
日本からアメリカへの旅行では、大都市周辺の観光地を押さえたツアーがまず頭に浮かびます。
しかし、広大なアメリカの大自然を旅するプランも魅力的で、日本では味わえないアメリカの大地のスケールを実感できる自然を訪れてみたいと考える方も多いのではないでしょうか。
今回は、アメリカ旅行でおすすめしたい大自然の絶景スポットを一挙ご紹介します。
アメリカの国立公園や世界遺産を訪れる計画を立てる際に、ぜひ参考にしてみてください。
- アメリカの大自然が世界中から人気を集める理由
- 【アメリカ南西部】必見の絶景スポット5選
- 【アメリカ西部】人気の自然絶景スポット
- 【ロッキー山脈周辺】壮大な自然を感じる名所
- 【アメリカ東部】外せない絶景スポット
- アメリカの絶景を効率よく巡る旅行スタイル
- アメリカ大自然旅行の準備と注意点
- アメリカの大自然を満喫する旅へ!
アメリカの大自然が世界中から人気を集める理由
アメリカ旅行で人気の観光地として挙げられる数々の大自然パノラマは、世界中の観光客を魅了し、アメリカ旅行の大きな魅力です。
アメリカの国立公園は、自然の景観の保護だけでなく、そこに生きる動物や植物などの生態系の保護まで目的とするアメリカの国立公園制度のもとで、すべて国有地として管理されています。
6,600万年前の火山活動によって作られた間欠泉や噴気孔から現在も熱水が吹き出すイエローストーンや、約20億年前の地層が発見されているグランドキャニオンなどを訪れて感じられるのは、この世界に人類が生まれるよりもはるか昔からの地球の歴史です。
アメリカの大自然が人気を集める理由は、人間の手が及んでいないスケールの大きな自然の絶景を前にして体験できる特別な感動にあります。
【アメリカ南西部】必見の絶景スポット5選
まずは、アメリカ南西部のアリゾナ州やユタ州にある大自然の絶景スポットから見ていきましょう。
グランドキャニオン国立公園|世界最大級の大峡谷
アメリカの代表的な観光地であるグランドキャニオンは、コロラド川の流れによって侵食されて形成された雄大な渓谷です。
全長約450km、最も深いところでは約1.6kmの深さがあり、世界遺産にも指定されています。
エリア内には複数のビューポイントがあり、実際に目にするアメリカの大自然の迫力には思わず絶句してしまう人も多いでしょう。
ネバダ州のラスベガスに滞在する場合は、日帰り観光が可能です。
アンテロープキャニオン|光が作る幻想的な渓谷
アンテロープキャニオンは、鉄砲水や強風によって長い時間をかけて削られた砂岩が、なめらかな自然の曲線やうずのような模様を作り出している渓谷です。
先住民居留区であるナバホ・ネイションにあり、ナバホ族のガイドの方が案内してくれます。
岩の隙間から太陽光がさしこみ、層になった岩壁を浮かび上がらせる幻想的な風景が魅力です。
周辺地域で大雨が降ると乾いていた砂漠に急激に川の流れが発生し、アンテロープキャニオン一帯は鉄砲水の通り道になります。 危険を避けるために入場禁止になるので、訪れる際にはお天気に注意が必要です。
モニュメントバレー|西部を象徴する絶景
アリゾナ州とユタ州の州境の砂漠地帯にあるモニュメントバレーも、前述のアンテロープキャニオンと同様に広大なナバホ・ネイションの中に位置します。
約3億年前の盆地に川が運んだ土砂が積み重なり、長い年月の後の地層の隆起で台地となり、川の流れや風などによって浸食されながら形づくられたといわれています。
赤茶色の砂漠の大地に点在する岩山の景観は、古くからアメリカの映画シーンやテレビCMなどで有名な絶景です。
モニュメントバレーの中の1本道をドライブしていると、地平線まで続く荒涼とした大自然の中では車も人間も非常に小さな存在であると感じます。
セドナ|赤い岩山とスピリチュアルスポット
セドナは、グランドキャニオン国立公園から南へ約160キロ、車で約2時間のところにあります。
ネイティブアメリカンの聖地であり、大地のエネルギーが集まるボルテックスの巨大な岩山などが点在するパワースポットとして人気の観光地です。
自然の風景を楽しみながらのハイキングやトレッキングのほか、ジープでのオフロードツアーなど、アウトドアアクティビティが充実しています。
女子旅なら、クリスタルやパワーストーンなど、ヒーリンググッズやスピリチュアル関連のショップめぐりも楽しいでしょう。
ザイオン国立公園|迫力ある渓谷と岩壁
ユタ州にあるザイオン国立公園は、ラスベガスから車で2時間半ほどの距離にあります。
巨大な岩壁が目の前にそびえ立つ渓谷の絶景が広がる様子は圧巻です。
高さ700メートルを超える岩壁のザ・グレート・ホワイト・スローンや、岩壁から湧き出る水の線がまるで涙を流しているかのように見えるウィーピング・ロックは代表的な見どころとなっています。
川の流れの中を上流に向かって歩いていくトレイルや岩山の頂上を目指すトレイルなど、上級者向けのコースの制覇には体力が必要ですが、トレッキングを楽しむ人たちが多く訪れるたいへん人気のスポットです。
【アメリカ西部】人気の自然絶景スポット
次に、アメリカ西海岸のカリフォルニア州で訪れることができる絶景スポットをご紹介します。
ヨセミテ国立公園|花崗岩と滝の名景
1984年に世界遺産に指定されたヨセミテ国立公園は、サンフランシスコから東へ約300キロの山岳地域にあり、約4時間のドライブでアクセスできます。
東京都の面積の約1.4倍という広いエリアで見られる巨大な渓谷の美しさは、花崗岩が氷河によって自然に削られて形づくられたものです。
複数の見どころが一望にできるトンネルビューは観光客が必ず訪れるビューポイントで、巨大な岩が連なる景色の遠く向こうに見えるハーフドームに感動します。
スケールの大きな絶景のなかでは岩肌に落ちる滝さえも小さく見えるほどですが、散策しながら見上げる実際の滝は迫力満点。
雪解け水が増える初夏に訪れると、新緑の美しさと滝の迫力が楽しめます。
デスバレー国立公園|極限環境の大自然
デスバレーは、アメリカのなかでも最大級の国立公園のひとつです。
カリフォルニア州の最も内陸部で、ラスベガスからは車で約2時間、ロサンゼルスからは約4時間でアクセスできます。
標高が最も低い海抜-86メートルのバッドウォーター盆地から、最も高い場所では3,368メートルのテレスコープ山までが、砂岩が連なる渓谷や広大な砂丘とともに存在し、まさに荒涼とした大地の絶景です。
このような地理的条件のため、最高気温は過去に56℃を記録したほどで、降水量も極端に少なく乾燥した極限の環境となっています。
気候条件が比較的良好な12月から3月が観光におすすめのベストシーズンです。
ゴールデン・ゲート・ブリッジ|サンフランシスコの象徴
アメリカ西海岸のサンフランシスコの目玉とも言えるゴールデン・ゲート・ブリッジ。
観光に訪れるならば、建造物としての美しさを撮影することはもちろんですが、その周囲の自然と合わせて楽しんでみることもおすすめです。
観光に時間の余裕があれば、ゴールデン・ゲート・ブリッジの北側に渡ってミュアウッズ国定公園まで足を延ばしてみましょう。
そこには高さ100メートルにもなる数百年の樹齢のレッドウッド「アメリカ杉の一種」が生い茂り、森林浴をしながらハイキングができます。
サンフランシスコからアクセスが便利なところで、大きな自然のいぶきを感じることができるスポットです。
アメリカ西海岸の観光スポットについては、こちらの記事でもご紹介していますのでご覧ください。
【ロッキー山脈周辺】壮大な自然を感じる名所
アメリカ西部の山岳地帯を代表する観光地を2つピックアップしてご紹介します。
アメリカ西海岸や東海岸の観光地を見尽くした方には特におすすめです。
イエローストーン国立公園|間欠泉と野生動物
約150年前にアメリカで国立公園制度が始まったとき、最初の国立公園として指定されたのがイエローストーン国立公園でした。
モンタナ州、アイダホ州、ワイオミング州にまたがる地域に広がっています。
大昔の火山活動によって作られた間欠泉や噴気孔から熱水が吹き出す様子や、直径113メートルもある七色の温泉グランド・プリズマティック・スプリングが見どころです。
また、イエローストーンには野生動物が多く生息する草原もあります。
バイソンの群れ、グリズリーベア、エルクなど、自然の中でゆったりと暮らす動物たちの写真を撮れるのも魅力です。
グランドティートン国立公園|山岳と湖の絶景
ワイオミング州のグランドティートン国立公園は、前述のイエローストーン国立公園の南側に位置します。
海抜4,000m級のティートン連山のふもとに7つの湖や森林が点在し、景色の美しさだけでなく、ハイキングやトレッキング、登山、キャンプ、釣りなどのアウトドアアクティビティを楽しめる人気観光地です。
野生のバッファローの群れや、お天気の条件が良ければオックスボウベンドの水面に山や森がきれいに映し出される光景に出会うことができます。
【アメリカ東部】外せない絶景スポット
アメリカの自然の魅力を味わえる観光地があるのは、西部地方だけではありません。
アメリカ東部の旅行でおすすめの絶景スポットも見ていきましょう。
ナイアガラの滝|世界屈指の大瀑布
アメリカとカナダの国境に位置するナイアガラの滝は、ニューヨークの3つの空港から1時間程度のフライトでバッファロー・ナイアガラ国際空港に到着後、車で約40分の移動で行くことができます。
カナダのトロント市内から向かう場合は、車で約2時間の場所です。
観光客が必ず訪れるのが、ナイアガラ川の流れが轟音を立てて落ちる様子を目の前に臨むテーブルロック。
時間に余裕があればクルーズに乗船すると、滝の音や水しぶきの迫力を直接体験できます。
ナイアガラの滝については、こちらの記事でも詳しくご紹介していますのでご覧ください。
東部旅行の見どころと特徴
ニューヨークを観光拠点とすることが多いアメリカ東海岸観光ですが、ニューヨーク以外のエリアでの見どころも一覧でご紹介します。
| ワシントンD.C. | ホワイトハウスがあるアメリカの首都であり、リンカーン記念堂には世界中から観光客が集まる |
| ボストン | 世界最高峰の名門大学のキャンパス内の散策が可能 |
| グレート・スモーキー山脈国立公園(世界遺産) | ノースカロライナ州とテネシー州の州境に位置し、山々や森林の美しさ、野生動物との出会いなどが魅力 |
| エバーグレーズ国立公園(世界遺産) | フロリダ州にあるアメリカ最大の亜熱帯湿地で、希少動物を含む多様な生態系が見られる自然保護区 |
アメリカの絶景を効率よく巡る旅行スタイル
日本からアメリカ本土への旅行は少なくとも1週間の休暇が必要で、航空券も安いわけではないため、頻繁に行くことはできません。
だからこそ、効率よく絶景スポットを押さえたコース選択や移動手段が重要になります。
レンタカー旅行のメリットと注意点
アメリカのレンタカー旅のメリットと知っておきたい注意点をお伝えします。
| メリット | 注意点 |
| 自由な寄り道や写真撮影など、ツアーの団体行動では難しいこまかいプラン変更などもできる | 予定時間のずれ込みに注意。 特にホテルのチェックイン時間は、あまり夜遅くならないように注意する |
| フリーウェイはどれだけの長距離を走っても無料 | 長時間のドライブで疲れがたまるので、休憩時間の確保が重要 ドライバーの交替ができればなお良い |
| 大自然の中の1本道をドライブする爽快さを体験できる | 普段よりもスピードを感じにくくなるので、スピードの出し過ぎによる事故に注意 |
| 長距離旅行中の宿泊には、フリーウェイ沿いのモーテルを選ぶと効率の良い移動プランが作れる | 安全な街にあることや快適さなどについて、必ず事前に口コミをチェックして予約しておく |
ツアー利用のメリット
アメリカ旅行のツアーを利用した観光地めぐりにももちろんメリットがあります。
・長距離移動中は寝られるので、レンタカー旅行よりも体力の消耗が少ない
・ガイドによる見どころを押さえた案内が受けられるうえに、入場手続きなどの手間もかからない
自分がどのような旅をしたいか、ぴったり合う旅行方法を選んでアメリカの絶景を堪能しましょう。
アメリカ大自然旅行の準備と注意点
アメリカならではの大自然を目指す旅行の計画や準備をする段階で知っておきたいことを見ていきましょう。
ベストシーズンと服装
アメリカは国土が広大で地形もさまざまなので、エリアによって気候条件が大きく異なります。
たとえば、カリフォルニア州のなかでもヨセミテならば夏はベストシーズンになりますが、デスバレーでは夏の暑さが厳しすぎるので避けるべき時期となります。
目的地ごとのベストシーズンを事前に必ずチェックしてプランを立てましょう。
また、1日のうちの昼と夜の気温差があるエリアの場合は、服装選びにも注意が必要です。
夏の旅行でも寒さ対策できる薄いダウンジャケットなどを準備したほうがよい場合があるので、実際に旅行した人のブログや体験談などを参考にしてみてください。
持ち物と安全対策
一般的な海外旅行での持ち物や安全対策を踏まえたうえで、ツアー参加ではない個人手配の旅行の場合に特に注意すべきことをお伝えします。
大自然が広がるエリアを目指して移動する旅行では、都会や街を離れることになるため、スマホの通信手段をフリーWi-Fiだけに頼ることはできません。
必ずアメリカのSIMカードやeSIMを利用して、いつでもスマホを万全に使えるようにしておくことが大切です。
また、当然ながら大自然の夜は真っ暗です。
道路の照明が少ないところでは、方向を示す標識なども見落としやすくなります。
アメリカの大自然を満喫する旅へ!
アメリカの大自然は国立公園として保護されている場所が多いため、多くの人が訪れる観光地であっても自然保護のルールがしっかり決められています。
ツアーガイドやパークレンジャーの説明や指示を守り、大自然の美しさを堪能しましょう。
実際に訪れると、画像や映像だけでは伝わり切れない迫力やスケールを実感できます。
現地で体験した特別な感動を写真や動画におさめたら、ぜひSNSなどでシェアしてくださいね。
◇経歴
銀行の外国為替業務で英語を使用した仕事の経験があります。
◇英語に関する資格
TOEIC 860
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外駐在帯同家族としての長期滞在:アメリカ4年、インドネシア5年、ベトナム3年
・旅行経験:アメリカ、インドネシア、ベトナム、中国(香港・マカオ)、マレーシア、シンガポール、タイ、モルディブ、オーストラリア、カナダ、バハマ、フランス、スイス、ニューカレドニア
◇自己紹介
学生時代から英語は好きで、さまざまなタイプの英会話レッスンを受けた経験があります。
アメリカに滞在した4年間は子育てに専念。子どもたちを現地の幼稚園や公立小学校に通学させるなかで、保護者としてボランティアなどを経験しました。
インドネシア語とベトナム語は現地で学習。英語が通じない現地の人とのコミュニケーションに役立ちました。
帰国後に取得した資格:インドネシア語検定C級、ベトナム語検定6級