
イタリア・ヴェネツィアから少し足を延ばした先にある
ブラーノ島は、カラフルな家々が並ぶ絵本のような街並み。
フォトジェニックな観光スポットとして人気を集めています。
レース編みの伝統や静かな運河沿いの散策路など、文化と癒しが詰まった島は、ヴェネツィア本島の喧騒から離れてゆったり過ごすのにぴったりです。
この記事では、ブラーノ島への行き方から水上バスの利用方法、おすすめの過ごし方まで、初めて訪れる方でも安心して楽しめる情報をたっぷりご紹介します。
色鮮やかな街で過ごす癒しの時間を計画してみませんか?
- ブラーノ島とは?概要と魅力
- ブラーノ島への行き方|ヴァポレット(水上バス)を活用しよう
- ブラーノ島観光のベストシーズン
- ブラーノ島のおすすめ観光スポット・素敵な過ごし方
- ブラーノ島観光で知っておきたい注意点・ポイント
- まとめ
ブラーノ島とは?概要と魅力
ブラーノ島は、イタリア・ヴェネツィア近くに浮かぶ小さな島で、カラフルな家々と伝統的なレース編みで知られています。
ヴェネツィア本島から水上バスで約45分でアクセスできるため、日帰り観光先として人気です。
島はヴェネツィアの潟にある4つの小島から成り立ち、人口は約3,000人ほど。運河と色鮮やかな住宅街が広がり、歩くだけでもフォトジェニックな景色を楽しめます。
ブラーノ島の最大の魅力は、鮮やかな色に塗られた家々です。
もともとは漁師たちが霧の中でも自分の家を見つけやすくするために色を塗ったことが由来で、現在では家の色を変更する際に市の許可が必要となり、隣の家とは異なる色を選ぶルールが守られています。
また、島は15世紀から続くレース編みでも有名です。かつて、島の女性たちは漁師の帰りを待ちながらレースを編んでいました。現在でも高品質なレース製品はお土産として人気。レース博物館では、その歴史や技術に触れることができます。
ブラーノ島は特定の名所があるわけではありませんが、街全体が絵になる魅力にあふれています。「Bepi’s House」のような象徴的な建物をはじめ、市場やカフェ、運河沿いの散策路など、どこを歩いても写真映えする風景に出会えます。
ムラーノ島などと合わせた観光プランを組むこともでき、フォトジェニックな街並みと文化を楽しみながら、ゆったりとした島時間を過ごすことができます。
ブラーノ島への行き方|ヴァポレット(水上バス)を活用しよう
ブラーノ島へは、イタリア・ヴェネツィアから水上バス(ヴァポレット)を利用するのが最も一般的で便利なアクセス方法です。
アクセス情報は、以下を参考にしてください。
| 項目 | 内容 |
| 出発地 | ヴェネツィア本島北側「フォンダメンタ・ヌォーヴェ(Fondamente Nove)」停留所 |
| 運行路線 | 主に12番路線(途中ムラーノ島、トルチェッロ島にも停車) |
| 所要時間 | 約40分 |
| 運行本数 | 1時間に2〜3本程度(混雑時は待ち時間あり) |
| チケット購入 | 停留所の自動券売機・窓口、オンライン事前購入も可能 |
| 料金 | 片道:約9.5ユーロ、1日パスあり |
ブラーノ島行きのヴァポレットは、フォンダメンタ・ヌォーヴェ停留所から出発し、主に12番路線が運行しています。途中でムラーノ島・トルチェッロ島にも立ち寄るため、島めぐりを合わせた観光プランが立てやすいのも魅力です。
運行本数は1時間に2〜3本ありますが、観光シーズンは乗船待ちが発生しやすいため、早めのスケジュールがおすすめです。
ヴァポレットを活用すれば、簡単にブラーノ島までアクセスでき、半日でも十分に島の魅力を満喫できます。旅行の際は、運行時間やチケット購入方法をしっかり確認しておくと、より快適でスムーズな観光を楽しめます。
ブラーノ島観光のベストシーズン
ブラーノ島を訪れるなら、春と秋が特におすすめです。
4月から5月にかけては気温が穏やかで、天候も安定しており、雨の少ない快適な環境の中で島を散策できます。観光客も比較的少ないため、のんびりとした雰囲気の中でカラフルな家々や運河沿いの景色を楽しめます。
9月から10月上旬もまた、気温が心地よく、観光客が減る時期のため、静かで落ち着いた環境での観光に最適です。
冬の12月から1月は観光客も少なく、宿泊費を抑えたい方にはメリットがありますが、寒さや雨が増えるため、防寒対策は必須です。
また、2月から3月にかけて開催されるヴェネツィアのカーニバル期間は、特別なイベントを楽しめる一方で観光地は非常に混雑するため、カーニバルを目的としない場合は避けるのが賢明です。
ブラーノ島のおすすめ観光スポット・素敵な過ごし方

ブラーノ島は、カラフルな家々と伝統的なレース編みで知られる美しい島です。
ここでは、初めて訪れる方に特におすすめの観光スポットと、島での過ごし方をご紹介します。
<おすすめ観光スポット>
| スポット名 | ポイント | 所要時間目安 |
| ガルッピ広場(Piazza Galuppi) | 島の中心地。カフェやショップが並び、散策の出発点に最適 | 30分〜1時間 |
| レース博物館(Museo del Merletto) | 16世紀からのレース編みの歴史や美しい作品を展示。 | 30〜45分 |
| サン・マルティーノ教会(Chiesa di San Martino) | 島最大の教会で鐘楼が象徴的。内部も見応えあり | 20〜30分 |
| Bepi's House | カラフルな家で写真スポットとして人気。ユニークなデザインが魅力 | 15〜20分 |
| 運河沿いの散策 | 島全体が絵になる風景。歩きながらカラフルな家々を楽しめる | 1〜2時間 |
<素敵な過ごし方>
ブラーノ島は、散策するだけで色彩豊かな街並みや伝統文化を感じられる場所です。ぜひ思い思いの過ごし方で、素敵な時間を過ごしてください。
以下に、おすすめの過ごし方の一例をまとめました。
島は小さく、1〜2時間で一周できます。カフェで休憩しながら、島の雰囲気をゆったり楽しむのがおすすめです。
・地元の料理を楽しむ
新鮮な魚介を使ったリゾットやシーフードパスタを提供するレストランが豊富です。軽食やジェラートでの休憩も良いでしょう。
・アートギャラリーや工房巡り
地元アーティストの作品を展示する小さなギャラリーや工房が点在。お土産探しにも最適です。
・写真撮影
カラフルな家々や運河沿いの景色は写真映え抜群。特に朝や夕方の柔らかい光の中での撮影がおすすめです。
観光の合間にカフェでのんびり過ごしたり、地元の食やアートを楽しむ時間を取り入れたりすることで、より充実した滞在になるでしょう。
ブラーノ島観光で知っておきたい注意点・ポイント
最後にブラーノ島観光で知っておきたい注意点やポイントをご紹介します。よりスムーズで快適な旅になるよう、ぜひチェックしてください。
アクセス方法は念入りに確認
アクセス方法は念入りに確認しておくことが大切です。
訪れる前には、あらかじめ地図で停留所の位置やルートを確認しておきましょう。停留所の場所や周辺の地形を把握しておくと、乗り遅れや迷子になる心配が減り、スムーズに島までアクセスできます。
さらに、地図上でブラーノ島内の観光スポットの位置もチェックしておくと、到着後の散策が効率的に計画できます。
混雑を避けて観光する
のんびり散策を楽しみたい方は、混雑する時間帯を避けることが重要です。
午前11時から午後3時頃は観光客が多く混雑しやすいため、早朝や夕方に訪れると、静かで落ち着いた雰囲気の中で島を楽しめます。
とはいえ、観光シーズンは混雑を完全に避けるのが難しい場合もあります。そのため、観光計画を立てる際は、時間に余裕を持つのがおすすめです。特にレース博物館やカラフルな家々をじっくり楽しむ場合は、余裕を持ったスケジュールにすることで、より充実した観光が可能になります。
食事の時間は工夫する
島内のレストランはどこも人気が高く、特にランチ時には混雑しやすいため、事前に予約をするか、少し早めの時間に訪れるとスムーズに利用できます。
また、ピークタイムを避けることで、ゆったりと食事を楽しめるだけでなく、地元の雰囲気もより感じられます。
軽食やジェラートを楽しむのも手軽でおすすめ。小さなカフェやジェラート店では、地元ならではの味を気軽に試せるので、散策の合間に立ち寄るのも良いでしょう。
静かに街歩きを楽しむ
ブラーノ島は観光地であると同時に、住民が生活する場所でもあります。
狭い路地や運河沿いでは静かに歩き、写真を撮る際も周囲の迷惑にならないよう配慮しましょう。
カラフルな家々にはそれぞれ意味があり、隣の家とは異なる色で塗られているため、観察しながら散策するのも楽しいポイントです。地元の人々の生活や街並みを尊重しつつ、ゆったりと歩くことで、より落ち着いた雰囲気を味わえます。
お土産は品質をチェック
ブラーノ島は伝統的なレース編みで有名です。
お土産として購入する際は、値段だけで判断せず、品質や作り手を確認しましょう。地元の職人が手作りした本物のレース製品を選ぶことで、長く使えるだけでなく、伝統工芸の魅力も感じられます。
お土産選びは、島の文化や技術を体感する良い機会と考えて、じっくり選ぶことをおすすめします。
まとめ
ブラーノ島は、カラフルな家々や伝統的なレース編み、静かで絵になる街並みなど、魅力が詰まった島です。
ヴェネツィア本島から水上バスで簡単にアクセスでき、半日でも十分に楽しめるため、日帰り観光にも最適です。
観光の際には、混雑を避ける時間帯や、食事やお土産選びなどのポイントを押さえておくと、より快適に島を楽しめます。
また、イタリア旅行中に現地での英会話に不安がある場合は、オンライン英会話「ネイティブキャンプ」を活用するのもおすすめです。予約不要で回数無制限、7日間の無料体験が可能なので、旅行前に気軽に英会話を練習しておくことで、現地での会話もスムーズになります。
ブラーノ島の色彩豊かな街並み、文化、食を存分に楽しみながら、心に残る素敵な旅の時間を過ごしてください。
◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。