
海外旅行の悩みのひとつ、観光中に使うバッグ。
リュックやショルダーバッグなど、海外旅行のお供に何を選んだらいいのか悩む方も多いのではないでしょうか?
「海外旅行でリュックを使うのは危険?」
「海外旅行にリュックを使うメリットやデメリットは?」
「海外旅行におすすめのリュックは何がある?」
「海外旅行にリュックとショルダーバッグ、どちらがいい?」
本記事では、このような質問にお答えすべく海外旅行にリュックを使用する危険性を検証した上で、リュックのメリット・デメリットをじっくり解説!
海外旅行用のリュックの選び方やおすすめの商品、リュックを持ち歩く際の防犯対策も紹介します。
海外旅行のバッグ選びに迷っている方や、海外旅行におすすめのリュックを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね!
- 海外旅行にリュックは危険?
- 海外旅行にリュックを持って行くデメリット
- 海外旅行にリュックを持って行くメリット
- 海外旅行用リュックを選ぶポイント
- 海外旅行におすすめのリュック5選
- 海外でリュックを持ち歩く際の防犯対策
- より安全性を求めるならショルダーバッグもあり
- まとめ
海外旅行にリュックは危険?
海外旅行でリュックを使用すると、状況によっては危険性が高まる可能性があります。
というのも、リュックはショルダーバッグやトートバッグと違って背中に背負うため、後ろからチャックを開けられても気付きにくく、スリの被害に遭いやすくなるからです。
特に、観光地など混み合うエリアでは、リュックを持った観光客がターゲットにされることも多いと言われています。
海外旅行でリュックを使うならば、貴重品をしっかりと守るのはもちろん、十分に防犯対策を講じることが必要です。
海外旅行にリュックを持って行くデメリット
渡航先で安全に過ごすためには、海外旅行でリュックを使用する危険性やデメリットを知っておくことが必要です。
以下では、海外旅行でリュックを使用することのデメリットを4つ紹介します。
後ろから開けられても気付きにくい
デメリットのひとつ目は、リュックを後ろから開けられても気付きにくいことです。
人混みでチャックを開けられて荷物を知らない間に盗まれていた、というケースも多々あります。
最悪の場合、知らない間に薬物などを入れられて運ばされていた、ということにもなりかねません。
万が一、チャックが開いたまま歩いているとリュックの中の物が周囲から見えてしまうため、スリや盗難の被害に遭いやすくなります。
荷物を出す際に肩から降ろす必要がある
荷物を出すときに毎回リュックを降ろさなくてはならないのも、リュックのデメリットと言えるでしょう。
よく使うものは出しやすい場所に入れたり、はじめから荷物を分けて収納するなど工夫が必要です。
荷物を入れすぎると重くなる
リュックには荷物がたくさん入る一方で、入れすぎると重くなるためかえって運びにくくなるというデメリットもあります。
リュックが重くなりすぎると身体への負担が大きくなり、疲れも溜まりやすくなるため、要注意です。
荷物を入れすぎると物を取り出しにくい
荷物を入れすぎると、リュックが重くなるだけでなく物を取り出しにくくなる点もデメリットだと言えます。
人混みでガサゴソとリュックの中を探すと周囲の邪魔になってしまうし、必要なものを探すのに時間がかかってしまいます。
海外旅行にリュックを持って行くメリット
以上のように、海外旅行でリュックを使うことには危険やデメリットもありますが、使い方によっては旅行をよりスムーズかつ快適にすることもできます。
以下では、海外旅行にリュックを持って行くメリットを4つ紹介します。
両手が空く
海外旅行にリュックを持って行くメリットのひとつは、観光中に両手が空く点です。
バッグを手に持つ必要がないので、地図を確認したり、スマートフォンやカメラで写真やビデオ撮影もしやすくなります。
写真やビデオを撮りたいときに、すぐカメラなどを構えられるのはリュックならではのメリットと言えるでしょう。
また、子連れでの海外旅行だと子どもと手を繋いだり、抱っこしたりもスムーズにできます。
物をたくさん収納できる
ほかのバッグよりも比較的容量が大きく、物をたくさん収納できるのもリュックの魅力です。
旅行中は何かと荷物が多くなりやすいものです。
ガイドブックやカメラ、日焼け止め、水筒など、リュックには観光に必要な荷物をひとまとめにできます。
途中でお土産を買っても、手で持たずにリュックにしまえるのも嬉しいですね!
手荷物として飛行機に持ち込める
サイズの上限はあるものの、手荷物として飛行機に持ち込めるのもリュックのメリットだと言えます。
フライト中必要なアイテムをまとめて置けるので、飛行機内でも快適に過ごせます。
また、サイズによっては座席上の荷物スペースではなく座席の下に収まるので、フライト中のものの出し入れや飛行機の乗り降りもスムーズです。
疲れにくい
長距離や長時間の移動中にリュックを使用すると、両肩に均等に重さがかかるので疲れにくいのもリュックのメリットです。
ショルダーバッグやトートバッグなどのように、身体の片側だけに負担がかかることはありません。
荷物が増えても両肩に重さが分散されるので、一方の肩だけ痛くなることも少ないです。
ウエストベルト付きや、背中の形に合うデザインなど、体が疲れにくい設計のリュックも多いです。
海外旅行用リュックを選ぶポイント
以下では、海外旅行用のリュックの選び方を紹介します。 リュックといっても多種多様な商品がありますので、ぜひ以下の点を念頭に置いて選んでくださいね!
大きすぎず、小さすぎないサイズを選ぶ
最初にチェックすべきなのは、リュックのサイズや容量はもちろん、リュックそのものの重さです。
大きければ良いというわけでもなく、荷物を入れても持てるかどうかを確認しましょう。
また、短期旅行のためスーツケースは使わずリュックのみで済ませたいのであれば、日程分の必要アイテムを十分収納できる容量があるかをチェックしてくださいね。
厚めの素材を選ぶ
意外と見落としがちなのが、リュックの素材です。
リュックを後ろから刃物で切り付けられて中身を盗まれる事件もあるので、薄い素材ではなく厚手の素材を選びましょう。
また、刃物で切れない特殊素材のリュックもあるので、滞在先の治安状況を調べた上で丈夫な素材を選んでくださいね!
シークレットポケット付きなど機能性を重視する
最後に、リュック選びの際に忘れてはならないのが機能性です。
安全に観光するために、シークレットポーチやスキミング防止機能、ファスナーロックなどの機能が備わっているかもチェックしましょう。
ポケットや仕切りの多さも合わせて確認してください。
また、雨や雪の多いエリアに行くのであれば、防水・撥水機能が付いたものもおすすめです。
海外旅行におすすめのリュック5選
以下では、海外旅行におすすめのリュックを5つまとめました。
それぞれ特徴が違うので、自分に合ったアイテムを見つけてくださいね!
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)
THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)は、1966年にアメリカ・サンフランシスコで誕生したブランドで、元々はマウンテンスポーツの専門店としてスタートしました。
ボックスタイプのシンプルなデザインのリュックなので、海外旅行はもちろん、出張や日本での普段使いにもぴったりです。
さまざまな商品がありますが、「ベースキャンプボイジャーデイパックL」は、大きすぎず、軽くて丈夫な素材なので海外旅行用としてもおすすめです。
ARC’TERYX(アークテリクス)
ARC’TERYX(アークテリクス)は、1989年にカナダ・ノーズバンクーバーで誕生したアウトドアブランドで、悪天候であっても身を守れるアパレルを追求した高性能・高耐久のバッグを数多く展開しています。
始祖鳥のロゴがついたリュックを、外国人旅行者が背負っているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
大容量でありながらも、コンパクトでスッキリとしたデザイン。
荷物はたくさん入れたいけれど、スッキリとしたデザインが好きな方におすすめのリュックです。
Columbia(コロンビア)
Columbia(コロンビア)は、1938年アメリカ・オレゴン州のポートランド創業のアウトドアブランドです。
UVカットや防水機能、冷感素材などと、独自の機能を持つウェアやバッグ、シューズなどを製造・販売しています。
カラーやデザインのバリエーションが豊富なコロンビアのリュックの中でも特に海外旅行におすすめなのは、ワイルドウッド30Lバック・パックや、パナシーア・バック・パックなどです。
いずれもコロンビア独自の撥水機能オムニシールド、および、軽くて強い420デニールのナイロン素材を使用しています。
Coleman(コールマン)
Coleman(コールマン)は1901年にアメリカ・オクラホマ州創業のアウトドアブランドで、コストパフォーマンスの良さと豊富なアイテム展開が特徴です。
テントやタープをはじめとしたキャンプ用品からリュックなどまで幅広いアイテムを製造・販売しています。
アウトドアブランド製造のリュックなので、アウトドアにも耐えうる耐久性や機能性の高さが魅力。
黒のシンプルなデザインは男女問わず背負いやすいので、日常使いから海外旅行まで幅広く使えますよ!
GREGORY(グレゴリー)
GREGORY(グレゴリー)は1977年にアメリカ・カリフォルニア州サンディエゴにて誕生したリュックブランドです。
人間工学に基づく最高の背負い心地を追求し、日常的なタウンユースからアウトドア愛好家まで幅広い方に人気があります。
山の稜線をモチーフにしたロゴのリュックを見かけた方も多いのではないでしょうか?
「バックパックは背負うものではなく、着るものだ」というコンセプトを大切にして商品づくりをしているので、長時間使用しても疲れにくいです。
シンプルなデザインで耐久性も高いので、性別関係なく使いやすいです。
海外でリュックを持ち歩く際の防犯対策
以下では、海外旅行でリュックを持ち歩く際の防犯対策を紹介します。
海外旅行中は気分が上がってつい油断しがちですが、常にトラブルや犯罪に巻き込まれる可能性があるかもしれないと意識して、防犯対策をしてくださいね!
高価なアイテムは持ち歩かない
まず、大前提として、高価なアイテムは観光中に持ち歩かないようにしましょう。
ブランドもののバッグや時計など、明らかに高価だとわかるアイテムを持っていると、スリや窃盗の格好のターゲットになりがちです。
観光客だとわかるような派手な服装ではなく、できるだけ現地に溶け込む地味な服装を選び、高価なアイテムはホテルなどに保管しておきましょう。
貴重品は背中側に入れる、または別に持つ
外出時は貴重品はリュックの背中側に入れたり、または別にショルダーバッグを持つなど、リュックのすぐに取れるところには入れるのは避けましょう。
首からかけたり、お腹に巻くタイプのパスポートホルダーもあるので、貴重品保管用としてリュックと併用するのもおすすめです。
ファスナーに鍵をつける
リュックのファスナーに鍵をつけて、簡単に開けられないように工夫するのもいいでしょう。
あらかじめTSAロック付きのリュックを選ぶのもおすすめです。
空港や電車などでリュックを置く場合は、置き引きを防ぐために、柱などに荷物を固定できるワイヤーロックを利用するのも良いでしょう。
場所によってはリュックを前に抱えて持つ
電車などの公共交通機関のなかや、人混みを歩く際はリュックを身体の前に抱えましょう。
特に、空港周辺やショッピングセンター、マーケット、飲食店、観光スポットなどでは観光客を狙ったスリが多いので気をつけてくださいね。
スリは無防備な人や注意散漫な人、周りが見えていない人などをターゲットにするものです。
リュックを前に抱えて持っているだけでも、「用心深い人だ」、「この人から財布は抜き取れそうにない」という印象を与えられて防犯対策になります。
より安全性を求めるならショルダーバッグもあり
より安全性を求めるのであれば、リュックの代わりにショルダーバッグを海外旅行で使うのも良いでしょう。
リュックは荷物を背中に背負うため、どうしても目が行き届きにくくなり、後ろからスリなどに狙われやすくなるからです。
一方、ショルダーバッグは斜め掛けにして身体の前に持てるので、後ろから狙われる危険性は下がります。
街歩きがメインであれば必要最小限のものを入れて、身体の前で持ちやすいショルダーバッグの方が良いでしょう。
ハイキングやトレッキングをするのであれば、大容量で両手が空くリュックの方がいいかもしれません。
このように、観光の目的や持ち歩く荷物の量によって、選ぶべきバッグの種類は異なるので、安全性や旅行の目的などを検討した上でバッグを選んでくださいね!
まとめ
海外旅行にリュックを持っていくと便利な一方で、防犯対策が欠かせません。
防犯機能付きのリュックを選んだり、背負う際にも気を抜かないなどトラブルを避け、身を守る防犯対策をしっかり実践しましょう。
せっかくの海外旅行でスリや犯罪にあって悲しい思いをしないように、防犯対策を講じた上で滞在を楽しんでくださいね!
◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!