フィリピンのセブは語学学校が多く、また物価も安いことから留学初心者にも人気の高い都市だといえます。
この記事ではセブ留学の基礎知識や特徴、セブでの休日の過ごし方などについて解説します。留学に興味があるものの、どこにすればいいのか、コストが気になる、勉強に取り組めるか不安といった人はぜひ参考にしてください。
セブ留学初心者の基礎知識
ここでは、セブ留学初心者に向けて、留学の基本的な特徴を紹介します。
セブ留学に興味があるものの、どういったものなのかわからない、学習面や講師が気になるといった方はぜひ参考にしてください。
レッスンはマンツーマンが多い
セブ留学の特徴の1つとして挙げられるのが、語学学校ではマンツーマンレッスンが多い点です。
欧米の語学学校の場合、グループレッスンが中心ですが、グループだとなかなか発言する機会が確保できないほか、緊張してしまい思ったように発言できないといった事態になりかねません。
また、周囲のレベルが高いと授業について行くだけでもいっぱいいっぱいになる可能性もあります。
一方で、マンツーマンレッスンであれば、講師は自分のレベルに合わせて授業を行ってくれるため、無理なく勉強に取り組めます。
また、自分以外の生徒はいないため、必然的に講師と会話をする時間も長くなるため、会話量も増えるでしょう。
フレンドリーなフィリピン人の先生たち
フィリピン人講師の傾向として、明るくてフレンドリーな人が多い点も特徴です。
授業中も明るい雰囲気を作ってくれるため、授業にも楽しく取り組めるでしょう。フレンドリーに接してくれるため、英語に慣れていない人でも会話をしやすいはずです。そうなれば、さらに英語の勉強にも取り組みやすくなります。
レッスンの数は多め
セブをはじめとしたフィリピンの語学学校の特徴として挙げられるのが、1日あたりのレッスン数の多さです。
語学学校にもよりますが、1日に7コマ行うケースもあるなど、朝から夕方までみっちりと英語学習に取り組めます。
欧米の語学学校の場合午前のみ、午後のみといったコースが多いことを考えると、英語を習得したい人にとっては大きな特徴だといえます。
日本との時差は1時間
セブと日本との時差は1時間であるため、留学期間中でも日本との時差をほとんど気にすることなく連絡を取ることができます。
また、日本からセブまでの距離も飛行機で5時間程度と移動時間が短い点も特徴です。
欧米の場合1日かけて移動するケースも珍しくない中で短時間で移動できる点は留学初心者にとって大きなメリットだといえます。
留学費用を抑えられる
フィリピンは物価が比較的安いことから、セブ留学は欧米に留学する場合と比べて費用を抑えることができます。
留学初心者にとってコスト面は大きなハードルとなりますが、費用負担が少ないのであれば、留学もしやすくなります。また、距離が近いことから、航空券も比較的安く購入可能です。
セブ島留学初心者の過ごし方
ここでは、セブ留学中に留学初心者がどのように過ごすのか解説します。
平日は語学学校での勉強が中心ですが、放課後や休日などはどのように過ごせるのか、ぜひ参考にしてください。
学校のイベントに参加する
語学学校によっては週末や放課後などにイベントを企画しているケースもあるため、それに参加することで楽しい時間を過ごせます。
特にセブ初心者で現地に知り合いや友達もいない場合、イベントに参加することで新たな友達が見つかるかもしれません。
イベントの種類はさまざまですが、例えば、ハロウィーンパーティやテスト終了後のパーティなどいろいろあります。イベント参加中は英語を話すこととなるため、語学力アップも期待できるでしょう。
市内観光
セブは観光スポットとしても有名な場所であるため、市内観光を楽しむのも初心者におすすめの過ごし方です。
市内には例えば、1500年代に建てられたサントニーニョ教会やその教会の近くにあるマゼランクロス、さらにはフィリピンで最も古い要塞であるサンペドロ要塞などさまざまな観光スポットがあります。
また、ショッピングやマリンスポーツを楽しむのもおすすめです。語学の勉強がメインではあるものの、リラックスするためにも、観光も楽しんでみてもいいでしょう。
スタディツアーやボランティアに参加する
セブ島にはさまざまなNPOやNGOがあり、そのような団体が開催するスタディツアーやボランティアに参加することも可能です。
具体的には、スラム街の訪問や現地の家へのステイ、孤児院や幼稚園で子供と遊ぶなどです。団体の中には日本人が代表を務めるものもあるため、留学初心者でも参加のハードルは決して高くありません。
また、活動に参加する中でも英語を使用することとなるため、語学力アップにもつながります。
セブ留学は社会人にもおすすめ
セブ留学は学生だけでなく社会人にもおすすめの留学先です。
ここではなぜ社会人におすすめなのか、その理由を紹介します。留学に興味のある方、英語を身につけたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
社会人向けの学校もある
セブにはさまざまな語学学校があり、中には社会人向けの語学学校もあります。社会人の語学力アップにコミットしているため、明確な目的を持ち、将来のキャリアに繋げたいと思って留学してくる社会人にぴったりです。
社会人向けの学校の中には大学生の受け入れを行っていないケースがあるほか、寮のクオリティを高めているものもあるなど、勉強に集中しやすい環境が整っています。
仕事をしながら勉強できる
日本とフィリピンは時差が1時間しかないため、仕事をしながら勉強に取り組める点も社会人にセブ留学をおすすめする理由の1つです。
例えば、働いている会社がリモートワークを許可してくれるなら、会社を辞めることなくセブでの隙間時間を使って仕事を続けることも可能です。
また、日本とのオンラインミーティングを行うこともできます。留学によってキャリアを中断するのは避けたいといった人でも、セブ留学であれば仕事をしながら留学できる可能性があります。
短期集中で英語を勉強できる
フィリピンの語学学校は1日あたりのコマ数が多く、短期集中で徹底して取り組むものが多いため、短い時間でできるだけ語学力を高めたいといった社会人にもおすすめです。
語学学校にもよりますが、1日あたりのコマ数はマンツーマンとグループを合わせて7コマ以上になるケースは珍しくありません。
会社の休暇を利用して1~2週間の短期留学に来ている人でも集中的に取り組めるため、社会人で留学希望の人はセブ留学を検討してみてください。
セブ留学を小学生に選ぶ理由
セブ留学は社会人だけでなく小学生にもおすすめです。
ここではなぜ小学生がセブ留学を選ぶのか、その理由について解説します。お子さんを留学させてみたい保護者の方はぜひ参考にしてください。
マンツーマン授業の多さ
先ほども説明しているように、セブをはじめとしたフィリピンの語学学校はマンツーマンレッスンが基本となっているため、生徒の英語力に応じた授業を行ってくれます。
特に小学生の場合英語の学習経験が全くない人もいれば、自主的に勉強している人もいるなど、語学力にばらつきがあるため、グループレッスンだとついていけない生徒が出てくる可能性があります。
しかし、マンツーマンであれば、講師は自分の英語力を踏まえてレッスンを展開してくれるため、無理なく勉強に取り組めます。
価格の安さ
フィリピンは物価の安さもあって、留学費用を抑えやすい国であるため、費用面を気にしている人でも、子供を留学させやすくなっています。
費用の安さはあくまでも物価に基づいたものであるため、安かろう悪かろうというわけではありません。
むしろ、学校によっては講師の採用に5次面接まで設けているケースもあるなど、採用基準が厳しいこともあって、質の高い講師が揃っている学校もあります。
親子留学もできる
セブは親子で留学することも可能です。これは、子供と保護者が一緒に留学するというもので、子供と保護者が一緒に授業を受けるケースもあれば、保護者は現地への滞在のみで授業は子供だけが受けるケースもあります。
子供1人で留学に行かせるのは不安といった人でも親子留学であれば、すぐそばにいられるため安心です。
セブ留学前に準備すべきこと
ここではセブ留学にあたって事前にどういった準備をしておくべきか解説します。
留学スケジュールの確認
まずは留学のスケジュールを確認し、それに基づいて準備を進めてください。
具体的には留学期間はいつからいつで、語学学校にはいつ入学するのかといった点です。学校にもよりますが、セブ留学の場合、語学学校は毎週入学可能なケースが多くなっています。
また、留学期間は1週間単位で選択できるケースが一般的です。
学校選び
セブに行くことは決めているものの、学校をまだ決めていない人は学校選びもしなければなりません。
セブだけでも語学学校はたくさんあるため、コストや立地、授業内容、講師の特徴などを踏まえたうえで自分に合った学校、自分のニーズに合致した学校を選びましょう。また、口コミのチェックもおすすめです。
留学の成否を左右するといっても過言ではないのが学校選びであるため、入念に行うようにしてください。
各種書類等の準備
留学にあたっては各種手続きや書類の準備などが必要となります。代表的なのがパスポートです。留学する場合、残存有効期間に注意しなければならず、入国日から6ヶ月以上の有効期間が必要となります。
もし有効期間が残り少ないようであれば、各都道府県のパスポートセンターで手続きを行い新しいパスポートを発行するようにしてください。
また、留学期間が長くなる場合はビザの申請も必要です。フィリピンの場合、日本人はビザなしで入国から30日間まで滞在できるため、出発時点ではビザを持っていなくても問題ありません。
ただし、30日を超える留学をする場合は、入国後に現地で申請することとなるため注意してください。
そのほかにも、航空券の手配も重要です。特にフィリピンは片道航空券では入国できない可能性があるため、往復もしくは第三国への航空券を用意しておかなければなりません。
コストを抑えるためにも、早めに航空券の予約をするべきであるため、留学が決まったタイミングで予約するようにしてください。
まとめ
今回は、セブ留学の基礎知識や特徴、セブでの過ごし方など、主に留学初心者に向けて解説しました。
セブは語学学校が多く留学生に人気の都市だといえます。物価が安く留学費用を抑えられるほか、授業のコマ数が多く、マンツーマン授業も行われているため、英語力を伸ばしたい人にぴったりです。
アクティビティやボランティア、イベントなどに参加することもできるため、ぜひセブ留学を検討してみてください。

◇経歴
・イギリスに半年間留学
・イギリスでサッカーの指導者ライセンスを取得(指導の試験などは全て英語)
◇資格
・特になし
◇留学経験
・イギリス:2013年4月〜9月、The English Studio
・ドイツ:2019年9月〜、大学院留学(英語ではなくドイツ語です)
◇海外渡航経験
イギリスにはサッカーの指導を勉強するために留学しました。半年間現地の日系チームに所属し、指導者として活動しながらイギリスの指導者ライセンス取得に向けてコースにも参加していました。また、平日は語学学校に通い、英語の勉強をしていました。
◇自己紹介
ドイツの大学院に留学中のライターです。イギリスに半年間の留学経験があるほか、ドイツには現在も留学中で6年目を迎えています。現在はドイツ語学習がメインですが、英語も勉強しなおしており、語学力をさらに伸ばすことを目標にしています。