歴史ある街並みや芸術、自然、そして洗練された食文化まで、ヨーロッパは多彩な魅力が詰まった憧れの旅行先です。
国ごとに雰囲気が異なり、数時間の移動でまったく別の文化に触れられるのも魅力で、「せっかくヨーロッパに行くなら数ヶ国をまわりたい」という方が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、そんなヨーロッパ旅行で絶対に訪れたいおすすめ名所をまとめました。
見どころが多いヨーロッパの中でも「これは見ておきたい！」というスポットを紹介していくので、ぜひ旅行プランの参考にしてみてくださいね。
ヨーロッパ観光の魅力
ヨーロッパの魅力は、国ごとに異なる文化や歴史がぎゅっと凝縮されている点にあります。
街を一歩歩くだけで、中世の面影を残す石畳や荘厳な教会、美術の巨匠たちによるアートなど、時代を越えて大切に守られてきた景色が広がります。
美術館や博物館のクオリティも世界屈指で、作品に触れるだけでその国の価値観や歴史の深みが感じられるのも魅力のひとつです。
さらに、ヨーロッパは国境を越えた移動がしやすく、鉄道や飛行機を利用すれば、半日もあればまったく別の文化圏へアクセスできます。
グルメやファッション、音楽、自然風景など、各国が持つ魅力は実に多彩。アルプスの絶景を堪能したり、地中海のリゾートでゆったり過ごしたり、古都の街歩きを楽しんだりと、旅の目的に合わせて楽しむことができます。
【国別】ヨーロッパを代表する観光名所
早速、ヨーロッパ旅行で外せないおすすめ観光名所を見ていきましょう。
見どころが多いヨーロッパの中でも、特におすすめな代表的スポットをまとめました。国別にまとめたので、ぜひ旅のプランを立てる際の参考にしてみてくださいね。
フランス
ファッションと芸術の中心地として名高いフランスは、どこを切り取っても優雅な空気が漂う国。
その象徴ともいえる首都パリは、訪れる人を魅了し続ける場所です。
■ パリ
パリを訪れたら外せないのがエッフェル塔。
また「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」をはじめとした名作が集まるルーブル美術館も、世界中の旅行者が憧れる必訪スポットです。
印象派の巨匠たちの作品が並ぶオルセー美術館も、芸術好きには外せません。
■ モンサンミッシェル
フランス北西部・ノルマンディー地方にある修道院モンサンミッシェルも絶対に訪れたい名所。
満潮時には「海に浮かぶ修道院」のように見える世界遺産で、パリのエッフェル塔に引けを取らない人気観光スポットです。
パリから日帰りで訪れることも可能ですが、夜のライトアップも美しいので旅程に余裕があれば1泊するのがおすすめです。
■ ヴェルサイユ宮殿
パリから少し足を伸ばして気軽に訪れられるのが、ヴェルサイユ市にあるヴェルサイユ宮殿。
豪華絢爛な建築美が広がる内装と広大な庭園は唯一無二の美しさで、そのスケールと歴史の深さに圧倒されます。
またフランスは街歩きの途中にふらりと立ち寄れるカフェや、繊細なフランス料理・スイーツなどのグルメもフランス旅行の醍醐味です。
【名所トップ３】
・ルーブル美術館（パリ）
・モン・サン・ミシェル（ノルマンディー）
【必食グルメ】
・エスカルゴ
・クリームブリュレ
イタリア
芸術・歴史・グルメが三位一体となったイタリアは、「何度でも訪れたい」と旅行者を魅了する国です。
■ ローマ
イタリア旅行で欠かせないのが、首都ローマ。
コロッセオやフォロ・ロマーノ、トレビの泉やバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂など見どころがたくさんあり、街歩きをしながら2000年の歴史を感じられます。
■ フィレンツェ
フィレンツェは、ルネサンス発祥の地として名高い芸術都市です。
外せないのがウフィツィ美術館で、ボッティチェリの「ヴィーナスの誕生」やミケランジェロの「聖家族」など世界的に有名な絵画を鑑賞できます。
■ ヴェネツィア
水の都ヴェネツィアは、無数の運河と400以上の橋がつなぐ唯一無二の世界遺産都市です。
金色のモザイクが輝くサン・マルコ寺院や、威厳あるドゥカーレ宮殿が並び、まるで中世の宮廷文化の中に迷い込んだかのような体験ができます。
さらに、イタリア料理は世界中で愛される本場の味。
ピッツァ、パスタ、ジェラート、エスプレッソなど、どの都市でも「食べ歩きの幸せ」を実感できるのが大きな魅力です。街ごとに文化が異なるため、都市を巡るほど奥深さを楽しめる国です。
【名所トップ３】
・大聖堂ドゥオモ（フィレンツェ）
・ヴェネツィアのサン・マルコ寺院
【必食グルメ】
・カルボナーラパスタ
・ジェラート
イギリス
歴史と伝統が息づくイギリスは、古き良き文化と最先端のトレンドが共存する魅力的な国です。
■ ロンドン
首都ロンドンには、ビッグ・ベンやウェストミンスター寺院、バッキンガム宮殿といった象徴的な建築が集まり、街全体が英国らしい重厚な雰囲気に包まれています。
ロンドンを訪れたら外せないのが、世界屈指の規模を誇る大英博物館です。古代エジプトやギリシャの貴重な遺物に出会え、歴史の深さを体感できます。
また、ハリーポッターの撮影地として知られるキングスクロス駅や、赤い二階建てバス・黒いタクシーなど、ロンドンならではの景観も旅のワクワク感を高めます。
伝統的なアフタヌーンティーやパブ文化も魅力で、一日の終わりにイギリスらしい食事を楽しむのもおすすめです。
【名所トップ３】
・バッキンガム宮殿
・大英博物館
【必食グルメ】
・アフタヌーンティー
・シェパーズパイ
スペイン
情熱と陽気な空気に満ちたスペインは、芸術・建築・グルメ・ビーチと多彩な魅力を持つ国です。
■ バルセロナ
スペインのおすすめは、なんといってもバルセロナ。ガウディ建築の傑作サグラダ・ファミリアを始め、カサ・バトリョ、カサ・ミラは必訪スポットです。
他にもステンドグラス装飾が美しいカタルーニャ音楽堂、ガウディによる色鮮やかなモザイクが特徴のグエル公園もおすすめです。
■ マドリード
首都マドリードは、プラド美術館や王宮など歴史ある施設が点在し、スペインの文化と歴史をじっくり感じられるのが魅力です。
世界三大美術館のひとつであるプラド美術館にはスペイン絵画をはじめヨーロッパの名画が展示されています。
食文化も豊富で、タパスやパエリア、イベリコ豚などはぜひ味わいたい本場の味。
美味しい料理が多く、レストランはもちろん、市場やバル巡りも楽しめるので、食べ歩きを満喫したい方にぴったりの旅先です。
【名所トップ３】
・プラド美術館（マドリード）
・アルハンブラ宮殿（グラナダ）
【必食グルメ】
・タパス
・イベリコ豚の生ハム
ドイツ
歴史的建造物と美しい自然が調和するドイツは、ヨーロッパらしい落ち着いた魅力を持つ国です。
■ ロマンティック街道
見どころが多いドイツでも特におすすめなのが、ドイツ南部を縦断するロマンティック街道です。
中世の街並みや古城、美しい自然がつづき、最後はノイシュヴァンシュタイン城に到着します。
シンデレラ城のモデルとして知られるノイシュヴァンシュタイン城をはじめ、まるで童話の世界に入り込んだような感覚を味わえます。
ビール文化も世界的に有名で、各地のブルワリーやビアホールで地元ならではの味を楽しめるのも魅力です。
【名所トップ３】
・ケルン大聖堂（ケルン）
・ブランデンブルク門（ベルリン）
【必食グルメ】
・プレッツェル
・シュニッツェル
ヨーロッパ観光中に気をつけたいスリ・置き引き対策
最後に、ヨーロッパ旅行を楽しむために知っておきたいスリ・置き引き対策を紹介していきます。
ヨーロッパの観光スポットではスリや置き引きが多発しており、特に外国人観光客はターゲットになりやすいので注意が必要です。
被害に遭いやすいのは、美術館や広場などの観光地、人が多いカフェや電車内など。
観光を楽しみながらも、スリや置き引きには十分警戒しなければいけません。
具体的にどのような手口でスリや置き引きが行われるのか、またその対策について詳しく解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
バッグは必ず前で持ち、チャック付きのものを使用する
観光地や公共交通機関では、特に背後からバッグを開けられる被害が多発しています。
リュックは狙われやすいため、街歩きの際はショルダーバッグやクロスボディバッグを前に抱えるように持つのがおすすめです。
ズボンのポケットやバッグの外ポケットは狙われやすいので注意しましょう。
また必要以上の現金やクレジットカードを持ち歩かないのも対策のひとつ。
予備の現金とカードを違う場所に保管しておくなど、万が一スリにあってしまっても、被害を最小限に食い止めるための工夫をしておくと安心です。
カフェや電車で荷物を置きっぱなしにしない
置き引きはヨーロッパで最も多いトラブルのひとつです。
強引に奪われるのではなく、目を離した隙をついて荷物がなくなることがほとんど。荷物から目を離さないことが一番の対策です。
カフェで椅子の背にバッグをかけたり、足元に置いたままスマホに夢中になると狙われやすくなります。
特にテラス席は歩行者から手が届きやすいので注意が必要。
小さいバッグであれば自分の膝の上にのせる、壁側にはさむように置く、大きい荷物であれば足元ではさむようにすると安心です。
またホテルのロビーでチェックインの手続きをしている間に足元に置いた荷物が盗まれる、空港で荷物カートに載せた荷物が盗まれるということもあります。
大きな荷物やスーツケースも足元にはさむ、手を添えておくなど、目を離さないようにしましょう。
「声をかけられる・ぶつかられる」状況では要注意
アンケートや募金を装った話しかけ、突然ぶつかってくる行為、複数人で囲むように近づくなどは典型的なスリの手口です。
注意をそらした隙に別の人物が貴重品を抜き取るケースが多いです。
また「ケチャップ強盗」と呼ばれる手口も典型的なスリのひとつ。
背後から液体（ケチャップなど）をかけ、「汚れていますよ」と親切な人を装い汚れを拭くのを手伝うフリをしてスリを行うというものです。
その場合は立ち止まらずに距離をとってから確認する、もし接触されそうになったらバッグに手を添えて警戒しましょう。
「親切そうな人」を装って詐欺を働くケースが多いです。不自然な接触や圧を感じたら、すぐに距離を取り、バッグに手を添えるだけでも被害を避けやすくなります。
過度に反応する必要はありませんが、直感的に違和感を覚えたら立ち止まらずに移動することが大切です。
まとめ
いかがでしたか？今回の記事ではヨーロッパの観光名所について詳しく紹介してきました。
ヨーロッパ旅行は、国ごとに特徴が大きく異なるため、旅の目的に合わせて理想のルートを組めるのが魅力。
歴史や芸術に触れたい、美しい街並みを歩きたい、グルメを楽しみたいなど、興味にあわせて理想的なプランを立てることができます。
安全対策を意識しながら、楽しいヨーロッパ旅を叶えてくださいね！
◇経歴
英語使用歴：6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
（アメリカ、カナダ、オーストラリアなど）
・海外在住歴：4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。
