【知ってましたか?】「態度」って英語でどう表現する?

態度, 英語, ネイティブキャンプ

「あの人、態度悪いよね」

「なんでいつも上から目線なんだろう」

他人の評価のひとつに「態度」があります。この態度は英語でどう表現するのでしょうか?

この記事では、英語で「態度」について話せるよう、いくつかの単語のニュアンスや正しい使い方を例文付きで紹介します。態度が悪い、上から目線などの関連フレーズもみていきましょう。

「態度」の英語表現2選

それでは、さっそく「態度」を表す言葉を紹介していきます。この記事では、以下2つの英語表現を解説します。

Behaviour

Attitude

態度の英語 behaviour

態度というときの代表的な英語に名詞behaviourがあります。このbehaviourというスペルはイギリス英語であり、カタカナの発音だと「ビヘイビア」のような感じになります。アメリカ英語だと、スペルはbehaviorになります。colour(英)とcolor(米)の違いに似ていますね。

behaviourには態度・挙動・言動・素行といった意味があり、特に他人に対する行動や振る舞いを指します。これを日本語では「態度」とまとめて表現します。また、behaviourは人物だけでなく、他にも動物や企業などの生き物でないものにも使うことができます。

His behaviour towards me has been strange.

私に対する彼の態度がおかしいんです。

明らかにそれまでと違う態度に変わった彼。何があったのでしょう?この例文のtowards meように、towards ◯◯とすることで「~に向かって・~について」になります。

I was impressed to see my daughter’s behaviour after she lost the judo match.

柔道の試合に負けた後の娘の振る舞いを見て感動したんですよ。

負けた時に審判のせいにしたり、勝った相手をリスペクトできないような態度を取る人がいます。この例文の女性はそれとは反対に、戦った後に正々堂々とした態度を取れたのでしょう。good behaviour vs bad behaviour、どちらが成長につながるでしょうか?!

関連用語 Behave

behaviourを覚えるとき、関連用語であるbehave(動詞・ビヘイブ)も合わせて使えるようにしましょう。behaveには「~態度をとる」「振る舞う・行動をする」という意味があります。

ネイティブスピーカーがよく使うものにbehave oneselfがあります。例えば、behave yourselfにすれば「行儀良くしてください・ちゃんとしてください」と、良い振る舞いをするように伝える感じで使用されます。したがって、子どもにもよく使うフレーズです。

また、調子に乗っている友人にbehave yourself!なんて言うときは、愛情を込めて「ちょっとノリすぎ、ちゃんとしなよ」的なニュアンスが含まれます。

態度の英語 Attitude

2つ目の態度の英語はattitudeです。attitude(名詞・アティテュード)も「態度・立ち振る舞い」、そして物事に対する「考え方」、心理的に人の感情を表す「姿勢」などの意味を持っています。

例えば、positive attitudeにすると、前向きな姿勢・態度になります。反対に、negative attitude / bad attitudeなどは、その態度や考え方などが後ろ向きなことを表します。

このように、◯◯ attitudeにしてさまざまなバージョンを表現することができます。例えば、

Neutral attitude(中立的態度)

Cognitive attitude(認知的態度)

Conative attitude(意欲的態度)

Affective attitude(感情的態度)です。

ちなみに、attitudeの語源はフランス語で、姿勢や態度を意味するattitudeからきています。

We weren’t happy at all about the restaurant staff’s attitude.

私たちはレストランスタッフの態度にまったく満足しなかったんです。

bad serviceとbad attitudeを経験したら、二度とそのお店には戻らないですね。逆に、味は平均的でも雰囲気や店員の振る舞いがよければ居心地がよく、周りに良い感想を伝えようという気にもなります。

一方、態度が悪い客もいますね。こんなときには、シンプルにbad customerで表現できます。

Nowadays, people have a different attitude to having pets.

最近は、ペットを飼うことに対する人々の考え方が変わってきています。

責任を持ってペットを家族として迎えるのか、自分の欲求を満たすためにペットを飼うべきかなど様々な意見があります。このような物事に対する「考え方」をattitudeが表します。

BehaviourとAttitudeの違いとは?

さて、ここまで2つの態度の英語を紹介しました。しかし、behaviourとattitudeにはどのような違いがあってどう使い分けたら良いのでしょうか?

以下が相違点であり、使い分けをする必要があります。

Behaviour:目に見える態度で、行動や振る舞いを指す。

紹介した例文で、1) 彼の態度、2) 試合に負けた後の娘の振る舞い、これらは実際に起こした行動=態度です。

Attitude目に見えない態度=行動ではなく、心構え・考えや姿勢という態度を指す。

紹介した例文で、1) レストランスタッフの姿勢、2) ペットを飼うことに対する人々の考え方がありました。

「偉そう」「上から目線」の英語表現

さて、ここからは態度に関する「偉そう」「上から目線」をどう英語で表現するか紹介します。「あの人本当に偉そうだわ」「なんで上から目線なんだろね」などの会話ができるようになりましょう。

「偉そう」の英語 bossy

偉そうな態度、態度がデカい、偉そうな言い方、こんな風に言いたいときの英語はbossyです。bossy「威張りたがる」や「親分風を吹かせたがる」といった意味を持つ形容詞であり、スラングとして使われています。

上司や社長のbossから派生した関連用語ですから、悪い上司が威張って偉そうだったりするイメージを考えると覚えやすいでしょう。

He is so bossy! He tells me constantly what I need to do.

彼って本当に偉そう!私が何をすべきかいちいち言ってくるよ。

We were fed up with her bossy manner at the restaurant.

私たちは、レストランでの彼女の威張りたがる態度にうんざりしました。

fed up「うんざりしている・こりごりだ・飽き飽きしている」などの意味があるフレーズです。

反対語 humble/modest

bossyの反対語として、謙虚な・謙遜するというhumble、または腰の低い、控えめなというmodestといった単語が挙げられます。どちらも形容詞です。

「上から目線」の英語 arrogant

さて、次は上から目線の英語です。上から目線とは、自分が相手よりも上位だと勘違いして人を見下した言動をとることです。上から目線は偉そうにすることですから、上で紹介したbossyまたはbossy mannerも使えます。

さらに、覚えたい単語がarogantです。

arrogant(アロガント)は自信過剰、うぬぼれが強く、自分を第一に考える傲慢で横柄な態度を持つ人を表現します。これらの人たちは自己中心的で安易に他人を自分より下だと決めつけ、見下した態度を取ります。日本語ではマウントを取るとも言いますね。

Hi, what’s up? Oh, by the way, it seems you’re not getting along with him?

最近どう?ところで、彼とはうまくいってないようだよね?

Listen! He is so arrogant. What is the problem with him? I can’t stand to chat with him.

聞いてよ!彼って、とっても上から目線。何が彼の問題なの?私、彼とおしゃべりするの耐えられないわ。

Don’t be arrogant, just get more confidence.

傲慢になるな、もっと自信を持とう。

「失礼」の英語表現2選

礼儀に反する振る舞いをすることを失礼と言い、無作法だったり失礼な態度とも表現します。最後に、失礼を表す英語表現を2つ紹介します。

Rude

失礼といいたいとき、まず覚えたい単語がrude(ルード)です。rudeは形容詞で、人や行為などが「無礼な・無作法な」や、言葉が「下品な・侮辱的な」などの強めの意味を持ちます。さらに、失礼なことを強調して言いたい場合には、extremely(非常に・とても・極めて)を使い、extremely rudeにします。

He is so rude! He never says thank you.

彼ってなんて失礼なんだろう!決してありがとうって言わないし。

やって当たり前と思っているのか、失礼な態度をとる人をこのような英語で表現できます。失礼な態度でrude attitudeと明確に言うこともできますし、失礼にならないようにと言うときにはDon’t be rude.で表現できます。

You have to be careful not to mention about someone’s body or age when you talk to foreigners because it could be taken as rude.

外国人と話すときは、相手の体や年齢について言及しないように注意する必要があります。失礼に当たる可能性があるからです。

タブーと言われる話題がありますが、日本人同士では大丈夫でも、外国人には失礼になることがあります。英語を学習している皆さんは特に気をつけましょう。

Unpleasant

形容詞unpleasant(アンプレザント)には「不愉快な・感じの悪い・嫌な」などの意味があります。また、反対語は感じの良い、親切な、楽しい、愉快なといった意味のpleasantです。

There are unpleasant crowds at the concert who spoil the atmosphere.

コンサートには、雰囲気を台無しにする不愉快な観客たちがいます。

せっかくの場でも不愉快なことをしたり言ったりと、失礼な人がいることがあります。unpleasant crowdsで失礼な観客ですが、unpleasant personやunpleasant peopleと置き換えることもできますね。

態度の英語 まとめ

態度の英語はbehaviourattitudeで、これらは目に見えるか見えないかの使い分けが必要です。

本記事では、それ以外にもbossy、arrogant、rude、unpleasantの意味や使い方も紹介しました。周りに失礼な人がいる場合は悪い影響を受けないようにし、She/He is my cautionary tale!(反面教師)でいきましょう!

nativecamp.net

nativecamp.net