日本語を学びたい外国人にとって、日本語学校は心強い味方です。しかし、通える場所に学校がなかったり、高い学費がネックになることもあるでしょう。そんな時は、オンラインでの日本語学習がおすすめです！この記事では、オンライン日本語学習ができる学校やサービスをご紹介していくので、気になるところがあるかチェックしてみてください。
オンライン日本語学習の長所と短所
日本語を学ぶ手段として、オンラインでの学習は近年急速に人気を集めています。従来の教室での学習とは異なり、オンライン学習には多くのメリットがありますが、同時にいくつかデメリットがあることも覚えておきましょう。
オンライン日本語学習の長所
まずは、オンライン日本語学習のメリットからご紹介します！
1. いつでもどこでも学べる自由度
オンライン学習の最大のメリットは、時間や場所にとらわれず、自分のペースで学習できる点です。忙しい日常生活の中で、決まった時間に教室へ通うのが難しい場合でも、インターネット環境さえあれば、自宅やカフェ、さらには移動中でも学習が可能ですよね！世界中のどこにいても日本語を学ぶ機会が広がり、特に日本語教育機関が少ない地域に住む人にとっては貴重な学習手段となるでしょう。
2. 様々な教材が手に入る
オンラインでは、動画、音声、テキスト、クイズやゲームなど、多種多様な教材が使えます。自分の学習スタイルに合った教材を選びやすく、効率的に学習を進められるのはメリットでしょう。また、リアルタイムで行われるライブレッスンや、ネイティブスピーカーと会話できるオンラインプラットフォームも数多くあります。実際の会話力を養えるため、特にリスニングやスピーキングの練習に役立ちます。
3. 費用対効果が高い
従来の教室での学習と比較して、オンライン日本語学習はコスト面でも大きなメリットがあります。交通費や教材費がかからず、多くのオンラインコースやアプリは無料もしくは低価格で提供されています。さらに、有料コースでも教室型学習に比べて割安なものが多く、予算に応じた学習方法を選べます。
オンライン日本語学習の短所
逆に、オンライン日本語学習には以下のようなデメリットもあります。
1. 自己管理が必要
オンライン学習の自由度の高さはメリットでもありますが、その反面、自己管理能力が求められます。教室での授業とは異なり、決まったスケジュールに縛られることがないため、自分で学習時間を確保し、モチベーションを維持する必要があります。これが難しいと感じる学習者も多く、継続的に学習を進めることが難しくなる場合があります。
2. ネット環境ありき
オンライン学習は、インターネット環境が整っていることが前提となります。通信状況が悪いと、動画が途切れたり、ライブレッスンで音声が途切れたりすることがあり、学習の効率が下がることもあります。また、長時間のオンライン学習は、画面を見続けることになるため、目の疲れや集中力の低下を引き起こすこともあります。
3. 日本語環境に慣れにくい
オンライン学習では、自宅や自分の生活環境の中で学ぶことが多いため、実際に日本語が話される環境に身を置く機会が少なくなります。特に日本語圏外に住む学習者にとっては、オンラインだけではリアルな日本語環境に慣れることが難しく、日常会話のスピードや文脈に対応する力が付きにくいという課題もあります。
オンラインレッスンを提供している日本語学校
ここからは、オンラインレッスンを提供している日本語学校をご紹介していきます！
Attain Online Japanese
Attain Online Japaneseは、特に多言語対応サービスに優れた日本語学習サービスです。11か国語の字幕が付いており、英語圏以外の学習者も学べることが特徴です。日本語を母語としない学習者が自分の理解しやすい言語で説明を受けられるため、大きな利点と言えます。
教材は日本語能力試験（JLPT）のN5からN1までを網羅しており、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに応じた内容を選べます。初級者には基礎をしっかりと学べる教材を使い、中級以上の学習者には、より専門的な内容を含んだ教材もあります。
また、Attainでは、eラーニングだけでなく、バーチャルクラスルームという機能を活用して、他の学習者とオンライン上でコミュニケーションを取りながら学習を進められます。このバーチャルクラスルームは、Webブラウザ上でリアルタイムの授業を受けることができ、掲示板やチャット機能を通じてクラスメートとの意見交換が可能です。
アルクオンライン日本語スクール
次に紹介するのは、アルクオンライン日本語スクールです。アルクは、50年以上にわたって語学教育を提供してきた実績があり、豊富な経験がオンライン日本語学習にも反映されています。
このスクールの最大の特徴は、全ての授業がプライベートレッスンで行われることです。プライベートレッスンは、学習者一人一人の進度やニーズに合わせてカスタマイズされた授業で、効率的な学習ができます。授業はスカイプを利用して行われるため、インターネット環境があればどこからでも授業を受けることができます。
また、初心者向けの日本語入門コースから、ビジネス日本語に特化したコースまで、幅広いニーズに対応したコースが用意されています。企業向けにはカスタマイズ可能なコースもあり、ビジネスシーンに必要な日本語スキルを効率的に学べます。
ISI日本語学校
最後に紹介するのは、ISI日本語学校です。日本国内で高田馬場や池袋といった外国人が多く集まるエリアにキャンパスを持っており、国内外から多くの学習者が集まっています。
ISIの強みは、これまでに多くの外国人学習者を指導してきた豊富な経験とノウハウにあります。授業スタイルは、グループレッスンとプライベートレッスンの両方が用意されており、学習者のニーズに応じて選べます。特に、イブニングコースは忙しい社会人向けに設計されており、仕事後でも日本語学習を進められる柔軟なスケジュールが魅力です。
オンライン日本語学習サービス
次は、オンライン日本語学習サービスの紹介です！それぞれ個性があるので、自分に合ったサービスを探してみてください。
ジャパンオンラインスクール
ジャパンオンラインスクールは、2004年に設立された世界初のオンライン日本語学校で、幅広い学習ニーズに対応しています。日常会話からビジネス日本語、さらに日本語能力試験（JLPT）の合格を目指す検定対策まで、初心者から上級者まで誰でも利用可能です。10段階の細かいレベル分けがされており、自分に合ったレベルの授業を受けられます。
また、24時間365日いつでもアクセス可能な点が特徴で、忙しい日常でも自分のペースで学べる環境が整っています。レッスンはカスタマイズ可能で、目標やニーズに応じた指導が行われるため、学習効率も高まります。
JAPATalk
JAPATalkは、子どもから大人まで幅広い年齢層を対象としたオンライン日本語学習サービスです。一人ひとりの目的に応じたレッスンが提供されており、プレゼンテーションの練習や、友人との会話をシミュレーションしたトーク練習など、独自のレッスン形式が魅力です。
また、JLPT対策やビジネス日本語、日常会話、リーディングなど、基本的な日本語学習も充実しています。リアルタイムで講師とコミュニケーションを取りながら学習することで、実践的な日本語スキルが身につきます。
Zipan
Zipanは、特にビジネスシーンで活躍したい外国人向けに設計されたオンライン日本語スクールです。日本のビジネスマナーや効果的なコミュニケーション方法も学べるため、単に言語を習得するだけでなく、日本企業で働くために必要な知識も身につけられます。
レッスンは3つのタイプに分かれており、6段階のレベルと5段階のランク付けに基づいて行われます。また、自己学習のサポートも充実しているため、レッスン外でも効率的に学習を進めることができるのが特徴です。
オンラインで日本語を学習するならネイティブキャンプ！！
日本語をオンラインで学ぶなら、ネイティブキャンプもおすすめです。
ネイティブキャンプにはトップクラスの講師陣が揃っており、経験豊富な指導者から初心者まで、あらゆるレベルの学習者に対応したレッスンが受けられます。特に、ネイティブスピーカーの講師だけでなくバイリンガル講師も多く在籍しており、英語を通して文法や表現をより詳しく学びたい学生にも最適です。
ネイティブキャンプの最大の特徴の一つは、月額料金で無制限のレッスンを受けられるという点です。25分の短いレッスンを複数回繰り返し受けたい場合も、追加料金を気にせず何度でもレッスンを追加できます。
さらに、ネイティブキャンプではレッスン予約が不要です。24時間いつでも好きな時に学習を始めることができ、スケジュールに縛られず自由にレッスンを受けられます。忙しい日常の中でも、自分のペースで無理なく学習を続けられるのが大きな魅力です。
新規登録者には1ヶ月の無料トライアル期間が用意されており、期間中は無制限で日本語レッスンを体験できます。実際のレッスンの内容や質を確かめた上で入会するかどうか決められるため安心です。
オンライン 日本語学校 まとめ
日本語学校が近くになくても、オンラインなら好きな時に好きに勉強できるのはいいですよね！サービスの数が多いので、料金やレッスン時間など、自分が優先する条件から絞り込むことをおすすめします。日本語の勉強の仕方に迷っている外国人のお友達や知り合いがいたら、ぜひ教えてあげてください。
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
