オーストラリアワーキングホリデー完全ガイド!ビザ・費用・仕事を徹底解説

奥に路面電車が停車している海外の街並みで、白いシャツを着て手提げカバンを持った人物など、多くの人々が歩道を行き交う様子です。オーストラリアは、美しい自然や多文化な環境が魅力的で、世界各国からワーキングホリデー先として人気のある国です。

現地で働きながら長期滞在できるため、観光資金を貯めながら、海外の文化や暮らしを体験できる貴重な時間になります。

今回は、ワーキングホリデー制度の基本からビザの申請条件・手続き、必要な費用、現地でできる仕事、渡航前に取り組んでおきたい英語学習まで詳しく解説します。

さらに、筆者自身の体験談を交えながら紹介するので、オーストラリアでのワーホリを検討している方はぜひ参考にしてください。

オーストラリアのワーキングホリデーとは

オーストラリアでのワーキングホリデーは国土が広大なため、自分の目的に合わせて行きたい街を選べる点や、滞在中にさまざまな場所に旅行できる点などが魅力で人気を集めています。

まずはワーキングホリデー制度の概要を解説し、オーストラリアがワーホリ先として人気の理由を深堀りしていくので参考にしてみてください。

ワーキングホリデー制度の概要

ワーキングホリデーとは、2つの国・地域間の取り決めに基づき、18〜30歳までの青少年が1〜2年の滞在期間で就学・就労・観光ができる制度です。

日本とオーストラリアの間では1980年に制度が開始され、現在はインターネットでビザ申請ができます。また、オーストラリアの場合は条件次第で3年まで滞在することもできます。

ワーキングホリデーは、滞在資金を稼ぎながら長期滞在ができる点や、現地の文化を学びながら海外での就労経験・スキルを身につけられる点が大きなメリットです。

筆者がオーストラリアにワーホリデーに行った際は、英語力を上げるために最初の2ヶ月間だけ語学学校に通い、残りの期間は仕事をしながら思い切り観光を楽しみましたよ。

オーストラリアのワーホリについては下記の記事でも詳しく紹介しています。

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オーストラリアがワーホリ先として人気の理由

オーストラリアでワーキングホリデーをするメリットは多く、ワーホリ先として人気を集めています。主な理由は、以下の3つです。

観光スポットが豊富
オーストラリアといえば、大自然。グレートバリアリーフやエアーズロックを一目見たいと思う方は多いです。さらに自然以外にも、シドニーのオペラハウスやメルボルンのビクトリア州立図書館など、芸術的な観光スポットもあります。

幅広い国の人と国際交流ができる
オーストラリアは昔から世界各国の移民を受け入れており、留学生やワーキングホリデー参加者も世界各国から集まっています。さまざまな文化や価値観に触れられるため、国際感覚が身につきますよ。

暮らしやすい
オーストラリアは比較的治安の良い国として知られています。初めて海外で生活をする人も安心して挑戦できるでしょう。さらに、都市部には日本語が通じる病院が多くある点も安心です。

筆者もオーストラリアでワーホリをして本当に良かったと感じています。語学学校や職場では、アジアやヨーロッパなどさまざまな国から来た人と交流でき、視野が格段に広がりました。

また、初めての海外生活で渡航前は非常に不安でしたが、滞在先に選んだゴールドコーストには日本語の通じる病院や日本食レストランがあるので、想像以上に快適な生活でしたよ。

オーストラリアのワーキングホリデービザ申請条件

オーストラリアでワーキングホリデーをするためには、まずビザの申請が必要です。

ここでは、申請条件や必要な資金について解説します。

年齢制限は何歳まで?

日本国籍の方がオーストラリアのワーキングホリデービザを申請できる年齢は、18歽以上30歳以下です。

31歳の誕生日を迎える前に申請を完了すれば、渡航時点で31歽であっても問題ありません。

とはいえオーストラリアの時間が基準となるため、30歳で申請をする場合は時差を考慮してギリギリではなく、余裕を持って手続きを進めましょう。

そのほか、以下の申請条件にも注意が必要です。

  • 心身ともに健康
  • 入国時〜帰国時まで有効な日本のパスポートの所持
  • 扶養する家族の同伴は禁止
  • 以前にオーストラリアのワーキングホリデービザを取得して入国したことがない

申請日・ビザ発給日はどちらもオーストラリア国外にいることが条件です。

オーストラリアワーホリの年齢制限については、下記の記事も併せてチェックしてみてください。

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必要な資金と残高証明

ワーキングホリデービザを申請するには、オーストラリアでの滞在開始時に、生活できる十分な資金を持っていると証明しなければいけません。

必要な資金は5,000豪ドル程度(約57万円)ですが、出国用の航空券を購入できる資金も求められるため、合計で7,000豪ドル程度(約80万円)必要になります。

資金を証明するには、銀行から英文の残高証明書を発行してもらい、提出します。

ただし、5,000豪ドルはあくまでビザ申請上の目安です。

渡航後すぐに仕事が見つかるとは限らないため、可能であれば条件以上に余裕のある資金計画を立てておくと安心ですよ。

ワーキングホリデービザの申請方法と流れ

オーストラリアのワーキングホリデービザは、オンラインで申請します。

必要事項を入力して書類を添付し、申請料金を支払うのが基本的な流れです。

書類の不足や入力内容の誤りがあると審査に時間がかかる可能性があるため、必要なものを事前に確認しておきましょう。

申請に必要な書類

オーストラリアのワーキングホリデービザの申請に必要な書類は、以下の通りです。

  • パスポート
  • 発行から1ヶ月以内の英文の資金証明書(銀行発行のドル建て残高証明書)
  • 申請料金を支払うクレジットカード(Visa・MasterCard・American Express・Diners Club International・JCBが使用可能)

申請方法と流れは、以下の通りです。

  • オーストラリア移民局ウェブサイトでImmiAccountという個人アカウントを作成
  • First Working Holiday Visa(subclass 417)の申請フォームの入力
  • パスポートコピーと残高証明書の添付
  • クレジットカードでの支払い

申請フォームに入力する情報は、個人情報・パスポート情報・職業や最終学歴・現住所・連絡先・健康状態・経歴の詳細などです。

申請完了後、Transaction Reference Number(照会番号)が表示されるので控えておいてください。

無事申請が受理されると、ビザの取得メールが届きます。メール内にVisa Grant Numberが記載されていれば、ビザが発給されています。

申請者の状況によっては、健康診断を求められることもあります。メールで連絡が来るので、添付されているヘルスフォームに回答し、印刷しましょう。

健康診断は大使館指定の病院で受ける必要があり、当日はヘルスフォームとパスポート原本の持参が必要です。

申請費用と発給までの期間

オーストラリアのワーキングホリデー申請には現在、840豪ドル(9万5,000円前後)の申請料がかかります。

ビザが発給されるまでにかかる期間は通常2〜3日です。

ビザはメールで送られてきます。許可通知書をプリントアウトして渡航しましょう。

入国日から12ヶ月間滞在でき、有効期限内の出入国は自由です。

ビザの申請料金や必要書類は変更される可能性があるため、必ずオーストラリア移民局ウェブサイトで最新情報を確認してください。

オーストラリアのワーキングホリデーにかかる費用

オーストラリアでワーキングホリデーをする際は、ビザ申請料や航空券などの初期費用に加えて、現地での家賃や食費、交通費なども考慮しなければいけません。

渡航前に必要な金額を把握し、余裕のある資金計画を立てておきましょう。

オーストラリアワーホリの費用に関しては、下記2つの記事も併せてチェックしてみてください。

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渡航前に準備する初期費用

渡航するまでにかかる費用の目安は、下記の通りです。

項目 費用目安
航空券 8〜20万円/片道
ビザ申請料 9万5,000円前後
海外旅行保険 20〜30万円/年
語学学校 入学金:1万5,000円〜3万円
教材費:2〜3万円
学費:15万〜25万円/月
ホームステイ 15〜20万円/月

留学会社によるサポートを頼む場合は、さらに10〜20万円ほどかかります。

航空券は、年末年始や留学生が多い3〜4月などは高くなります。少しでも費用を抑えたい方は、出発時期をピーク時からずらすのがおすすめです。

現地での生活費の目安

オーストラリア現地でかかる費用の目安は、下記の通りです。

項目 費用目安
食費 3〜5万円/月
家賃 8〜10万円/月(シェアハウス)
交通費 0〜1万円/月
通信費 3,000〜5,000円/月

オーストラリアでの外食は日本の約2倍になることも多いため、なるべく自炊をすると節約できます。また、飲食店のアルバイトが見つかれば、まかないをもらえるケースもあります。

滞在先はホームステイを続けると高いので、1〜2ヶ月でシェアハウスに移る人が多いです。

交通費は、自転車を買えば大幅に節約ができるでしょう。ただし、地域や職場によっては電車やバスが必要になり、月々の交通費がかさむ場合もあります。

仕事がすぐに見つかればよいですが、3ヶ月ほど仕事が見つからないケースもあるので、50万円ほどの生活費を日本から用意しておくと安心ですよ。

筆者がオーストラリアでワーキングホリデーをした際は、仕事が見つかるまで2ヶ月近くかかり、焦ったことを覚えています。しかし、少し余裕をもって資金を用意していたので、なんとか生活できました。

オーストラリアのワーキングホリデーでできる仕事

オーストラリアのワーキングホリデーでは、カフェやレストラン、ホテルなどの求人が見つかるほか、地域によっては農業や観光業などさまざまな仕事があります。

代表的な職種や給料事情、仕事探しの方法を紹介するので、あらかじめ確認しておきましょう。

オーストラリアワーホリの仕事については、下記の記事でも紹介しているので、併せてチェックしてみてください。

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人気の職種と給料事情

オーストラリアのワーキングホリデーで人気の職種と給与の目安を下記の表にまとめました。

職種 時給目安 必要な英語レベル目安
ジャパニーズレストラン(ウェイター) 25〜30豪ドル(約2,800〜3,400円) 中級〜上級
ジャパニーズレストラン(キッチンスタッフ) 25〜30豪ドル(約2,800〜3,400円) 不要〜初級
ローカルレストラン(ウェイター) 25〜30豪ドル(約2,800〜3,400円) 中級〜上級
ローカルレストラン(キッチンスタッフ) 25〜30豪ドル(約2,800〜3,400円) 中級〜上級
バリスタ 28〜35豪ドル(約3,200〜4,000円) 中級〜上級
ファームジョブ(農業) 25〜30豪ドル(約2,800〜3,400円) 不要〜初級
クリーナー(清掃) 25〜30豪ドル(約2,800〜3,400円) 不要〜初級
ミートファクトリー(精肉工場) 32〜35豪ドル(約3,700〜4,000円) 不要〜初級
アシスタントナース 30〜40豪ドル(約3,400〜4,600円) 中級〜上級

フルタイムで働いたり、複数のパートタイムの仕事を掛け持ちしたりすれば、月に40〜50万円稼ぐことも可能です。

また、有給休暇や病欠保証がない代わりに約25%が時給に上乗せされるカジュアルと呼ばれる雇用形態があったり、土日祝に出勤すると時給が1.5倍〜2倍になる職場もあったりします。

なお、オーストラリアの全国最低賃金は2026年7月1日から時給26.44豪ドルとなり、カジュアル雇用の場合はさらに約25%が上乗せられます。上記はあくまで求人の目安であり、最低賃金を下回る条件は違法となる可能性があるため注意しましょう。ただし、実際の賃金は職種やシフト数、適用されるAward(業界・職種別の最低労働条件)などによって異なります。

仕事探しの方法とコツ

オーストラリアで仕事を探す場合、複数の方法を同時進行するのがポイントです。

  • SEEK・Indeed・Jora・Gumtreeなどの求人サイトから応募する
  • Facebookで日本人やワーホリ向けの求人を掲載しているグループを探して入り、自己紹介文を投稿したり、応募したりする
  • 直接店舗に行ってレジュメ(英文履歴書)を渡す
  • 知人や語学学校から紹介してもらう

オーストラリアは、求人サイトへの応募よりも直接店舗にレジュメを渡す方がチャンスをもらえる確率が高かったです。

配りに行く際は、30秒くらいで自分をアピールする自己紹介文を用意しておくと印象に残りやすくなりますよ。

自己紹介文の例:「I’m looking for a job. I have experience working as a waiter at a restaurant in Japan, and I’m available to work any day and at any time.」

さらに、なるべく店長や採用権限のある人に渡すと、採用につながる可能性が高まります。「May I speak to the manager, please?」と聞いてみましょう。

レジュメ(履歴書)や面接練習は、語学学校に行く人は学校で先生に聞きながら、行かない人は渡航前に準備しておくとスムーズに仕事探しができますよ。

仕事探しにおける注意点

オーストラリアでの仕事探しにおいて、注意しておきたい点が3つあります。

  • お酒の提供がある職場はRSA(Responsible Service of Alcohol)という資格が必要
  • タックス・ファイル・ナンバー(納税者番号)を申請・取得しないと働けない
  • 同じ雇用主かつ同じ勤務地で働く場合は最長6ヶ月(勤務地が変わる場合は同じ雇用主の下でも6ヶ月を超えて就労できる)

上記の注意点をしっかり守り、安全に働きましょう。

筆者は、RSA資格やタックス・ファイル・ナンバーに関しては、語学学校でサポートしてもらいました。

セカンドビザ・サードビザで最長3年滞在する方法

オーストラリアのワーキングホリデーでは、一定の条件を満たすことで2年目のセカンドビザ、3年目のサードビザを申請でき、最長3年間の滞在を目指せます。

セカンドビザを取得するには、1年目のワーキングホリデー中に、政府が指定する地域や業種で3ヶ月以上従事する必要があります。

サードビザを取得するには、セカンドビザの滞在中に政府が指定する地域や業種で6ヶ月以上従事する必要があります。

対象には農業や漁業、建設業、ホスピタリティ(飲食店やホテル)などが含まれます。勤務先の地域や仕事内容が条件を満たしているか、事前にしっかり確認してくださいね。

どちらのビザも申請費用として1,000豪ドル(約11万4,000円)がかかり、受理される時点で18〜30歳である必要があります。

また、必要な就労期間や対象地域・業種は変更の可能性もあるため、申請前にはオーストラリア内務省の最新情報を確認しましょう。

渡航前にやっておきたい英語学習

渡航前に英語学習をしておき、基礎力を身につけておくのがオーストラリアのワーキングホリデーを充実させるコツです。

英語力が低いまま渡航すると仕事探しや住居探しなどで苦労するだけでなく、英語力を求められる仕事に応募できず、選択肢が狭まってしまう可能性があります。

渡航前の英語学習方法をいくつか紹介するので、参考にしてみてください。

学習方法 ポイント
中学レベルの単語と文法を学べる参考書 何冊も買うのではなく、1〜2冊を短時間でも毎日少しずつ、繰り返し学習するのがコツです。
英語学習アプリ スキマ時間や通勤時間などに、アプリで語彙力を強化すると効率的です。
英語字幕+英語音声での動画視聴 ヒューマン系やコメディ系など日常がテーマのドラマや映画を選ぶと、より生の英語が学べます。ディズニーも簡単な英語なので勉強しやすいです。
オーストラリアのニュースやラジオ インターネットやSNSで現地のニュースやラジオを聴くと、オーストラリア特有のアクセントに慣れることができます。
英会話レッスン オンラインや対面型で英会話レッスンを受け、アウトプットをすると実践的な会話力が身につきます。
イングリッシュスピーカーとの交流 国際交流イベントや外国人が集まるイベント、ゲストハウスに行き、英語でのコミュニケーションに慣れることができます。

筆者は、留学エージェントのサポートを利用してオーストラリアワーホリに行ったので、英会話レッスンのサービスも受けていました。

ネイティブスピーカーの先生による実践的なレッスンを受けたことで、自信をつけて渡航できましたよ。

オーストラリアワーホリの語学学校について知りたい方は、下記の記事もチェックしてみてください。

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オーストラリアのワーキングホリデーで充実した海外生活を始めよう

オーストラリアのワーキングホリデーは、現地で働きながら海外生活を経験できるうえ、異文化交流や広大な国土にあるさまざまな観光スポットを楽しめます。

ただし、充実したワーホリ生活を送るためには、ビザの申請条件や必要書類、費用などを事前に確認し、計画的に準備を進めることが大切です。

また、現地での仕事探しをスムーズに進めるためにも、渡航前から基礎英語を身につけておきましょう。

渡航後にどのようなワーホリ生活を送りたいのか目的を明確にして事前準備を行い、後悔のない時間を過ごしてくださいね。

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