「海外留学を決めたけど、どの国に留学しようか迷っている」という方も多いのではないでしょうか?
留学する国を決めるには、「自分がどんな留学生活を送りたいのか」をイメージして、「留学生活を通じて何を叶えたいのか」という将来のゴールまで考えることが必要です。
また、生活環境や学習環境なども国によって異なるため、留学前にしっかり調べておくことで失敗のない留学生活を送れます。
この記事では、海外留学におすすめの国について、それぞれの国の魅力を詳しく紹介します。また、自分に合った国を選ぶポイントについても合わせて紹介するので、海外留学を検討している方はぜひ参考にしてくださいね!
海外留学におすすめの国
自分に合った留学先を選ぶには、それぞれの国の特徴やその国ならではの魅力を理解すると決めやすくなります。
ここでは、日本人に人気の海外留学におすすめの国を7つ紹介します。
アメリカ
最先端のビジネスや文化、トレンド、エンタメを体験したいという方におすすめの国がアメリカです。
ニューヨークのある東海岸側と、ロサンゼルスのある西海岸側、カントリー色の強い中西部や南部など、留学するエリアによって雰囲気が変わるため、どのような留学生活を送りたいかをしっかりと検討するのがおすすめです。
世界中から留学生が集まるので、人脈や知見を広げたいという方はアメリカがぴったりです。
イギリス
本場のブリティッシュイングリッシュを学びたい方や、アートやファッションに興味がある方にはイギリスがおすすめです。
伝統ある建造物や文化、サッカーなどのスポーツも魅力で、勉強以外でも留学生活を満喫したい方にはぴったりな国と言えます。
オーストラリア
留学初心者の方におすすめの国はオーストラリアで、のんびりとした国民性と豊かな自然が魅力です。
語学学校においても国の認可が必要で教育の水準が一定以上に保たれており、しっかりと英語力を伸ばしたい方にもぴったりです。
比較的治安が良くインフラも整っているため、日本人にとって安心して過ごせる環境といえます。
カナダ
カナダも留学初心者の方におすすめの国であり、訛りのない綺麗なアメリカ英語を学びたい日本人留学生に人気です。
移民国家なので世界中のさまざまな民族が共存しており、差別なども少なく日本人にとって住みやすい国といえます。
カナダも比較的治安が良く、主要都市であれば電車などの公共交通機関が発達しているため、生活する上での不便さを感じないのも魅力です。
ニュージーランド
のんびりとした雰囲気と豊かな自然の中で生活したいという方には、ニュージーランドがおすすめです。
ニュージーランドには親日家の人も多く、留学が初めてという方も安心して生活ができます。
他の英語圏の国よりも費用が安く抑えられるため、予算が限られている場合でも留学の選択肢が多い点も魅力です。
フィリピン
とにかく安く留学したい!という方におすすめの国がフィリピンです。
欧米の国よりも費用が安く抑えられるだけでなく、短期間集中で英語力アップできる学習環境も整っています。
フィリピンでは基本的に語学学校に付属している学生寮での生活になるので、ホームステイやシェアハウスはハードルが高いと感じる方にもぴったりです。
マルタ
ヨーロッパの雰囲気が好きで、美しいリゾート地に留学してみたいという方にはマルタがおすすめです。
マルタはヨーロッパ圏の国ですが、マルタ語と英語が公用語のため英語を学びたい日本人に近年人気の留学先です。
ヨーロッパの中では比較的治安が良く物価も安いため、生活しやすいのもマルタの魅力といえるでしょう。
自分に合った留学先を選ぶポイント
自分にぴったりな留学先を見つけられると、充実した留学生活になるだけではなく、その後の人生観を変えるほどの貴重な経験と成長の機会を得られます。
ここでは、自分に合った留学先を選ぶポイントを5つ紹介します。
1:生活環境
生活環境が理想的かどうかという点は、充実した留学生活を送る上で最も重要なポイントです。
住環境、治安の良さ、インフラの整備度、日本食が手に入りやすいかなど、「これだけは欠かせない!」というポイントを書き出してみましょう。
同じ国でもエリアによってガラッと雰囲気が変わるため、便利な場所に住みたいという方はできるだけ大都市を選ぶのがおすすめです。
2:学習環境
留学の1番の目的が「英語力の向上」である場合、学習環境が整っているかをしっかりチェックしましょう。
教育水準の高さや日本人留学生の比率が少ない語学学校があるなど、効率的に英語学習に集中できる国を選ぶのがおすすめです。
他国の留学生が多い国や語学学校を選ぶと、必然的に英語を使う機会が増えるだけでなく、さまざまな国の文化を学ぶ機会にもなります。
3:留学スタイルの豊富さ
国によって留学スタイルの豊富さが異なるため、自分の目標に合わせた留学プランを叶えられる国を選ぶのも大切です。
英語を学ぶ語学留学以外に、働きながら休暇を楽しめるワーキングホリデー、専門スキルを身につける大学留学、より高度な知識を学ぶ大学院留学などもあります。
ワーキングホリデーはビザを申請できる国や年齢条件が限られるため、留学するタイミングをしっかりと検討する必要があります。
4:留学費用
留学費用をどれくらいかけられるかという点も、自分に合った留学先を選ぶポイントの1つです。
国によっては学生ビザでは現地で働けないケースもあるため、留学前に余裕を持たせた費用を準備しておく必要があります。
留学費用には学費と生活費のほか、渡航費、海外保険費用、ビザ申請費、旅行のための娯楽費など、想像以上にお金がかかると考えておくといいでしょう。
現地ではクレジットカードが必要になることも多いので、あらかじめ準備しておくと安心です。
5:日本との距離や時差
留学する国選びで重要なポイントは、日本との物理的な距離と時差です。
日本との距離はフライト時間と航空チケット代に関係するため、日本から遠ければ遠いほどフライトの時間が長く、チケット代が高くなります。
留学期間が長くなる場合に一時帰国する方も多くいますが、チケットが高額で帰りたくても帰れないという事態に陥る可能性もあります。
また、留学初心者の方は日本との時差についても考えておきましょう。
日本との時差が大きいと、ホームシックになったときに連絡が取りづらく、留学生活が辛くなって挫折することもあります。
オーストラリアやニュージーランド、フィリピンは日本との時差がほとんどないので、ホームシックが心配な方にはおすすめの国です。
留学費用
ここでは、留学費用を安く抑えられるおすすめの国を3つ紹介します。
1位:フィリピン
留学費用をできるだけ抑えて効果的に英語を学びたい方は、フィリピンを選べば間違いないでしょう。
学費や生活費などが他の英語圏の国よりも安い上に、自分の英語レベルに合わせたマンツーマンレッスンが受けられます。
ただし、インフラが整っていなかったり生活レベルが発展途上だったりと、便利で快適な生活を求める方には向かない場合があります。
2位:ニュージーランド
英語を公用語とする国の中では比較的費用が安く、生活環境も整っていて暮らしやすいニュージーランドもおすすめです。
ウェリントンやオークランドなどの都市部もありますが、基本的に雄大な自然と羊牧場のあるカントリーサイドが多いため、都会で暮らしたいという方は滞在するエリアが限られてきます。
3位:カナダ
カナダは欧米諸国の中では比較的費用が抑えられる国であり、留学スタイルの選択肢が幅広いのも特徴です。
ワーキングホリデーを体験してみたい方にはおすすめで、都市部であれば仕事も見つけやすく生活費を補いながら留学できます。
ただ、都市部を中心に家賃が高騰しているため、家賃を抑えた住まい探しに関しては難航する可能性があります。
学習環境
ここでは、留学初心者でも安心して英語が学べる学習環境の整ったおすすめの国を3つ紹介します。
1位:カナダ
カナダは移民国家であり、さまざまな英語のアクセントで話す人々がたくさんいるため、英語初心者でも話しやすい雰囲気があります。
学校の国籍比率もバランスが良い国であり、Co–opというカナダ独自の有給インターンシップの機会も得られる留学プログラムが人気です。
2位:オーストラリア
オーストラリアの語学学校はすべて国の認可が必要なため、教育水準が一定以上に保たれており当たり外れが少ないという特徴があります。
マリンアクティビティも盛んなので、英語の勉強以外にも留学生活を充実させたいという方にはぴったりです。
3位:ニュージーランド
ニュージーランドはオーストラリアよりも少人数でアットホームな雰囲気の学校が多く、英語初心者の方でも馴染みやすいため安心して勉強ができます。
ニュージーランドは羊牧場が多いので、ファームステイを体験してみたいという方におすすめの国です。
生活環境
ここでは、インフラが整っていて過ごしやすく生活環境の良いおすすめの国を3つ紹介します。
1位:オーストラリア
オーストラリアにはシドニーやメルボルンなどの大都市から、自然豊かなケアンズやブリスベンなど同じ国の中で雰囲気の異なるエリアを選べる魅力があります。
どの都市もインフラが整備されていて暮らしやすいという特徴もあり、留学初心者や生活に便利な場所が良いという方にもおすすめの国です。
また、エリアによっては1年中温暖な気候であるため、寒さが苦手な方にもぴったりです。
2位:カナダ
カナダのバンクーバー、トロント、モントリオールなどの主要都市は電車やバスの交通機関も発達しており、日本食も手に入りやすく日本人にとって暮らしやすいエリアです。
夜に1人歩きしない、治安の悪い場所には近寄らないなど、基本的なことに気をつけていればトラブルに巻き込まれる可能性も低いです。
ただし、冬はほとんどのエリアでマイナス気温になるため、寒さが苦手な方はバンクーバーなどの西海岸エリアを選ぶようにしましょう。
3位:マルタ
マルタはリゾート地として有名な国で、1年を通して温暖でほとんど晴れているため非常に過ごしやすいという特徴があります。
マルタはとても小さな島国なので電車はなく、留学中の移動手段は基本的にバスになることが多いですが、のんびりと暮らしたい方にはおすすめです。
まとめ
この記事では、海外留学におすすめの国と自分に合った留学先を選ぶポイントについて紹介しました。
それぞれの国で学べることや体験できることが異なるため、自分がどんな留学生活を過ごしたいのか、また留学を通じてどんな成果を得たいのかをしっかり考えてから決めるのがおすすめです。
海外留学を検討している方はぜひ本記事を参考にしながら、理想の留学生活を叶えられる国を選んでみてくださいね!

◇経歴
・英米文学科卒業
・George Brown College卒業(カナダ・トロント)
・カナダ現地のパティスリーにてパティシエとして働く
・現在はWebライターのほか、SNS運用やコンテンツクリエイターとして活動しています。
◇資格
IELTS General 6.0
◇留学経験
・ニュージーランド(2週間)
→高校留学でホームステイ体験
・カナダ(13年)
→ワーキングホリデー→カレッジ留学→現地就職→永住権取得
◇海外渡航経験
長期滞在:カナダ、韓国(3ヶ月)
旅行:ニュージーランド、オーストラリア、アメリカ、
イタリア、タイ、インドネシア、シンガポールなど
◇自己紹介
英語学習や留学に関する記事を書いているWebライターです。
幼少期から英語や海外に興味があり、子ども英会話教室に通ったり、ニュージーランドへ短期留学したり、大学は英米文学を専攻したりと英語に関わる人生を過ごしてきました。
現在はカナダ在住13年め、海外で子育て奮闘中です。
英語学習や海外生活に興味のある方に、役立つ情報をお届けできたらと思っています。どうぞよろしくお願いします!