
みなさんは、「スイス」という国にどんなイメージを持っていますか?
アルプスの少女ハイジ、アルプス山脈、スキー、時計、永世中立国など……みなさん一人ひとりがいろいろな印象を持っていると思います。
そこで、今回の記事では、そんな「スイス」に焦点を当てて詳しくご紹介したいと思います!
具体的には、スイスの基本情報、日本からスイスへのアクセス方法、気候や旅行のベストシーズン・季節ごとの楽しみ方、スイス観光の定番スポット、スイスならではの観光鉄道の魅力、スイス観光モデルコースなどをわかりやすくていねいに解説します。
スイスに興味がある方、スイスの観光スポットを知りたい方、これからスイス旅行に行く予定のある方などは、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてくださいね。
スイスの基本情報
スイスについて、知っているようで意外と知らないことも多いのではないでしょうか。
そこで、まずはスイスの基本的な情報から確認していきましょう!
地理・地形
スイスは、ヨーロッパの中西部に位置する内陸国です。
首都はベルン(Bern)ですが、最大の都市はチューリッヒであり、そのほかジュネーブやバーゼルといった都市があります。
面積は4.1万平方キロメートルで、九州と同じくらいの大きさ、四国に似た形をしています。
山々、氷河、都市部といった多様な地形から、多様な生物が育っています。
人口・言語
外務省のホームページによると、スイスの人口は2024年時点で904万人となっています。
同じく外務省のホームページによると、2023年時点の言語の割合は、ドイツ語(61%)、フランス語(23%)、イタリア語(8%)、ロマンシュ語(0.5%)です。
なお、この4つの言語はスイスの公用語です。英語は公用語ではないものの、都市部・観光地を中心として話せる人が多いです。
また、宗教の割合は2023年時点でカトリック31%、プロテスタント19%、イスラム教6%となっています。
歴史・文化
スイスはヨーロッパの中西部にあり、アルプス山脈を擁することから、歴史的にも、ヨーロッパの覇権を握る上で非常に重要な場所でした。
そのため、古くからローマ帝国、フランク王国、東フランク王国、神聖ローマ帝国、ブルゴーニュ公国といった勢力の影響を受けてきました。
スイス文化の特徴は、やはり4つの公用語があることでしょう。共通点もありますが、それぞれの言語圏によって違う文化もあります。
また、スイスの人々は時間をしっかり守る、否定的なことを言うときには遠まわしに言うといった特徴があります。
日本からスイスへのアクセス方法
スイスという国の概要を知って、行ってみたい!
と思った方もいるのではないでしょうか。ここからは、日本からスイスへ行く方法をご紹介します。
日本からスイスへは、成田空港からチューリッヒまで、スイスインターナショナルエアラインズが直行便を週7便(毎日)運航しています。
ヨーロッパの他都市を経由して行くこともできますし、内陸国のため、近隣の国から車や鉄道で入国することもできます。
スイスの気候・ベストシーズン・季節ごとの楽しみ方
続いてここからは、スイスの気候の特徴や旅行に適した時期などを解説していきたいと思います。
スイスの気候の特徴
スイスは、日本のように四季があり、それぞれの季節にはっきりとメリハリがあります。
山岳地方は寒さが厳しいですが、都市部は日本でいう北海道や軽井沢といった高原リゾートと似た気候です。年間を通じて、気温や降水量に大きな差があります。
スイス旅行・観光のベストシーズン
スイス旅行のベストシーズンは3月から5月にかけての春でしょう。
平均気温は8〜15度であり、過ごしやすい気候です。
雪が降ることもありますが、雪解けも進むため、ハイキングなどもしやすくなります。
6月〜8月にかけての夏も気温は高くなりますが、日本ほど湿度が高くないので過ごしやすく観光にも向いています。
スイスでの季節ごとの楽しみ方
上記のとおり、春はハイキングなどのアクティビティが楽しめます。
夏も同じくアウトドアが楽しめますし、各地で音楽フェスティバルなども行われます。
秋は美しい紅葉が広がり、ハイキングのピークシーズンとなります。
また、収穫の時期であり、チーズ、きのこといったスイスの秋の味覚を楽しむこともできます。冬は寒さが厳しくなりますが、スキーなどのウインタースポーツのピークシーズンとなります。
また、いろいろな都市でクリスマスマーケットが開かれ、街が華やかな雰囲気になります。
スイス観光の定番スポット
ここからは、スイス観光でぜひ訪れてほしい、定番の有名な観光スポットをご紹介します。
マッターホルン
スイスを代表する標高約4,478mの山がマッターホルンです。
登山は上級者向けですが、周辺には初心者でも挑戦しやすいハイキングコースがあります。
また、ふもとの村・ツェルマットからも迫力あるマッターホルンの風景を楽しむことができます。
ベルン旧市街
スイスの美しい街並みを味わいたい方におすすめなのが街全体が世界遺産に登録されているベルン旧市街です。
1191年に造られた街で、中世の街並みを今に残しています。
ベルンの名前の由来であり、街のシンボルでもある「熊」は、市の紋章、時計台の人形、噴水の像など、あらゆる所で見かけることができます。
ベルン大聖堂
ベルン大聖堂は、ベルン市内にあるゴシック様式の壮大な大聖堂です。
100メートルにもおよぶ斜塔は、ベルンの街のシンボル的な存在になっています。
また、正面入り口にある『最後の審判』のレリーフも見逃せないポイントです。入場は無料なので、気になる方はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
グロスミュンスター大聖堂
グロスミュンスター大聖堂は、チューリッヒを代表する観光スポットのひとつで、鉄塔が2つあるのが特徴です。
鉄塔のうちの1つ、カールス塔は登ることもでき、街を見渡せる展望スポットとなっています。
スイスで乗りたい観光鉄道の魅力
スイス旅行の魅力のひとつであり、スイスならではともいえるのが、「観光鉄道」です。
ここからは、観光鉄道の特徴をご紹介します。
パノラマ特急(ゴールデンパスライン)
パノラマ特急(ゴールデンパスライン)は、ベルン州のツヴァイジンメン(ドイツ語圏)からヴォー州レマン湖畔のモントルー(フランス語圏)までを約2時間半でつなぐ観光列車です。
車両は近代的なゴールデンパス パノラミック号または伝統的なゴールデンパス ベルエポック号で、それぞれに魅力があります。
次々と展開する絵画のような風景を眺めながら列車の旅を楽しむことができます。
ベルニナ急行
ベルニナ急行は、ベルニナアルプスや氷河といった、スイスの雄大な自然を感じられる観光列車です。
列車自体が世界遺産に登録されています。
高低差約1,800メートルを一気に駆け抜けながら、美しい風景を見ることができます。観光列車のなかでも特に人気があるため、早めに予約するのがおすすめです。
氷河特急(グレッシャー・エクスプレス)
ツェルマットからサンモリッツまでの間を8時間かけて走る列車で、平均時速は約37km/hと、世界一遅い特急といわれることもあります。
こちらも非常に人気があるため、予約は早めにしてみてくださいね。なお、列車での食事もあわせて予約可能です。
スイス観光モデルコース
最後に、スイス観光のモデルコース・ルートをチェックしていきましょう!
観光ルートを決めるのに迷った場合は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
チューリッヒからモントルーまで
まず、日本から直行便も運航されている空港もあるチューリッヒから。
チューリッヒ中央駅から約2時間電車に乗り、インターラーケン・オスト(東)駅へ向かいましょう。
インターラーケンの駅の近くにケーブルカーがあり、展望台へ行くことができます。
そこで、ブリエンツ湖やトゥーン湖、ユングフラウ山などが見られます。
また、インターラーケンの街の中心部へ行き、歴史的建造物を見るのもおすすめです。夕方、インターラーケンウェスト(西)駅から観光列車に乗り、モントルーへ行く、というコースです。
まとめ
今回の記事では、アルプスの少女ハイジなどで知られるヨーロッパの国
スイスの観光について詳しくご紹介していきました。
具体的には、スイスの基本情報、日本からスイスへのアクセス方法、気候や旅行のベストシーズン・季節ごとの楽しみ方、スイス観光の定番スポット、スイスならではの観光鉄道の魅力、スイス観光モデルコースなどについてわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、スイスは魅力あふれる国ですが、トラブルなく、スムーズな旅行・滞在のために知っておいた方がいいことはたくさんあります。ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したスイスという国について、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
ヨーロッパ、特にスイス出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!