
カナダの東側に位置するバンクーバーは、西側のトロントと並び、旅行や留学先として人気の都市です。イギリスの経済誌「エコノミスト」の調査部門が発表する「世界住みやすさ指数」でも、バンクーバーは毎年10位以内に入っており、広く人気を集めていることがわかります。
そんなバンクーバーは、日本と大きな時差があるため、旅行や留学、仕事で訪れる場合は時差について知っていると安心です。
本記事では「日本とバンクーバーの時差はどれくらい?」という基本情報をはじめ、カナダで採用されているサマータイムについても解説します。
また、時差が大きくなると心配なのが時差ボケです。実際にカナダ・バンクーバーに渡航する場合に、どんな時差ボケ対策があるかについても解説します。渡航前の知識としてぜひ参考にしてください。
バンクーバーと日本の時差計算
バンクーバーと日本の時差は17時間です。日本の方がバンクーバーより17時間早く、日本が昼の12時のとき、バンクーバーは前日の夜7時になります。東京からバンクーバーへの直行便は約9時間ほどのフライトです。時差があるため、バンクーバーに到着すると日本出発時より8時間巻き戻ったように感じます。
日本とバンクーバーの時差計算は、17時間の時差を考慮し、日本時間から17時間を引けばいいことになります。バンクーバーがあるカナダは、サマータイムを採用しています。3月〜11月のサマータイム(夏時間)期間中は、日本とバンクーバーの時差は-1時間して、16時間となります。サマータイム中の時差は、日本時間から16時間を引いて計算してください。
バンクーバーと日本の時差早見表【通常時(17時間差)】
下記は、通常時のバンクーバーと日本の時差早見表です。時間帯によっては、バンクーバーが日本の日付の前日になる点にも注意してください。
*以下、表記(バンクーバー=YVR)
日本時間 |
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YVR時間 |
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3 |
日本時間 |
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23 |
0 |
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6 |
7 |
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YVR時間 |
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6 |
7 |
8 |
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バンクーバーと日本の時差早見表【サマータイム(16時間差)】
サマータイム導入中のバンクーバーと日本の時差早見表です。前述の通り、日本との時差は16時間となります。サマータイムについては、次で詳しく解説します。
日本時間 |
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10 |
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YVR時間 |
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0 |
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日本時間 |
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22 |
23 |
0 |
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3 |
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YVR時間 |
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バンクーバーのサマータイムとは
カナダでは一部地域を除き、ほとんどのエリアでサマータイム(夏時間)を取り入れています。3月の第2日曜日から11月の第1日曜日をサマータイムとし、その期間は時計を1時間進めて過ごします。
サマータイムの目的
サマータイムの目的は、エネルギーの節約と生産性の向上です。現地では「デイライトセービングタイム(Daylight Saving Time)」と呼ばれています。日照時間が長い夏に活動時間を1時間早めることで、夜が短くなり夕方以降の電気使用料を減らせます。
カナダは緯度が高いこともあり、夏は日照時間が長く、バンクーバーも夜9時ぐらいまで明るいままです。外に出て活動できる時間が長くなるため、学校終わりや仕事終わりでも、屋外で日の光を受けながら開放的に仲間との時間を過ごせる時期となります。
サマータイムへ切り替え時の注意点
サマータイム切り替えの時期は、テレビやラジオ、お店のポスターなどでも周知がなされます。一旦サマータイムに切り替わってしまえば、あとはその時間に自分の体を慣らしていくだけです。サマータイムへの切り替え日を事前に把握し、前後の時期はスケジュール調整に注意する必要があります。カナダ国内での注意点と、日本との時差における注意点をご紹介します。
注意点1. カナダ国内で
カナダ国内での訪問やミーティング、交通機関の出発時刻など、サマータイムの切り替え前後は注意が必要です。各州政府が決定権を持つカナダでは、サマータイムがない都市もあります。
例えば、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州でもアラスカに近い北部の準州では、サマータイムを採用していません。地域ごとのサマータイム適用の有無を知らずに時間を約束してしまうと、混乱が生まれることがあります。
サマータイムの開始日や終了日に、どちらかが時間の切り替えを忘れていたということもありえます。時間の認識が異なると、約束の時間に1時間遅れたり、1時間早く到着してしまったりするかもしれません。こうした混乱を避けるためにも、サマータイムの切り替えをきちんと意識し、相手と確認し合うことが大切です。
注意点2. 日本との時差
サマータイムの切り替えを忘れていると、日本時間で調整していたオンラインミーティングに1時間のズレが出てしまうことがあります。サマータイムが始まる日と終わる日をしっかり把握した上で、日本時間とカナダ時間を明確にして計画を進めるようにしましょう。
最近のスマートフォンは、現地時間を同期するようにしていれば、サマータイムに合わせて自動で時間調整してくれる場合も多いです。機種によっては手動で調整が必要な場合もあります。サマータイムの切り替え時期は、電波時計が狂うこともあり、アナログ時計は手動での調整が必要です。忘れずに正しい時間をチェックし、時刻合わせをしましょう。
バンクーバー渡航時の時差ボケ対策
バンクーバーと日本の時差は、17時間(サマータイム中なら16時間)です。時差が大きい国への移動は、現地時間に体内時計を合わせるのに調整が必要です。昼と夜が逆転し、時差ボケが起こりやすくなります。一般に太陽の動きに反し、西から東へ移動する場合は体内時計の調整が難しいと言われています。日本からカナダでは、元々の時差が大きい上、西から東への移動となるため、時差ボケが起こりやすいです。
時差ボケがひどいと夜眠れないだけでなく、食欲がなくなったり、体のだるさや集中力の低下を感じたりして、生活に支障が出てしまう場合があります。せっかくの旅行や新生活を始めるにあたって、体調が優れないと辛いものです。ここからは、そんな時差ボケの対策について解説します。
日本出発前の時差ボケ対策
バンクーバーへ向けて出発する数日前から、現地時間に合わせて生活リズムをずらしておくのは効果的です。就寝時間や起床時間を少しずつずらして調整することで、現地に到着してから体を現地時間に慣らしやすくなります。
他の対策として、現地空港への飛行機の到着時間を調整するというのもおすすめです。朝到着する便で、その日1日を起きているようにできます。1日目から就寝時間を現地時間に合わせて、体内時計をリセットするという方法です。最初は眠気に耐える必要はありますが、翌日朝起きる時間も現地時間に合わせられれば、時差ボケを早く修正できます。
日本出発後の時差ボケ対策
飛行機に乗り込み日本を出発したら、機内にいるときからバンクーバー時間を意識して過ごすようにしましょう。アルコールやカフェインの取りすぎにも気をつけ、スマートフォンやパソコンの光で体内時計を狂わせないようにするのも重要です。
体調管理はとても大切です。体力が低下するとその分多くの睡眠を必要とし、寝過ぎてしまうことがあります。乾燥しやすい機内では水分をよくとり、軽いストレッチ等もしてください。身体に過剰なストレスがかかりすぎないよう、リラックスして過ごしましょう。
バンクーバー到着後は、できるだけ日の光を浴び、現地時間に合わせた生活を心がけてください。可能な限り外に出て、規則正しい生活リズムを意識することで、早く体内時計の調整が可能です。
時差ボケしてしまった時の対処法
出発前の準備や、フライト中に対策を取っていたにもかかわらず、時差ボケになってしまうこともあります。時差ボケになってしまったときは、太陽の光を味方につけるのが回復への近道です。日中はできるだけ日当たりのいい場所や外に出て、太陽の光を浴びるようにしましょう。
早寝早起きを心がけ、食事も規則正しい時間に取るよう心がけるのが重要です。日中どうしても眠くなってしまったら、時間を制限して仮眠を取っても大丈夫です。できる限り、夜は同じ時間に寝るようにしてください。昼寝は2時間以上しないなど、徹底したルール作りも必要です。それでも眠くなってしまったら、コーヒーなどでカフェインを取ったり、運動をしたりして眠気を覚ましていきましょう。
バンクーバーには、スタンレーパークという大きな公園やキャピラノ吊り橋という森林浴を楽しめる観光地もあります。おしゃれなカフェも多いので、公園や森の中を散歩したり、カフェでのんびりと時間を過ごすのもおすすめです。外での活動を楽しみつつ、時差ボケからの早期回復を目指しましょう。
カナダ国内に時差はある?
日本の約27倍の国土を持つカナダは、カナダ国内にも時差があります。カナダの西側に位置するバンクーバーと、東側に位置するトロントの時差は3時間。西から東に行くに従い、時刻が先に進み、日本との時差は小さくなります。
カナダは全部で6つの時間帯に分かれており、西側から太平洋標準時間、山岳部標準時間、中部標準時間、東部標準時間、大西洋標準時間、ニューファンドランド標準時間とゾーン分けがされています。
【カナダ国内の時差一覧表】
太平洋時間 (Pacific Time) |
山岳部時間 (Mountain Time) |
中部時間 (Central Time) |
東部時間 (Eastern Time) |
大西洋時間 (Atlantic Time) |
ニューファンドランド時間 (Newfound land Time) |
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代表都市 |
バンクーバー ビクトリア ウィスラー |
カルガリー エドモントン |
ウィニペグ |
トロント オタワ モントリオール |
ハリファックス |
セントジョンズ |
バンクーバーとの時差 |
0時間 |
+1時間 |
+2時間 |
+3時間 |
+4時間 |
+4.5時間 |
日本と違い国内でも時差があるので、カナダ国内の離れたエリアの人と約束する場合は、時差についても考慮が必要です。
まとめ
日本とバンクーバーとの時差について、サマータイムの情報も含めてまとめました。日本とバンクーバーの時差は非常に大きく、16時間〜17時間です。
日本にはない「サマータイム」という制度についても、前もって確認が必要です。時差が大きいと往復の渡航時に、時差ボケになってしまう可能性が高くなります。渡航にあたっては、本記事でご紹介した時差ボケ対策も参考に、少しでも時差ボケの症状を軽くできるよう準備しましょう。
①経歴
中学2年生の時に初めてカナダのバンクーバーでホームステイを経験。もっと英語が話せるようになりたい!と思い独学で勉強を続けました。
大学で米シアトルの大学へ留学が、初めて長期間英語圏で生活をした経験です。
帰国後も留学生との交流に積極的に参加しました。
母になってからは子どもと「おうち英語」を実践して、ゆる~く普段から英語を使うように意識しています。
②資格
・英検準一級
・総合旅行業務取扱管理者
③留学経験
・ワシントン大学(米シアトル)に9か月間
④海外渡航経験
大学生の時に、NGO学生ボランティアとしてフィリピンのマニラへ
毎年長期休暇に訪れていました。
大学院の時にインターンシップでベトナム、ホーチミンに3か月滞在
卒業後、日系コンサルティング会社から再度ホーチミンに赴任。
1年ほど現地にて現地法人営業などを担当していました。
その他海外旅行で訪れたのは13ヵ国以上。
⑤自己紹介
1番好きな国は長く滞在していたベトナム、そしてフィリピンです。
東南アジアの食文化や雰囲気が大好きです。
海外渡航専門の旅行会社で手配業務を担当していることもあり、海外旅行の計画を立てることが趣味です。
興味のある分野
・海外渡航、海外移住、海外出張
・幼児教育、子育て情報
・言語教育(英語、日本語)
・訪日外国人受け入れ事業(観光・技術実習生など)