シチリア料理を食べよう!旅行先や自宅など日本で楽しむ方法は!?

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ヨーロッパの郷土料理である「シチリア料理」。地中海を思い浮かべる人も多いでしょう。

「何となく聞いたことあるけど、一体どんな特徴があるの?現地や日本で楽しむ方法は?」と疑問を持っている方もいると思います。

シチリア料理はその独自性や多様性から高い評価を得ている料理でもあるので、まだ未体験の方はぜひ試すべきです。

今回の記事では、シチリア料理の魅力から旅行先もしくは日本で楽しむ方法をご紹介します!

シチリア料理の特徴と魅力

まずはシチリア料理の特徴や魅力をお伝えします。

イタリアの西南に位置する地中海最大の島であるシチリア島の郷土料理が「シチリア料理」です。よって使用する食材・味付け・調理法など地中海の影響を大きく受けています。

地中海料理は新鮮な果物・野菜、ハーブをよく使い、漁業が盛んな地域のため魚介類も多い料理。また健康的な食事を重視している特徴があり、シチリア料理も似た考え方がベースとされています。

他にシチリア料理でよく使われる食材として、地中海性気候でよく育つオリーブやオレンジ、トマトが多いようです。

隠し味にはワインや、万能調味料のソフリットと呼ばれるものも使われます。

※ソフリット(玉ねぎ・セロリ・にんじんなどをオリーブオイルでじっくり炒めたもの)

ただしシチリア料理は地中海の影響だけではなく、その他アラブ・スペイン・ギリシャなどの影響を受けている面もあるのが興味深いポイント。

レーズン・蜂蜜・ケーパー(フクチョウボクの花のつぼみを酢漬けや塩漬けにしたスパイス)などがその一例です。

つまりシチリアの食文化は、様々な国の要素を交えながら独自の発展をしてきたと言えます。

加えてシチリア料理のもう1つの特徴は、食材の旬を重視すること。

シチリアの人たちは、旬の食材の新鮮さを最大限に活かすために調理法や食材の組み合わせを工夫し料理を楽しみます。

イタリア料理とは違う

シチリア料理はイタリア料理の一種と思っている方もいるようですが、2つは異なるものなので覚えておいてください。

イタリア料理で代表的と言えばピザやパスタですが、独自の味付けや使う食材などシチリア料理には明確な違いがあるとのこと。

例えばシチリアの伝統的なパスタ料理「スパゲッティ・アッラ・ノルマ」。トマトベースのソースと揚げたナスのパスタです。

味付けにはシチリア料理ならではの工夫がされています。

ナスの下味は塩・コショウに加えオレガノやバジルなどでつけられ、独特な風味が味に深みを出すようで、ハーブの使い方や食材の調理方法などにシチリア流があるのです。

旅行で食べたいシチリア料理

実際にシチリア旅行に行く方に、現地で食べて欲しいおすすめの「シチリア料理」をいくつかご紹介します。

カポナータ(Caponata)

カポナータとは、野菜をトマトソースで煮込んだもの。

煮込む材料はナス・ズッキーニ・パプリカ・セロリ・タマネギなどですが、特に決まりもなく旬に合わせても変わるでしょう。

味付けには、レーズンや蜂蜜などが使われることもあり甘みもあるのが特徴です。ケイパーを加えることも多いよう。

前菜やサイドメニューとして食べるのが一般的な伝統料理です。

オレンジのサラダ(Insalata d’arance)

シチリアで豊富に育つオレンジをメインにしたサラダ。

こちらはスペインの影響を受けているそうです。

厚めに切ったオレンジは、オリーブオイル・塩コショウで味付けされます。

イタリアの野菜フィノッキオ、スライスしたタマネギや黒オリーブを一緒に食べることが多いです。脂身の多い料理との相性もぴったり。

シチリアならではの食材の味をそのまま感じることができる一品ですよ。

そら豆のポタージュ(Macco)

そら豆・ひよこ豆・インゲン豆・グリーンピース・などの豆類を煮たスープで、ギリシャ時代から栽培され食べられている料理です。

味付けにトマト・タマネギ・フィノッキオの葉・ルリチシャ(ムラサキ科の植物から取れる油)が使われています。

カタツムリのスープ(Babbaluci)

カタツムリと聞くと少し抵抗を感じる方もいるかもしれませんが、高級食材エスカルゴです。

現地の方でも好き嫌いは分かれるようですが、ハマる方も多くいる絶品食材。

日本では食べられる機会は多くないので試してみてはいかがでしょうか?

クスクス(Cous-cous)

シチリアのエンナ地方の伝統料理とされているクスクス

パスタなどに使用されるデュラム小麦を粗びきにしたものをそぼろ状にして蒸し、多種類の野菜と肉や魚介類とまぜ、上からソースなどをかけて食べます。

起源は北アフリカ、アラブのようですが、シチリア風の味付けや食材のクスクスを楽しめるでしょう。

マグロ料理

シチリアではマグロが多く獲れるため、カジキマグロのステーキなど肉料理のようにしたり多様な調理方法で楽しんでいます。

みじん切りにしたカジキマグロにパン粉・干しぶどう・松の実・すりおろしたレモンピールなどを混ぜ合わせ、さらにカジキマグロの薄切りで巻いてパン粉をつけてオーブンで焼く料理など工夫を凝らした料理などもあるようです。ちなみに名前は(Braciolette spada)。

全く新しいマグロ料理に出会えるかもしれません。

イワシの串焼き(Sarde a beccafico)

シチリア名物料理イワシの串焼き「ベッカフィコ」。シチリアではイワシも名産食材の1つです。

二枚に開いたイワシに柑橘系の食材や味付けをした具材をはさんで巻き、オーブンで焼いたシチリアならではの魚料理です。

アランチーノ(Arancino)

アランチーノライスコロッケです。

肉とグリーンピースを使ったソースをバター風味のリゾットで包んで揚げるのが一般的です。

他にもピスタチオを使ったホワイトソースやお店によっても違うでしょう。屋台でも人気のスナック。

カッサータ(Cassata siciliana)

シチリアの名物ドルチェと言えばカッサータ

スポンジケーキにリコッタチーズ・砂糖漬けフルーツ・アイシングがのったスイーツです。

近年日本でも人気を集めていますが、ぜひ本場の味を試してみてください。

カンノーロ(Cannolo)

カンノーロ日本で人気を集めているスイーツとしてご存じの方もいるかもしれませんが、シチリア発祥なんです。

筒状でサクサクの生地の中にリコッタチーズを使ったクリームが詰められ、トッピングにはオレンジピールやピスタチオが使われます。

日本でシチリア料理を楽しむ

日本にいながらシチリア料理を楽しめるレストランがあります。おすすめのお店を何店舗かご紹介します。

近くに住んでいるという方はもちろん、遠い方も旅行がてらに行ってみてはいかがでしょうか。

アガタ

神奈川県横浜市にお店を構えるシチリア料理店「アガタ」

オーナーシェフは本場のシチリア(イタリア)で実際に料理を学んだ経験があるそうで、日本にいながら現地のような味が楽しめるでしょう。

イタリアワインやナチュラルワインも揃えているので、ワイン好きも必見です。

ディナー時間にゆっくりワインと食事を楽しむのも良いですが、土・日・月限定のランチおまかせコースもお得。2700円で前菜、パスタ、メインのボリュームたっぷりのコースをいただけます。ランチは予約をした方がいいかもしれません。

木曜日が定休(不定休あり)、火・水・金はディナー営業のみのようです。

ご興味ある方は以下の店舗情報も合わせてご確認ください。

【店舗情報】

Googleマップ→https://maps.app.goo.gl/3JKkYD2RrCQ8KXwYA

Instagram→agata_yokohama

クッカーニャ

続いて大阪府豊中市にある「クッカーニャ」毎朝市場に行って新鮮な食材を仕入れているというこだわりのシチリア料理店です。

オーナーシェフは北イタリア〜南イタリアでシェフ修行を積んだというイタリア料理のエキスパート。修行中にシチリア料理に惚れ込み、日本に持ち込むことを決めたそうです。

ディナー、ランチともに月曜定休(祝日の場合は営業)以外は営業しています。

ランチは1200円〜2500円でセットメニューを用意しているようで、リーズナブルに楽しめるでしょう。

シチリア産ピスタチオを使ったピスタチオソースのパスタは必見の一品です。

【店舗情報】

Googleマップ→https://maps.app.goo.gl/HMHGctN7mXnLwFzZ7

ホットペッパーグルメ→https://www.hotpepper.jp/strJ001184411/

プリオ

次は東京都江東区にある「プリオ」オーナーシェフは実際にシチリアで修行を積んだ経験があり、本場の味が楽しめます。

店内もシチリアをイメージしたブルーのタイルを使用するなど、こだわりの詰まった空間です。食材も厳選した鮮魚や有機野菜を使用しているそう。

火・水の定休日を除きランチ・ディナーどちらも楽しむことができます。1番人気の一押しメニューは赤海老とピスタチオのリングイネとのこと。コースの種類も豊富ですよ。

【店舗情報】

Googleマップ→https://maps.app.goo.gl/MHmzsm99xdZuh65g7

Facebook→Cucina siciliana Prio

食べログ→https://tabelog.com/tokyo/A1312/A131201/13203206/(食べログ限定ランチコースもあり!)

リカータ

最後は京都府京都市のシチリア料理店「リカータ」。1年間シチリア島リカータのレストランで過ごし料理修行を積んだ店主は、今でも毎年1度はシチリアへ行き、さらに料理に磨きをかけるため日々研究をする意識の高さです。

日本一を目指しているというカンノーロ(シチリアのスイーツ)はチェック必須。

その他にも種類豊富なメニューにシチリア産のお酒も多く用意されています。ランチ・ディナーともに行っていますが、基本的に水曜定休の不定休ありなので、行く前にSNSなどをチェックすると良いでしょう。

【店舗情報】

Googleマップ→https://maps.app.goo.gl/xJyYqES1Es8n55v88

公式ホームページ→https://www.kyoto-licata.com/

Facebook→シチリア料理リカータ

Instagram→licata2006

自宅で作るシチリア料理

お店でプロの味を楽しむのも良いですが、自宅でシチリア料理に挑戦することもできます。

日欧商事株式会社のシチリア料理のページには、難易度の低いレシピ〜上級者向けのものまで紹介されているのでぜひチェックしてみてください。

またレシピ本を買ってみるのも良いでしょう。現地シチリアに7年住んでいた著者が研究したという「シチリアのおうちレシピ」は、日本で手に入る食材だけで再現できる家庭料理を作ることができるのでおすすめの一冊です。

まとめ 体に嬉しくおいしいシチリア料理を楽しもう!

新鮮な果物や野菜、魚介類を使うことが多く、旬の食材にこだわり素材の味を最大限に引き出す調理方法が特徴のシチリア料理。「健康的でおいしい」というのがベースにあります。

また様々な国から得たアイデアを交えて工夫を凝らし、発展してきた独自の調理方法がまさにシチリアの美食の魅力です。

現地に行って本場の味を試すも良し、日本のシチリア料理店に行ってみるのも良いでしょう。

自宅で作れるレシピもあるのでぜひ試してみてください。

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