
海外での支払いに役立つ、海外専用プリペイドカード
クレジットカードやデビットカードと違って前払いのため、使いすぎを防げます。
審査も不要なことから学生や未成年でも作りやすいので、海外留学にもおすすめです。
為替レートの管理もしやすく、盗難や紛失時のリスクも最小限に抑えられます。
本記事では、海外プリペイドカードの特徴やメリット・デメリット、選び方を詳しく解説します。おすすめのプリペイドカードについても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
海外プリペイドカードとは
海外プリペイドカード(以下プリペイドカード)の特徴について、詳しく解説します。
海外旅行や留学などで使えるチャージ式カード
プリペイドカードとは、海外旅行や出張、留学などで現地の買い物やATM引き出しなどに使えるチャージ式のカードです。
事前に日本円をチャージすると、チャージした金額の範囲内で使えます。
チャージのタイミングで為替レートが確定するため、旅行中にレートが変動しても安心です。
カードにチャージしたお金は、米ドル、ユーロ、ポンドなどといった複数の通貨に両替して使えるものも多く、使う国の通貨に合わせて設定できます。
クレジットカードやデビットカードとの違い
プリペイドカードは、クレジットカードやデビットカードとの違いをまとめました。
| プリペイドカード | クレジットカード | デビットカード | |
| 支払い方法 | 前払い | 後払い | 即時支払い |
| 発行する際の審査 | 無 | 有 | 無 |
| 利用可能金額 | カード会社で異なる | 返済能力によって異なる | 預金口座の残高 |
| 分割支払い | 無 | 有(分割・リボ) | 無 |
海外プリペイドカードのメリット
プリペイドカードを使用するメリットを7つ紹介します。
1. 使いすぎを防げる
プリペイドカードは、使いすぎを防ぎながら計画的にお金を使えます。
プリペイドカードは前払い式なので、あらかじめチャージした分しか使えません。「この金額だけ使おう」と決めて入金しておけば、使い過ぎを防止できます。
また、カードによってはアプリやWebで残高を簡単に確認できるので、計画的にお金を使えます。
2. 高校生や未成年でも作りやすい
申込時に審査が不要なため、未成年であっても作りやすいのもプリペイドカードのメリットです。
クレジットカードは収入や信用情報などの審査がありますが、プリペイドカードは基本的に審査が不要(または非常に簡単)。
運転免許証やパスポートなどの本人確認書類さえあれば、誰でも申し込めるカードが多いです。
未成年の高校生、クレジットカードがまだ作れない若年層、主婦など幅広い層が利用できます。
3. チャージのタイミングで為替レートが決まる
現金のように通貨を両替する必要がなく、為替レートを把握しやすいのもプリペイドカードの利点です。
現金の場合、両替する日によって為替レートが変動しますが、プリペイドカードはチャージする時点のレートが適用されます。
チャージした時点でレートが固定されるため、「チャージ後に円安になって損した…」という心配もありません。
旅行前にレートをチェックして、良いタイミングでチャージしておくのがおすすめです。
4. 複数の通貨に対応しているカードもある
カードによっては、米ドルやユーロ、英ポンド、豪ドル、人民元など、複数の通貨に対応しています。
1枚のカードで複数の国を旅行できるのは、とても便利です。
例えば、アメリカ・ヨーロッパ・オーストラリアなど複数の国を巡る旅行でも、チャージした金額が自動的に現地通貨に換算されます。
通貨の違う国へ行くたびに、両替する手間が省けます。
5. 盗難や紛失時のリスクが少ない
クレジットカードと比較すると、盗難や紛失した際のリスクが低いのもプリペイドカードのメリットです。
万が一カードを落としたり盗まれたりしても、すぐに利用停止の連絡をすれば、残高を守れます。
クレジットカードは不正利用されると後から請求がくる可能性もあります。
一方プリペイドカードは予めチャージした分しか使えないので、被害額を最小限に抑えられます。
カードによっては緊急再発行や、サブカードの事前発行(家族や自分用に2枚発行)といったサービスがあり、万が一のときも安心です。
6. ATMで現地通貨を引き出せる
プリペイドカードには、現地のATMから現金を引き出せる機能がついています。
街のATMで気軽にお金を下ろせるので、急に現金が必要になった場合も安心です。
ただし、カードによってはATM利用時に手数料(たとえば200〜300円程度や、一定の%)がかかることがあるので、事前に確認しておきましょう。
7. 現地でのオンライン決済に利用できる
多くの海外プリペイドカードは、オンライン決済にも利用できます。
アプリや旅行予約サイト内でのオンライン決済にも使えて、便利です。
ホテルの支払い、スーパーでの買い物、レストランの会計などだけでなく、オンライン決済の場面でもぜひ活用してください。
使用できるオンラインショップについては、事前にカード会社の規定をしっかり確認しましょう。
海外プリペイドカードのデメリット
次に、プリペイドカードのデメリットも7つお伝えします。メリットだけでなくデメリットも知った上で、プリペイドカードを使用するかどうか検討しましょう。
1. チャージ残高以上は使えない
プリペイドカードはチャージした分しか使えないという特徴は、メリットでもありデメリットでもあります。
予想外の高額支払いが発生した場合に対応しづらいです。
例えばホテルで思ったよりデポジット(保証金)を取られたり、現地で病院の受診が必要になったりしても、残高が足りないと使えません。
現地で追加チャージができるカードもありますが、インターネット環境や手続きの手間がネックになることがあります。
不測の事態に備えて、追加チャージの方法を事前に把握しておきましょう。
2. ATMでの引き出しやチャージに手数料がかかる
ATMでの現金引き出しや、チャージに伴って手数料が必要な場合があることにも、注意が必要です。
引き出しやチャージに伴う手数料は、おおむね下記の通りです。
| チャージ手数料 | チャージごとに数百円 |
| 為替手数料 | 通貨変換時に1〜3%ほど |
| ATM引き出し手数料 | 1回あたり200〜300円程度 |
| 解約時の払い戻し手数料 | 使い切れなかった分を戻すときに必要な場合がある |
特にATMでの引き出しは、手数料が2重にかかるケース(現地ATM+カード側)もあるので要注意です。
3. 使える場所が限られる可能性がある
国際ブランドがついていても、一部の店舗やホテルでは使えない場合があります。
特に次のようなシーンでは、クレジットカードの方がスムーズに決済できるかもしれません。
・オフライン決済(ネット接続なしの決済端末)
4. 日本円への払い戻しに手数料がかかる
帰国後にカード内の残高を日本円へ払い戻す際は、手数料が差し引かれる場合がほとんどです。
払い戻し額が少額だと、手数料の方が高くて損をすることもあるので注意が必要です。
5. 紛失・盗難時の補償が限定的
プリペイドカードは、紛失や盗難時の補償がクレジットよりも限定的な場合が多いです。
クレジットカードだと不正利用されたら、全額補償される仕組みがあります。
一方プリペイドカードの場合は、連絡までに不正利用された分は補償外、もしくは一定金額までしか補償されないこともあります。
被害額をできるだけ抑えるために、紛失に気づいたらすぐにカード会社に連絡しましょう。
6. チャージや利用にタイムラグがある
カードによっては、チャージしてすぐに反映されなかったり、使った金額がリアルタイムで更新されなかったりします。
もうチャージしたと思って買い物したら、チャージが反映されておらず、決済できなかったといったトラブルになりかねません。
海外だと特に、ネット環境が安定していないことも多いため、タイムラグには注意してくださいね!
7. 特典やポイント制度がほとんどない
クレジットカードのように「ポイントが貯まる」「マイルが付く」などの特典がほとんどないのも、プリペイドカードの弱点です。
旅行中にプリペイドカードでたくさん買い物をしても、特にお得になる仕組みはあまり期待できません。
「お得さ」を重視する人には、プリペイドカードは少し物足りないかもしれません。
カードの特典やポイント制度を活用したい人は、クレジットカードを利用する方が良いでしょう。
海外プリペイドカードを選ぶポイント
ここでは、プリペイドカードを選ぶ際に比較すべきポイントを8点紹介します。より良い条件の、自分に合ったプリペイドカードを見つけてください。
1. 対応できる通貨の種類
チャージした日本円が、目的地で使えるかどうかはカード選びの最重要ポイントのひとつです。
特に複数の国を旅行する場合は、1枚で対応できる通貨が多いほど便利です。
下記の点に注目しながら、複数のプリペイドカードを比較してください。
・複数の通貨をチャージできるマルチカレンシー対応か
2. 為替手数料・レートの仕組み
同じ金額をチャージしても手数料やレートの違いで使える金額に差が出るため、為替手数料やレートの仕組みをチェックすることも大切です。
特に長期滞在や大きな出費がある場合、積み重なると大きな金額になります。
為替手数料やレート決定の仕組みについては、下記の項目をチェックしましょう。
・為替スプレッド(チャージ時事前両替型のカード):銀行の両替レートに含まれる差額手数料
・為替手数料(利用時自動変換型のカード):カード国際ブランドの為替レートに上乗せされる手数料
一見レートが良さそうでも手数料が高いカードがあります。
手数料を考慮して、最終的に実質使える金額を比較しましょう。
3. チャージ方法の柔軟性
旅行中や留学中など、いざという時にすぐにチャージできるかどうかが重要です。
チャージ方法の柔軟性についてもチェックしておきましょう。
・チャージ反映までの時間(即時 or 数時間 or 翌日)
・現地からのチャージに対応しているか(アプリやWeb経由)
4. ATM引き出し手数料の有無や金額
現地で現金が必要になった場合、ATMから引き出す際にかかる手数料も必ず確認しておきましょう。
・引き出し金額に対してかかる手数料(%)
・月◯回まで無料などの優遇制度があるか
海外ATM自体の利用料(現地側の手数料)もあるため、トータルでどれくらいかかるかを想定することが重要です。
5. Visa・Mastercardなどの国際ブランド
国によって使いやすいブランドや加盟店数や対応の幅が異なるため、渡航先で一番使いやすいブランドを選びましょう。
利用が限定的にならないよう、クレジットカードなどと合わせて、2つ以上のブランドをそろえておくのがおすすめです。
主なブランドの国際対応力は下記の通りです。
| カードブランド | 特徴 |
| Visa | ・最も広く使える ・ほぼ全世界で対応 |
| Mastercard | ・Visaと並んで強力 ・国によってはVisaより強い |
| JCB | ・日本では強いが、欧米・南米では対応していない店も多い |
6. スマホアプリの使いやすさとサポート体制
スマホアプリの使いやすさとサポート体制もしっかり調べましょう。
旅先でカードの残高や使用履歴をすぐに確認できると、安心感が違います。
また、トラブル時に日本語でサポートが受けられるかも重要です。
安全にプリペイドカードを使用できるよう、下記の項目をしっかり比較してください。
・利用通知のプッシュ機能があるか
・日本語サポート(メール、電話、LINEなど)はあるか
・海外からの緊急連絡窓口があるか(24時間対応が理想)
7. カード発行・再発行にかかる手数料
カードの発行や再発行時にかかる手数料についても、忘れずにチェックしましょう。
カードの初期費用や再発行のコストは、意外と見落としがちですが大切な項目です。
旅先でカードを紛失したときに、再発行にかかる費用はできるだけ抑えたいものです。
・紛失・再発行時の料金
・有効期限が切れた場合の更新手続きや費用
8. 年齢制限や申し込み条件
カード発行に年齢制限や条件があるかどうかも確認しましょう。
高校生など未成年は本人のクレジットカードが作れないこともあるため、プリペイドカードが重宝します。
ただし、カードによっては年齢制限があるので注意が必要です。
・未成年は親権者の同意が必須
・本人確認に必要な書類(マイナンバー、パスポートなど)
・発行にかかる時間(最短即日~1週間)
カード発行の条件を事前に確認した上で、申し込みましょう。
おすすめの海外プリペイドカード
最後に、留学や海外旅行で役立つおすすめのプリペイドカードを3つ紹介します。
キャッシュパスポート(Cash Passport) | バランス重視の王道カード
海外旅行や留学でまず選択肢に挙がるのがキャッシュパスポート(Cash Passport)です。
世界中のMastercard加盟店にて使用できるのがメリットです。
アメリカドルやユーロ、イギリスポンドなどの主要な通貨をはじめ幅広い通貨に対応しています。
世界210以上の国と地域にて、Mastercard対応のATMにて現地通貨を引き出せるほか、キャッシュレス決済も可能です。
出発前に外貨でチャージする形式で、為替レートが良い時期を選んで両替できるのが特徴です。 日本語での24時間対応サポートがあり、万が一のカード紛失やトラブルの際も安心です。
旅行にも長期留学にも対応しており、バランスの取れた定番カードとして人気があります。
ジャル・グローバルウォレット(JAL Global Wallet) | アジア圏の多くの通貨に対応
アジア圏の多くの通貨に対応しているのが、ジャル・グローバルウォレット(JAL Global Wallet)です。
日本航空が発行している、Mastercardブランドのプリペイドカードです。
外貨を両替した際にJALマイルを貯められます。 貯まったマイルは国内外での買い物や、航空券の購入時に活用できます。
アジア圏によく旅行する、航空券をマイルで購入したい方にぴったりのプリペイドカードです。
Wise デビットカード(旧 TransferWise) | 長期滞在や送金に強いマルチ通貨口座
最後に少し番外編として紹介するのが、Wise(ワイズ)のデビットカードです。
純粋なプリペイドカードとは少し違い、マルチ通貨口座+国際デビットカードの組み合わせというユニークな形をとっています。
Wiseの魅力は、50以上の通貨をリアルタイムで両替・管理できること。
為替手数料も非常に安く、現地での買い物やATMでの引き出しにも対応しています。 さらに、家族や親など日本からの仕送りにも便利で、口座間の送金が簡単かつ早く済むのが大きな強みです。
ただし、口座開設には少し時間がかかるため、余裕を持って口座を開設する必要があります。
Wiseデビットカードは留学やワーキングホリデー、長期旅行などしばらく海外に住む予定がある人にとって、心強い選択肢になるでしょう。
まとめ
海外プリペイドカードは、海外での買い物や現金引き出しに使える前払い(チャージ)式カードです。
審査不要で学生や未成年も申し込み可能で、使いすぎを防ぎながら計画的に海外でもお金を使えるのが特徴です。
一方で、手数料の違いや使える場面に制限がある場合があります。 複数のカードを比較して、用途に合うものを探すことが重要です。
ご自身に必要な条件を確認し、ぴったりな海外プリペイドカードを選んでください。
◇経歴
大学では教育学部英語科を専攻し、3年生の時にアメリカのディズニーでの大学生インターンシップに参加。
コロナの影響で途中帰国となりましたが、その後ホテルのフロントに就職し、サービス業の経験を積みました。
卒業後は、カナダでコープ留学を経て、再度アメリカのディズニーで1年弱勤務。
その後、ディズニー社とフリーランス契約を結び、アジア各国でイベントの仕事を行う一方で、オンライン英語コーチング塾のコーチとしても活動しています。
◇資格
・TOEIC 950点
・英検 準1級
◇留学経験
・Walt Disney World インターナショナルカレッジプログラム
→(アメリカ フロリダ州)コロナにより1ヶ月で帰国
・SELC College 語学学校2ヶ月+コープ留学1年
→(カナダ ブリティッシュコロンビア州)
・米国三越 CRプログラム
→(アメリカ フロリダ州)
◇海外渡航経験
学生時代はバックパッカーに夢中になり、1人旅や友人とともに約20カ国を訪れました。カタール、ミャンマー、ラオス、カンボジアなどの珍しい国も旅しました。また、イタリアでは1人で自転車を使って縦断旅行をするなど、どれも素晴らしい経験となりました。アメリカでの留学では、ディズニーでエンターテイメント関連の仕事を経験し、2度目の留学ではレストランサーバーとして働きました。カナダのコープ留学時も、現地のステーキハウスでサーバーをしました。
◇自己紹介
中学時代にアメリカの映画に触れたことがきっかけで英語を学びたいと思い、大学では英語系の学科に進学しました。
時間の余裕がある大学生活の中で、何か心が踊る特別な経験をしたいと探し求め、バックパッカーとして野宿をしたり、自転車で旅をしたりするなど、数々の冒険を通して視野を広げました。
その経験から留学を決意し、憧れだったディズニーで働ける大学生インターンプログラムを見つけ、見事合格。夢にまで見たアメリカディズニーで働くことができましたが、コロナの影響で1ヶ月で帰国せざるを得なくなりました。
帰国後はTOEICや英検の資格を取得し、就職後もディズニーで働く夢を諦めきれず、カナダに留学してさらに英語を学びました。その後、形は違えど再びディズニーで働くことができ、現在はディズニー社とフリーランス契約を結び、アジア圏でのイベント業務を行いながら、英語コーチとしても活動しています。
英語を学んできたことで自分の見る世界が広がり、夢を掴むことができました。今後は、自分自身が学び続けるとともに、他の人が英語を通して人生を豊かにするお手伝いをしていきたいと考えています。