海外留学先の国と費用を比較
海外留学を検討している方にとって、1番悩むのが「留学先」ではないでしょうか。
「どこの国に留学するのが良いの？」「どのくらいの留学費用がかかるの？」と、おすすめや費用の相場を知りたい方も多いですよね。
留学で失敗しないためには、まず自分に合った留学先を選ぶことが何よりも大切です。
そこで今回の記事では、海外留学におすすめの国の特徴と留学費用について詳しく解説していきます。海外留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
アメリカ
英語留学と聞くと、真っ先に思い浮かぶのがアメリカではないでしょうか。日本の英語教育はアメリカ英語がベースになっているため、比較的スムーズにネイティブスピーカーの発音や英語表現に慣れることができます。
世界から留学生が集まるアメリカには、質の高い教育機関が多く、語学学校から世界屈指の難関大学まで数多くの教育機関があります。語学以外にもエンタメやビジネス、資格など専門知識を学べる学校もあるので、自分の目標やニーズに合わせた留学が可能です。
また、州によって雰囲気が大きく異なるのもアメリカの特徴。州ごとに文化、価値観、ライフスタイルが大きく異なるため、そうした多様な選択肢の中から自分に合った留学先を選べるのもアメリカ留学の大きな魅力です。
多様な文化や価値観に触れることで、英語力の向上はもちろん、留学を通して自分の視野を大きく広げることができるでしょう。
アメリカ留学の費用について
アメリカ留学にかかる費用は、往復の飛行機代や現地での生活費、語学学校費などを合わせて1ヶ月あたり40〜60万円が相場です。ただし、留学するエリアによって必要な生活費は大きく異なります。
カリフォルニア州やニューヨーク、ハワイは物価が高く、現地での生活費だけで20万円前後かかります。
物価が比較的安いエリアは、ダラスやオースティンなどのテキサス州、ミシシッピ州、オハイオ州などです。生活費の相場は13万円前後と、都市部に比べて予算を抑えることができます。
このようにアメリカは州によって家賃や物価が異なるため、予算に合わせて留学先を探すことが大切です。
カナダ
カナダも語学留学先として世界で人気のある国のひとつです。
海外留学生に寛容な雰囲気があり、外国人に対しての差別が少ないのが特徴。様々な国籍の人が生活しており、外国人留学生にとって馴染みやすい雰囲気があります。
カナダ最大の都市であるトロントは、「世界の住みやすい都市ランキング」でトップ10にも選ばれている人気の留学先です。自然と都市が融合した落ち着いた環境で、のびのびと英語を学べます。
さらに、カナダ英語は発音がはっきりしており、日本人にとって聞き取りやすい・発音しやすいという点も大きなメリット。教育レベルが高く、質の良い授業を受講できるので、じっくり英語力を伸ばしたい方におすすめです。
カナダ留学の費用について
1ヶ月の留学にかかる費用の相場は40〜55万円程で、同じ英語圏であるアメリカやイギリスよりも費用を抑えて留学できます。
現地での滞在は、ホームステイもしくは語学学校が運営する学生寮に滞在するのが一般的です。また、長期留学であればシェアハウスという選択肢もあります。
カナダではワーキングホリデービザで就労も可能なので、働きながら英語を学ぶことも可能です。「語学学校に通ってからワーキングホリデーに切り替える」ということもできるので、長期留学を考えている人におすすめな渡航先です。
オーストラリア
オーストラリアも、留学先として高い人気を誇る国です。日本を含むアジアからの留学生が多く、外国人に対してフレンドリーな雰囲気があります。
1年通して温暖な気候なため、過ごしやすいのが特徴。豊かな自然と都市が融合しており、リラックスした環境で英語を学べます。アウトドアアクティビティなども多いので、勉強以外にも充実した留学生活を送れるでしょう。
オーストラリアの語学学校ではイギリス英語をベースにしているところが多く、「アメリカ英語よりもイギリス英語に興味がある」という方におすすめ。オーストラリア独特の表現などもあるので、アメリカ英語と比べてみるのも面白いです。
また、日本から距離も近いので、北米やヨーロッパ圏と比べて留学しやすいのも特徴。短期留学のハードルが低い、日本への一時帰国がしやすい、時差も少ないため家族や友人と連絡がとりやすいといったメリットがあります。
オーストラリア留学の費用について
オーストラリア留学にかかる費用の相場は1ヶ月40〜55万円ほど。オーストラリアは家賃が高いため、ホームステイやシェアハウスをするのが一般的です。
オーストラリアで留学に人気の都市と言えば、シドニー・メルボルン・ブリスベンなどが挙げられます。オーストラリアもエリアによって生活コストが変わるため、事前にリサーチしておきましょう。
また、オーストラリアもワーキングホリデー制度があるので、現地での就労が可能です。長期留学を考えている場合、現地で働いて収入を得るという選択肢もあります。
イギリス
「本場の英語を学びたい」という方にはイギリス留学がおすすめです。
世界各国から学習意欲が高い学生が集まるので、刺激的な環境で英語を学べます。語学学校や大学の質が高く、レベルの高い英語教育を受けられるので、じっくり英語力を伸ばしたい方に向いている留学先です。
また、日本人留学生が比較的少ないので、英語オンリーの環境に身を置ける点も英語学習に集中したい方におすすめなポイントです。
さらに、歴史を感じる美しい街並みや美術館が多く、英語だけではなくイギリスの豊かな文化に触れられる点も大きな魅力です。ヨーロッパ各国への旅行もしやすく、日本からでは時間と費用がかかるドイツやフランスなどの国にも、イギリスからだと比較的簡単に旅行ができます。
イギリス留学の費用について
イギリス留学にかかる費用は、往復の飛行機代や家賃などの生活費を含めて、1ヶ月あたり40〜70万円が相場です。エリアによって物価や家賃が変わるため、どの都市に留学するかで必要な費用が大きく異なります。
また、イギリスには数多くの語学学校や大学があり、どこに通うかによっても必要な費用が変わってきます。自分の予算と学習目的に合わせて、最適な留学先を選ぶことが大切です。
フィリピン
フィリピンは東南アジアに位置する島国で、首都はマニラです。
アメリカの植民地だった歴史があるフィリピンでは、公用語としてフィリピノ語の他に英語が使われています。ネイティブスピーカーと遜色ない流暢なアメリカ英語を話す人が多く、英語力のレベルは非英語圏の中でトップクラスです。
フィリピンではマンツーマンレッスンが基本であるため、レッスン密度が濃いのが特徴。自分のレベルに合わせたレッスンを受けられるので、短期間でも大幅な英語力向上が見込めます。
また、フィリピン留学では「スパルタ式」と呼ばれる、朝から夜まで学習スケジュールが組まれるカリキュラムがあり、英語学習に集中できる環境が整っています。英語漬けの生活で、「一気に英語力を伸ばしたい」「本気で英語学習に取り組みたい」という方におすすめな留学先です。
留学先として人気があるのは、マニラやセブ、バギオなどで、特にセブ島は「リゾート留学」として近年注目を集めています。フィリピンは地域によって治安が悪いエリアもあるので、留学先や滞在先を選ぶ際は現地の治安にも注意が必要です。
フィリピン留学の費用について
フィリピン留学にかかる費用の相場は、1ヶ月で25〜35万円ほど。欧米留学の3分の1〜2分の1程度の費用で留学できるので、そのコスパの良さも魅力です。
日本から飛行機で4〜5時間程度と距離が近く、他の国に比べて渡航費も安いため、留学のハードルが低く、休暇を利用した短期留学にも適しています。
滞在先は語学学校が運営する学生寮が一般的です。学生寮の料金は何人部屋かによって変わる場合が多く、3人以上の複数人用の部屋だと格安で泊まることができます。
マルタ
マルタは、ヨーロッパの地中海に浮かぶ小さな島国です。
マルタでは公用語としてマルタ語の他に英語が使われており、流暢な英語を話す人が多いのが特徴。ヨーロッパを中心に世界から留学生が集まるため、「多国籍な環境で英語を学びたい」という方におすすめです。
年間を通じて温暖な気候で、豊かな自然に囲まれているため、リラックスした環境で英語を学べるのも魅力。歴史的な建造物や美しいビーチが多く、休日のアクティビティなども充実しています。
マルタ留学の費用について
1ヶ月のマルタ留学に必要な費用の相場は、30〜50万円ほど。マルタはヨーロッパの中では比較的物価が安く、「ヨーロッパに留学したいけど予算が限られている」という方におすすめな留学先です。
語学学校の授業料は時期によって異なる場合があり、留学生が多い夏シーズンは高め、逆に留学生が少ない冬シーズンは低めに設定されていることが多いです。留学を検討する場合は、時期による価格の違いなども比較した上で決めると良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、海外留学におすすめな国と費用の相場について紹介しました。
国によって様々な特色があるので、比較しながら自分に合った渡航先を見つけることが大切です。
ネイティブキャンプでは、今回紹介した国出身のネイティブスピーカーの講師が多数在籍しています。気になる留学先の情報を、現地の講師に質問してみるのもおすすめですよ。
ネイティブキャンプでは7日間の無料お試しもできるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
◇経歴
英語使用歴：6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
（アメリカ、カナダ、オーストラリアなど）
・海外在住歴：4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。
