何ができる?フィリピン領事館ガイド!

フィリピン、領事館、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

「駐日フィリピン領事館ではどんな手続きができるの?」
「東京・大阪・名古屋のフィリピン領事館の連絡先は?」

そんな疑問を持っている方に向けて、今回の記事では日本国内にあるフィリピン領事館の基本情報や問い合わせ方法、申請できる手続きの内容について解説します。

また、フィリピンに住む日本人にとっても役立つパスポート申請やeTravelの登録、出生届の出し方などの最新情報もご紹介しています。

フィリピンへの渡航を予定している方や、現地に滞在していてパスポートの申請を検討している方は、ぜひチェックしてみてください!

フィリピン領事館とは?基本情報を解説

日本国内には、東京、大阪、愛知駐日フィリピン領事館があります。それぞれの駐日フィリピン領事館の基本情報や対応エリアをご紹介します。

駐日フィリピン領事館でできること

駐日フィリピン領事館では、主に以下の申請ができます。

・パスポート
・パスポート紛失・破損
・ビザ
・公証・認証
・市民登録
・出生届・婚姻届・死亡届
・LCCM(婚姻要件具備証明書)
・フィリピン人同士の婚姻届

引用:フィリピン共和国大使館、Consular Section Business Hours

領事部は月曜日〜金曜日に開館し、土日祝日は休館となっています。

フィリピン領事館は全国に3か所!所在地と管轄エリアを解説

日本には、以下のフィリピン領事館があります。

在東京フィリピン大使館 領事部
〒106-8537 東京都港区六本木5-15-5
在大阪フィリピン総領事館
〒540-6124 大阪府大阪市中央区城見2-1-61
在名古屋フィリピン総領事館
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3-31-3 尋屋ビル

それぞれの領事館が担当する地域は以下のとおりです。

在東京フィリピン大使館 / 領事部 北海道 / 秋田県 / 青森県 / 山形県 / 宮城県 / 岩手県 / 福島県 / 栃木県 / 群馬県 / 茨城県 / 埼玉県 / 千葉県 / 神奈川県 / 東京都
在大阪フィリピン総領事館 滋賀県 / 三重県 / 京都府 / 奈良県 / 大阪府 / 兵庫県 / 和歌山県 / 鳥取県 / 島根県 / 山口県 / 岡山県 / 広島県 / 香川県 / 徳島県 / 高知県 / 愛媛県 / 福岡県 / 大分県 / 佐賀県 / 熊本県 / 長崎県 / 宮崎県 / 鹿児島県 / 沖縄県
在名古屋フィリピン総領事館 愛知県 / 岐阜県 / 福井県 / 石川県 / 長野県 / 新潟県 / 静岡県 / 富山県 / 山梨県

引用:フィリピン共和国大使館、駐日フィリピン領事館

ご自身の住んでいるエリアに対応した領事館を確認し、手続きをスムーズに進めましょう。

名誉領事館とは?

在東京フィリピン大使館の監督下で、地方都市に設置されているのが「名誉領事館」です。

住所は以下の通りです。
住所: 北海道札幌市西区八軒一条西1-2-10

名誉領事館は、以下の役割を担っています。

・フィリピン国民の権利保護
・フィリピンと日本の経済・文化交流の促進
・フィリピン製品や観光のPR活動

参照:フィリピン共和国大使館、名誉領事館

【在フィリピン日本人向け】パスポートの更新方法と必要書類

ここでは在フィリピンの日本人向けに、パスポート更新の方法オンライン申請の流れ、必要書類、手続き時の注意点などをまとめています。

現地でスムーズに対応できるよう、事前にしっかり確認しておきましょう。

在フィリピン日本人向け:オンラインでパスポート申請できるように!

2023年3月27日から、パスポートの発給申請にオンライン申請が導入されたことにより、スマートフォンからの申請ができるようになり、総領事館や大使館といった在外公館への訪問を一部省略できるようになりました。ただし、パスポートの受け取りには、従来通り在外公館への来訪が必要です。

オンライン申請の条件は、以下の通りです。

・切替申請(戸籍の変更なし):
窓口に行かずに申請可能・受取は窓口

・新規申請や記載変更ありの場合:
戸籍謄本(全部事項証明)の提出が必要。窓口または記録付きの郵送で対応可能

在フィリピン日本人向け:パスポート申請に必要な書類と注意事項

2023年3月27日以降、パスポートの申請手続き方法が変更になりました。以下のポイントを押さえて、スムーズに手続きできるよう準備を進めましょう。

ポイント 詳細
戸籍謄本が必要なケースに注意

以下の場合、戸籍謄本(全部事項証明)の提出が必要になります。

・新規でパスポートを発行する場合 ・氏名・本籍などの記載事項に変更がある場合

「有効期間内の切替更新」の場合は、原則として戸籍謄本の提出は不要です。

ビザページの増補制度が廃止に

パスポートのビザページ(査証欄)が足りなくなった場合、ページの追加が可能でしたが、この制度が廃止されました。

ビザ欄が足りなくなったら再申請が必要です。

パスポートの受け取りは6か月以内に! 新しく発行されたパスポートは、6か月以内に受け取らないと失効します。
申請書の様式が変更

旧様式の申請書は使用できません。

自宅で印刷できる「ダウンロード申請書」が利用できます。

オンライン申請を利用する場合は、申請書の様式変更は関係ありません。

【フィリピンで出生】出生届の提出方法と注意点

フィリピンで生まれた子どもが日本国籍を持つためには、出生から3ヵ月以内に届出を行う必要があります。

日本国籍とフィリピン国籍の両方を取得する子どもの場合も、3ヵ月以内に届出をしないと、日本国籍をさかのぼって失うことになるため、必ず期限内に手続きを行ってください。

必要書類は以下の通りです。

書類 部数・備考
出生届出書 2通(1通はコピー可)
フィリピンの出生証明書+日本語翻訳 各2通(原本+コピー)
(該当者のみ)認知届受理証明書 1通(写し)
届出人の身分証明書(旅券や運転免許証など) 原本持参
(非嫡出の場合)父の身分証明書と日本語訳 各2通(原本+コピー)

令和6年4月1日施行の戸籍法改正により、戸籍謄本の提出は原則不要になりました。本籍と筆頭者名が必要になるため、確認してから領事館に行きましょう。

 eTravelって何?利用方法を解説

フィリピンに渡航・帰国するときに必要なのが、「eTravel(イートラベル)」への登録です。ここでは、eTravelの概要や登録方法、登録するタイミングについて解説します。

eTravelとは?

フィリピンへの渡航や出国時に必要な「eTravel(イートラベル)」は、フィリピン政府が導入したオンライン出入国システムです。

2023年4月15日からは入国時だけでなく、出国時にも登録が必須となりました。現在、紙の出入国カードは廃止されており、「eTravel」への登録が必ず必要になります。

登録方法

eTravelの登録方法は、以下の通りです。

・eTravelの登録サイトにアクセス
・登録完了後に表示されるQRコード を保存(スクリーンショットまたは印刷)し、搭乗前に空港で提示

eTravelの登録は無料で、クレジットカード情報の入力は不要です。支払いを求める偽サイトには注意してください。

登録が必要なタイミングと対象者

入国と出国で登録可能な時間が異なるため、事前に必ず確認しておきましょう。

タイミング 登録可能な時間 登録が必要な対象者
フィリピン入国 到着予定時刻の72時間前から 航空機・船舶の乗客
フィリピン出国 出発予定時刻の72時間前〜3時間前まで 航空機・船舶の乗客

参照:【領事班からのお知らせ】フィリピン出入国時の「eTravel」への登録について(運用変更)

領事館への電話連絡や問い合わせ方法

フィリピン領事館に問い合わせるときは、それぞれの領事館の連絡先や対応時間を確認した上で、正しい窓口に連絡しましょう。

在東京フィリピン大使館領事部

在東京フィリピン大使館領事部の問い合わせ先をご紹介します。

区分 内容
代表番号 03-5562-1600
内線操作手順 「8」→ 内線番号 →「#」→「0」
主な問い合わせ先 ・パスポート・渡航文書:内線 223
・出生・婚姻・死亡届など:内線 221
・認証・国籍・NBI等:内線 220
・ビザ・船籍仮証明書:内線 222
緊急連絡先(旅券紛失、重大な事故・事件など) 080-4928-7979
メール consular@philembassy.net
開館時間 月〜金 9:00〜18:00

在大阪フィリピン総領事館

在大阪フィリピン総領事館の問い合わせ先をご紹介します。

区分 内容
電話番号 06-6910-7881
緊急連絡先 090-4036-7984
メール queries.osakapcg@gmail.com
開館時間 月〜金 9:00〜17:00(祝日除く)

在名古屋フィリピン総領事館

在名古屋フィリピン総領事館の問い合わせ先をご紹介します。

区分 内容
電話番号 052-211-8811
緊急連絡先 090-6580-6724
メール nagoya.pcg@gmail.com
開館時間 月〜金 9:00〜17:00(予約制)

名誉領事館(北海道)

名誉領事館の問い合わせ先をご紹介します。

区分 内容
担当名誉総領事 戸部 謙ルイス
電話 011-614-8090
開館日 月・水・金(祝日以外)
開館時間 9:00〜12:00
※訪問は事前予約が必要です。

まとめ

今回の記事では、フィリピン領事館の基本情報や手続き、eTravelの登録方法について解説しました。

フィリピンに渡航・滞在予定の方は、事前に必要な書類やルールをしっかり確認しておくことで、トラブルを防ぐことができます。

現地でのコミュニケーションに不安がある方には、フィリピン人講師と会話できる「ネイティブキャンプ」がおすすめです。

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