シンガポール旅行で迷わない!チャンギ空港での両替方法やお金の目安【解説】

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シンガポールはキャッシュレス化が進んでいるものの、ホーカー(屋台)やローカルショップなどでは現金が必要です。海外旅行で気になるのが「どこで、いくら両替すればいいか」という疑問。

本記事では、「チャンギ国際空港到着後、どこで両替するのがベストか?」という疑問に答え、損をしない両替の方法や、チップの有無、ホーカーのトイレでのキャッシュの必要性など、現地でのお金のリアルな使い方まで丁寧に解説します。

 

 

 

シンガポール旅行前に知っておきたい通貨と両替の基本

シンガポールの通貨は、シンガポールドル(S$)S$1=118円(2025年11月11日現在)。紙幣は、2ドル、5ドル、10ドル、50ドル、100ドル、硬貨は、1、5、10、20、50セントと1ドルで、新旧硬貨で多少形に差はありますが両方とも使えます。

紙幣には大きな額の1,000ドル札、10,000ドル札もありますが、日常の生活の中で目にすることはありません。

ホーカーやフードコートなどでは、現金か電子決済のPayNow(ペイナウ)や、EZ-Linkカード(公共交通機関で使えるSuicaのようなカード)での支払いも可能です。しかし、お店によっては対応していないところもあるため、小額紙幣や硬貨を用意しておきましょう。

シンガポールでは、ブルネイドル(BND)も協定により同価値で使えることになっていますが、観光ではほとんど見かけません。使える店舗も限られているため、基本的にはシンガポールドルを用意しておきましょう。

このあと紹介する「チャンギ空港での両替方法」や「お得なレートの見方」を参考にしてシンガポールで上手な現金の扱い方を知っておくと便利です。

※S$1=約118円(2025年11月11日現在、Yahoo!ファイナンス調べ)
※シンガポールドルとブルネイドルの等価交換協定については、シンガポール金融管理局(MAS)公式サイトなど参照。

 

チャンギ空港で日本円は使える?両替できる場所はあるか

チャンギ空港では、一部の免税店やレストランで日本円を直接使うことが可能です。

私も帰国前にシンガポールドルを使い切ってしまい、日本円で支払いができて助かった経験があります。ただし、お釣りは基本的にシンガポールドルで返されるため注意しましょう。

また、日本円を利用できるチャンギ空港内の店舗は限られています。現金払いで日本円を使えるのは、あくまで空港内の一部エリアのみと覚えておきましょう。これは、他の国通貨についても同様です。

クレジットカードはどのお店も対応できますが、海外だけに心配な方もいらっしゃいますね。到着後すぐに、空港内の両替所でシンガポールドルへ両替をすれば安心できます。

※一部の免税店(例:Shilla Duty Freeなど)では日本円支払いに対応している場合があります(チャンギ空港公式案内参照)。

 

チャンギ空港併設のショッピングセンタージュエルで日本円・米ドルは使える?

空港に併設されている噴水ショーの素晴らしいジュエル

空港併設施設なら日本円での支払いも可能かしら?と思ってしまいますが、ジュエルでは、日本円での支払いはできません。他国の通貨、米ドルなどでの支払いもできません。

※ジュエル内の店舗における決済方法は、ジュエル・チャンギ・エアポート公式サイトおよび各店舗の規定に基づきます。

 

チャンギ空港の両替場所を知ろう

シンガポールのチャンギ空港内では、各ターミナル(T1〜T4)の到着ロビーや荷物を受け取った後の空港建物内にいくつも両替カウンターがあります。24時間営業している店舗もあるため安心して両替ができます。

両替所の目印としては、「Travelex」や「UOB Money Changer」と書いてあります。クレジットカードのキャッシングも対応できます。

ただし、空港の両替レートは市内よりやや割高になります。空港では必要最低限額(例:50〜100SGDほど)だけ両替し、残りは市内の両替所で行うのがおすすめです。空港から市内までタクシーで移動しても50ドルあれば十分です。

※両替カウンター情報はチャンギ空港公式サイト(2025年11月時点)を参照。

 

チャンギ空港内の両替所一覧

チャンギ空港内の両替所の場所について詳しく書いておきます。ご自分が利用予定のターミナルの大体の場所が分かれば安心ですね。

なお、チャンギ空港内の全ての両替所は24時間営業です。友人は、両替所にいるスタッフが怖そうに見えて不安だったと言っていましたが、シンガポールの空港はとても安全なので心配ありません。

  • 第1ターミナル(2F制限エリア・1F到着ロビー)

チャンギ空港の第1ターミナルには、入国審査前の制限エリア内と、手荷物受取後の到着ロビー(公共エリア)の両方に両替所があります。 到着時にすぐ現金を用意したい場合でも、手続き後に落ち着いて両替したい場合でも利用しやすい配置です。

エリア

店舗名

営業時間

Cゲート付近(制限エリア)

ChangiFX

24時間

Cゲート付近(制限エリア)

UOB(United Overseas Bank)

24時間

Dゲート付近(制限エリア)

ChangiFX

24時間

Dゲート付近(制限エリア)

UOB

24時間

到着ロビー(Level 1/公共エリア)

Travelex/UOB/Prosegur Change

24時間

  • 第2ターミナル(2F制限エリア・2F到着ロビー)

入国審査前の制限エリアと、入国後の到着ロビーどちらにも両替所があります。E・Fゲート周辺が目印です。

エリア

店舗名

営業時間

Eゲート(制限エリア)

Travelex

24時間

Eゲート(制限エリア)

UOB

24時間

Fゲート(制限エリア)

Travelex

24時間

Fゲート(制限エリア)

UOB

24時間

到着ロビー

Travelex

24時間

到着ロビー

UOB

24時間

  • 第3ターミナル(2F制限エリア・1F到着ロビー)

預け荷物の受け取りエリアには両替所がないため、到着ロビーに出てから両替する形になります。24時間営業で安心です。

エリア

店舗名

営業時間

制限エリア

Travelex

24時間

制限エリア

UOB

24時間

到着ロビー

Travelex

24時間

到着ロビー

UOB

24時間

  • 第4ターミナル(1F到着ロビー)

第4ターミナルは第1〜3ターミナルからやや離れた場所にありますが、到着後すぐに両替可能です。

エリア

店舗名

営業時間

到着ロビー(Arrival Hall Level 1)

UOB Money Changer

24時間

到着ロビー(Arrival Hall Level 1)

Travelex(または他の両替所)

24時間

※主要両替所(Travelex・UOBなど)は24時間営業ですが、一部の店舗は営業時間が異なる場合があります(チャンギ空港公式情報より)。

 

シンガポールの両替レートの見方とお得に換金するコツ

シンガポールは安心してどこでも両替できる国ですが、安心レートの見方や両替場所をちょっと知っておくだけで、意外と差が出ます。

ここでは、実際に掲示板のレートをどう読むか、そしてどこで両替するのが安心でお得かを、私の体験も交えてまとめてみました。

 

シンガポールの両替レートの見方を覚えておこう

両替所の掲示板には、「We Buy」と「We Sell」の2種類が書かれています。

日本円からシンガポールドルに両替する場合は、「We Buy(JPY)」の数字をチェックします。

これは「お店が円を買う=あなたがシンガポールドルを受け取る」ときのレートです。

どちらを見ればいいか迷ったら、「We Buy」を覚えておきましょう。

We Buy (JPY):117.50 と書かれていたら「1SGD=117.5円」。

この数字が小さいほどレートが良い(つまり得)ということです。昔は「1SGD=70円」だったこともあり、随分円安になってしまったものです。

私はいつも、近くの両替所を数軒をさらっと見比べて、数字が少しでも小さい方で両替しています。手数料もそれほど差はありません。

 

為替レートと両替レートの違いって知ってる?

旅行前にレートをチェックしていて、「為替レート」と「両替レート」って何が違うの?と思ったこと、ありませんか?私はこの違いを知りませんでした。

まず、「為替レート」はニュースやGoogleで見るような数字。

たとえば「1シンガポールドル=117円」みたいなものです。これはあくまで市場の基準レートです。

一方、「両替レート」は、実際に空港や街の両替所で使われるレート。

両替所はこの為替レートに手数料を上乗せしているので、実際に受け取る金額は少しだけ減ります。

たとえば、

  • 為替レート:1SGD=117円

  • 両替レート:1SGD=118.5円

    この場合、同じ1万円を両替しても受け取るシンガポールドルの額が違ってくるんです。
    実際に両替するときは、そこにお店ごとの手数料の差があることを知っておきましょう!
    ※為替レートはあくまで国際市場の基準値、両替レートはその基準に両替所の手数料を加えた実際の交換レートです。

 

シンガポールでお得に両替できる場所や方法を紹介

多くの旅行者は、出発前に日本で両替していく方も多いと思いますが、ちょっと待ってください!

  • チャンギ空港の両替レートは日本の空港よりも良い

チャンギ空港の両替レートは、日本の空港よりもずっと良いです。もちろん市内(ラッフルズ・プレイスやチャイナタウン)まで行けばもっとお得なのですが、1万円あたり100円前後の差しかないので、私はとりあえずチャンギ空港でいくらか両替しています。

どのターミナルも24時間営業で、TravelexやUOB、ChangiFXなどが入っています。2店舗並んでいることも多いので、掲示板を見てレートが良い方を選べばOKです。

  • シンガポール市内でお得に両替するならここがおすすめ

レートを重視するならラッフルズ・プレイスの「The Arcade(アーケード)」が一番有名です。
チャイナタウンの「ピープルズ・パーク・コンプレックス」もおすすめです。
どちらも観光がてら立ち寄れる距離ですが、わざわざ行くほどの差はないというのが正直なところです。

エリア

特徴

ラッフルズ・プレイス

レート最強。平日昼間のみ営業の店が多い

チャイナタウン

レートは良いけど、夕方で閉まる店が多い

リトルインディア

24時間営業のムスタファセンターが便利

オーチャード

ショッピングついでにOK。レートは平均的

※※上記は現地在住者や旅行者の口コミ情報、および筆者の経験に基づいています。
最新の営業状況やレートはご自身でご確認ください。

  • 急ぐ時は、ATMで引き出すのもあり

Visaの「PLUS」やMastercardの「Cirrus」マークがついているATMなら、デビットカードやクレジットカードでシンガポールドルを引き出せます。

  • ホテルで両替は手軽だけどレートが高い

主要なホテルでは、フロントや自動両替機(ATM型)での両替サービスを提供しているところがあります。しかし、レートは両替所や空港に比べて最も高くなる傾向があるため、深夜の緊急時や、少額(S$50程度まで)の両替にしておきましょう。

 

旅行者がよく迷う金額目安と両替のタイミング

シンガポール旅行での、両替の金額やタイミングについて解説します。

 

シンガポール旅行の際はいくらくらい両替すればいい?

シンガポール旅行の1日に必要な現金の金額は人それぞれです。個人旅行かツアーかでもかなり違ってきますね。

シンガポール国内は、クレジットカードやタッチ決済が安心して使えます。

しかし、もしもの時に備えてお財布には数十ドル程度は現金があった方が良いのではないかと思っています。

個人旅行の場合はもう少し多めがいいかもしれません。

現金が必要な場面は、ホーカー(屋台)巡りをする場合や、小さなショップなど。

ローカルな場所が好きな方は、現金は必須ですね。

 

シンガポール旅行の際の両替のタイミングはいつ?

シンガポールへの旅行の際は、到着してから最低限の額(100ドル程度)をチャンギ空港で両替することをおすすめします。市内へのタクシー代や、翌朝ホーカーへ食事に行く場合などは必要になります。

ショッピングが多めの予定の方は、紹介した市内の両替所を利用しても良いと思いますが、旅行のスタートからお財布にシンガポールドルが入っている方が安心です。

 

シンガポールではチップは必要?

シンガポールにはチップの文化がありません。レストランやホテルでもチップは不要で、料金にサービス料が含まれています。タクシーやホーカーでは、お釣りを辞退する程度の気持ちで十分です。

現地の人はとても親切で、ちょっとしたお礼の一言や笑顔だけでも十分に伝わります。そこから会話が弾んだり、お土産をもらったりすることもあり、思いがけず心温まる時間になることもあります。

 

シンガポールのホーカー(屋台)のトイレ事情

シンガポールのホーカー(屋台)は、地域の中心部にあることが多く、市場や小売店が併設されていて人の出入りも多い場所です。トイレも整備が進み、以前よりずっと清潔になっていますが、場所によっては少し利用をためらうような環境のところもあります。

一部のホーカーでは、トイレの入り口に管理スタッフ(おじさんやおばさん)がいて、使用料を支払う必要があります。金額は20〜50セントほどです。トイレットペーパーが備え付けられていない場合もあるため、ポケットティッシュを持参しておくと安心です。トイレの入口でティッシュを販売していることもあります。

 

まとめ

シンガポールではキャッシュレスが進んでいるため、現金は必要最小限でOKです。日本よりも現地の両替レートの方が有利なので、チャンギ空港での両替でも十分お得に換金できます。

現金が必要になるのは、ホーカー(屋台)やローカルなショップを訪れるときくらいです。シンガポールは治安が非常に良い国なので、安心して旅行を楽しんでくださいね!

 

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