも。現地でバイリンガル人材のための就職イベントに参加して、希望する企業の内定を勝ち取る留学生もいます。

留学中は、ビジネスリーダーの講義を聴いたり、ネットワーキングイベントに参加するチャンスも多いので、人脈を広げたり、国際人としての働き方を学ぶことができるでしょう。

デメリット① 治安が悪い都市や地域がある

アメリカは銃社会であることからも、一部の都市や地域では犯罪率が高く、決して治安が良いとは言えません。

日本は世界的に見ても安全な国なので、同じような意識で夜遅くに出歩いたり、高級品を身に付けたりすることは危険です。

比較的安全な場所もありますので、下調べをしっかりと行い、現地では自分で自分の身を守るよう努めましょう。

デメリット② 留学費用や医療費が高い

アメリカは学費、生活費ともに他の国よりも高い傾向にあります。それに加え、為替の影響や、物価が高騰しているケースもありますので、現地でかかる費用をあらかじめよく確認してから留学先を決めましょう。

また、アメリカは医療費も高額です。気になる症状があれば留学前に日本で治療を終えておく、学校指定の医療保険があれば加入する、民間の海外留学保険を利用するなどしっかりと対策をしておきましょう。

デメリット③ 留学先として人気の地域や学校は日本人が多い

アメリカは留学のメリットも多く、留学先として人気なので、一部の都市や地域に日本人が集まる場合があります。特に語学学校に通う場合は、クラスメイトのほとんどが日本人だったというケースもよくありますので、授業が終わったら日本語で話してしまったり、休みの日も日本人同士で集まったりして、英語を学ぶチャンスを逃してしまうことがあるかもしれません。

困った時に助け合える友達がいることは大切ですが、そういった場所を留学先として選ぶ場合は、強い意志を持って、できるだけ英語の環境に身を置くよう努めましょう。あらかじめ日本人留学生の少ない場所を選ぶのも選択肢の一つです。

アメリカ留学の種類

次は、アメリカ留学の種類についてです。他にもありますが、主なものをまとめていますので、自分の目的に合った留学をするために、どのような選択肢があるのか把握しておきましょう。

短期留学

観光ビザを使用して最大12週間滞在することのできる、短期間の留学プログラム。

学校の長期休暇等を利用して、海外の語学学校に通うケースが多く、将来的に長期留学を検討している人にとっても、候補地での生活を実際に体験できる良い機会となります。

長期留学

英語力に磨きをかける、異文化理解を深める、海外で専攻分野の知識を身に付けるといった場合の、長期間の留学プログラム。アメリカ留学の場合、週に18時間以上の授業を受ける、または90日を超える滞在を予定している場合は、学生ビザを習得する必要があるので注意してください。

中学・高校留学

海外の語学学校が開催しているプログラムに参加する短期間のプログラムと、現地の教育機関編入するまたは卒業を目指す正規の留学プログラムがあります。高校生の場合、異文化交流を目的とした交換留学と、個人の希望や目的に合わせて留学先を選択する私費留学があります。

大学留学

日本の大学に在籍したまま海外の大学にも在籍する交換留学と、海外の大学進学し卒業するケースがあります。授業では日本の大学よりも積極性が求められ、英語で自分の意見を求められる機会が多いので、英語力の向上はもちろんのこと、グローバルで活躍するための知識や行動を学ぶことができます。

MBA留学

海外の大学院の修士課程で、MBA(Master of Business Administration)を取得するための留学です。履修期間は、アメリカの場合2年間で、世界で通用する経営やリーダーシップについて学び、グローバルなネットワークを構築できる、社会人に人気のプログラムです。

インターンシップ留学

海外の企業で、短期間の職業体験をすることができるプログラムです。アメリカにはワーキングホリデー制度がないため、給与を得ながら職業体験をすることはできません。インターンシップ後にそのまま正規採用されるケースもあり、将来海外の企業や、日本の外資系企業で働きたい人に人気のプログラムです。ビジネス英語の習得にも役立ちます。

アメリカ留学の費用

出発前にかかる費用としては、パスポートやビザ、保険や航空券などがあり、留学先では学費、滞在費、交際費などが必要です。費用は滞在期間や学習内容、在籍する学校が州立か私立かにより大きく異なりますが、全体でどれくらいの予算を見積もっておけばいいのでしょうか。以下は、あくまで目安となりますが、参考にしてください。

短期留学12週間:約80~200万円

長期留学1年間:約300~800万円

州立大学留学1年間:約500~700万円

私立大学留学1年間:約600~800万円

MBA留学2年間:約1300~2000万円

なお、学費については奨学金制度もありますので、事前に調べておくといいでしょう。

留学ビザの取得方法

留学期間や目的によって、必要なビザが異なります。

学位取得や語学学校での学習を目的とし、週に18時間以上の授業を受ける、または90日を超える場合は「F-1ビザ」、専門学校や職業的な教育、研修を受ける専門学生は「M-1ビザ」が必要です。1週間の授業時間が18時間以内かつ、滞在日数が90日以内ならESTAの取得だけで問題ありません。

アメリカ留学ビザを取得するための手順は、以下のとおりです。

教育機関の入学許可証(I-20)を受け取る

留学予定の学校から入学許可書 (I-20)を取得します。必要書類の提出が必要なので、入学要件をよく確認してから手続きを進めてください。

オンラインで学生ビザ(DS-160)を申請する

オンラインで非移民ビザ申請書であるDS-160ビザを申請します。

個人情報や留学目的、学校情報などを記載し、デジタル証明写真と一緒に提出します。ビザの申請料は185ドル(2025年1月時点)となります。

面接を予約する

面接免除の対象でなければ、最寄りのアメリカ大使館または領事館でビザ面接の予約を行います。また、オンラインでも予約をすることが可能です。予約の際には、DS-160フォームの確認番号が必要となるので、忘れないようにしましょう。

SEVIS(学生交換訪問者情報システム)登録費用を支払う

アメリカに入国する前に、SEVIS(学生交換訪問者情報システム)料金を支払う必要があります。この料金は留学生情報の登録に使用されます。具体的な、SEVIS登録費用は350ドル (2025年1月時点)です。(料金は見直しされる場合もあるため、公式の最新情報をチェックしてください。)

支払ったら、領収書は必ずプリントアウトしてください。領収書は、面接時に必要になります。また、これらの手続きは、必ず面接日の3日前までに行いましょう。

面接を受ける

アメリカ大使館または領事館で面接を受けます。面接では、留学の目的や経済的な状況、英語力に関する質問が行われます。面接に行く際は、必要書類がすべて揃っていることを確認してください。パスポートを含めて以下の書類をすべて持参する必要があります。

  • 面接予約確認書

  • DS-160申請書の確認ページ

  • 証明写真(5cmx5cm)

  • 滞在予定期間に加えて6か月以上有効期間のあるパスポート(原本)

  • 過去10年間に発行された古いパスポート(原本)

  • I-20(3ページすべて)

  • SEVIS費の支払い確認書

また、面接会場に持ち込めるものが限られているため、手荷物は最小限にしましょう。

留学の準備と手続き

留学までに必要な準備と手続きは以下の通りです。一般的には、留学準備に約6か月かかり、タイミングや情勢によってさらに必要期間が延びる可能性がありますので、余裕を持って進めるようにしましょう。

  • 留学先を決める

    志望校が決まったら、必要書類を送り、合否を待ちます。合格したら入学許可書 (I-20)が送られてきます。

  • ビザやパスポートの申請、航空券の手配を行う

    I-20を取得したらすぐにビザの申請を行いましょう。また、パスポートを持っていない方は申請を行い、すでに持っている方は有効期限を確認してください。渡航期間に加えて、6ヶ月以上有効期間が残っている必要があります。渡航日が決まっている方は、航空券の手配も早めに行いましょう。

  • 予防接種を受ける

アメリカ留学の場合、予防接種証明書を提出する必要があります。必要な予防接種の種類は大学や州によって異なるので、学校から送られてくる情報を確認してください。

  • 保険に加入する

アメリカの医療費は高額なので、必ず留学保険や海外旅行保険に加入しておきましょう。

日本で提供されている保険は、補償対象が幅広いので、渡航前に日本で加入しておくことをおすすめします。留学先の学校から加入証明書を求められる場合もあります。

まとめ

アメリカ留学は、英語の習得だけでなく、異なる文化や新しい価値観を学ぶことができるので、国際人としてあなたの可能性を広げる良い機会になるでしょう。留学のメリットやデメリットを正しく理解し、自分に合った場所や学校を選択して、留学生活をより有意義なものにしてください。

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