
皆さんは、「間」を英語でどう表現しますか?「あいだ」と読んでも良いですし、「ま」と読んでもOKです。中学英語では、場所や期間を表す「~の間」という英語表現もたくさん習いました。問題は、その英語を英会話など瞬発力があるところで、いかに正しく、かつ素早く言えるかですね。
ということで、今回は、「間」にまつわる英語をたくさん集めてみました!例文を参考に、自分の言葉で言えるように練習してみてくださいね。
間の英語表現
「間」という言葉は、日本語でも多くの文脈で使いますよね。だからこそ、英語に翻訳する際には、その文脈に応じて表現を選ぶ必要があります。以下に、「間」の主要な英語表現をいくつか紹介します。
Between
「between」は、2つのものや人の「間」を表すときに使用されます。この表現は、空間的な間隔や関係性を示します。「間」を英語で何というのかと想像したとき、真っ先にこの言葉が出てきた方もいるのではないでしょうか。
猫が2つの椅子の間に座ってる
兄弟姉妹の間には強い絆がある
最初の例文はまさに空間的な「間」を表していますが、2つ目の例文は関係性にまつわる「間」ですよね。このように、見えない「間」を表すときにも「between」が使えます。
Among
「among」は、3つ以上のものや人の「間」に使われます。グループの中で何かが起こる場合、存在しているときなどに使います。
秘密は仲のいい友達の間で流れた
チームメンバーの間に競争意識があるんだよね
3つ以上のものや人に囲まれている状況を思い浮かべてみましょう。前置詞はイメージが大事なので、言葉で覚えるより間隔で意識できるよう、脳内に図を思い浮かべることがポイントです。
During
「during」は、特定の期間やイベントの「間」に何かが起こることを表します。時間的な継続を示すときに使いますが、空間的な間は説明できません。
彼女は夏休みの間、一生懸命働いた
プレゼンテーションの間は静かにしてください
学生だと「夏休みの間(during the summer holidays)」など、長期休暇を示すときによく使いますね。ちなみに、アメリカ英語だと「during the summer vacation」と表現します。
While
「while」は、2つの出来事が同時に起こる「間」を示します。対比や同時進行の状況を表現するのですが、例文で感覚を掴んだ方が早いでしょう。
彼は音楽を聴きながら勉強した
私が不在の間、友人が植物の世話をしてくれた
最初の例文では、「彼が勉強をしている」という出来事と、「音楽を聴いている」という出来事が同時進行しています。2文目では、「私がいない」という出来事と、「友人が植物の世話をしてくれた」という出来事が対比として表現されています。
~の間 英語表現
では、次は「~の間」というような、一定の期間を表す表現を見ていきましょう!夏休みの初日から最終日までの間など、具体的な期間を想像しながら以下を確認してみてくださいね。
Throughout
「throughout」は、特定の期間や場所全体にわたって何かが起こることを示します。持続的な行動や状態を表現するときに使います。注意点は、時だけでなく場所にも使えることです。
その祭りを市全体で祝った
彼女は大変な時期、ずっと明るくしてたんだ
最初の例文は、「throughout the city」が「市全体」であることを表しています。このように、広範囲に渡って何かが行われているときにできる表現です。そして2文目は、「彼女が大変な時期」という期間の間中、ずっと彼女が明るかったことを示しています。
Within
「within」は、特定の範囲や時間の「内側」を示します。制限された範囲や期間内での出来事を表現できます。
そのプロジェクトは期限内に完了しなければなりません
彼女は24時間以内にあなたのメールに返信しますよ
「within」に「in」が入っていることから、内側を示すイメージはわきやすいと思います。何かの中で物事が起こる様子を思い浮かべてみてください。
Over
「over」は、特定の期間にわたって何かが起こることを示します。広がりや持続性を強調するときに使います。「over」が現れたら、虹の弧のイメージを頭に思い浮かべましょう。
売上は過去1年間にわたって増加しているね
彼らは夕食の間にその問題について話し合った
1文目の「over the past year」はよく出てくる表現で、1年前から現在までの範囲を表現しています。2文目では、「夕食の間中」という、夕食が始まってから終わるまでの期間を表しています。
For
「for」も、特定の期間の「間」に何かが起こることを示します。持続期間を強調することができ、中学校では現在完了形でセットで使われることを習います。
彼はその都市に2週間滞在した
彼女はここで5年間働いている
上記の例文は、1つ目が現在完了形、2つ目が現在完了進行形です。現在と過去を結びつける役割をする文法で、このときには「for」を使い具体的な期間を後に続けます。
間隔 英語表現
では、ここからは「間隔」という名詞に移りましょう!「間」を表す名詞にもいろいろあるので、ニュアンスの違いを意識して以下の英単語をチェックしてみてください。
Interval
「interval」は、2つのイベントなどの間の「間隔」を示します。時間的な間隔や休憩を表すときに使う名詞で、日本語でも「インターバル」と言いますよね。
2つの会議の間に短い休憩があったんだ
薬は定期的な間隔で服用しなきゃ
「interval」を日本語で「インターバル」と言うと、2文目のような「薬を飲む間隔」とはイメージが異なると思います。カタカナと英語の違いを意識し、使い方が限定されないよう注意しましょう。
Distance
「distance」は、物理的な距離や間隔を表します。皆さんは、「距離」という和訳で学んだと思います。
その2つの都市の間の距離は約50マイルです
車間距離は安全な距離を保ってね
2つの例文には、これまでに習った「between」を入れてみました。身近な例を取り入れて例文を作ることと、習ったばかりの単語をできるだけたくさん盛り込むことが英語上達の近道です。
Gap
「gap」も、2つのものの間の物理的な「隙間」や、時間的・状況的な「間隔」を示します。特に、欠如や差異を表すときに使う傾向があります。
ドアと床の間に小さな隙間があるよ
世代間のギャップは技術に対する彼らの見解でわかるね
最初の例文や、ドアと床の間にある物理的な隙間を表しています。それに対し、2文目では目に見えない隙間が表現されています。「ジェネレーションギャップ」は日本語にもなっているので覚えやすいですね。
Space
「space」も物理的な空間や間隔を表し、特定の空間や場所を示します。
テーブルの間には十分なスペースがある
行間は同じ間隔にしてください
こちらも「スペース」として日本語になっていますね。「宇宙」を表すときもあるので、文脈から意味を読み取りましょう。
まとめ
「間」の英語表現、前置詞や名詞といろいろ解説してきました!どの英単語を使うかを判断する材料は多いので、状況や文法の用法、使い分けに注意してみてください。動詞や接続詞など、品詞の特徴を理解すると英語という言語の構造が掴みやすいです。言葉の使い方と読み方は例文でチェックし、たくさん練習してくださいね!
◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.