
オーストラリア・ブリスベンは、生活・観光に必要な施設が揃ったコンパクトな街。日本からの留学や観光先として人気です。
成田からブリスベン空港までは直行便が運航しており、約9時間のフライトでアクセスできます。
この記事では、ブリスベン空港 の基本情報や市内へのアクセス、さらにはターミナルで楽しめる施設やサービスについて詳しくご紹介します。
- ブリスベン空港の基本情報
- ブリスベン空港国際線到着・発着について
- ブリスベン空港国内線乗り継ぎ·到着/出発について
- ブリスベン空港のトランジットについて
- ブリスベン空港から市内へのアクセス方法・送迎サービス
- ブリスベン空港内の施設・サービス
- ブリスベン空港周辺のホテル
- ブリスベン空港のお土産
- まとめ
ブリスベン空港の基本情報
ブリスベン空港は、オーストラリアのクイーンズランド州に位置する主要な国際空港であり、年間を通じて多くの旅行者を迎え入れています。
1925年に開港したこの空港は、国際線と国内線の両方を取り扱っており、オーストラリア国内外へのアクセス拠点として重要な役割を果たしています。
空港は、ブリスベン市内中心部から約17キロメートルの距離に位置し、車なら約20分程度でアクセス可能です。
ブリスベン空港の所在地と特徴
ブリスベン空港は、オーストラリア国内では3番目に大きい国際空港で、エアトレインや高速道路が整備されたアクセスの良さが特徴。
ブリスベン川河口付近に建設されており、周辺は空港都市が形成されています。
空港周辺には、ホテルやショッピングモールなどが集約されており、トランジット中に利用できるサービスがそろっています。
ブリスベンの中心部やゴールドコースト、サンシャインコーストといったリゾート地へのアクセスもいいため、トランジットで長い時間ブリスベンに滞在するという場合は、空港外へ観光に出かけるのもいいでしょう。
日本からは、成田空港と羽田国際空港から直通便が発着しており、8時間50分〜9時間30分程度Mで到着します。
他の地域からもブリスベン空港に向かうことはできますが、直行便ではなく乗り継ぎ便を利用しなくてはいけません。
25時間以上のフライトになることもあるため、ブリスベンへの旅行や留学を検討している人は、成田空港もしくは、羽田国際空港を利用するのがおすすめです。
| 項目 | 内容 |
| 名称 | ブリスベン国際空港(Brisbane Airport) |
| 所在地 | 11 The Circuit, Brisbane Airport QLD 4008 |
| 空港コード | BNE |
| ターミナル | 国内線ターミナル・国際線ターミナル |
ブリスベン空港の利用者数
ブリスベン空港は、オーストラリアでも重要な空の玄関口として、国内外の旅行者に広く利用されています。
2023年の利用者数は2,150万人、2024年は2,223万人以上が利用しており、コロナ禍以前の水準に近づいています。
2025年は2,500万人に到達すると見込まれており、観光需要や運行路線の拡大により、今後も利用者が増加していくでしょう。
ブリスベン空港の運営会社によると、今後10年で利用者はさらに1,000万人増加すると予想されており、空港の近代化やターミナルの拡張、サービス強化が計画されています。
国際線と国内線のターミナル構成
ブリスベン空港では、 国際線ターミナルと国内線ターミナルが別々の建物として配置されています。日本からの到着後にオーストラリア国内の他都市へ乗り継ぐ際などは、必ずターミナル間の移動が必要です。
ブリスベン空港ではターミナル間を結ぶための交通手段が整備されており、主な移動方法は以下の2つです。
無料ターミナル間シャトルバス エアトレイン
シャトルバスは誰でも無料で利用でき、 時間に余裕がある場合やコストを抑えたい方におすすめです。国際線ターミナルは2階到着フロア、国内線ターミナルはターミナル正面のバス停から乗車できます。
エアトレインは有料ですが シャトルバスよりも速く移動できるのが魅力で、乗り遅れのリスクを少しでも減らしたい場合に適しています。ただし、カンタス航空の特定の乗り継ぎなど条件によっては無料で乗車できる場合もあるため、航空会社の案内を確認してみましょう。
国際線は2階が到着フロア、4階が出発フロアに、国内線は1階が到着、2階が出発とフロア構成も異なります。自身の航空券に記載されているターミナル情報を事前に確認し、時間に余裕を持った移動を心がけましょう。
ブリスベン空港の主要航空会社
ブリスベン空港は、国内外の主要航空会社が就航しており、オーストラリアのハブ空港として、高い利便性を誇ります。
とくに、利用者の多い国内線は便数が多く、シドニーやメルボルンといった主要都市への移動がスムーズです。
国内外の主な就航会社は、以下の通りです。
| 国内線 | 国際線 |
|
● カンタス航空 ● ヴァージン・オーストラリア ● ジェットスター ● REX |
● カンタス航空 ● ヴァージン・オーストラリア ● ニュージーランド航空 ● シンガポール航空 |
大手航空会社からLCCまで幅広く利用出来るため、渡航目的や予算に合わせて航空会社を選べます。
空港内で使える無料Wi-Fiの接続方法
ブリスベン空港では 無料のWi-Fiサービスが提供されており、接続方法は簡単で以下のステップで完了します。
1.スマートフォンやタブレット、ノートパソコンのWi-Fi設定画面を開く
2.ネットワーク一覧の中から「@BNE_FREE_WIFI」または「BNE Free Wifi」という名前のネットワーク(SSID)を探して選択
3.接続後、自動的にログインページがブラウザで表示される
4.利用規約が表示されたら内容を確認して「同意する(Accept/Agree)」のチェックボックスにチェックを入れ、接続ボタンをタップまたはクリック
ただし、空港のWi-Fiは多くの人が同時に利用するため、時間帯や場所によっては通信速度が遅くなる可能性もあります。動画のストリーミングなど、大容量のデータ通信にはあまり向いていない点は覚えておきましょう。
ブリスベン空港国際線到着・発着について
ブリスベン空港の国際線ターミナルは、快適で効率的な旅をサポートするための設備が整っています。
到着時、入国審査や税関手続きを迅速に行えるよう、多言語対応の案内掲示やスタッフが配置されています。
荷物の受け取りもスムーズで、ターンテーブル付近には案内デスクが設置されており、必要に応じてサポートを受けることができます。
発着便の情報はデジタル掲示板でリアルタイムに更新され、乗り継ぎ客にも便利です。
出発時には、広々としたチェックインエリアがあり、最新のセルフチェックイン機も利用可能です。
また、出発ゲート付近には快適な待合スペースやショップ、飲食店が多数あり、フライト前の時間を有意義に過ごすことができます。
さらに、免税店では様々な商品が取り揃えられ、旅行者に人気です。
ビジネスクラスやファーストクラスの乗客向けには、専用のラウンジが用意され、リラックスしたひと時を過ごせます。セキュリティチェックも効率的に行われ、出発ゲートへのアクセスがスムーズです。
加えて、国際線ターミナルでは無料Wi-Fiが提供されているため、待ち時間を有効に活用することができます。
SmartGateの利用方法
ブリスベン空港では、入国審査の混雑を軽減できるスマートゲート(SmartGate)が利用できます。
スマートゲートは、キオスクと呼ばれる機械を使って、パスポートと顔認証による入国審査を行います。
ただし、スマートゲートを利用できるのは、日本を始めとする対象国のIC付きパスポートを持つ、16歳以上の人に限られる点に注意が必要です。
家族旅行などで15歳以下の子どもがいる場合や、パスポートにICチップが付いていない場合は、係官レーンで入国審査を受けて下さい。
スマートゲートの利用方法は、以下の通りです。
1.ePassport self service (eパスポート保持者)のレーンに向かう
2.キオスクでパスポートをスキャンし、画面の指示に従って手続きを行う
3.顔写真の撮影を行う
4.ゲートが開いたら入国審査完了
帽子やメガネ等を身につけていると、パスポートの写真との照合ができず、エラーが出てしまいます。キオスクで顔写真を撮影するときは、パスポート写真と同じになるように、装飾品は外しておきましょう。
スマートゲートでエラーが発生した場合は、アシスタンスデスクでの手続きが必要です。
税関・持ち込み制限
オーストラリアは、動植物保護のために、厳しい検疫制度を導入しています。
ブリスベン空港は、自然豊かなクイーンズランド州の玄関口であることから、とくに検疫検査が厳しいといわれています。
申告漏れや禁止物の持ち込みには、その場で高額な罰金か科されたり、起訴、拘禁処罰を受ける可能性があるので注意しましょう。
また、持ち込みが禁止されていない食品や医薬品、高額商品、免税範囲を超える購入品、1万豪ドルは、税関での申告が必要です。
申告を怠ると、罰金や罰則が科される可能性があります。長期滞在でまとまったお金が必要な場合は、銀行に送金するようにしましょう。
主要国際線航空ルート
ブリスベン空港は、オーストラリア北東部のハブ空港として、各国に直行便が運航されています。
主要な国際線航空ルートは、以下の通りです。
| 日本・アジア | 北米 | 中東・ヨーロッパ | ニュージーランド・太平洋 |
|
● 日本 ● 韓国 ● 中国 ● シンガポール ● フィリピン ● マレーシア |
● ロサンゼルス ● バンクーバー ● サンフランシスコ |
● ドーハ ● ドバイ |
● オークランド ● ウェリントン ● フィジー |
ブリスベン空港国内線乗り継ぎ·到着/出発について
ブリスベン空港国内線ターミナルは、効率的な乗り継ぎと到着・出発をサポートするために設計されています。
国内線ターミナルは国際線ターミナルとは別棟で、シャトルバスでの移動が可能です。
乗り継ぎ時間は通常30分から1時間程度が推奨されており、乗り継ぎ便を利用する際は十分な余裕を持って計画することが重要です。
到着時には、手荷物受取所がわかりやすく案内されており、到着ゲートからスムーズに移動できます。
また、空港内には多様なサービスが整備されており、カフェ、レストラン、免税店、ラウンジなどが利用可能です。
出発時には、チェックインカウンターやセキュリティチェックがスムーズに行えるよう、事前にオンラインチェックインを済ませると効率的です。
国内線ターミナルは、主要なオーストラリアの都市へのフライトを提供しており、クイーンズランド州内外へのアクセスが便利です。
空港内の案内板やスタッフのサポートは充実しており、初めての利用者でも安心して移動できます。
さらに、空港周辺には駐車場があり、短期・長期の利用に対応しています。
ブリスベン空港を利用する際は、事前に交通手段や時刻表を確認することで、より快適な旅を楽しむことができます。
主要国内線航空ルート
ブリスベン空港は、オーストラリア全土を結ぶハブ空港です。
観光地やリゾート地、ビジネス地など、多くの都市に向けた直行便が運航されており、移動もスムーズに行えます。
主要な国内線航空ルートは、下記の通りです。
・メルボルン
・パース
・アデレード
・キャンベラ
・ケアンズ
・タウンズビル
・マッカイ
・ロックハンプトン
・ホバート
ブリスベン空港のトランジットについて
ブリスベン空港でのトランジットは、効率的で旅行者にとって非常に便利です。
特に国内線から国際線、またはその逆の乗り換えを行う際に、空港の設計が利用者にとってわかりやすく、スムーズな移動をサポートしています。
国内線ターミナルと国際線ターミナルは別々の建物に位置していますが、空港が提供する無料のシャトルバスを利用することで簡単に移動できます。
シャトルバスは頻繁に運行されており、待ち時間も少なく、乗り換え時間を短縮できます。さらに、エアトレインはわずか数分でターミナル間を移動でき、快適な旅を約束します。
トランジットの際に忘れてはならないのが、入国審査と税関の手続きです。
国際線から国内線へ乗り換える場合、ブリスベン空港で一度入国審査を受ける必要があります。
到着時には、手荷物を受け取り、税関を通過する流れとなります。その後、国内線のチェックインカウンターで再度手荷物を預ける必要があります。
これらの手続きに時間がかかる場合があるため、十分なトランジット時間を確保しておくことが重要です。
また、空港内には数多くの飲食店やショップがあり、乗り換え時間を有効に使うことができます。
リラックスしたい方には、ラウンジの利用もおすすめです。
航空会社によってはトランジット中の乗客向けにラウンジアクセスを提供している場合がありますので、事前に確認しておくとよいでしょう。
快適な環境で休息を取りながら次のフライトに備えることができるため、長時間の乗り継ぎも苦になりません。
このように、ブリスベン空港のトランジットは旅行者にとって利便性が高く、ストレスフリーな体験を提供します。
空港外に出るときの注意点
ブリスベン空港で長時間のトランジットがある場合、空港の外に出て過ごすことも可能です。
ただし、国際線へのトランジットで空港外に出る場合、オーストラリアへの入国審査と検疫を受けなくてはいけません。
さらに、空港に戻ってきたときは、再度保安検査と出国手続きが必要です。
ショッピングモール等で飲料や化粧品を購入した場合は、持ち込み制限が適用される可能性があるため、フライトのルールを確認しておきましょう。
国内線のトランジット待ちの場合、入国審査はすでに済んでいるため、新たに審査を受ける必要はありません。
しかし、再入場には再度保安検査を受ける必要がある点には注意が必要です。
オーストラリアは保安検査が比較的厳重なため、国際線・国内線どちらであっても、時間に余裕を持って行動する必要があります。
特に、国際線を利用するときは、搭乗時間の2時間前までには空港に戻るのがおすすめです。
荷物の取り扱いに注意
ブリスベン空港でトランジットを行うときは、荷物の取り扱いに注意が必要です。
ルールを理解しておかなければ、荷物の取り忘れや紛失などのトラブルにつながる可能性があります。
航空券が通しで予約してある場合は、荷物が自動的に目的地まで運ばれます。
しかし、別の航空会社を利用している等、別々の航空券を購入している場合は、荷物を一度ピックアップして、税関を通過し、自分で荷物を預け直さなくてはいけません。
ただし、国際線から国内線へのトランジットの場合は、航空券が通しであっても、一度荷物をピックアップして、税関を通過する必要があります。
荷物のピックアップや検疫、再預けには、想像以上に時間がかかります。乗り継ぎ時間には余裕を持って予約し、当日は早めの行動を心がけましょう。
食事を取る予定の人は飲食店の営業時間に注意
ブリスベン空港は24時間利用できる空港ですが、空港内のお店はそれぞれ営業時間が異なります。
国際線ターミナルや国内線ターミナルには、マクドナルドやカフェ、フィッシュアンドチップスなど、多くの飲食店が営業しています。
しかし、多くのお店が22時頃に営業を終了してしまいます。
早朝からオープンしているカフェもありますが、深夜・早朝も営業している飲食店は多くありません。
早朝や深夜のトランジット中は、利用できるお店が限られるため、空港内で食事を取る予定の人は、営業している飲食店を事前に確認しておくことが大切です。
また、深夜帯はエアトレインも運行していないため、市内や空港外で食事を取るのも難しいでしょう。
空港内での食事の確保が心配な人は、軽食を持ち込むなどの対策が必要です。
セキュリティチェックに時間がかかる理由
ブリスベン空港のセキュリティチェックに時間がかかるのは、空港が混雑することだけでなく、オーストラリアの保安基準が厳しいことが理由です。
オーストラリアは独自の生態系を築いており、他国の動植物や病原体が入り混むと、大打撃を受けてしまいます。
また、オーストラリアは農畜産業が盛んなため、外来害虫や鳥インフルエンザ等の病原菌の侵入は、経済に大きな損失を与えてしまいます。
そのため、オーストラリアでは、入国時に荷物や食品の持ち込みに厳しいチェックを実施しているのです。
ブリスベン空港から市内へのアクセス方法・送迎サービス
以下では、ブリスベン空港から市内へアクセスする方法を4つピックアップして紹介します。
直通電車・鉄道なら市内まで約20分
ブリスベン空港から市内へのアクセス方法には多くの選択肢があります。まず、空港から市内中心部までの直通列車であるAirtrainは、最も人気のある選択肢の1つです。
この列車は約20分で市内に到着し、通勤時間帯には15分間隔で運行されています。チケットは空港内のカウンターやオンラインで購入可能です。
タクシーやライドシェアも利用可能
また、タクシーやライドシェアサービスも利用できます。タクシー乗り場は到着口付近にあり、乗車する際には配車アプリを利用することでスムーズに乗車できます。
市内中心部までの所要時間は約25分で、交通状況によって異なることがあります。ライドシェアの場合、UberやDiDiなどのアプリを利用し、専用の乗車ポイントで簡単に車を手配できます。
シャトルバスの利便性も高い
さらに、エアポート・シャトルバスも利用可能で、ホテルや主要な観光スポットまでの送迎を行っています。このサービスは事前予約が必要ですが、グループ旅行や荷物が多い場合には特に便利です。シャトルバスはコストパフォーマンスが高く、複数の目的地にアクセスしやすい特徴があります。
レンタカーサービスも充実
自家用車を利用する場合、空港には長期・短期の駐車場が完備されており、レンタカーサービスも充実しています。
レンタカー会社のカウンターはターミナル内にあり、 事前にオンラインで予約しておくとスムーズに手続きを行うことができます。
ブリスベン空港からゴールドコーストへの行き方
ブリスベン空港からゴールドコーストへ行くには、電車・バス・タクシーなど、複数の移動方法があります。
交通費を抑えたいという人は、電車とトラムを利用して向かうのがおすすめです。
渋滞を避けられるので、到着時間の予想が比較的容易で、その後の予定も立てやすいことが魅力です。
現地での移動が不安な人は、空港発のシャトルバスを利用しましょう。
現地予約があれば当日に空港内のデスクで乗車受付をおこなっていますが、事前予約をしておくことで、確実に座席が確保できます。
タクシーやUberの利用は、快適にゴールドコーストまで移動したいという人に最適。
ただし、道路の混雑状況によって所要時間が異なる点や、交通費が高くなる点に注意が必要です。
| 移動手段 | 所要時間 | 費用 |
| 電車とトラム | 1時間35分 | 約30豪ドル |
| シャトルバス | 1時間30分 | 約50豪ドル |
| タクシー・Uber | 1時間 | 約150~300豪ドル |
ブリスベン空港からサンシャインコーストへの行き方
ブリスベン空港からサンシャインコーストへ行くには、シャトルバスを利用するのがおすすめです。
費用が安く、乗り換えも必要ないため、初めてのオーストラリアでも安心して目的地に到着するでしょう。
混雑しているとなかなか乗車できないこともあるため、事前に予約をしておくと安心です。
乗り換え待ちが煩わしいという人は、電車とバスを利用するのがおすすめです。
ただし、移動にかかる時間はシャトルバスよりも長いため、短時間で目的地につきたいという場合にはおすすめできません。
タクシーやUberを利用することもできますが、最低金額が日本円にして25,000円~と高額になります。
| 移動手段 | 所要時間 | 費用 |
| シャトルバス | 1時間30分 | 約30豪ドル |
| 電車とバス | 2時間30分 | 約70豪ドル |
| タクシー・Uber | 1時間20分 | 250豪ドル~ |
ブリスベン空港内の施設・サービス
以下では、ブリスベン空港内の便利な施設・サービスについて詳しく解説します。
ラウンジ
フライト前のひと時を静かで落ち着いた空間で過ごしたい方には、 空港ラウンジの利用がおすすめです。ブリスベン空港には航空会社のステータスや搭乗クラスに関わらず利用できるラウンジと、特定の航空会社利用者向けのものが用意されています。
有料ラウンジの代表格が「プラザ・プレミアム・ラウンジ」です。国際線ターミナルにあり、利用料金を支払うか プライオリティパスなどのラウンジ利用プログラムを持っていれば誰でも入室できます。食事やドリンクに加え、ソファ席やシャワー施設も完備されているため長旅の疲れを癒すのに最適です。
他にも、カンタス航空やヴァージン・オーストラリア航空、ニュージーランド航空なども独自のラウンジを運営しています。上記のラウンジは、ビジネスクラス以上の利用者や各社の上級会員が主な利用対象です。
レストラン&カフェ
国際線・国内線の両ターミナルには、様々なレストラン・カフェが揃っています。例えば、オーストラリアに来たらぜひ味わいたいのが、美味しいコーヒーです。空港内にはフラットホワイトやラテを提供するカフェが複数あり、旅の始まりや締めくくりにぴったりな一杯を見つけられます。
また、フードコートには寿司やアジア料理、ハンバーガーなど世界各国の料理が揃っており、出発前でもスピーディーに食事を済ませられます。営業時間は店舗によって異なりますが、早朝から深夜までオープンしているお店も多いため、フライトの時間帯を問わず安心して利用が可能です。
SIMカード購入と両替ができる場所
SIMカードの購入と両替ができる場所は、国際線ターミナルの到着フロアに揃っています。国際線ターミナルの到着フロアでは、税関検査を終えて到着ロビーに出ると「Optus」など通信会社のカウンターがすぐに見つかります。
旅行者向けの プリペイドSIMカードが販売されており、スタッフに設定を手伝ってもらうことも可能です。SIMカードを入れ替えれば、空港内のWi-Fiを利用しなくてもスマートフォンで地図を見たり、連絡を取ったりできます。
また、両替に関しても、同じく到着ロビー内に「Travelex」などの両替所が複数設置されています。 市内の両替所に比べてレートはよくありませんが、空港から市街地への交通費などすぐに現金が必要な場合には便利です。
荷物預かり・喫煙所・シャワー施設について
最後に、知っておくと便利な以下の3つの施設について紹介します。
| 施設・サービス | 場所 | 料金 |
| 荷物預かり | 国際線・国内線の両ターミナル | 有料 |
| 喫煙所 | 各ターミナルビルの外にある指定エリア | 無料 |
| シャワー施設 | 国際線ターミナルの出発フロアおよび到着フロア | 有料 or 無料 |
スーツケースなどの大きな荷物を一時的に預けたい場合、国際線ターミナルと国内線ターミナルの両方に荷物預かりサービスがあります。料金は荷物のサイズや預ける時間によって異なりますが、手ぶらで空港内を散策したり、市内へ出かけたりする際に役立ちます。
オーストラリアの空港は、 建物内が全面的に禁煙です。喫煙を希望される方は、ターミナルビルの外に設置されている 指定の喫煙エリアを利用する必要があります。場所は構内の案内表示で確認できるため、ルールを守って利用しましょう。
シャワー施設に関しては有料ラウンジ内のシャワーがありますが、 国際線ターミナルには無料で利用できるシャワー室が設置されています。タオルやアメニティは自分で用意する必要があるものの、無料で汗を流せる便利なサービスです。
電源スポット
ブリスベン空港には、スマートフォンなどの電子機器を充電できる充電スポットが多数設置されています。
待合室やカフェ、レストラン周辺は充電ステーションが多いため、フライト前にスマートフォンやタブレットを充電したいという人は、事前にチェックしておきましょう。
充電スポットに設置されているコンセントは、オーストラリアでポピュラーなType I電源プラグとUSBポートです。
USB充電器を持ち込めば、変換プラグがなくても充電スポットが利用できます。
ブリスベン空港周辺のホテル
利便性を何よりも優先するなら、空港の敷地内にあり、ターミナルから歩いて行けるホテルが最良の選択肢です。フライトの直前まで部屋でくつろいだり、到着後すぐにシャワーを浴びて休息したりと時間を最大限に有効活用できます。ブリスベン空港直結および徒歩圏内のホテルは、以下があげられます。
| ホテル名 | 特徴 | 立地・アクセス |
| イビス・ブリスベン・エアポート | 機能的で清潔、コストパフォーマンスに優れる | 【国内線】徒歩約5分 【国際線】シャトルバス・エアトレインでアクセス |
| プルマン・ブリスベン・エアポート | 5つ星のワンランク上の滞在。屋外プールや上質なレストランを完備 | イビス・ブリスベン・エアポートホテルに隣接しており、各ターミナルからのアクセス方法は同様 |
また、空港から少しだけ離れた場所には、以下のように専用のシャトルバスサービスを提供しているホテルが存在します。
| 宿泊施設タイプ | 特徴 | 空港からのアクセス |
| ノボテル・ブリスベン・エアポート | 空港敷地内の商業エリアに立地し、アウトレットモールに隣接 | 有料シャトルバスを利用 |
徒歩圏内のホテルに比べて宿泊料金が手頃になる傾向があり、コストを抑えたい旅行者から人気を集めています。
ブリスベン空港のお土産
以下では、ブリスベン空港で手に入るお土産を3つのジャンルに分けて紹介します。
定番のチョコレート・お菓子
誰にでも喜ばれるお土産の王道といえば、以下のような定番のチョコレートやお菓子です。
| 品名 | 特徴 |
| ティムタム | ・オーストラリアの定番チョコレートビスケット ・空港では日本未発売の限定フレーバーが見つかるケースもある |
| マカダミアナッツ製品 | ・オーストラリアを代表する名産品 ・チョコレート、塩味、ハニーローストなど味の種類が豊富 |
上記の商品は空港内のニューススタンドやコンビニエンスストア、お土産専門店で手軽に購入できます。
コスメや特産品
オーストラリアならではの少し特別なものが欲しい方には、以下のようなコスメや特産品がおすすめです。
| 商品カテゴリー | 具体例 |
| オーストラリア産コスメ | ・人気ブランド「Jurlique」「Aesop」の製品 ・赤いパッケージが目印の軟膏「Lucas' Papaw Ointment」 |
| UGGブーツ・羊毛製品 | ・UGGブーツ ・羊毛のスリッパや小物 |
免税店で狙い目のアイテム
出国手続きを終えたら、最後のお楽しみである免税ショッピングのエリアが待っています。ブリスベン空港には免税店「Lotte Duty Free」があり、おすすめの免税品は以下のとおりです。
| 商品カテゴリー | 具体例 |
| オーストラリア産ワイン・ジン | ・ペンフォールズなどのワイン ・世界的に評価の高いクラフトジン |
| 高級ブランドの香水・化粧品 | ・シャネル ・ディオール ・エスティローダー |
まとめ
オーストラリア・ブリスベンへの留学や観光での玄関口となる、ブリスベン空港について紹介しました。
市内へのアクセスもよく、交通手段も充実しているため、非常に便利な空港です。
レストラン・免税店・ラウンジなどの設備も充実しているため、空港での待ち時間も快適に過ごすことができるでしょう。
ブリスベン空港を利用する際は、ぜひ参考にしてみてください。
◇経歴
Webライター歴3年
◇留学経験
ニュージーランドのクライストチャーチ、2年
◇海外渡航経験
インドネシア、タイ、カナダ、イタリア、フランス
◇自己紹介
自身の経験を活かすことができるWebライターをしています。正確かつ為になる情報を発信していきます。
hikoblog『https://hiko001.com/』