皆さん、こんにちは。今日は、日本語学習について紹介します。日本語勉強にアニメが使われるなど日本の文化は世界でも、人気になっています。海外に行くと、日本に来たことがないのに日本語がペラペラな外国人だったり、日本の企業が進出して、現地の大学に日本語学部があったりします。日本人としては、とても嬉しいことです。英語を勉強する時も、やはりアニメやドラマなどのエンタメを使って勉強すると楽しく学習できます。同様に、日本語勉強にドラマを使うことを考えてみませんか？この記事では、日本のドラマを活用した学習方法について解説します。日本語の勉強真っ只中の人、周りに日本語の勉強を頑張っている人がいればおすすめしてあげるなど、参考になれば嬉しいです。
ドラマで日本語学習方法
日本のドラマは日本語学習に非常に便利です。なぜなら、１時間程度で1話を視聴でき、様々なジャンルのドラマがあるからです。また、日本語の勉強だけでなく日本人の普段の生活など日本の文化も同時に吸収することができます。アニメと違って、日本人のリアルな日本語を聞くので、少しレベルは高いかもしれませんが、楽しみながら視聴していきましょう。
ドラマで日本語学習する際のポイント
ドラマを選ぶ際のポイントについて紹介していきます。もちろん、好きなジャンルは人それぞれなので、少しでも「興味があるな。」「面白いな。」と思ったものはどんどん進めてみてください。その上で、ドラマを選定するいくつかのポイントを確認します。
題材は身近に感じるものを選ぶ
題材は身近に感じるものを選びましょう。例えば、学校や職場を舞台にしたドラマはおすすめです。なぜなら、学校や職場はほとんどの人が経験する場所だからです。もし、日本語がわからなくても自身の経験をもとにイメージしながら観ることもできるでしょう。また、実際に学校現場や職場で、ドラマで観たセリフを真似ることもできます。また、学校ものや職業系とは別に、コメディもおすすめです。コメディはストーリーが単純でわかりやすいものが多いです。コメディ系のドラマを見て笑うことができたら、日本語の上達を感じるかもしれません。
一方で専門用語が多いドラマは、あまりお勧めしません。例えば、医療ドラマや法律系のドラマ、歴史ものは日本人にも人気ですが少し難易度が高いです。ネイティブスピーカーの日本人でも馴染みのない単語が多く出てきます。
標準語の発音から練習する
日本には地域によって特有の方言が存在します。日本語を練習している外国人に会うと、たまにコテコテの関西弁で話していることがあります。関西弁で話す外国人は素敵ですし、方言を話す外国人は愛嬌もあり、日本人にも人気がでます。しかし、日本語学習に方言があるドラマはおすすめしません。方言のセリフがあると、その地域特有の言葉を使っていることもあり、日本語がわかる日本人でも意味がわからない こともあります。この場合、日本語学習の妨げになってしまうかもしれません。日本語学習のためにドラマを選ぶ場合は、まず方言のない標準語のドラマを選びましょう。また、日本語は尊敬語を使う文化があり、使い分けは日本人でも難しいです。ビジネスのために日本語を練習している人もいることでしょう。そのような人には、職場の上司と部下という設定があるようなもので敬語を勉強することをおすすめします。
辞書とDVDを使って練習する
ドラマは、日本人が普段から好んでみるものなので、自然な日本語が多いです。また、若者言葉や俗語、流行語など辞書にはのっていない時代にそった言葉もでてくるので難易度が高いです。ドラマを使って日本語の能力を本気であげたい場合は、辞書とDVDを片手に練習をしましょう。ドラマで使われる日本語は、日本語学校で学ぶような日本語表現とは少し離れた表現もあります。また、日本語能力試験で問われるようなセリフとは少し異なるかもしれません。そうであっても、「自然な日本語が話せるようになりたい。」「ある程度日本語の能力があってもう日本語学校の日本語だけではたりない」というレベルの人にはドラマも良いでしょう。
そして、ドラマを鑑賞中分からない単語があれば、その都度ドラマを止めて調べるのも一つの手です。調べることで、語彙力があがります。またドラマを一つ一つ止めるためにはDVDを持っておくことをおすすめします。DVDを持っておくと、何度も繰り返してみられるので日本語能力があがります。最初は、字幕を活用しながらみるのも良いです。自分の言語の字幕から日本語の字幕、字幕なしとレベルをあげていくことで、理解度もあがり、リスニング力効果が上がることも間違いなしです。
日本語学習におすすめのドラマ・映画
ドラマだけでなく、日本語教育の教材として映画が使われることもあります。ここでは、日本語学習におすすめのドラマや映画について紹介します。
のだめカンタービレ
外国人に人気なのが上野樹里さんと玉木宏さん主演のドラマ「のだめカンタービレ」です。音楽大学を舞台にしたお話で、天才肌だけど自由奔放な「のだめ」と同じく天才肌だけど完璧すぎて少々難がある「千秋」のラブコメディです。音楽用語が多少ありますが、それ以外の日本語の表現はとても優しいでのわかりやすいです。また、楽器を手にした経験のある外国人はたくさんいるので、音楽用語といっても他の医療用語や法律用語と違って身近に感じることができると思います。元々は、漫画からきているお話です。コメディ要素と恋愛要素のどちらもあり、時には泣けるような真面目な場面があってとても面白いドラマの一つです。日本人にも大人気で、ドラマだけでなく続編として映画にもなっています。
東京タラレバ娘
30代の東京に住む女性のリアルを描いたドラマ「東京タラレバ娘」（吉高由里子、榮倉奈々、大島優子主演）も日本語勉強の役に立つのではないでしょうか。日本語表現「もし〜だったら」、「もし〜であれば」と「たられば」を頻繁に使ってしまう女性たちの物語です。30代ならではの女性の仕事や恋愛の悩みを描いています。恋愛ものですが、仕事の話もテーマになっています。女子会と称して集まっているシーンでは、言いたいことを言い合う姿が映し出され、日本でもよくみる光景です。こちらも、漫画があります。描写や表現が細かいので漫画から読んだり、同時に読み進めたりするのも良いかもしれません。
逃げるが恥だが役に立つ
新垣結衣さんと星野源さん主演のドラマ「逃げるが恥だが役に立つ」も人気の番組の一つです。高学歴でありながら就職難にあい、就職先に悩む「みくり」を独身でお堅い「ひらまさ」が、雇用関係として結婚するお話です。言葉の難易度が低く、わかりやすいのが特徴です。主人公が敬語で話すので敬語の勉強にもなります。偽装結婚を始めた恋愛ドラマです。恋愛ものは世界共通で人気なジャンルです。しかし、日本の恋愛事情は奥ゆかしいからか、外国人にとって理解しがたいと言われることもあります。このお話はストーリーが単純なので日本の恋愛事情や社会の背景などもわかってもらえると思います。こちらも、原作は漫画からきています。
今回、紹介したのは恋愛ものやコメディ要素の多いドラマでした。これらは、ストーリーが単純なこともあり日本語勉強にもおすすめで、世代を超えて愛されるドラマです。ぜひ観てみてください。今回、紹介しませんでしたが、ホラーやサスペンスも外国人には人気です。特に、日本のホラーやサスペンスはリアリティがあって海外から人気もあります。映像の方が迫力があって、日本語の勉強に役に立たないこともあるかもしれませんが、ホラーであれば「世にも奇妙な物語」、サスペンスであれば「踊る大捜査線」や「相棒」などもおすすめです。
舟を編む
今度は、おすすめな映画の紹介です。原作は、有名な作家三浦しをんさんの小説です。出版社の営業部だった「馬締」は言葉を捉えるセンスを買われて、辞書編集部に移動になります。そこで出会った仲間たちと繰り広げられる辞書作り完成に至るまでの熱いストーリーです。国語辞書を作った人たちの話なので、単語が出てくるなどとてもわかりやすい作品になっています。アニメ化もされ最近ではドラマにもなりました。日本人にもとても人気な作品です。
ゴジラ
最近では、山崎貴監督の「ゴジラ-1.0」がアカデミー賞を受賞しました。ゴジラは人間が恐怖を感じるほど巨大な怪獣で人間の街を壊してしまいます。それぞれにストーリーがあり、毎回異なるのも魅力の一つです。「ゴジラ-1.0」は、太平洋戦争の終戦を気に帰還した一人の青年が焼け野原の中で強く戦う一人の女性と共に日本の復興を目指します。ところが、その最中にゴジラが現れて、ゴジラの力に圧倒されてしまうお話です。海外でも人気なゴジラを日本語の語学の勉強に役立ててみてもいいかもしれません。現実味があるお話ではないかもしれませんが、SFのような世界、日本の世界観が好きな方にはぜひおすすめします。たくさんシリーズがあるのでみてみてください。
オンラインで日本語を学習するならネイティブキャンプ！！
オンラインの英会話No1で有名なネイティブキャンプですが、実は日本語を学習するにも役立つことをご存知ですか？2024年4月よりネイティブキャンプ Japaneseがスタートしました。ネイティブキャンプ英会話同様、予約不要、レッスン回数無制限で受けることが可能です。一回の授業は25分ですが、物足りないという人は同じ料金で何度も授業を受講することができます。オンラインでいつでもどこでも受けることができ、講師は経験豊富な日本人です。また、英語を話すことができるバイリンガル な講師も在住していますので、日本語に少し不安がある方やまずは英語で説明を聞きたい方にもおすすめです。現在、登録していただくと１ヶ月間199ドルのところ無料でレッスンを受けることができます。まずは、トライアルをしてみてはいかがでしょうか。
日本語 ドラマ まとめ
いかがでしたか？今回は、日本語を勉強している人向けに日本語学習について紹介しました。日本のドラマは海外でも人気です。ネットが世界で流通している今、海外でも有料動画配信サービス「ネットフリックス」や「アマゾンプライム」などで日本のドラマも視聴可能です。今や、日本語を勉強する外国人は1700万人を超えたとも言われています。日本語学習の教材に映画やドラマを活用して、楽しみながら学習してみてください。
◇経歴（英語を使用した経歴）
学生時代に、デンマークのど田舎で交換留学を経験。ヨーロッパ中から集まる学生と寝食を共にし、英語漬けの日々を送った。
タイで現地採用として３年勤務。
タイ語が一向に上手にならず、英語で生活。
現在私立の小学校で英語講師として勤務している。
◇英語に関する資格（資格、点数など）
TOEIC、TOFELiBTなどの受験経験あり。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容（仕事、留学、旅行など）
ケニア、カナダ、フィリピンなど
仕事、留学、旅行合わせて計２１か国の渡航経験あり。
◇自己紹介
英語は決して得意な方ではありませんでした。だからこそ、今日まで続けてきたのかもしれません。苦手だったからこそ、みなさんのお悩みに寄り添える記事を書きたいと思っています！「英語は一生」です。共に頑張りましょう。
