
「留学に行きたい!」と思って行き先を決める時、何を基準にしますか?住環境や勉強できる内容の他に、「学校にはどれくらいの日本人がいるのか」を調べる人もいるのではないでしょうか。確かに自分と同じバックグラウンドを持ち、日本語が通じる日本人が多いのか少ないのかによって、留学生活にも違いが生まれます。
この記事では 留学先として有名な各国の語学学校の特徴と、 日本人留学生の傾向について詳しく解説していきます。
- 世界各国の語学学校における日本人留学生の傾向
- 日本人比率が高い語学学校のメリットとデメリット
- 日本人比率が低い語学学校での学習環境とその魅力
- 日本人スタッフ常駐の語学学校のサポート体制
- 留学エージェントを活用した語学学校選びのポイント
- まとめ
世界各国の語学学校における日本人留学生の傾向
まずは日本人留学生の留学先や日本人留学生の動向について解説します。どんな国に留学している人が多いのでしょうか。また、人気の留学先にある語学学校の特徴についても紹介します。
日本人留学生の留学期間は?
独立行政法人日本学生支援機構による「2022(令和4)年度日本人学生留学状況調査結果」によると、留学した日本人学生58,162人のうち、28,524人が1ヶ月未満の留学をしています。一方、6か月以上1年未満の留学は10,427人、1年以上の留学は1,917人です。
この留学状況を見ると、日本人学生の留学傾向としては、1ヶ月未満の短期の留学をしている人が圧倒的に多いことがわかります。
日本人留学生の留学先は?
日本人の留学先はどこが多いのでしょうか。再び独立行政法人日本学生支援機構による「2022(令和4)年度日本人学生留学状況調査結果」を見てみると、上位3カ国にはアメリカ、カナダ、オーストラリアといった広く英語が話されている国が並びます。
英語圏以外でも英語力の高い人が多く、語学学校も多いフィリピンも人気の留学先となっています。
またヨーロッパでは、英国、フランス、ドイツに留学する人も多いです。大学のフランス語やドイツ語を第二外国語で勉強している人も多いですし、現地の大学へ留学する人もいます。
各国の語学学校の特徴:アメリカ
日本人留学生に人気のある語学留学先とその語学学校の特徴について紹介します。
まずはアメリカです。アメリカの語学学校は日本人が学校教材などで親しんだアメリカ英語で勉強することができるので、日本人にとって英語が勉強しやすい国であるといえます。その分日本人比率が高い場合も多いので、日本人のいない環境で勉強したい人は留学先を選ぶ際に日本人比率を確認するようにしましょう。
また留学先の都市にもよりますが、アメリカは車社会のため、車が無いと観光や移動が難しいことがあります。もし車を使わずに積極的に観光をしたいという場合には、観光ツアーなどのアクティビティが充実している語学学校や公共交通機関が発達している都市を選ぶようにしましょう。
各国の語学学校の特徴:オーストラリア
オーストラリアの語学学校では、アメリカの語学学校と比べるとややお手頃な価格でありながら、英語圏での留学を経験することができます。日本からの距離が近く、時差も少ないため、海外経験が少ない人でも適応しやすいです。日本人が多いので、日本人スタッフが常駐している学校もありますし、ワーキングホリデーや仕事の駐在で滞在している日本人も多いため、困った時に頼りやすいです。
ただ、オーストラリアの英語はオージーイングリッシュと呼ばれる少しユニークな英語であるため、最初は街中の英語が聞き取れないこともあるかもしれません。でも、オーストラリアの文化体験だと思って楽しむようにすれば問題はありません。
各国の語学学校の特徴:フィリピン
フィリピンの語学学校の特徴は、多くの場合、語学学校の中に食事・洗濯・掃除などのサービスがついた学生寮が用意されていて、便利で快適な環境で英語漬けの生活を送ることができる点です。日本と比べると物価が安いため、生活費用も含めた留学費用も安く、大学生がアルバイトで留学資金を貯めてフィリピン留学をするということもよくあります。また、授業はマンツーマン形式で行われることが多く、人前で話すのが苦手でも英語を話しやすいです。
学校内の日本人比率は高いことが多いですが、マンツーマン授業では先生との一対一で英語を話す機会が確保されているため、 授業で日本語を話してしまうということにはなりません。また日本人が特に多い日本資本ではなく、韓国資本の語学学校を選ぶという方法もあります。
参考URL
https://www.sihd-bk.jp/personal/column/child/popular-study-abroad-countries/
https://www.studyinjapan.go.jp/ja/statistics/japanese-students/data/2405241100.html
https://www.ryugaku.co.jp/rjcolumn/lang-country/#index_id7
https://tabiken-ryugaku.co.jp/ph/convenient/study-abroad-merits/
https://berkeleyhouse.co.jp/blog/abroad/australia-language-studyabroad/
日本人比率が高い語学学校のメリットとデメリット
日本人比率が高い語学学校というと、デメリットを思いつく人も多いでしょうか。実はメリットとデメリットどちらもあります。自分に合う留学先を見つけるために、見ていきましょう。
メリット:語学学習仲間を作ることができ、交流関係が長く続きやすい
語学学校で出会えるのは自分と同じように語学力を伸ばしたいと思っている人達です。年齢や文化といったバックグラウンドが違っても、共通の話題があるので仲良くなりやすいですし、一緒に勉強することで自分のモチベーションアップにもつながります。
特に語学学校の場合、通っている人たちのほとんどは、留学期間が終わったら自分の国に帰ります。今では日本人以外の人と仲良くなって、帰国後もSNSで交流するのが簡単になりましたが、仕事や学業が始まるとお互い忙しくなってなかなか連絡できなくなることも多いです。
でも、日本人同士であれば時差もなく気軽に連絡が取れて、直接会うのも比較的簡単です。このように日本人比率が高いが語学学校で、日本人と仲良くなったら、語学学習仲間との交流関係を長く続けることができるのです。
デメリット:英語ではなく日本語を話してしまう
まだ語学力が十分ではないという場合、せっかく語学学校に来ているのに、日本人同士では日本語で話してしまう人も多いです。英語を使う機会が失われてしまいます。そして他の日本語がわからない友人が日本語の会話に入れなくなってしまうので、日本人以外と国際交流をするチャンスが減ってしまいます。
自分の志を高めて日本人に対しても英語を話すようにすれば、このデメリットを解消することができます。しかし、語学学校に通う理由は様々であり、全員が志高く留学してきているとは限りません。日本人留学生の中には「どうして日本人同士なのに英語で話すの?」や、「わからないから日本語で話してよ」と言って、好んで日本語を使おうとする人もいます。このようなクラスメイトが多い学校の場合、自分が頑張ってもなかなか周りの環境を変えることが難しいです。海外にいても結局日本語を話す状況になってしまうのでもったいないです。
だだし、留学生活の中で日本語を全然使っていないと、学習中の言語ではなかなかうまく、詳しく話せないイライラなど、ストレスがたまってしまうこともあります。そんな時には日本語を使う時間も留学生活を順調に送るための大切な時間になります。
参考URL
https://www.ceburyugaku-master.com/article/japanese-ratio.html
日本人比率が低い語学学校での学習環境とその魅力
日本人比率が低い語学学校というと、日本人がいなくて緊張してしまいそうなんて思う人もいるかもしれません。どんな魅力があるのか紹介していきましょう。
国際交流の機会が増える
海外留学の魅力の一つは、英語レッスン以外の普段の生活で出会うことが少ない海外の人たちと交流できることです。日本人比率が低い語学学校では、クラスメイトの多くが日本以外の国から来た学生になるため、日本人比率が高い語学学校よりも国際交流の機会が増えます。
英語を使うから英語力が向上する
また、日本語が通じない相手と交流することになり、お互いの共通言語は語学学校で勉強している英語になるため、必然的に英語を話す機会が増えます。
日本人はシャイな性格の人が多いので、人前で英語を使えるか不安な気持ちが大きくてなかなか話せないという人も多いです。そんな自分を「英語を話さなくてはいけない環境」に置くことで、語学力の向上につなげることもできます。
日本人スタッフ常駐の語学学校のサポート体制
日本人が多い語学学校には、日本人スタッフが常駐していることが多いです。でも日本人スタッフはどんなサポートをしてくれるのか、気になります。具体的に紹介します。
トラブルが発生した時に安心
留学中は慣れない海外生活になるため、体調面や生活面でトラブルが発生することもしばしばあります。病院に行ったり、部屋の修理を依頼したりといったことも、英語や現地の言葉で行わなくてはいけません。
でもそんな時に語学学校に日本人スタッフがいれば、日本語でトラブルを相談することができます。留学先の国に長期滞在しているスタッフであれば、現地の事情にも通じているので頼もしいです。
日本人の視点で悩み相談に乗ってくれる
日本人スタッフは日本人留学生と似たバックグラウンドを持っているので、同じ視点に立って悩みを聞いてくれます。
例えば英語学習の悩みや人間関係の距離感など、日本人以外の先生や他の学生になかなか理解してもらえないことがあっても、日本人スタッフであれば理解することができ、自分の経験もベースにして具体的なアドバイスをくれることが多いです。
参考URL
https://www.iss-ryugakulife.com/useful/15916.html
留学エージェントを活用した語学学校選びのポイント
最後に留学エージェントを活用して語学学校を選ぶ際に、どんなことを考え、何を決め手にすれば良いのかについて解説します。
留学の目的を決める
語学学校を選ぶにあたり、何を目的にするのか決めることはとても重要です。語学力、ダンスや音楽などのスキルを伸ばすということが決まっているのであれば、さらに目指したいのは苦手克服なのか、海外経験を積むことなのかなど、目的を深掘りしていきます。はっきりした目的があれば、留学エージェントとの相談の中でぴったりの留学先を見つけることができるでしょう。
また、考えるのが難しいという人はそのまま留学エージェントに相談しましょう。留学エージェントはこれまで多くの留学生の悩みを聞いているので、それぞれに合った提案をしてくれるはずです。
日本人比率について確認する
まず、語学学校を選ぶ時に留学エージェントに留学先の日本人比率を確認しておきましょう。日本人が多い語学学校には日本人スタッフが常駐していることも多いですから、海外生活の経験が浅くて留学先の生活に不安があるという人は、日本人スタッフの有無も選択の条件に入れてみても良いでしょう。
なお、留学エージェントが紹介するのは語学学校全体の留学生のデータで、実際に日本人が少ないと言われる語学学校に留学してみたらクラスメイトがほとんど日本人だった!ということがあります。これは、同じような学習経験を持っている日本人が同じレベルのクラスに集まりがちであることから起こります。しかし、英語のレベル関係無く参加することができる学校の課外アクティビティに参加して別クラスの友人と交流するなど、自分の行動次第では日本人が少ない環境を活用することができるのを覚えておきましょう。
参考URL
https://nativecamp.net/blog/20240208-study_abroad_school#学校選びのポイント
まとめ
この記事では語学学校の選び方について、各国の語学学校の特徴、日本人留学生の傾向や日本人留学生の比率という観点から解説してきました。日本人留学生の多さは時にメリットにもデメリットにもなります。実際に留学を考える際には、自分の留学の目的や学校の学習環境などを調べながら検討してみてくださいね!
◇経歴
教育系企業で国際交流事業をサポートする仕事をし、英語でメールや会議をしていました。
◇資格
・英検(実用英語技能検定) 1級
・TOEICスコア 940
・TOEFL iBTスコア 78
◇留学経験
マレーシアのクアラルンプールにある語学学校に1年間留学して勉強しました。また、高校生の時にニュージーランドの現地の高校に2週間滞在して英語研修を受けたこともあります。)
◇海外渡航経験
マレーシア留学中にシンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ・ダルサラーム王国、オーストラリアに旅行しました。その他、大学生の時に国際交流事業に参加して中国に行ったこともあります。
◇自己紹介
私は中高生時代、自分が留学するなんて考えられないくらい英語が苦手でした。高校の語学研修も後ろ向きな気持ちで行ったのを覚えています。
でも大学入学後に留学生の友達ができてから国際交流に興味を持ち、英語の勉強に前向きに取り組めるようになりました。今でも勉強自体は苦手ですが、海外の友達とのコミュニケーションツールとして使いたいという思いをモチベーションに変えて、頑張っているところです。
英語が苦手な人の視点に立てるライターとして、皆様に楽しんで読んでいただける記事をお届けします!