みなさんはニュージーランドの首都はどこかご存じですか?
ニュージーランドの最大の都市は「オークランド」ですが、
ニュージーランドの首都は「ウェリントン」です。
ウェリントンにはアートやカフェなど様々な魅力が存在しています。
今回はニュージーランドの首都であるウェリントンの歴史や文化、観光などを徹底解説していきます。観光するのにベストシーズンがいつなのかもお伝えしますので、これから留学や旅行などでニュージーランドを訪れる予定がある方は必見ですよ。
ニュージーランドの首都「ウェリントン」ってどんな街?
まずはニュージーランドについてですが、ニュージーランドは太平洋の南西、オーストラリアの南東に位置する南半球の島国です。
ニュージーランドの国土は日本の3/4程度の面積がありますが、人口は約513万人と日本の1/25程しかいません。
ニュージーランドは多様な背景を持つ人々が暮らす多民族国家です。約7割がヨーロッパ系の白人ですが、その他にも先住民であるマオリ系やアジアやポリネシアからの移民などが住んでいます。
それでは、ニュージーランドの首都ウェリントンはどんな街なのでしょうか。
ウェリントンはニュージーランドのほぼ中心に位置しています。人口は約21万人と人口密度が高いのが特徴です。
ウェリントンには、官庁やビジネス街などがあり、治安が良い街として知られています。また、ウェリントンは風が強いことから「風の都」と呼ばれています。
風が心地よく自然が豊かな都市で市内から簡単にアクセス可能なハイキングコースなどがあり、自然の美しさと都会が融合した街です。
なぜウェリントンがニュージーランドの首都に選ばれたのか?
日本人にとっては、オークランドは直行便もあるので馴染みがある都市として知られているかもしれません。人口も約160万人とウェリントンとは比べものにならない程多いです。
では、なぜオークランドではなく、ウェリントンが首都なのでしょうか。
その理由は立地だと言われています。実は、1965年まではオークランドが首都でした。
しかし、ニュージーランドは南北で島が別れていることから、南北の中心にあるウェリントンが南北の連携強化を目的に首都に選ばれました。
また、ウェリントンは港が良く発展していたことも理由の1つだと言われています。
ウェリントンの特徴と他都市との違い
ウェリントンは山に囲まれているため市街地が比較的小さいのが特徴です。
市街地が小さいと、徒歩で多くの場所を巡ることができるので観光客にとっては便利です。また、多くの美術館や博物館もあります。
少し足を伸ばしたら自然を堪能できるのも魅力的です。また、ケーブルカーに乗るのもおすすめですよ。
ウェリントンが他の都市と違う点でいえば、カフェが多いということです!
人口比で見た時に、カフェの数が世界最大と言われているほどカフェが多数存在しています。ぜひカフェで「フラットホワイト」を注文してみてください。
ニュージーランドで有名なドリンクで、エスプレッソコーヒーにミルクを加えた飲み物のことをいいます。
また、ウェリントンは、世界中の映画ファンが集まる街です。
この街は、映画監督ピーター・ジャクソンの出身地であり、彼が設立した映画制作会社「ウェタ」の本拠地としても知られています。
彼の映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの製作場所。
ウェリントンはハリウッドをもじってウェリウッドとも呼ばれているのです。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズが好きな方々にとっては聖地です。
ちなみに、ハリウッドのようにウェリントンという文字が山に建設されて話題になりました。
ウェリントンの歴史
ニュージーランドは南半球にある島国です。国土は日本の3/4程度の面積がありますが、人口は約513万人と日本の1/25程しかいない国です。
ニュージーランドの先住民族はマオリ人です。ポリネシアの島々からニュージーランドの北部に渡ってきたのがはじまりで、彼らが最初に移住を始めたのはおよそ1000年前といわれています。
その後、豊かな漁場と土地を求めて北島中部から南下してきた部族が14世紀から15世紀にかけて現在のウェリントン周辺に定住したのが始まりと言われています。
ニュージーランドはヨーロッパ系の白人が人口の約7割を占めていますが、その他にも多様な背景を持つ人々が暮らす他民族国なのです。
ウェリントンの文化
アートと街がうまく調和しているのがウェリントンです。ウェリントンはコーヒー文化が非常に盛んなので、市内にはおしゃれなカフェが多数存在しています。また、博物館や美術館、シアターなど芸術的な面でも活気にあふれています。
特に街を歩いているとほとんどの建物の壁がアートに埋め尽くされていたり、銅像が建っていたり、ウェリントンはアートの街とも言われている程です。
ウェリントンには、歴史的建造物も多く建っており、代表的なのは国会議事堂です。ニュージーランドの首都なので国会議事堂が存在していますが、そのユニークな建築スタイルが有名で「ハイブ」とも呼ばれています。
ウェリントンの観光
ウェリントンを訪れたなら、まずは自然に触れることをおすすめしますが、自然だけではなく、歴史的な建物やみどころがたくさんあります!
そこで、ウェリントンを訪れたら必ず行くべき代表的な観光地を6つご紹介します。
1.オリエンタルベイ
オリエンタルベイは市街地からすぐ近くにある人気スポットです。とっても美しい光景が広がっていて、地元の人にはウェリントンの小さなリビエラと呼ばれています。
ビーチの横の遊歩道を散歩すると気分が良くなりおすすめです。また、歩いてるとインスタ映えスポットもありますよ!
2.ヴィクトリア山
ウェリントンの街を一望できる絶景スポットとして人気なのがヴィクトリア山です。標高196メートルしかない山なので、車やケーブルカーで簡単にアクセス可能です。
山頂から見えるパノラマビューが魅力的です。
また、山頂には植物園やカフェもあるので景色以外も楽しめますよ。夜景の美しさが特にキレイなので、もし訪れるなら夕暮れどきがおすすめです。
3.ジーランディア
ウェリントン市内にある世界初の完全に囲われた生態系保護区です。ニュージーランド固有の動植物を保護し、自然の姿に近い形で観察できる非常に貴重な場所です。
観光する際はガイドつきツアーや夜間ツアーなどがありますので、せっかくなのでツアーがおすすめです。ハイキングをしながら自然を楽しめます。
4.国立博物館「テ・パパ」
1988年にオープンしたニュージーランドの国立の博物館「テ・パパ」は、ニュージーランドの文化や歴史を伝える観光客に人気の博物館です。
「テ・パパ」とはニュージーランドの先住民マオリ族の使うマオリ語で「宝のある場所」という意味です。
展示品は2万5000点もあります。また、巨大なタッチスクリーンなどのデジタル技術を多用し、わかりやすく、楽しく学べる工夫が随所に盛り込まれているのでぜひ訪れてみてください。
5.国会議事堂
ニュージーランドの政治の中心地であるウェリントンの象徴的存在が国会議事堂。かなり有名な建物で、ビーハイブと呼ばれる円錐形でできています。
無料のガイドツアーが実施されています。議会が開催されていない時期は内部も見学できます。周辺の美しい庭園も見どころです。
6.旧政府館
1876年に建てられた旧政府館は、なんと南半球最大の木造建築物!現在はビクトリア大学ウェリントン校の法学部として使用されています。
ニュージーランド建築の歴史を感じられる重要な建造物は無料で見学も可能です。周辺の庭園も美しいので散歩もおすすめです。
首都ウェリントンを訪れる際のポイントとおすすめ時期
ウェリントンの主要空港は「ウェリントン国際空港」です。残念ながら、日本から直行便はないので、オークランド経由で訪れる必要があります。
所要時間は日本(東京)からオークランドまで10時間、オークランドからウェリントンまでは1時間のフライトです。
ウェリントン国際空港から市内へのアクセスはとても便利で、タクシーで15分から25分程度、バスなら30分から45分程度でアクセス可能です。
また、ウェリントンでレンタカーをすることも可能ですが、歩行者優先の意識が日本より高いため、歩行者が車を気にせず横断歩道を渡ってくる可能性があります。もし、レンタカーで運転をする際は歩行者に注意が必要です。
ウェリントンは「1日の中に四季がある」と言われるほど、天気の移り変わりが激しく、1日の中での気温差などが大きくなります。
ただ、日本と比べると年間を通した寒暖差は少なく年中過ごしやすい気温です。
ウェリントンの春は9月から11月。平均気温は15℃です。
この時期は日本の春先ほどの暖かさを感じられます。
夏は12月から2月頃。平均気温は20℃前後と過ごしやすい夏です。
秋は3月から5月。平均気温は15℃前後で、この時期は晴れた日が多く良好な天候が続きます。
冬は6月から8月頃。平均気温は10℃前後ですが、東京ほど厳しい寒さを感じることはないでしょう。
観光に最適な時期は、12月から2月頃の夏です。
日本とは違いとっても過ごしやすい夏で、日照時間も長いので21時すぎでも明るく遅くまで観光が可能です。
また、夏とはいえ12月から2月なのでクリスマスや年越しなどイベントが多いので楽しむことができますよ!
安全に旅するためのウェリントンの治安ガイド
ウェリントンはニュージーランドの中でも治安の良い都市として知られていますが、絶対に安全というわけではありません。
ニュージーランドに限らず、どの海外に行っても安全な日本とは違うという意識を持ち、貴重品の管理などには注意をしましょう。
特にスリや置き引きなどには要注意です!
また、ニュージーランドは日本と同じく地震が多いので、地震への備えも少しは気に留めておきましょう。
◇経歴
高校で海外留学経験/ウォルトディズニーワールド勤務/外資系旅行会社や外資系スタートアップにて営業経験
◇資格
TOEIC800
◇留学経験
アメリカ、ニューヨーク州で1年間の高校留学
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
海外は29カ国訪れた事があります。
そのうちアメリカには累計2年半ほど滞在(留学・仕事)インドネシアには1年半居住しておりました。
◇自己紹介
はじめまして。海外経験を活かし現在は日本でYOUTUBEやブログなどをメインに、ライターとしても活動しております。みなさまのお役にたてる記事をこれからも更新していきます!