カナダの食事にはどんな特徴がある?日本との違いやマナーを知っておこう!

カナダ、食文化、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

 

みなさんはカナダ料理やカナダの食べ物と聞いて、どんなものを思い浮かべるでしょうか?

「洋食のイメージはあるけど、具体的にどんな料理があるかと言われるとはっきりしないかも・・・」
「メープルシロップが有名なイメージだけど、他にどんなものがあるんだろう?」

という方もいるかもしれません。

そこで今回は、カナダの食事事情についてご紹介します!

地域によって異なるジャンルの有名な料理や食品、カナダの食文化から外食時の注意点や英語フレーズまで多方面にわたって紹介しているので、カナダの文化に興味のある方や渡航を考え中という方はぜひ参考にしてみてくださいね!

カナダの食事の特徴

カナダに留学や旅行に行く方にとって、カナダでの食事は楽しみのひとつではないでしょうか。

自然豊かなカナダには、新鮮な海鮮メープルといった名物から、ボリュームたっぷりのプーティンまで、魅力的な食事がたくさんあります。

まずは、カナダの有名な食事をチェックしてみましょう!

 

プーティン

 

プーティンとは、フライドポテトの上に、肉汁やワインを煮詰めて作った「グレービーソース」がたっぷりとかかった料理です。

さらにその上に、「チーズカード」と呼ばれるチーズのかけらが乗っており、ソースとチーズのハーモニーが楽しめる料理となっています。

もともとはケベック州から生まれた料理で、今ではカナダのファストフード的な存在として国民に親しまれています。

ベーコンやきのこ、オニオンをトッピングできるお店もあるので、ぜひ自分好みのカスタマイズを探してみてください!

 

ロブスター

 

ロブスターはカナダに行ったらぜひ食べたい海産物です。

ノバスコシア州やプリンスエドワード島は、ロブスターの名産地として知られています。

ロブスターの楽しみ方はさまざまです。

そのままシンプルにロブスターの旨味を味わうのはもちろん、レモンやバターをつけて食べるのもおすすめです。

カナダでは「ロブスターロール」も人気があります。

カリッと焼いたホットドック用のパンに、ほぐしたロブスターとマヨネーズが入ったロブスターロールは、手軽にロブスターの美味しさを楽しめる食事となっています。

新鮮なロブスターならではの、ぷりぷりとした食感と口の中に広がる旨味を堪能してみてください!

 

メープルシロップ

 

カナダのお土産といえば、メープルシロップを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?カナダの国旗にも描かれている「メープルリーフ」から作られるメープルシロップは、カナダ名物のひとつです。

カナダには、ゴールデンやアンバー、ダークなどさまざまな種類のメープルシロップがあります。

色や風味が異なるので、料理や好みに合わせてメープルシロップを選ぶことができます。

日本ではメープルシロップといえばパンケーキのなどのスイーツにかけて食べるイメージがありますが、カナダではスイーツだけでなく、ベーコンやソーセージのように塩気のある料理にも使われています。

 

ナナイモバー

 

ナナイモバーは、カナダを代表するデザートです。

カナダのブリティッシュコロンビア州が発祥と言われています。

ナナイモバーは三層構造のスイーツで、層によって異なる食感や風味が味わえるのが特徴です。

一番下にクッキーの層があり、真ん中にカスタード、一番上にチョコレートが乗っています。

しっかりとした甘みが特徴のスイーツなので、コーヒーや紅茶と一緒に食べるのもおすすめです。

 

カナダと日本の食事の違い

日本とカナダの食事にはさまざまな違いがあります。 どのような違いがあるか知っておくと、現地での食事をより楽しむことができるでしょう。

ここでは、カナダと日本で異なる食事や食材、食文化をご紹介します。

 

地域によって食文化が異なる

 

カナダは地形や移民の影響により、地域によって食文化が異なるという特徴があります。

西海岸に位置するバンクーバーでは魚を使った料理が人気で、フィッシュアンドチップスの店をあちこちで見かけます。

フランス移民が多い地域のモントリオールは、フランス料理店やフレンチベーカリーが多いのが特徴です。

人気ベーカリーでは、まるでパリにいるかのような本格的なクロワッサンを味わえます。

また、アジア系の移民が多いカナダでは、日本食や中華料理、韓国料理、ベトナム料理など、さまざまなアジア料理を楽しむこともできます。

 

お米が日本米と違う

 

カナダで「ライス」を注文すると、タイ米やバスマティライスといった、細長いタイプのお米が出てくることがあります。

タイ米やバスマティライスは、あまり水分感のないパサパサとした軽い食感のお米で、カレーや炒め物といったアジア料理にはよく合うお米です。

日本米のふっくらとした食感や甘味が好きな方は、お米の違いに驚くかもしれません。

日本食材を取り扱うスーパーやアジア系のマーケットでは日本米を購入できるので、日本米が恋しくなったらぜひ訪れてみてください。

 

鶏肉は皮無しが主流

 

日本では皮付きで売られていることもある鶏肉ですが、カナダのスーパーにある鶏肉は皮無しが主流です。

皮がついている場合は骨もついていることが多く、皮付きの鶏もも肉はなかなか見つからない可能性があります。

皮付きの鶏肉が欲しい場合は、肉屋やスーパーで以下のように注文してみましょう。

Do you have chicken thighs with skin?
皮付きの鶏もも肉はありますか?

Can I buy chicken thighs with the skin on?
皮付きの鶏もも肉は買うことができますか?

 

覚えておきたいカナダの食事マナー

日本では当たり前の食事マナーやルールが、カナダではNGのケースもあります。

カナダに行くときに覚えておきたい代表的な食事マナーをご紹介します。

 

食べ物は基本的にシェアしない

 

日本では唐揚げや鍋のように大勢でシェアする料理もありますが、カナダでは基本的にシェアはしません。

一人ずつ自分の料理を注文するスタイルが主流です。

誰かの料理を取ったり分けあったりするのはマナー違反になることもあるため、注意が必要です。

中華料理のように大皿で提供される料理や、親しい間柄で同意がある場合はシェアすることもあるため、もし不安があれば相手に確認してみましょう。

 

麺類はすすらない

 

日本にはラーメンやそばをすすって食べる文化がありますが、カナダでは麺類をすすって食べるのはマナー違反です。

音を立てて食べる行為は、相手に不快感を与える原因になるので注意しましょう。

 

外での飲酒は禁止されている

 

カナダでは屋外での飲酒が基本的に法律によって禁止されています。

日本では、コンビニで買った缶ビールをお花見やお祭りのときに飲む光景がよく見られますが、カナダでは罰金や逮捕の可能性もあるため、注意しましょう。

地域や時期によっては、外での飲酒を許可している場合もあります。

カナダでは屋外における飲酒のルールがしっかり決まっているので、現地のルールに従ってアルコールを楽しみましょう。

 

カナダの自炊事情

カナダに長期滞在する予定の方は、自炊を検討される方も多いのではないでしょうか。

カナダでの自炊には、さまざまなメリットがあります。 カナダの自炊事情について見ていきましょう。

 

カナダで自炊は必要?

 

カナダに長期滞在する場合、自炊をすると節約できるだけでなく、栄養バランスも考えられるといったメリットがあります。

日本ではコンビニや牛丼チェーン店など、安く外食できる場所がたくさんありますが、カナダの外食は基本的に高いです。

そのため自炊する方が食費を節約でき、栄養バランスも自分で管理できます。

カナダでは、パン、米、インスタントラーメンといった主食の食材は比較的安い価格で手に入れられます。

日本食が恋しくなったら、アジア系のスーパーに行くのがおすすめです。

カナダ系のスーパーよりも安い価格で、日本米やうどん、日本のお菓子等を購入できます。

冷凍餃子のような長期保存できる食材を買うのもおすすめです。

 

カナダの家庭料理

 

実は、カナダの家庭料理は、日本に比べて品数が少なくシンプルな傾向にあります。

普段から一品料理だけで済ませることも多く、朝食はシリアルやオートミールのような軽めのメニューが人気です。

そのため、夕食であっても時間をかけてキッチンで何品も作るということは少ないです。

カナダの家庭では、手軽に調理できる料理が好まれています。

カナダは多国籍国家なので、ホームステイに行く際はホストファミリーの国籍によって出てくる料理が異なるでしょう。

 

カナダの外食事情

チップ文化や人気のコーヒーチェーンなど、カナダならではの外食事情を楽しむためのポイントをご紹介します。

 

チップ文化に注意

 

カナダの外食は、日本に比べると高めです。

ランチなのかディナーなのか、どの地域のどのレストランなのかによって変わりますが、外食をするときの大人一人当たりにかかる値段の最低ラインは15〜25カナダドル程度で、さらにチップがかかります。

カナダでは、レストランやバーでチップを払う文化があり、チップ代金は合計金額の15%〜20%が相場です。

カード決済の場合、決済端末でチップをいくら払うかを決めるのが一般的です。

現金の場合は、チップをテーブルに置いて席を立ちましょう。

 

「Tim Hortons(ティムホートンズ)」をチェック!

 

カナダに行ったらぜひチェックしたいのが、カナダ発のコーヒーチェーン店「Tim Hortons(ティムホートンズ)」です。

コーヒーやラテといった定番のカフェメニューのほか、ドーナッツやサンドイッチなどが低価格で売られています。

有名なのは「Double Double」です。

ミルクとシュガーを2倍にできるオーダー方法で、カナダ人に人気のカスタムです。

「Double Double」を注文すると、まるで現地の人のような気分を味わえますよ!

 

カナダで外食する際に役立つ英語フレーズ

カナダで外食するときに使えるフレーズをご紹介します。

Hi, my name is Yamada. I have a reservation for 7 PM.
こんにちは、19時に予約した山田です。

We don’t have a reservation. Do you have a table?
予約していないのですが、入れますか?

Two beers, please.
ビールを二人分ください。

Can I get some water, please?
お水をください。

Do you have any recommendations?
おすすめの料理はありますか?

What’s the most popular dish here?
ここで人気の料理はどれですか?

Is there any tomato in this dish?
この料理にはトマトが入っていますか?

I'll have the steak medium rare, please.
ステーキをミディアムレアでください。

That’s all for now. Thank you.
(注文は)以上です。

Can I get the bill, please?
お会計お願いします。

Is it possible to split the bill?
分けてお会計できますか?

That was very delicious!
とてもおいしかったです!

Could I get a receipt?
レシートをいただけますか?

 

まとめ

今回は、カナダの食事についてご紹介しました。

日本とは少し異なるカナダ食文化。 カナダに行ったらプーティンやナナイモバーなど、現地ならではの食事を楽しんでみてください。

今回知ったカナダの食事について、ネイティブキャンプでアウトプットするのもおすすめです。

「ネイティブ受け放題」コースを活用すれば、カナダ人の講師から現地の食事事情についてさらに学ぶこともできますよ。

 

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