ワーキングホリデーのデメリットは?後悔しないための対処法もご紹介

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みなさんは、
「ワーキングホリデー(ワーホリ)」
にどのようなイメージを持っているでしょうか?

海外の現地企業やお店でバリバリ働く、英語で問題なく仕事をする、いろいろな国に行って観光を楽しむ……。

そんな明るく華やかな生活をイメージする方も多いのではないでしょうか。

しかし、ワーキングホリデーをしている・していた人の中には、実際は思うように仕事が見つからなかったり、毎日をただなんとなく過ごしてしまったり、「行かなければよかった……」「後悔している……」 という人も少なくありません。

そこで、今回の記事では、ワーキングホリデーのデメリットと、ワーキングホリデーが失敗に終わってしまう原因、それを防ぐための対策 などをご紹介していきたいと思います。

ワーキングホリデーに興味がある方、ワーキングホリデーを実際に検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。

 

ワーキングホリデーのデメリット

それではさっそく、ワーキングホリデーのデメリットをご紹介します。ワーキングホリデー制度自体が持つ制限など、自分の力ではどうすることもできない点もあるため、少しでもワーキングホリデーに興味を持ったら、その時点でしっかりと調べるようにしましょう。

年齢制限がある

国や地域によっては、さらに制限があることもありますが、原則としてワーキングホリデービザを申請できるのは18~30歳の人です。なお、この年齢は「申請時点」のものであるため、30歳のあいだに申請していれば、渡航時に31歳でも問題ありません。

就学・就労期間に制限がある国もある

こちらも国や地域によりますが、就学・就労期間に制限があるケースもあります。

たとえば、英語圏のなかでも人気が高いカナダの場合は、就労には制限がありませんが、就学は最長6か月と決まっています。ほかにも、アイルランドは週39時間まで、フランスは週35時間までと就労制限がかけられています。また、こちらも人気が高いオーストラリアは4ヶ月間/年の就学制限、同一雇用主のもとで最長6ヶ月間/年という就労制限があります。

一方、イギリスは就学・就労ともに制限がありません。

このように、国によって就労・就学制限は細かく異なりますので、注意が必要です。

仕事探しに困ることがある

海外での就労経験を積むことができるのがワーキングホリデーの魅力ですが、簡単に仕事が見つかる人ばかりではありません。

アルバイトであってもそもそも日本とはまったく異なる就職活動スタイルであることも多いです。たとえば、海外ではカフェなどでアルバイトをしたいと思ったら、履歴書を持って行って直接働いている人に手渡しする、といったこともめずらしくありません。

また、英語で必要書類を準備し、英語で面接を受けることだけでも疲れてしまうという人もいるでしょう。結局、日本食レストランや清掃員などといった英語を使わない仕事をする、という人も少なくありません。

キャリアの空白が就職に影響することがある

社会人の場合、一度休職・退職をしてワーキングホリデーに行くことになると思います。その場合、しっかりとした経験・スキルを身につけて帰国すれば日本での就職も有利にはたらくことが多いです。しかし、ただなんとなく過ごしてしまった場合は、就職でうまくアピールできなくなります。

 

留学と比べたときのデメリット

上記でご紹介したのは、一般的なワーキングホリデーのデメリットです。海外で長期間過ごすという意味では留学も同じであり、どちらにしようか迷っているという方もいるのではないでしょうか。そこで、ここからは留学と比べたときのワーキングホリデーのデメリットをご紹介します。

海外にいるだけでは語学力はそれほど伸びない

語学留学の場合、決まった曜日・時間に学校へ行き、レッスンを受けるというのが決まっています。そのため、半ば強制的に語学を集中して学ぶことになります。

一方、ワーキングホリデーでも就学はできるものの、多くの人が「働く」ことに注力するでしょう。もちろん働きながら英語を身につけることはできますが、体系的に学んだり、幅広い語彙やフレーズを正しく学ぶことは、語学留学に比べると、よほど自分で意識しない限り難しいです。

行ける国が限られる

外務省のHPによると、令和6年6月3日現在、日本とのあいだでワーキングホリデー制度を導入しているのは30か国・地域です。

外務省のHPによると、令和6年6月3日現在、日本とのあいだでワーキングホリデー制度を導入しているの少しずつ国の数は増えているものの、世界全体を見渡せば、行ける国は限られています。

また、国によっては年間発給枠を設けているところもあるため、必ずしも自分の希望する国に行けないということもあります。

家探しに困ることがある

留学の場合は、語学学校の寮などに滞在することもあります。また、大学の留学センターや外部の留学エージェントが寮やホームステイ先を手配してくれることも多いです。

一方、ワーキングホリデーの場合は、最初に語学学校などに通わない場合は、イチからすべて自分で対応する必要があります。不動産屋に行く、ウェブサイトで探すといった場合も英語力は必須です。また、契約内容をしっかり理解しないまま契約しトラブルになったというケースもあります。

何事も自分で対応する必要がある

上記の家探しもそうですが、ワーキングホリデーでは何事も自分で対応しなければなりません。

ワーホリ先で日本人コミュニティができているケースも多いですが、それでもいつも助けてくれるとは限りません。

職探し、家探し、もろもろの手続き……。滞在の基盤が整ったあとも、仕事でのやりとり、滞在先でのトラブル、日々の生活など、何か起きたときに自分で対処する力が求められます。

一方、留学の場合は、語学学校のスタッフや大学の留学センター職員など、気軽に相談できる人がいます。

 

ワーキングホリデーで失敗する理由

続いて、ワーキングホリデーで失敗する理由をいくつかご紹介します。

目的・目標を失ってしまうから

ワーキングホリデーで何をしたいのか、どのような経験やスキルを身につけたいのかがはっきりしていないと、目的・目標を失ってしまい、結局ただなんとなく1年間過ごして帰国、ということにもなりかねません。

また、最初の家探しや職探しでつまずいてしまい、その後のやる気が出ないという場合もあります。

働きづめになって余裕がなくなってしまうから

特に日本での貯蓄が少ない場合、ワーキングホリデーで働きづめになってしまい、余裕がなくなってしまいます。もちろんバリバリ働くことも悪いことではありませんが、リフレッシュできない、人脈が広がらない、体調を崩してしまうといった可能性もあります。

日本人とばかり過ごしてしまう

先ほどもご紹介したとおり、ワーホリ先で日本人コミュニティができていることも多いです。情報交換をしたり、心の支えになったり、良い面が多いことも事実です。

しかし、日本人とばかり過ごしてしまって、結局語学力が伸びなかった、海外で「自分ひとりで対応する力」がつかなかった、というケースもあります。

 

ワーキングホリデーで後悔しないための対処法

最後に、ワーキングホリデーで失敗・後悔しないための対処法をご紹介します。

ワーキングホリデーに行く目的を明確にしておく

ワーキングホリデーを検討する際に、

・どうしてワーキングホリデーをしたいのか、
・留学ではなくワーキングホリデーを選ぶ理由、
・滞在国を選ぶ理由、
・滞在中に何をしたいのか


といたことをしっかりと棚卸ししておくことが大切です。

そうすることで、滞在中も目的や目標を見失いにくくなります。

できる限り貯金をしておく

渡航してすぐに仕事が見つかるとは限りません。また、特に都市の場合は家賃が高い家しか見つからなかった、ということもあります。

その際、事前にある程度の貯蓄があれば心にも余裕が生まれます。なにがなんでもお金を稼がなければ!と焦って、劣悪な環境で仕事をするのは避けたいですよね。

アクティブに行動する

もちろん無理は禁物ですが、ワーホリ滞在中はできるだけいろいろなイベントに参加したり、観光地に行ってみたりと、アクティブに行動すると良いでしょう。

普段の仕事では使わないような語彙を学べたり、人脈を広げることができたりします。

 

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、ワーキングホリデーのデメリットについてご紹介しました。また、留学とワーキングホリデーを比較したときの後者のデメリットや、よくあるワーキングホリデーで失敗してしまう理由、ワーキングホリデーで失敗・後悔しないための対策などについても丁寧かつわかりやすく解説していきました。

記事のなかでもご紹介したとおり、ワーキングホリデーにはさまざまなデメリットがあります。また、「海外で長期間過ごす」ことは同じでも、留学とワーキングホリデーでは大きく違います。

ワーキングホリデーを実のある経験にするためには、事前にワーキングホリデーで「何をしたいのか」「何を重視したいのか」「環境は自分のタイプに合っているか」などを考えておくことが大切です。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考に、ワーキングホリデーに行くかどうか考えてみてくださいね。

また、今回ご紹介したワーキングホリデーのさまざまなデメリットについて、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。

ワーキングホリデーを経験したことのある講師であれば、よりリアルな情報を聞くこともできます。また、ワーキングホリデー前の英語学習に活用するのはもちろん、ワーキングホリデーをする際に気をつけた方が良いことなどを質問しても良いでしょう。ぜひ、みなさんの英語学習にレッスンをフル活用してくださいね。

 

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