
日本人に人気の旅行先のひとつであるタイは、直行便で約6時間、週末や連休を利用して気軽に訪れることができる国です。
物価が安いイメージがあるタイですが、旅行の予算は旅行のプランや滞在スタイルによって大きく変わります。
今回の記事では、タイ旅行にかかる費用の内訳や期間別の費用の目も具体的に解説します。また、現地で費用を安く抑えるためのおすすめの方法もご紹介します。
知っておきたいタイの通貨・物価
タイ旅行の費用を考える上で、まずはタイの通貨である「バーツ」と物価を理解することが大切です。
また、日本とは異なる料金体系や決済方法を知っておくことで、現地での支払いがよりスムーズにできます。
タイの通貨「バーツ」と両替方法
タイの通貨は、「バーツ(THB)」で、2025年9月現在、1バーツ=約4.4~4.6円で推移しています。
両替は現地で両替する方が、日本よりもレートが良いことが一般的です。
バンコクのスワンナプーム国際空港の地階(B階)には、レートが良い両替店が多数あるので、到着後にひとまず必要な少額のみを両替するのがおすすめです。
タイでの主な決済方法
タイでの主な決済方法は、現金とクレジットカードです。
ホテルや観光客が多く訪れるショッピングモール、デパートではクレジットカードが利用できます。また、最近ではタッチ決済(VisaやMastercardのNFC決済)が利用できるようになっています。一方、屋台や市場、ローカル食堂では現金が一般的です。
現地のPromptPayなどQRコード決済は、現地の銀行口座がない外国人旅行者は基本的に利用できません。一部では、外国人旅行者向けのQRコード決済も利用可能ですが、店舗は限定されます。
タイの物価は場所によって大きく異なる
タイの物価は全体的に日本より安いですが、場所やお店によって料金は大きく異なります。
料金が比較的安いのは、屋台やフードコートの食事、公共交通機関(BTS、MRT)です。
一方、レストランやホテル、旅行者向けのスポットは、現地の物価水準からするとそこまで安くはなく、人気の観光地ではそれなりの料金がかかります。
タイ旅行にかかる主な費用内訳
タイ旅行にかかる費用として主な項目は、航空券、ホテル、食費、観光費、交通費です。
ここでは、それぞれの費用がどの程度かかるのか、旅のスタイル別に内訳を詳しく見ていきます。
航空券代
航空券代は、旅行の時期(ハイシーズンかオフシーズンか)、航空会社(LCCかフルサービスキャリアか)、直行便か乗り継ぎ便かによって価格が大きく変わります。
多くの観光客が利用するハイシーズン(年末年始、ゴールデンウィークなど)では、往復15万円以上になることもあります。一方、ローシーズンであれば、LCCで往復5万円〜、フルサービスキャリアで往復8万円〜が目安になります。
傾向として、タイ航空、JAL、ANAなどの直行便は料金が高いです。
宿泊費(ホテル代)
ホテル代は、宿泊する都市やホテルのグレードによって相場が大きく異なります。
ゲストハウスや安宿、ドミトリーであれば1泊2,000円〜宿泊できる所もあります。中級ホテルだと1泊8,000円〜、高級ホテルは1泊2万円〜が目安となります。
タイ国内でも、バンコクやプーケット、サムイ島などのリゾート地では、他の都市に比べ宿泊費が高くなる傾向があります。
食費
タイでは食事の価格が安く、食費は抑えやすいです。
屋台やフードコートなら、一食あたり50~100バーツ程度(200〜400円程度)で食事が楽しめます。
ローカルレストランでは、一食あたり70~200バーツ程度(280〜800円程度)と多少価格は上がるものの、日本に比べるとリーズナブルです。
観光客向けの高級めなレストランやホテルのディナーは、一食あたり500バーツ以上(2,000円以上)になることもあります。これらの食事は日本と同等かそれよりも高くなることもあります。
観光費・アクティビティ代
観光地の料金やアクティビティの費用は、その内容によって大きく変わります。
寺院の入場料は、ワット・ポーが300バーツ(約1,350円)、ワット・プラケオ(エメラルド寺院)が500バーツ(約2,250円)と、さほど安くはありません。
また、観光客に人気のマッサージは、1時間約1,000〜2,000円(約200〜450バーツ)が相場です。
ツアーは、象乗り体験やタイ料理教室など様々な種類があり、内容によって価格が大きく異なります。
交通費
タイの交通費は日本に比べると非常に安いです。
バンコクのBTSやMRTは初乗り17バーツ(約76円)から利用できます。
タクシーは、初乗り35バーツ(約157円)と日本よりもかなり安く、言葉の面で不安がある人や料金を事前に知りたい場合は配車アプリ(Grabなど)を利用するのがおすすめです。
なお、トゥクトゥクは交渉制なので、乗車前に料金を確認することが重要ですが、料金相場を知らないとぼったくられる可能性もあるので注意が必要です。
その他費用(海外旅行保険、おみやげ代など)
海外旅行保険の料金は、旅行日数や補償内容によって異なりますが、3泊4日で2,000円〜5,000円が目安になります。
おみやげ代は個々に違いますが、屋台や市場であれば安く抑えることもできます。
その他の費用として、空港使用料やビザ代(滞在期間を延長する場合)なども予算に含める必要があります。
【期間別】タイ旅行の費用相場
タイ旅行に必要な費用は、旅行の日数とスタイルによって大きく変わります。
ここでは、2泊3日、3泊4日、1週間の3つの期間に分け、格安・平均・ゆったりの3つの予算パターンで費用の目安をご紹介します。
2泊3日
週末や連休を利用した弾丸旅行を想定した上での費用相場です。
滞在日数が少なく、観光に使える時間が少ないため、食費や観光費は比較的抑えられます。
| 内訳 | 格安プラン | 平均プラン | ゆったりプラン |
| 航空券代 | 3万〜5万円 | 5万〜7万円 | 7万円〜 |
| 宿泊費 | 5千円〜1万円 | 1.5万〜2.5万円 | 3万円〜 |
| 食費 | 5千円〜8千円 | 8千円〜1.2万円 | 1万円〜 |
| 交通費 | 5千円〜1万円 | 1万円〜1.5万円 | 1.5万円〜2万円 |
| 観光・その他 | 5千円〜8千円 | 8千円〜1万円 | 1万円〜1.5万円 |
| 合計 | 5万〜8万円 | 8万〜12万円 | 12万円〜 |
3泊4日
タイ旅行で一般的な旅行日数です。
バンコクで、観光やショッピング、食事などをバランス良く楽しむプランを想定しています。
| 内訳 | 格安プラン | 平均プラン | ゆったりプラン |
| 航空券代 | 3.5万〜5.5万円 | 5.5万〜8万円 | 8万円〜 |
| 宿泊費 | 8千円〜1.5万円 | 2万〜3万円 | 3万円〜 |
| 食費 | 8千円〜1.2万円 | 1.2万〜1.8万円 | 2万円〜 |
| 交通費 | 1万〜1.5万円 | 1.5万〜2万円 | 2万〜2.5万円 |
| 観光・その他 | 1.5万〜1.8万円 | 1.3万〜2.2万円 | 2.5万円〜 |
| 合計 | 7万〜10万円 | 10万〜15万円 | 15万円〜 |
1週間
バンコクだけでなく、プーケット、パタヤ、チェンマイなどの地方都市もスケジュールに加え、複数都市に行くプランを想定しています。
食事、観光、ショッピング、体験やアクティビティも充分に楽しむことができる旅行日数です。
| 内訳 | 格安プラン | 平均プラン | ゆったりプラン |
| 航空券代 | 5万〜7万円 | 7万〜11万円 | 11万円〜 |
| 宿泊費 | 1.5万〜3万円 | 3万〜6万円 | 6万円〜 |
| 食費 | 1.5万〜2万円 | 2万〜3万円 | 3万円〜 |
| 交通費 | 1万〜1.5万円 | 1万〜2万円 | 2万円〜 |
| 観光・その他 | 2万〜2.5万円 | 3万〜4万円 | 4万円〜 |
| 合計 | 12万〜16万円 | 16万〜25万円 | 25万円〜 |
タイ旅行費用を安く抑えるポイント
タイは日本より物価が安く、欧米などに比べると非常に安価な旅行費用ですが、工夫次第でさらに費用を抑えることができます。
ここでは、旅の予算を安く抑えるためのコツを項目別にご紹介します。
航空券はLCCの早期予約やプロモーションを活用
航空券は旅行費用の大部分を占めるため、LCC(格安航空会社)を利用することで料金を大幅に抑えることができます。
予約は、3ヶ月〜半年前など、早めにすることで安くなります。また、プロモーションを利用すれば破格の値段で航空券を予約できることもあります。
安価な宿泊先を選ぶ
バンコクには、安価なゲストハウスが多数あります。
BTSやMRTの駅から離れたエリアは宿泊費が下がる傾向があります。ホテルは寝るだけと考えるのであれば、安価な宿泊先を選ぶことで費用を抑えることができます。
食費は屋台やフードコートをメインで利用する
タイでは、街の至るところに屋台があり、フードコートも安価で清潔、種類が豊富なのでおすすめです。
また、観光客向けのタイ料理レストランは、価格が安くないですが、ローカル食堂ではお馴染みの定番タイ料理もお手頃価格で楽しむことができます。
公共交通機関を使いこなす
バンコク市内の移動には、BTS(高架鉄道)やMRT(地下鉄)を利用するのが効率的です。
また、Grabを利用すれば、タクシーでも料金を事前に知ることができ安心かつぼったくりに遭う心配もありません。
値引き交渉する
市場や露店では価格表示がなく、交渉ができる場合があります。
その場合、「ロットダイマイ?(安くなりますか?)」と聞いてみると値下げしてくれることもあります。
両替は現地の両替所を利用
両替は、タイの現地にある両替所を利用することをおすすめします。
「スーパーリッチ」などレートが良い所で両替すると手数料を抑えられます。
まとめ
タイ旅行の費用は、旅の目的や期間により変わりますが、計画的に予算を立てることで安く抑えることができます。
航空券やホテル選び、食事や交通手段など、工夫次第で費用を大幅に節約することが可能です。
今回の記事を参考に、予算に合った旅行を計画し、タイでの滞在を思う存分楽しんでください。
◇経歴
日本、韓国の企業で通訳・翻訳、アシスタントとして勤務
日本にて韓国語講師として5年勤務
フィリピンにてフリーの通訳として英語、韓国語、日本語の3言語の通訳を担当
◇資格
・韓国語能力試験(TOPIK)6級
・延世大学校韓国語教員養成課程修了
◇留学経験
【オーストラリア】
・クイーンズランドカレッジオブイングリッシュ:3カ月
・ゴールドコーストカレッジオブビジネス:6カ月
【フィリピン】
・ファーストウェルネスイングリッシュアカデミー:3週間
【韓国】
・梨花女子大学校言語教育院:3週間
・延世大学校言語研究教育院(韓国語教員養成課程):5週間
【タイ】
・プロランゲージ(タイ語):1年6カ月
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーにてソウルの企業数社で通訳・翻訳、セールス、マーケティングを担当
韓国語習得のための留学5回(一般韓国語、ビジネス韓国語)
延世大学校にて韓国人と共に韓国語教育について学ぶ
◇自己紹介
韓国語学習コンサルタント
韓国語講師
講座構築コンサルタント
オンラインで韓国語学習に悩みを持つ学習者の問題解決をする韓国語学習コンサルタント、韓国語講師として韓国語習得に成功する学習法や練習法も指導しています。
また、英語と韓国語習得に成功した経験とカリキュラム構築、教材作成の経験を活かし講座構築の方法をあらゆるジャンルのプロに指導するコンサルタントとしても活動しています。
海外就職でフィリピンのセブに移住して5年半在住、現在はタイのチェンマイに住んでいます。
外国語に興味があり、英語、韓国語(ビジネスレベル)、中国語(中級)、現在はタイ語習得を目標に勉強しています。