
「ゲストハウスの意味やホテル・ホステルとの違いがよくわからない」
「料金相場がいくらなのかを知りたい...。」
このような悩みを抱えている方はいませんか?
この記事では、ゲストハウスの概要からホテル・ホステルとの違い、料金相場まで詳しく解説します。
ゲストハウスは、特に宿泊費を抑えたい方や、他の旅行者との交流も楽しみたい方におすすめの宿泊施設です。
ぜひ、この記事を参考にして、ゲストハウスの利用を検討してください。
ゲストハウスとは?
ゲストハウスとは、低価格で他の旅行者と交流できる簡易的な宿泊施設です。
客室はドミトリー(相部屋)であることが一般的で、トイレやシャワー、キッチンなどは共用となっています。
通常のホテルと比べてサービスや設備が最低限しかなく、宿泊者自身が身の回りのことを行うのが基本です。
小規模で運営しているところが多く、特に地方の観光地では旅行者のみならず、オーナーや地元の人々との距離感が近いといった特徴があります。
観光だけでなく人との出会いも楽しみたいという方にとっては、まさにぴったりの宿泊スタイルです。
ホテル・ホステルとの違い
ゲストハウスの他に、「ホテル」や「ホステル」といった似ている宿泊施設もあります。
ここでは、それぞれの違いについて詳しく解説します。
ゲストハウスとホテルの違い
まずは宿泊料金の違いについてです。
ゲストハウスでは、1泊3,000円前後と非常に安価な価格帯となっています。
これに対して、ホテルは1泊1万円〜数十万円となっており、ゲストハウスと比較して高価であると言えます。
そして、ゲストハウスとホテルでは部屋にも大きな違いがあります。
ゲストハウスは1つの部屋に複数のベッドが設置されているドミトリー(相部屋)形式が一般的です。
共用スペースも用意されており、旅行者同士のコミュニケーションが盛んに行われる特徴があります。
その一方で、ホテルは個室の中にトイレやシャワーなどの設備も設置されていることが一般的で、それぞれのプライバシーやセキュリティがしっかり確保されています。
また、ゲストハウスは歯ブラシや石鹸、タオルといったアメニティを持参する必要がありますが、ホテルは各部屋に完備されていることがほとんどです。
ゲストハウスとホステルの違い
ゲストハウスとホステルは、似ている部分が多い宿泊施設です。
例えば、低価格で宿泊できることや部屋がドミトリーであること、共用スペースがあり旅行者同士でコミュニケーションが取りやすいこと、トイレやシャワー、キッチンが共用であること、アメニティのサービスが完備されていないことなどは共通しています。
しかし、両者には異なる部分もあります。
多くのホステルは、24時間対応のフロントが設置されていますが、ゲストハウスは個人経営や家族経営などの小規模施設が多いため、ホステルのようなフロントが設置されていません。
その代わりに、ゲストハウスはアットホームな雰囲気で、他の旅行者やオーナーとの距離感が近いといった特徴があります。
ゲストハウスに泊まる魅力・メリット
ゲストハウスに泊まる魅力・メリットは、以下の3つです。
・宿泊費が安い
・旅行者同士で交流を楽しめる
・地元の情報を得やすい
それぞれ詳しく解説します。
宿泊費が安い
1つ目のメリットは宿泊費が安く抑えられることです。
ゲストハウスは、複数の旅行者で部屋や共用スペースを利用することに加えて、ホテルのような食事やアメニティサービスがないことから、価格が安価に抑えられています。
例えば、ビジネスホテルに宿泊した場合、一泊6,000円〜1万円であることが一般的です。
それに対して、ゲストハウスは3,000円〜5,000円程度で宿泊することができます。
ホテルに比べると、およそ半分の価格で宿泊できる計算になります。
浮いた宿泊費を観光や食事に回せるのも魅力です。
旅行者同士で交流を楽しめる
2つ目のメリットは、旅行者同士で交流を楽しめることです。
ゲストハウスでは、リビングやキッチンなど、他の旅行者と交流できるスペースが用意されています。
さまざまな国籍や年齢、職業の方が宿泊しているので、普段出会うことがない人々と交流でき、刺激的な時間を過ごせるのが魅力です。
また、ゲストハウスによっては宿泊者向けのイベントを開催しているところもあり、積極的に参加することでより深い交流ができるでしょう。
地元の情報を得やすい
3つ目のメリットは、地元の情報を得やすいことです。
ゲストハウスは地元で暮らしている個人や家族の方々が経営しているところが多くあります。
特に地方の観光地では、ゲストハウスを運営している方と交流できることも少なくありません。
その土地の文化やおすすめのスポットなどを教えてくれる親切なオーナーに出会える可能性もあります。
このように、地元の人々しか知らない情報を得られると、より良い旅行体験ができるでしょう。
ゲストハウスに泊まる注意点・デメリット
続いて、ゲストハウスに泊まる注意点・デメリットは、次の3つです。
・プライバシーが少ない
・貴重品の盗難リスク
・宿泊者同士のトラブル
それぞれ詳しく解説します。
プライバシーが少ない
1つ目のデメリットは、プライバシーが少ないことです。
ゲストハウスは、宿泊する部屋を他の宿泊者と共有するのが一般的です。
仕切りやカーテンが用意されている施設もありますが、完全に自分だけの空間を確保できるわけではありません。
そのため、就寝中に周囲のいびきや話し声、深夜や早朝の出入りの物音が気になることもあります。
他人の生活リズムや行動に影響を受けやすいため、静かな環境で休みたい方やプライベートな空間を重視する方にはストレスを感じられるかもしれません。
貴重品の盗難リスク
2つ目のデメリットは、貴重品の盗難リスクがあることです。
1つ目のデメリットでもお伝えした通り、ゲストハウスは複数の宿泊者で部屋を共有します。
そのため、荷物が盗まれる可能性が高くなるのです。
ゲストハウスによって異なりますが、部屋の中にロッカーやセーフティボックスが必ずあるわけではありません。
ロッカーがある場合は貴重品を入れて鍵をかけておくことが基本ですが、ない場合は常に身につけておくなど、自己管理を徹底する必要があります。
ゲストハウスに宿泊する際は、ホテルのような個室と違って他の宿泊者と空間を共有するため、常に盗難リスクを意識しておくことが大切です。
宿泊者同士のトラブル
3つ目のデメリットは、宿泊者同士のトラブルが発生する可能性があることです。
ゲストハウスには多くの方が利用するため、基本的にはルールやマナーが守られますが、中にはそうでない宿泊者もごく稀にいます。
例えば、深夜に大きな音を立てたり、キッチンの後片付けやゴミの分別を怠ったりと、他の宿泊者に迷惑をかけるケースです。
こうしたマナー違反が原因で、思わぬトラブルに発展してしまう可能性もあります。
万が一、トラブルに巻き込まれた場合は、自分だけで解決しようとせず、速やかに運営者に相談しましょう。
ゲストハウスの料金相場
日本のゲストハウスの宿泊料金は、およそ3,000円〜5,000円が相場となっています。
ただし、近年は値上がりの影響で、5,000円を超えるところも少なくありません。
海外の場合は、地域によって大きく異なります。
例えば、東南アジアの物価が安い国では1,000円〜3,000円程度が相場ですが、アメリカをはじめとする物価が高い国では、およそ7,500円〜数万円とやや高めの価格帯になるのが一般的です。
また、都市部や観光地の中心部にあるゲストハウスほど、料金が高くなる傾向にあります。
さらに、ゴールデンウィークやお盆、年末年始といった大型連休の時期は、価格が上がりやすいため、宿泊料金を抑えたい場合は早めの予約が必要です。
ゲストハウスの基本的な部屋・設備・アメニティ
最後に、ゲストハウスの基本的な部屋や設備、アメニティについて紹介します。
ゲストハウスの部屋の種類
ゲストハウスでは、ドミトリー(相部屋)が一般的です。
ドミトリーには男女混合や女性専用、男性専用といった種類があり、自分の希望に合わせて選べます。
多くの場合、部屋には2段ベッドが設置されていますが、施設によってはシングルベッドが並んでいたり、雑魚寝スタイルだったりと、設備はさまざまです。
また、宿泊料金はやや高くなりますが、個室に泊まれるゲストハウスもあります。
ゲストハウスの設備・アメニティ
基本的に、ゲストハウスのトイレやシャワー、キッチンは共用で、食事やアメニティはついていない場合がほとんどです。
例えば、パジャマや歯ブラシ、タオル、カミソリ、化粧品などは用意されていません。
その一方で、シャンプーやボディソープ、ドライヤー、Wi-Fi、冷蔵庫などは設置されていることが多いです。
ただし、提供される設備やアメニティは施設によって異なるため、事前に確認しておくことが大切です。
特に必需品は、忘れずに持参しましょう。
まとめ
今回は、ゲストハウスの基本情報からメリット・デメリット、料金相場まで詳しく解説しました。
ゲストハウスとは、低価格で他の旅行者と交流できる宿泊施設です。
通常のホテルに比べて宿泊料金を抑えられる上に、旅行者との交流を通じて新たな出会いや現地の情報を得られるといった魅力があります。
ゲストハウスは、格安で泊まれる宿を探しているバックパッカーや、交流を楽しみたい一人旅の方には最適な宿泊スタイルなので、ぜひ利用してみてください。
◇経歴
Webライター(留学・旅行関連)
◇留学経験
・フィリピン 2ヶ月
・カナダ(ワーキングホリデー中) 4ヶ月
◇海外渡航経験
・留学:フィリピン
・ワーキングホリデー:カナダ、ニュージーランド(1年ずつ)
・旅行:アメリカ、シンガポール、台湾など
◇自己紹介
海外での留学や仕事、旅を通じて、英語力だけでなく、行動力や環境への適応力も身についたと感じています。
また、異なる文化や人々の価値観に触れる中で、多くの発見や学びを得て、自分自身の成長も実感できました。
留学や海外に興味があり、挑戦したいと考えている皆さまに向けて、経験者の視点から少しでもお役に立てる記事をお届けしていきます。