ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!ネイティブキャンプのこのコラムは、海外留学や海外移住、海外での生活や旅行に興味のある方、そして英語を始めとする外国語学習に興味のある方、励んでいらっしゃる方を対象にした情報を日々たくさん共有しています。
具体的には、留学や海外への長期滞在、旅行などで役にたつ現地の情報や生活・文化・社会・歴史・政治などについて情報や事前準備の段階で知っておくべき情報、そして英語を始めとした外国語の効果的な習得方法や学習方法、知っていると役に立つ英語表現などをピクアップして特集していきます。
ズバリ、今回特集していくのは「留学先で一人ぼっちにならないための方法」についてです!語学力の向上や、海外で専門分野を学ぶために留学を決意し、実際に現地についた後の生活は、皆さんが予想している以上に様々な出来事でいっぱいです。
普通に生活をしていれば、毎日学校に通うし、滞在先によっては寮のルームメイトやホストファミリーなどと毎日必ず顔を合わせて会話をするでしょう。しかし、だからといって自分の心の中で相手と距離が縮まったと思えるかどうかは別の問題です。
たとえ毎日会話をする相手ができたとしても、なかなか心の距離が縮まらない、なんとなく微妙な距離感が続いている、自分からどんどん話しかけることはできない、など心の許せる友人であるとは限らないでしょう。
住み慣れた日本の土地を離れ、見知らぬ土地で生活を始めるのですから、1人でも心を許してその人の前では自分らしく振る舞うことのできる友人がいてくれるのは、精神的な安心につながります。
そこで今回は、留学経験者でもある筆者による、留学中にひとりぼっちな気分にならないための対策とその方法を伝授していきたいと思います!
留学でぼっちにならないための方法
筆者は大学生の頃、大学の協定校であるニュージーランドのビクトリア大学に1学期間留学をした経験があります。日本の大学の協定校であったこともあり、派遣された学生は私を含め8人いました。ですので、行きの飛行機から現地の空港に到着するまではみんなで一緒に行動することができましたし、現地での留学生活が始まってからも定期的に交流をして近況報告会をしたり、休日に遊びにいくこともしました。
しかし、実際には一番多くの時間を過ごしたのは留学先で出会った語学学校のクラスメイトや、現地(ニュージーランド)の大学に通う同年代の大学生、そして暖かく迎え入れてくれたホストファミリーでした。
このように書くと、筆者の留学生活は最初から順風満帆のように聞こえるかもしれませんが、実はそうとも言い切れません(笑)。もちろん、ずっと憧れていたニュージーランドへの留学を実現したこと、とても親切で優しいホストファミリーに出会えたこと、自分と同じように英語を学びにきた留学生たちと出会えたことは今でもかけがえのない思い出です。
しかし今そう言えるのは、留学初日から数週間の期間に自分から積極的に現地のコミュニティに参加したり、クラスメイトの輪の中に入ったり、ホストファミリーたちと良い関係を築こうと努力したおかげだと思っています。
せっかく留学に来たのだから、留学初日からある程度の期間は辛い思いをしたり、寂しい思いをするのはあたり前のことだと思って、これからご紹介する「ひとりぼっちにならないための方法」を積極的に試してみましょう!
日本人コミュニティに参加する
留学先についた初日から数日〜数週間は「カルチャーショック」や「ホームシック」と呼ばれる経験をする人が多いです。住み慣れている日本の環境や文化から離れて、言語も文化も生活スタイルも違う人たちと生活を始めることで、心がそれについていけないことによって起こります。
でも大丈夫。これを克服するためにはまず、現地で自分と同じように日本から留学に来ている学生さんと知り合いましょう!現地の大学には必ずといっていいほど「日本語クラブ」や「日本語会話クラブ」のような名前の学生サークルがあります。日本語を学びたい現地の学生と、日本から留学に来ている学生が集まってお互いに文化・言語交流をする場所です。
大学や語学学校公認の団体であることが多いため参加費もかからず、いつでも自由に出入りが可能です。ここにいけば、高確率で現地で学んでいる日本人に出会うことができます。
現地ですでに生活を送っている先輩日本人学生も、新しく日本人に会えるのは嬉しいものです。ぜひ、積極的にクラブに参加して声をかけてみましょう。留学先での有益な情報や、困った時の対処法などを教えてもらえるかもしれませんよ。
参考資料:
誰でも留学先で交流の輪を広げられる、5つの裏技!! | GLOAL VISION
https://www.iccworld.co.jp/ibp/student/globalvision/other/809
現地でアルバイトをする
もう一つ紹介したい「ぼっちにならないための方法」は、現地でアルバイトを始めることです。留学先の国によって法律が異なりますが、学生ビザで入国している場合でも「週に◯時間まで」というふうに制限の中で現地でアルバイトをすることが可能な場合もあります (オーストラリアは可能です)。
特に、物価の高い都市に留学をする場合、アルバイト先の同僚や先輩と仲良くなりながら現地での生活費を稼ぐこともできるので、一石二鳥。
海外のお客さんと店員の関係性は日本と比べてとてもフラットでフレンドリー。カフェの店員さんやアパレルなどの接客業であれば、お客さんとの会話で盛り上がり、仲が深まった上、その人のハウスパーティーに呼ばれるなんていうこともよくあります。
語学学校や大学にいるだけでは経験できない友達づくりができるのが、アルバイトのいい面ですね。
参考資料:
【ガチ】留学ひとりぼっちの悲惨なリアル。留学ぼっちはマジでヤバかった… | ゼロ留学
https://chiya-eng.com/2019/06/18/ryugaku-alone/
イベントに参加する
留学先の大学や語学学校には必ず、日本の大学でいうサークルやクラブ、学生団体が多く存在しています。自分の得意なスポーツや文化活動、興味のある分野をすでに持っている人はそのサークルや団体に参加してみるのも交友関係の輪を広げるいい手段です。
たとえば筆者は子供の頃から音楽を習っていて、1人で弾くピアノよりも他の楽器と一緒にアンサンブルしたりセッションしたりするのが大好きでした。
ある日、いつも同じ机に座っているクラスメイトと趣味の話になった時、その人は幼い頃からバイオリンを習っており、今もアルバイトとして現地のホームステイ先のお子さんにバイオリンを教えているとのことでした。
私がずっとピアノを習っていて、好きな音楽のテイストも同じだとわかると私たちは意気投合!それからは自分たちで弾きたい曲の楽譜を購入して放課後はスタジオにこもり、毎日のようにセッションをして楽しみました。もちろん、相手は日本人ではなく、私と同じように語学学校に通う留学生だったので会話は全て英語です。でも、音楽という共通の趣味によって音と英語の両方でコミュニケーションをとるという経験がすごく新鮮で楽しかったです。
その友達とは、留学から8年経った今でも連絡を取り合ったり、ニュージーランド旅行をした際に現地で再会したりと、交流が続いています。
少しでも興味のある活動やアクティビティがあるかたは、語学学校や大学では常にサークルへの参加メンバーを募集しているため積極的にサークル体験などをしてみてはいかがでしょうか?きっと留学生活を有意義なものにしてくれる仲間に出会えますよ。
参考資料:
【ガチ】留学ひとりぼっちの悲惨なリアル。留学ぼっちはマジでヤバかった… | ゼロ留学
https://chiya-eng.com/2019/06/18/ryugaku-alone/
留学先で友達を作る方法
ここまで、筆者のニュージーランド留学時代の経験談も交えながら、留学先でひとりぼっちにならないための方法をご紹介してきました。
きっと多くの方が、目的や夢を持って留学に挑戦するでしょう。ワクワクした気持ちや緊張感を持って現地に到着し、実際に生活を始めてみると実は、今まで日本で生活していた時には当たり前にいてくれた友達や親、先生や兄弟などの存在が近くにはいないということが精神的に辛く感じてしまうことがあるかもしれません。
しかし、留学先には、あなたと出会うのを待ってくれている人がたくさんいることも事実!言語が完璧ではなくても(そもそも最初から完璧だったら留学に来ていませんよね)、少しだけ勇気を振り絞って自分自身が積極的に行動すれば、絶対に留学先で友達はできます!
そして、現地で出会えた友達を一生大切にしてください。今、世界では紛争や戦争、テロなどの悲しい事件が毎日のようにニュースで流れています。私が現地で出会った留学生の中には、戦争のせいで貧困や食糧難、飢餓に直面している地域出身の人や兵士として戦争に出征しなければいけない国出身の友達がいます。
平和な世界で、当たり前に留学ができて学校に通えて、偶然同じクラスになった留学生の友達、現地の学生と出会えたこと、友達になれたことを人生の中の一生の宝物にしてください。
参考資料:
留学中ボッチがヤダ!私のぼっち留学体験談と友達を作る方法♪ (英語力もUP)
https://www.ryugaku-johokan.com/blog/study-abroad-alone
まとめ
このコラムではここまで、留学先でひとりぼっちにならないための方法とその対処法を解説してきました。いかがでしたでしょうか?
皆さんがこれから夢と希望を持って挑む留学。現地でどんな人に出会えるのか胸に期待を膨らませながら、ポジティブな気持ちでぜひ留学に挑んでくださいね。
留学先で友達作りに悩んだ時には、「留学したい」と最初に思ったその時の気持ちを思い出して、まずは少しずつでいいので現地で出会えた日本人、現地の学生、サークルや学生団体のメンバーと打ち解けあってみてください。応援しています!

出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!