2カ国留学ってどんな留学方法?〜2カ国留学の基本情報・メリット・デメリット・人気の渡航パターンを紹介〜

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最近、2カ国留学が留学生の間で一般的となりつつあるのをご存じですか?2カ国留学は、その名の通り2つの国へ行く留学方法のことで、人気なのはまずフィリピンなどの滞在費が安い国に数か月間滞在して英語力を上げ、その後カナダやオーストラリアなどの国へ行く方法です。

特にフィリピンの語学学校には様々なコースがあり、「カナダやオーストラリアへワーホリに行く前に英語力を上げたい。」「IELTSスコアを上げてからほかの国へ行きたい。」など留学生それぞれの要望に応えることが可能です。

2カ国留学について、詳しく解説していきます。

2カ国留学とはどんな制度?

2カ国留学には2つのパターンがあります。

パターン①

1カ国目に行った後にもう1カ国留学をするパターン。
例)カナダ・ワーホリ1年→ニュージーランド・ワーホリ1年
例)イギリス・ワーホリ1年→ドイツ・学生ビザ半年

パターン①に向いているのは?
・すでにある程度の英語力がある人
・30歳という年齢制限前にとにかく多くの国へワーキングホリデーに行きたい人
・複数の言語を習得したい人
に向いています。

ワーキングホリデー制度は申請時に30歳以下であること、というルールがあり行ける期間が人生の中で限られているため1カ国目の滞在を終えた後すぐに次の国へ行く人も多いです。

もしくは、1カ国目滞在中にいろいろな人の話を聞くうちにもう1カ国行きたくなってその場でビザを申請する人もいます。

パターン②

本命の国に行く前に英語力を底上げするためフィリピンなどの授業料や滞在費の安い国から本命の国へ行くパターン。
例)フィリピン2か月→カナダ1年
例)フィリピン3か月→オーストラリア1年

カナダやオーストラリアにワーキングホリデービザを使って渡航する予定の留学生や、ヨーロッパ圏や欧米の大学・専門学校に行く予定の留学生など様々な進路を持つ留学生がこの留学方法を利用します。

パターン②に向いているのは?
このパターンに向いているのは
・英語力に自信のない人
・大学・専門学校に入学するために、IELTSやTOEICなどのテストスコアが必要な人
・社会人で昇進や転職にIELTSやTOEICなどのテストスコアが必要な人 です。

カナダやオーストラリアでは英語力が理由で職場になじめず職を失うケースもあり、英語力の低さもその理由になり得ます。それどころか、英語力が低ければバイトの面接を突破することも難しいです。

英語力を伸ばすためにワーキングホリデー中はレストランのホールスタッフやカフェスタッフになりたいと思っている人は多いと思いますが、もちろんそれには英語力が必要です。そして仕事場は英語力を伸ばすための場所ではないので、最初からある程度の英語力が身についていることが求められます。

英語力が身についていないまま本命の国へ行ってしまい、英語を使う機会が少ない仕事にしか就けず英語を使う機会が全くなく、英語力が上がらずにとうとう日本へ帰国する、という人は本当に多いです。もっとひどいケースだと仕事が見つからずに資金が底をつきわずか数ヶ月で日本に帰らざるを得ないという人もいます。

このような事態を避けるために事前にフィリピンで英語力を上げてから本命の国へ渡航するのです。

また、IELTSコースやTOEICコースもあり、行きたい学校の入学条件を満たすために通う人もいます。点数保障コースがある学校もあり、目的に合わせて最適なコースを選ぶこともできます。

今回はパターン②を意味する「2カ国留学」、特にフィリピンを1カ国目に選んだ場合について解説します。

2カ国留学を行うメリット

英語力を伸ばしたうえで本命の国へ行ける

前述したとおり、英語力が低いままカナダやオーストラリアへ渡航すると本来の目的を果たせないまま日本に帰国することになりかねません。そのリスクを防ぐための一つの手段がこの2カ国留学です。

学校というどれだけ間違えても許される環境で英語を話すことに慣れ、英語力を事前にある程度上げてから本命の国へ行くことで、限られた本命の国への滞在時間を有効に活用できます。

友達を作ることができる

フィリピン留学では基本的に学校に併設される寮もしくは学校指定のホテルに滞在します。同じ建物内で寝食を共にするので短期間でも仲が深まりやすいです。また、2カ国留学を目指して滞在している人の中でも同じ地域・同じ学校に通う予定の人を見つけられる可能性もあります。同じ国・学校に行く予定の友人を1カ国目で見つけられたらとても心強いですよね。

仲が深まりやすい、というのは英語力向上スピードにも結び付きます。後述する学校の授業も英語力向上にもちろん役立ちますが、授業外の時間での友人との雑談や遊びをどれだけ多くするかが英語をどれだけ早く伸ばせるのかに関わってきます。特に全寮制の学校の場合食堂で一緒に夕食を食べたり、学校内の卓球やビリヤードなどがあるレクリエーションルームで一緒に遊ぶことで楽しく英語力を伸ばすことができます。

その場合には日本人だけで固まるのではなく様々な国の友達を作り、交流することを心掛けてみてくださいね。

そもそも、なぜフィリピン留学がいいのか。

先ほどから紹介しているフィリピン留学。なぜいいのでしょうか。

授業時間が長い
授業時間がほかの国に比べて格段に長いことがメリットとして挙げられます。コースや学校にもよりますがフィリピンの語学学校の授業時間は約10時間ほど。対してカナダやオーストラリアなどの授業時間は4~5時間です。

さらに、カナダやオーストラリアの授業は15~20人ほどの集団授業なのに対してフィリピン留学ではマンツーマンレッスンが主流です。

このようなカリキュラムが用意されているので2カ国目に行く前にしっかりと英語力を伸ばすことができます。

イメージしやすいようにフィリピンの語学学校の1日のスケジュールを紹介します。

6:30-8:00 モーニング授業(20~30人の集団授業)
8:00-8:45 朝食
8:45-10:15 ライティング(マンツーマン)
10:25-11:55 リーディング(5人の集団授業)
11:55-13:00 昼食
13:00-14:30 リスニング(5人の集団授業)
14:40-16:10 スピーキング(マンツーマン)
16:20-17:50 選択授業(20人ほどの集団授業・映画鑑賞など)
17:50-19:00 夕食
19:00-20:30 イブニング授業(20~30人の集団授業)

一日めいいっぱいのスケジュールで大変そうに見えますが、元気で明るいフィリピン人の先生との授業は楽しく、あっという間に時間が過ぎます。

授業料・滞在費用が破格に安い
そもそもの物価が安いフィリピンでは授業料や滞在費も安く済みます。

これも学校や滞在方法によりますが、1か月の授業料と滞在費を合計しても約17万円ほどです。カナダやオーストラリアで1か月ホームステイをしながら語学学校に通った場合約30万円ほどかかるので、授業時間の長さも加味すると破格の安さであることがわかります。

物価が安いので友人とレストランに行くなどしても安く済むところもおすすめポイントです。

アクティビティが豊富
海に囲まれた島国で南国のフィリピンはマリンアクティビティが豊富です。授業は平日のみの学校がほとんどなので土日はフィリピンでできた友人と泊まりがけで遊びに行く人も多いです。

平日はがっつり勉強するので、土日はマリンアクティビティでリフレッシュしてはいかがでしょうか。セブなどのリゾート地とマニラなどの都市部では楽しめるアクティビティや雰囲気も違うので比較して選んでみてください!

フィリピン留学まとめ
以下に、フィリピン留学と他国留学を比較した表を紹介します。

カナダやオーストラリアなど フィリピン
授業時間 4~5時間 10時間
授業の形式 集団授業 マンツーマンが主
授業料+滞在費(1カ月分) 約30万円 約17万円
アクティビティ 国によるがピクニックやバーで飲み会など ホエールウォッチングやダイビングなど

2カ国留学を行うデメリット

2カ国分の費用がかかる

いくらフィリピン留学が安いといえども1カ国多く行くので授業料や航空券代の費用が少し高くなります。そのため少し多くお金を用意する必要があります。

2カ国留学を一括で申し込むと割引をしてくれる留学エージェントもあるので問い合わせをしてみてください。

荷物が多くなる

特にフィリピンから直接行く場合は荷物が多くなります。常夏のフィリピンから真冬のカナダへ行く場合は夏服・冬服両方の用意が必要となり荷物がかさばります。

そこでおすすめなのはフィリピンで着る服は現地で調達してしまうこと。市場へ行けば服が安く手に入りますし、フィリピン留学が終わったら捨ててしまうこともできます。

環境次第では英語力を伸ばせない

2カ国留学自体のデメリットとは少し違いますが、学校選びや環境次第では英語力を伸ばせない可能性もあります。特にフィリピンの語学学校は学校によってレッスンのクオリティにばらつきがあります。また、国籍比率も重要で、日本人が多すぎる学校だとどうしても日本人だけで固まり日本語で話す機会が多くなりすぎてしまい、英語力向上を阻害する一因になりかねません。

レッスン数が少なく、さらにレッスンクオリティも低く周りの友達がほぼ日本人、という環境では英語力が伸びづらくなってしまいます。せっかくの2カ国留学なのに1カ国目でつまずき、2カ国目のプランが狂ってしまいます。

このような事態を防ぐためには学校・環境選びが重要になってきます。

人気の2カ国留学のパターンを紹介

例1)アメリカの大学に進学する予定の人の場合
1~3か月間:フィリピン、IELTSコース→フィリピン留学後、IELTSテストを受けスコア取得
1年~4年間:アメリカ
例2)カナダでのワーホリ前に英語力を伸ばしたい人の場合
1~3カ月間:フィリピン語学学校、ESLコース(スピーキングに特化したコース)
1~2カ月 カナダ語学学校、ESLコース(カナダでの友達作りを目的に通学)+バイトで英語を使用

※期間やコースはおのおののプランに合わせて自由に組み合わせることが可能です。

2カ国留学の口コミ

海外留学に行きたいけれど、英語力に不安があるという人は少なくありません。だからこそ今、2カ国留学をする人が増えているのです。

フィリピン留学に来る人の中には英語が全く話せなかった人も多くいますが、数カ月フィリピンで集中的に学び、基礎力を高めてからほかの国へ行くのでスムーズに現地の生活になじめています

また、学生や社会人、ワーホリ予定の人や海外の大学進学予定の人など様々な人が集うフィリピン留学では、留学に来なければ出会えなかった人と年齢も国籍も超えて友達になることができます。英語力だけでなく一生モノの友達・経験ができたという口コミも多くあります。

まとめ

2カ国留学は英語に対する不安を自信に変え、挑戦するための第一歩。不安がある人こそこの一歩を今、踏み出してみてはいかがでしょうか。

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