
短い休暇でもリゾート気分を味わいたい!
今回はそんな方に向けて、東南アジアのリゾートをご紹介。近さ・手軽さ・コスパの良さが揃い、数日でもスパやマリンアクティビティなどを楽しむことができます。ただし、リゾート地ごとに雰囲気や費用、楽しみ方はさまざま。
この記事では、代表的な東南アジアのリゾートを比較しながら、アクセス、モデルプラン、費用、アクティビティの特徴まで総まとめしています。
東南アジアの人気リゾート地|アクセス・モデルプラン・費用目安・アクティビティ等

今回は、タイのプーケット、インドネシアのバリ、フィリピンのセブ・ボラカイ、ベトナムの主要リゾート、そしてマレーシアの島々をピックアップ。アクセスのしやすさやモデルプラン、費用の目安、アクティビティの特徴まで、短期でも満喫できるポイントを比較しながらご紹介します。
プーケット島 (タイ)
プーケットは「短期間で南国気分」を味わいたい人に最適。ビーチリゾートとしての施設が充実しており、アイランドホッピングやダイビング、夜のマーケットやシーフードと楽しみ方も豊富です。
アクティビティの幅も広く、透明度の高い海でのシュノーケリング、世界有数のスポットでダイビング、象の保護センターでのエシカル体験などが楽しめます。特に人気なのがピピ島などへのアイランドホッピングツアーで、海の美しさは東南アジアトップクラスです。
アクセス面では、現在直行便の就航はなく、バンコクやシンガポール、クアラルンプールなどで乗り継ぐルートが一般的です。所要時間は乗り継ぎを含めておおよそ9〜12時間が目安です。
モデルプラン(3泊4日)
1日目:昼〜午後に到着、夕方はビーチでサンセット。夜はパトンでタイ料理。
2日目:ピピ島またはシミラン諸島ツアーへ。夕方はスパで癒し時間。
3日目:旧市街を散策、週末ならナイトマーケット巡り。
4日目:朝食後ゆっくりして空港へ。
費用の目安
航空券:6〜12万円(平均9万円)
ホテル(1泊):8,000〜25,000円(平均1.7万円)
アクティビティ:1.5〜3万円程度
総額(3泊4日):14〜28万円(平均20.5万円)
ホテルのグレードによって幅広く、1泊1万円台の手頃なホテルから、シービュー付きの高級リゾートなら3〜4万円になります。
バリ島 (インドネシア)
東南アジアでも「癒し」を求める旅行者に圧倒的な支持を集めるのがバリ島です。美しい海と豊かな文化、スピリチュアルな雰囲気、ジャングルや棚田の絶景、そして圧倒的なスパ体験など、バリは「文化・自然・癒し」が同居するリゾートです。滞在エリアは、おしゃれなカフェやビーチクラブが集まるスミニャック・チャングー、絶景の断崖にホテルが並ぶウルワツ、静かで伝統文化が残るウブドなど、目的によって選ぶのがポイントです。
アクティビティは、ビーチではシュノーケリングやダイビング、サーフィン、ジェットスキーなど海のアクティビティを楽しめ、日帰りアイランドツアーも人気です。一方、内陸のウブドではライステラス散策やモンキーフォレスト訪問など、自然と文化を感じられる体験ができます。特に人気なのがウルワツ寺院のサンセットとケチャダンス。海に沈む夕日を背景に行われる舞踊は、自然と文化が融合した圧巻の光景で、短い滞在でも「バリらしさ」を深く味わえます。
アクセス面は、日本からは直行便で約7時間ほどで、比較的アクセスしやすく移動の負担は少なめです。島内は観光スポットやリゾートが点在しているため、場所や時間帯によっては意外と時間がかかることがあります。
モデルプラン(3泊4日)
1日目:夕方に到着、リゾートで休息しつつ、夕飯は近くのローカルレストランへ
2日目:ウブドへ移動、ライステラス散策、カフェやマーケット訪問、午後はスパへ。
3日目:マリンアクティビティを楽しんだ後、ウルワツ寺院サンセットとケチャダンス鑑賞
4日目:朝食後ゆっくりして空港へ
費用の目安
航空券:6〜12万円(平均9万円)
ホテル(1泊):8,000〜25,000円(平均1.7万円)
アクティビティ:1〜2.5万円程度
総額(3泊4日):13〜27.5万円(平均20万円)
プライベートプール付きヴィラやスパ併設リゾートを選ぶ場合は、総額に少し余裕を持つと安心です。
セブ島・ボラカイ島(フィリピン)
フィリピンは日本からのアクセスが良く、ビーチの透明度や海の美しさを最優先するなら外せません。特に人気なのがセブ島とボラカイ島。セブはダイビング&マリンアクティビティが充実しており、リゾート設備も整っているので移動の負担が少ないのが魅力です。一方、ボラカイ島は小規模な島で、アクセスも少し手間ですが、「世界のベストビーチ」に何度もランクインしている極上の白砂があなたを待っています。
アクティビティとしては、やはりその海の透明度から、ダイビング、シュノーケリング、島巡りなどマリンスポーツが中心で、コスパ抜群の万能リゾートと言えます。
セブ島は日本から成田・関空などから直行便で5時間弱。移動が最短クラスのため、短い休日でも負担が少なく、初めての海外リゾートにも向いています。島内は渋滞が発生しやすいため、移動時間には余裕を持ってスケジュールを立てるのがおすすめです。
セブのモデルプラン(3泊4日)
1日目:到着後、ITパークで夕食
2日目:ジンベエザメウォッチ or アイランドホッピング
3日目:スパ・ショッピング・市内観光
4日目:帰国
ボラカイ島は、飛行機とボートの乗り継ぎを含めて出発から約8〜10時間ほどと考えておくと安心です。乗り継ぎ時間やボートの運航状況に左右されやすいため、スケジュールには余裕を持つのがおすすめです。
行き方は、まずマニラまたはセブから国内線でカティクラン空港へ約1時間のフライト。その後、空港から港まで車で10〜15分ほど移動し、ボートで島内へ向かいます。ボートは15〜30分程度ですが、混雑時は待ち時間が発生することもあります。国内線+ボート移動の合計で3〜4時間かかることを想定してスケジュールを組んで下さいね。
ボラカイ島のモデルプラン(4泊5日)
1日目:カティクラン着後、ボートで島へ移動。夕飯はビーチ沿いのレストランで。
2日目:午前はビーチでのんびり、午後はシュノーケリングやパラセーリングなどのマリンアクティビティを楽しむ。
3日目:アイランドホッピングやジンベエザメウォッチなどツアーを満喫。夜はスパでリラックス。
4日目:自由時間にビーチ散策やショッピング。夕方は再びビーチでのんびり。
5日目:朝食後、ボートで港へ移動し空港へ
フィリピンの旅行費用は、航空券が6〜12万円前後、ホテルは1泊6,000〜25,000円程度になります。セブ島は比較的費用が安く、10〜20万円程度に収まりやすく、一方、ボラカイ島は国内線とボート移動が必要な分、12〜25万円ほどでやや高めになります。ですが、全体的に物価が手頃なため、リゾートホテルやスパ、マリンアクティビティを日本よりずっとお得に楽しめるのがフィリピン旅行の魅力です。
費用の目安
航空券:6〜12万円(平均9万円)
ホテル(1泊):6,000〜25,000円(平均1.5万円)
アクティビティ:1~3万円
セブの総額(3泊4日):10〜20万円(平均15万円)
ボラカイ島の総額(4泊5日):12〜25万円(平均18.5万円)
※国内線+ボート移動が必要な分、やや高めになります
ダナン・ニャチャン・フーコック(ベトナム)
近年、日本人から急速に人気を高めているのがベトナムのリゾート。「物価の安さ」と「静かな滞在」が魅力。最近は新しい高品質なホテルも増えており、コスパ良く上質なリゾートステイができます。
ダナン(ベトナム中部)は日本からのアクセスも良く、ビーチリゾートでありながら街が近く、短期間でも「観光・食・スパ・海」を効率よく楽しめる点が強み。
ニャチャン(ベトナム南中部)やフーコック(ベトナム南部)はより静かなリゾートステイを求める人におすすめで、落ち着いた大人の旅が叶います。
アクティビティは、3エリア共通でマリンスポーツ・スパ・カフェ巡りが人気。透明度の高い海でのシュノーケリングやアイランドホッピングは初心者でも楽しめます。街歩きではフォトジェニックなカフェや雑貨屋も多く、女子旅にも最適。さらに、ダナンは世界遺産ホイアンやバナヒルズ、ニャチャンは泥温泉や寺院巡り、フーコックはテーマパークや自然公園などを満喫できます。
ダナンは日本からの直行便で5〜6時間。ビーチ沿いには大型リゾートホテルが建ち並び、プール、スパ、プライベートビーチが揃うホテルも多く、ホテルステイを満喫したい人に向いています。世界遺産ホイアンやミーソン遺跡にも30〜60分でアクセスでき、海と文化の両方が楽しめることが最大の強みです。
ダナンのモデルプラン(3泊4日)
1日目: ダナン着後、ビーチ沿いホテルで休息。夜はミーケビーチ周辺で夕食。
2日目: 午前はビーチでのんびり。午後はホイアン観光&夜はランタン散策。
3日目: バナヒルズや大聖堂など市内観光+スパでリラックス。
4日目: 朝食後、空港へ。
ニャチャンはホーチミン経由が一般的で、到着まではトータル7〜9時間ほど。 街が海沿いにコンパクトにまとまっているため、ホテル・ビーチ・レストランへの移動がとにかく便利。海のアクティビティをメインにする人向けで、島巡りやシュノーケルツアーが充実しており、透明度の高い海とローカルグルメが楽しめます。
ニャチャンのモデルプラン(4泊5日)
1日目: ニャチャン到着後、海沿いのホテルで夕食。
2日目: ビーチでのんびり&午後はスパ。
3日目: アイランドホッピングや泥温泉でリフレッシュ。
4日目: 市内観光やショッピング、カフェ巡り。
5日目: 朝食後、空港へ。
フーコックも国内線乗り継ぎで、到着まで7〜10時間が目安。島内はタクシー移動が中心で、主要エリアの間は20〜40分ほど。大規模リゾートやテーマパークが続々とオープンしており、家族で丸1日楽しめる施設も豊富です。海の透明度や自然の手つかず感も魅力で、「今行きたい島」として人気が高まっています。
フーコックのモデルプラン(4泊5日)
1日目: フーコック着後、ロングビーチで夕食。
2日目: ビーチでゆっくり過ごし、午後はリゾートスパ。
3日目: アイランドホッピングやシュノーケリング。
4日目: カフェ巡りや島内観光、夕方はサンセットを堪能。
5日目: 朝食後、空港へ。
旅行費用の目安
航空券:6〜12万円(平均9万円)
ホテル(1泊):6,000〜20,000円(平均1.3万円)
アクティビティ:1〜1.5万円程度
ダナンの総額(3泊4日):11〜23万円(平均16.5万円)
ニャチャン、フーコックの総額(4泊5日):12〜24万円(平均17.5万円)
※国内線+ボート移動を含む所要時間7〜10時間を考慮。
ベトナムはホテルのコスパがとても良く、ビーチ沿いの4つ星ホテルでも1万円前後から宿泊できることも珍しくありません。
ランカウイ島・ボルネオ島(マレーシア)
マレーシアのビーチリゾートは、「治安の良さ」「穏やかな雰囲気」「自然の壮大さ」が魅力。日本人観光客が急増しており、ゆったり過ごしたい人からアクティブ派まで幅広く支持されています。なかでも人気なのが、ランカウイ島(マレーシア北西部)とボルネオ島(マレーシア東部)で、どちらも自然豊かな素晴らしいリゾートです。
アクティビティは、ランカウイはビーチリラックス・ケーブルカー観光・サンセットクルーズが人気。一方ボルネオ島は多彩で、離島ツアー、マングローブ探検、ダイビング、トレッキングなど “自然特化型” の体験が充実しています。
ランカウイ島はマレーシア北部、タイとの国境近くに位置し、クアラルンプールから国内線で約1時間。アクセスが良く、海と山に囲まれた穏やかな雰囲気が魅力のリゾートです。島全体が「免税島」のため、ショッピング好きには嬉しい環境。ビーチ沿いにはリゾートホテルが立ち並び、プライベートビーチやスパが充実しているため、ホテルでゆったり過ごす滞在にも向いています。特にスカイブリッジやケーブルカーから眺める景色は圧巻で、自然と絶景を楽しむ旅にぴったり。
ランカウイ島のモデルプラン(4泊5日)
1日目: ランカウイ到着後、ビーチ沿いホテルへ。夜は海沿いレストランで夕食。
2日目: 午前はビーチでリラックス。午後はケーブルカー&スカイブリッジ観光。
3日目: アイランドホッピングやマングローブクルーズなど自然ツアーを満喫。
4日目: 免税ショップ巡りやスパでゆったり過ごす。
5日目: 朝食後、空港へ。
ボルネオ島はマレーシア東部に位置し、「冒険の島」とも呼ばれ、世界有数の自然保護区が広がる壮大な島。日本からはクアラルンプール乗り継ぎで、目的地(コタキナバル・クチンなど)まで7〜10時間が目安です。透明度の高い海でのシュノーケリングやダイビングに加え、ジャングル探検や野生動物ウォッチングなど、自然派の旅行者に大人気で、都会とはまったく違う世界で過ごす時間は忘れられない思い出になります。
ボルネオ島(コタキナバル)のモデルプラン(4泊5日)
1日目: コタキナバル到着後、海沿いのホテルで休息。
2日目: 離島ツアーでシュノーケリング&ビーチタイム。
3日目: マングローブ探検や蛍鑑賞ツアーで大自然を体験。
4日目: 市内観光やスパ、カフェ巡りでのんびり。
5日目: 朝食後、空港へ。
費用の目安
航空券:7〜13万円(平均10万円)
ホテル(1泊):7,000〜25,000円(平均1.6万円)
アクティビティ:2〜3万円程度
総額(4泊5日):13〜28万円(平均20.5万円)
島ならではの自然体験のツアーを加えても良心的な価格と言えます。
目的に応じた旅先の選び方
「移動の負担を最小にしたい」なら、セブ島(フィリピン)、バリ島(インドネシア)、ダナン(ベトナム)がおすすめ。日本から直行便があり、フライト時間が比較的短く、体の負担も少なめです。
「費用を抑えつつ満足度を高めたい」なら、ダナン、ニャチャン(ベトナム)、セブがおすすめです。物価が安く、宿泊・食事・ツアーが低価格で楽しめ、様々な体験が可能です。
「癒しと非日常感を重視したい(スパ・ヴィラ)」なら、バリ島(インドネシア)、ランカウイ(マレーシア)、プーケット(タイ)の高級エリアがおすすめです。ヴィラ滞在やプライベートスパ、高級レストランなどが整っています。
「海の美しさを第一に選ぶ(シュノーケル・ダイビング重視)」なら、ボラカイ(フィリピン)、セブ、ピピ島(プーケットエリア)がおすすめ。透明度が高く、海中アクティビティが充実しています。
「自然・野生動物・冒険を楽しみたい」なら、ボルネオ、ランカウイ島がおすすめです。ジャングルトレッキングや動物観察など、都会では得られない体験が豊富です。
その他、子連れ旅行ならセブ島やダナン、バリ移動時間の関係で定番として人気。また、ベトナムのニャチャンには、子供たちが一日中飽きることなく遊べる大型のウォーターパークや遊園地が併設されたリゾートもあります。近年、様々な施設がオープンしており、こういった子供向けの施設の充実度は1つのポイントになります。また、逆に一人でリゾートを楽しむなら、治安や交通機関の分かりやすさなども大事になってきますし、スパやカフェ散策など「やりたいこと」に合わせてわがままに行き先を決めても良いかもしれません。
まとめ
東南アジアのリゾートは、移動時間が比較的短く、物価も安いため、限られた日数でもしっかり満足できる旅が叶います。また、どのエリアでもマリンアクティビティやスパ、観光スポットが充実しており、旅の楽しみ方も自由自在です。現在も様々な地域でリゾート開発が進み、治安も安定してきていることから、新婚旅行や子連れ旅行はもちろん、ひとり旅や弾丸旅行まで、幅広い人にとって安心して楽しめます。次の休暇は、あなたに合った東南アジアのリゾートで、思いっきりリフレッシュしてみませんか?
日本の教育課程を修了後、色々な英語学習に挑戦しましたが思うような結果が出ず、挫折。10年以上のブランクを経て、コロナ禍をきっかけに英語の再学習にチャレンジしました。その後は英語コーチとしても活動し、現在は医療従事者として勤務しながら英語学習を続けています。 仕事も英語も旅も大好きで、今も「自分らしい生き方」を模索中です。
◇英語に関する資格
TOEIC860
英検準一級
◇留学経験
オーストラリアに3週間のホームステイ(高校1年)
カナダに4週間のホームステイ(大学3年)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
東南アジアを中心に旅を楽しんできました。
訪れた国は、台湾・中国・タイ・シンガポール・マレーシア・カンボジア・ベトナム・インドネシア・フィリピン。そのほか、トルコ・オーストラリア・カナダ・ドイツも訪問しました。
世界遺産めぐりやローカルフードが旅の楽しみです^^
◇自己紹介
私はオンライン英会話やコーチングを活用し、日本にいながら英語を身に着けました。英語へのハードルが下がったことで、以前よりもグッと旅を楽しめるようになり、仕事の選択肢も楽しみも増えました♪ 少しでも皆さんの背中を押せるような記事をお届けできればと思います