気になる韓国の物価は?日本との比較や旅行・滞在時の節約のコツも教えます!

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韓国旅行を計画している方の中には、物価がどのくらいなのか気になる人もいるのではないでしょうか。

昨今の韓国では、インフレと円安ウォン高の影響もあって、日本人観光客にとっては物価が高く感じられる可能性があります。

この記事では、韓国の経済状況や日本と比較した時の物価について解説しています。

また、費用を抑えるためのコツについても取り上げているため、これから韓国に行く予定のある方、行こうと検討中の方はぜひ参考にしてください。

韓国の通貨・為替レート

韓国の通貨は、ウォン(WON)と言います。記号は、頭文字となるWに二重線がついた「₩」です。

このウォンはもともと漢字の「圓(円)」を韓国語読みしたものであるため、韓国国内でもお店によっては圓や円と表記されているケースもあります。

「円」と見て日本円で計算してしまう人もいるかもしれませんが、あくまでもウォンであるため、勘違いしないように注意してください。

また、韓国の通貨には日本同様紙幣と硬貨があります。それぞれの種類は以下の通りです。

紙幣 1,000ウォン、5,000ウォン、1万ウォン、5万ウォン
硬貨 1ウォン、5ウォン、10ウォン、50ウォン、100ウォン、500ウォン

ただし、1ウォンと5ウォンの硬貨はほとんど流通していません。

為替レートに関しては、2025/10/01現在で100円が937ウォン、1,000ウォンが約103円となっています。

レートは日々変動しているため、韓国を訪れるタイミングであらためてチェックしておきましょう。

韓国の経済状況は?

韓国は、2025年7月に2025年第2四半期(4〜6月)の実質GDP成長率が前期比0.6%だったことを発表しました。

第1四半期がマイナス成長だったため、状況は改善されつつあるといえます。

国内の経済状況は上向き傾向ですが、日本人観光客にとっては物価高となっている状況です。

その原因のひとつは近年のインフレにあります。これは、最低賃金の引き上げに伴う人件費増加や原油や天然ガスの高騰などの影響によるものです。

2023年以降はインフレ率自体こそ抑制されているものの、インフレ傾向はいまだに見られます。

そこに円安ウォン高の影響もあり、日本人観光客にとって相対的に物価が高く感じられる可能性があるでしょう。

【カテゴリ別】日本と韓国の物価比較

ここでは、食費や外食費、交通費など、カテゴリ別に韓国と日本の物価を比較してみます。

どのくらいの違いがあるのか、価格はどのくらいなのか、ぜひチェックしてみてください。

食費・外食費

先述の通り、物価が上がっている韓国ですが、それは飲食店においても同じです。

例えば、日本でもお馴染みのスターバックスコーヒーのアメリカーノ(トールサイズ)は2025年1月に値上げされて4,700ウォンになりました。

また、韓国で人気のチキンですが、あるお店ではデリバリーアプリでの価格を上げています。

日本と比較した場合、日本で同じ商品を購入するよりも韓国で購入する方が高くなっている点に注意しなければなりません。

例えば、マクドナルドの看板商品であるビッグマックは、韓国だと単品で5,500ウォン(約575円円)ですが、日本だと単品で480円です。

また、スターバックスのラテはトールサイズで韓国だと5,000ウォン(約523円)ですが、日本では495円です。

為替レートの影響もありますが、食費や外食費に関しては、韓国の方がコストが嵩む傾向にあると考えた方がいいでしょう。

交通費

交通費に関しては、首都圏における地下鉄の初乗り運賃が1,550ウォン(約162円)に引き上げられると報道されました。

日本のJR東日本と比べると、JR東日本は初乗り150円(2025年10月現在)ですが、こちらも2026年の3月に160円に引き上げられることになっているため、両国間で大きな差はありません。

観光費・宿泊費

観光費に関しては、まず韓国に行くための航空券代がかかります。

発着地や航空会社などによって代金は変わりますが、東京から韓国行きのエコノミークラスを利用する場合、往復約16,000円〜となっています。

この代金に、燃油サーチャージや空港の使用料などもかかるため、合計すると35,000円〜はかかると考えてください。

年末年始やゴールデンウィークなど、旅行する時期によってはさらに高額になる可能性があります。

一方で、早めに予約をする、LCCを利用するなどすれば、料金を抑えることも可能です。

宿泊費に関しては、ホテルのタイプや価格はピンからキリまでありますが、一般的なホテルを利用する場合、2名1室利用で1泊6,000円台〜利用可能です。

ただし、こちらも時期によって価格が変動するほか立地の影響も受けるため、予算を先に決めてから条件に沿ったホテルを探すことをお勧めします。

その他

その他の費用項目としては、以下のようなものが挙げられます。

・通信費
・海外旅行保険
・お土産代

通信費に関しては、現地でインターネット環境を確保するために必要となります。

日本で利用しているスマートフォンのプランによっては海外で利用すると高額になってしまうケースがあるため、必要に応じて、海外旅行で利用できるモバイルWi-FiやSIMカードレンタルなどを利用してください。

モバイルWi-Fiの場合、1日700円前後で利用できます。

ただし、最大データ通信量やオプションの有無によって価格が異なるため、詳しくは各社の料金プランを確認してください。

また、海外旅行中に病気や怪我をしてしまい、現地の病院に行くことになった場合、日本の保険は適用されないため、海外旅行用の保険に別途加入しておく必要があります。

保険会社によって料金は異なりますが、以下の金額を目安としてください。

宿泊日数 目安料金(1人あたり)
2泊3日 約870円~
3泊4日 約1,080円~
4泊5日 約1,390円~

海外旅行保険に加入していない状態で病院にかかってしまうと、高額な医療費を負担しなければならないため注意が必要です。

万が一の事態に備えるためにも、安心して旅行を楽しむためにも、必ず海外旅行保険には加入しておくようにしましょう。

海外旅行に行ってお土産を購入する人は多いでしょう。

お土産代は自分でコントロールできる部分ですが、それでもついつい購入し過ぎてしまう人も少なくないはずです。

何を購入するかにもよりますが、例えば、韓国の定番土産である韓国海苔は20袋入りのものが9,000ウォン(約941円)、バターワッフルが12袋入りで4,400ウォン(約460円)で販売されています。

事前にお土産の予算を決めておくと買いすぎを防ぐことができます。

韓国滞在・旅行で節約するポイント・コツ

ここでは、韓国旅行をする際に節約するポイントやコツを紹介します。

物価が高くなりつつある中で、少しでも費用を浮かせるためにはどうすればいいのか、ぜひチェックしてみてください。

航空券選びに注意する

韓国をはじめとした海外旅行をする場合、航空券選びは費用を節約できるポイントの1つです。

例えば、LCCの便を利用することで費用を抑えられるでしょう。

購入する時期や出発までの日数にもよりますが、LCCであれば、大手航空会社の航空券の半額以下で搭乗できるケースもあります。

LCCの場合、サービス面を気にする人もいるかもしれませんが、日本から韓国までのフライト時間は約2時間30分と決して長くはないため、サービスを受ける機会がなくてもそれほど気にならないのではないでしょうか。

ただし、航空券が安い分、出発時刻が限られていたり、夜間の便だったり、預け入れ荷物の制限が大手航空会社よりも厳しかったりするケースもあるため、条件面は事前に確認しておくことが大切です。

また、利用する航空会社に関係なく、早いタイミングで航空券を予約する方が価格を抑えられるため、韓国旅行が決まったらすぐに航空券を予約するようにしましょう。

移動手段に気をつける

現地滞在中の移動手段も節約するうえで重要なポイントといえます。

現地での移動にタクシーを使う人は多いと考えられますが、タクシーだとどうしても費用負担が大きくなるため、バスや地下鉄の利用を検討してみてください。

韓国では、「T-money」と呼ばれる交通系カードが広く普及しています。

日本のSuicaやPASMO、ICOCAのようなカードであり、コンビニや駅、観光案内所での購入・チャージが可能です。

短い区間の移動であれば、タクシーではなくバスや地下鉄などの公共交通機関を利用しましょう。

また、地域によってはレンタサイクルを利用できるケースもあるため、こちらも移動手段として活用してみてください。

レンタサイクルは、利用券を購入すると、貸与番号が発行されるため、その番号を使って自転車をレンタルします。

このような形であれば、タクシーの利用を最小限に抑え、交通費を安く済ませることができるでしょう。

スーパーでお土産を購入する

韓国旅行の楽しみの1つともいえるのがお土産選びですが、観光地にあるお土産屋だと商品価格が高額に設定されているケースが少なくないため、出費が嵩んでしまう可能性があります。

そのため、お土産の種類によってはスーパーで購入することをおすすめします。

スーパーでは、地元の人たちが日常的に使用する商品が揃っているため、韓国ならではの商品を見つけやすい点が特徴です。

例えば、韓国系の食品であれば、わざわざお土産屋に行かなくてもスーパーで購入できます。

お土産にもぴったりな海苔やインスタントラーメンなどはスーパーでの購入がおすすめです。

また、コスメなどはドラッグストアで購入することもできます。

家族や友人、職場の同僚など、多くの人にお土産を購入したいといった場合は、地元のスーパーやドラッグストアなども活用してみてください。

まとめ

今回は韓国の物価について解説しました。

韓国の物価は、韓国国内のインフレに加え、円安ウォン高の影響もあって、日本人観光客にとっては高く感じられるかもしれません。商品にもよりますが、日本で購入した方が安いものもあります。

さらに、通信費や海外旅行保険、お土産など、旅行にあたって必要となる出費もあるでしょう。

少しでも費用負担を抑えたい場合は、航空券をできるだけ早いタイミングで予約すること、大手航空会社ではなくLCCを利用することをおすすめします。

また、現地ではタクシーの利用は最小限に抑え、公共交通機関やレンタサイクルを利用する、お土産はお土産屋ではなくスーパーやドラッグストアで購入することもポイントです。

今回の内容を参考に、韓国旅行を楽しんでください。

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