
乗り継ぎを意味するトランジット。トランスファーやストップオーバーなど似たような言葉があるのをご存じですか?
本記事では、トランジットとは何かについてトランスファーやストップオーバーとの違いを交えながらじっくりと解説します。
また、トランジットにおすすめの航空会社や空港の特徴、確認ポイントや待機中の過ごし方や注意点、乗り遅れた場合の対処法や役立つ英語表現なども紹介します。
- トランジットとは?
- トランジットにおすすめの航空会社や空港の特徴
- トランジットで確認するポイント①:事前準備
- トランジットで確認するポイント②:空港編
- トランジット中のおすすめの過ごし方
- トランジット中の注意点
- 万が一トランジットに乗り遅れた場合の対処法
- スムーズにトランジットするために知っておきたい英語表現
- まとめ
トランジットとは?
まず、トランジットとは何かをトランスファーやストップオーバーとの違いを交えながら紹介します。
トランジットの意味
機内食や燃料の補給、機体点検のために道中に他の空港に立ち寄ることを、トランジットと言います。
燃料や機内食の補給、点検が終わったら、再度目的地へと向かいます。
トランスファーやストップオーバーとの違い
以下では、トランジットと混同されがちな、トランスファーやストップオーバーとの違いについて紹介します。
トランスファーは目的地に向かう途中で別のフライトに乗り換えることです。なお、トランスファーでは乗り継ぎまでの待ち時間が長くなるため、空港内に滞在するのがほとんどです。また、異なる航空会社を利用する場合は預け荷物を受け取ってから、再度預けます。
なお、ストップオーバーは次の便まで空港に24時間以上滞在することで、一般的に乗客は預けた荷物を一旦受け取って観光や宿泊もできます。
ちなみに、ストップオーバーを利用する際は、フライトによっては数千円〜数万円の追加費用がかかる場合がありますが、航空券の種類や航空会社ごとにルールが異なるのでしっかり確認してくださいね!
トランジットにおすすめの航空会社や空港の特徴
トランジット中に快適に過ごせるかどうかは利用する航空会社や空港が鍵となるため、事前の情報収集が欠かせません。
航空会社のサービスや空港の設備の充実度に着目してフライトを選びましょう。
例えば、エミレーツ航空やシンガポール航空などはトランジットサービスが豊富で、トランジットが長時間の場合はホテル宿泊サービスや無料の観光ツアーなどを提供していることもあります。
ちなみに、トランジットにおすすめの設備が充実している空港は、以下の通りです。
いずれも、買い物エリアや休憩エリア、レストランなどが充実しているため、長時間の待機時間も時間を持て余すこともないでしょう。
| アジア圏 | ・チャンギ空港(シンガポール) ・香港国際空港(香港) |
| 中東圏 | ・ドバイ国際空港(ドバイ) ・ハマド国際空港(カタール) |
| ヨーロッパ圏 | ・アムステルダム・スキポール空港(オランダ) ・フランクフルト空港(ドイツ) |
トランジットで確認するポイント①:事前準備
スムーズなトランジットのためには、フライト予約時からの綿密な準備が重要です。予約時には以下のポイントを必ず確認しましょう。
乗り継ぎだけでもビザや電子渡航認証が必要な国もあるので、乗り継ぎ空港用にビザや電子渡航認証の申請・取得が必要かどうかを事前にチェックしてくださいね!また、国によって入国要件が異なるので、パスポートの有効期限も確認した上でフライトを予約しましょう。
トランジットで確認するポイント②:空港編
トラブルなくトランジットできるよう、空港では以下のポイントをチェックしましょう。
航空券の受け取り方法
トランジットを伴うフライトでは、航空券の受け取り方法を事前に確認しておきましょう。
なぜなら、航空券の受け取り方法は、航空会社によって異なるからです。航空券の受け取り方法がわからなければ、チェックインカウンターで確認しましょう。
経由地で荷物を再度預ける必要性
預けた荷物がそのまま目的地へ運ばれるのか、再度預ける必要があるのかも確認が必要です。
預け荷物の扱いは空港や国によって異なるので、チェックインの際や乗り継ぎ空港に到着した際に現地のスタッフに確認しておきましょう。
乗り継ぎ空港のトランジットカウンター
乗り継ぎ空港に着いたら、トランジットカウンターの場所も要チェックです。
航空券の受け取りや、乗り遅れてしまった際の振替フライトの申し込みなどについて相談できます。
最新の乗り継ぎ便の搭乗口や時刻
乗り継ぎ空港滞在中は、搭乗口や出発時刻に変更がないかも随時チェックしましょう。
気づかないうちに搭乗口や時刻が変更されていて乗り遅れないよう、こまめに掲示板を確認してくださいね!
また、時計の時間設定も要注意です。スマートフォンの時計は自動で切り替わりますが、アナログの腕時計は自分で時間を調整しなくてはならないため、忘れないようにしましょう。
トランジット中のおすすめの過ごし方
待機中のおすすめの過ごし方は、以下のように待ち時間によって異なります。
30分〜1時間|機内で待機する
30分〜1時間ほどの待ち時間であれば、機内で過ごしましょう。
自分の席に座ったまま読書や映画鑑賞をするのもいいですし、ストレッチをしたり歩いたりして、長時間のフライトで固まった身体をほぐすのもおすすめです。
1時間〜5時間|空港内で過ごす
1時間〜5時間の待ち時間が発生する場合は、空港内を散策してみましょう。
空港の規模によりますが、飲食店や売店がたくさんあるので、食事やショッピングの時間を楽しむと良いですよ。
ただし、空港内でのんびりし過ぎて乗り遅れないように注意してくださいね!
5時間〜|入国して空港外を観光する
待機時間が5時間以上であれば、空港内のホテルで仮眠を取ったり、入国して空港の近くを観光したりするのもおすすめです。
ただし、入国して観光するためには入国審査を受けなくてはならないため、短時間の入国であってもビザや電子渡航認証が必要かどうかを事前に確認しておきましょう。
トランジット中の注意点
以下では、乗り継ぎ空港で過ごす際の注意点を4つ紹介します。
貴重品は持ち歩く
飛行機から出る際には、貴重品を必ず持ち歩いてください。
乗り継ぎ空港で盗難にあったり、持ち物に不審物を入れられたりする可能性があるからです。「すぐ戻るから」といって荷物を席に置いたまま離れるのではなく、常に身につけて移動しましょう。
なお、機内の手荷物は基本的には取り出せません。待機中に必要な荷物は必ず飛行機から持ち出し、肌身離さず身につけておきましょう。
トランジットカードも持っておく
待機時間を空港内で過ごすのであれば、トランジットカードも持ち出しましょう。
トランジットカードとは、航空会社や空港が発行する乗り継ぎ(トランジット)の証明書です。機内や乗り継ぎ空港到着時にスタッフから配布されるカードで、搭乗口の番号や出発時刻などが書かれています。
なお、トランジットカードは空港内に移動したり施設を利用する際に欠かせないので、貴重品と共に肌身離さず保管しましょう。
乗り継ぎ空港では機内に持ち込めないものを購入しない
乗り継ぎ空港で買い物をする際は、機内に持ち込めないものは購入しないでください。
例えば、化粧品などの液体は、持ち込める容量が制限されています。
重量制限を超えたため手荷物検査で没収されることがないように、機内に持ち込めるものかを確認した上で購入しましょう。
ロストバゲージに注意する
機体変更を伴うトランジットでは、ロストバゲージにも注意しましょう。
ロストバゲージとは空港に預けた荷物が目的地に到着せず、紛失してしまうことです。乗り継ぎ時の積み込みミスやタグの発行ミス、人為的なミスなどが原因で起こります。
もし最終目的地で荷物を見つけられない場合は、すぐに航空会社のカウンターに報告してください。
なお、空港側にミスがなくても、他人が誤って持ち出してしまう可能性もあるため、自分の荷物だとわかる目印をつけておくと安心です。
万が一トランジットに乗り遅れた場合の対処法
以下では、もしもトランジットに乗り遅れた際の対処法をお伝えします。
災害や航空会社の過失による乗り遅れ
トランジットに乗り遅れた原因が自然災害や悪天候、航空会社の整備による遅れであれば、多くの場合航空会社が振替便を手配してくれます。
トランジットカウンターや航空会社のカウンターにて振替便の予約や、宿泊手配をしてもらいましょう。
ただし、LCCなどの格安航空会社では補償がないケースもあるので、乗り遅れた場合に保証があるのかを事前に確認しておきましょう。
自分のミスで乗り遅れた場合
乗り遅れの原因が自分の過失の場合、基本的には航空会社の補償対象外です。
自分で新しい航空券を購入する必要があるので、すぐにトランジットカウンターで振替便を用意してもらえるか相談しましょう。
振替便を用意できない場合はトランジットをキャンセルし、新しい便を自分で手配してください。
スムーズにトランジットするために知っておきたい英語表現
最後に、トランジットで使える英語表現を紹介します。少し知っておくだけで役に立つので、ぜひ参考にしてください。
トランジットでよく目にする英単語
以下は、トランジットでよく使われる英単語です。
| 英単語 | 意味 |
| transit | 乗り継ぎ(乗り換え無し) |
| transfer | 乗り換え |
| layover | 乗り継ぎ・待ち時間 |
| connecting flight | 乗り継ぎ便 |
| Check-in Counter | チェックインカウンター |
| Domestic Flights/International Flights | 国内線/国際線 |
| Departures/Arrivals | 出発/到着 |
| Boarding Gate | 搭乗口 |
| Boarding Time | 搭乗時間 |
| delay | 遅延 |
| cancel | 欠航 |
トランジットに関する質問やトラブル時に役立つフレーズ
以下は、トランジットで困ったときに使えるフレーズなので、チェックインカウンターやトランジットデスクで相談する際に使ってみましょう。
| フレーズ | 意味 |
| Where is the transfer counter? | 乗り継ぎカウンターはどこですか? |
| Is my connecting flight at the same terminal? | 次の便は同じターミナルですか? |
| Do I need to pick up my baggage and check it in again? | 荷物を受け取って、再度預けなくてはいけませんか? |
| My flight was delayed, and I missed my connecting flight. | フライト遅延で乗り継ぎ便に乗れませんでした。 |
| I have a connecting flight but I don’t have enough time. What should I do? | 乗り継ぎ時間が足りません。どうすればいいですか? |
まとめ
長距離フライトでは途中の空港でトランジットを挟んで、目的地へ向かうことがよくあります。
待機時間が長時間に及ぶ場合もあるので、トランジットに適した航空会社や空港をリサーチし、快適な待機時間を過ごせるよう心がけるのがおすすめです。
トランジットを経験したことがない方は、今回紹介したトランジットの過ごし方や注意点を確認した上で、スムーズに行動できるようにしておきましょう。
◇経歴
Webライター(留学・旅行関連)
◇留学経験
・フィリピン 2ヶ月
・カナダ(ワーキングホリデー中) 4ヶ月
◇海外渡航経験
・留学:フィリピン
・ワーキングホリデー:カナダ、ニュージーランド(1年ずつ)
・旅行:アメリカ、シンガポール、台湾など
◇自己紹介
海外での留学や仕事、旅を通じて、英語力だけでなく、行動力や環境への適応力も身についたと感じています。
また、異なる文化や人々の価値観に触れる中で、多くの発見や学びを得て、自分自身の成長も実感できました。
留学や海外に興味があり、挑戦したいと考えている皆さまに向けて、経験者の視点から少しでもお役に立てる記事をお届けしていきます。
◇経歴
神戸市外国語大学卒業後、新卒採用で大手学習塾に就職し、講師職・個別指導部門のスクール運営に携わる。
8年間の勤務後、一念発起してドイツの語学学校に社会人短期留学。
帰国後は人材派遣会社の営業として4年間就業し、2023年11月からはフリーランスのライターとして活動中。
自身の経験を活かして英会話や海外旅行をはじめ、幅広いテーマについて執筆。
◇英語に関する資格
・実用英語技能検定 準1級
・TOEIC 850点
◇留学経験
・ドイツ(ハンブルグ):社会人短期留学(語学学校)
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
・海外旅行
・社会人短期留学(ドイツ語学学校)
◇これまでの渡航先
オーストラリア、韓国、インドネシア・バリ島、台湾、カナダ(トロント)、ドイツ(ハンブルグ・シュツットガルト・フランクフルト・アーヘン・デュッセルドルフ・ケルン)、イタリア(ベネチア)、ギリシャ(アテネ・ミコノス島)、クロアチア、アメリカ(カンザス)
◇自己紹介
初めまして!みきです。
中学生の頃から英語でコミュニケーションを取るのが好きで、コツコツと勉強を続けております。
長期での留学経験はありませんが、英語を通じて海外の方とコミュニケーションを取ることで世界が広がっていくのを楽しく感じています。
大学入学をきっかけに、アルバイト代やお給料を貯めて年に1回〜2回ほど海外旅行に行くように。
友人と旅行するのも好きですが、自分のペースでゆっくりと廻るのも好きです。
2018年には勤めていた会社を退職し、ドイツにて短期社会人留学。
世界中から集まった個性豊かなクラスメイトに出会いました。
ドイツ語学習の傍ら、先生に隠れて英語で話せたのも楽しい経験となりました。
現在は、交際している彼がアメリカ人なので、次回の渡航を楽しみに日々英語力アップに向けて取り組んでおります!
英語学習や海外旅行、国際遠距離恋愛などの経験を活かして、誰かの背中を後押しできる記事を執筆できたらと考えております。
どうぞよろしくお願いいたします!