
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)は、1928年に設立されたフィリピンの首都マニラにある名門私立大学です。
近年は情報工学の分野に力を入れており、世界からも高い評価を得ています。
など、フィリピンの大学留学について知りたいと思っている人のために、歴史ある私立校Far Eastern University(ファー・イースタン大学)を取り上げます。
大学の概要から学費や授業料、人気の学部まで徹底解説します!
ぜひ最後まで読んで、Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の魅力を感じてください。
- Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の概要
- Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の偏差値
- Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の特徴
- Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の学費や授業料の目安
- Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の学部情報
- まとめ
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の概要
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)は、1928年に設立された歴史ある私立大学です。
フィリピンの首都マニラ市と、ビジネスの中心地として発展しているマカティ市の2箇所にキャンパスを持ち、さまざまな学部がそろう総合大学です。
生徒数は年々増えており、現在では30,000人を超えるフィリピン国内で非常に活気ある大学として知られています。
海外からの留学生も積極的に受け入れていて、世界的にも注目度が上がっています。
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の世界的評価
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の特徴を理解するうえで、近年の世界的な評価についてみてみましょう。
WURI(World University Real Impact)ランキング(2025) 73位
大学が社会に与えるインパクト(影響力)を実践的な指標で評価している、国際的なランキングです。
研究の産業への活用、学生のベンチャー起業促進、留学プログラムの充実度といった、社会貢献度を現しています。
このWURI(World University Real Impact)において、ファー・イースタン大学は「フィリピンで最も革新的な大学の一つ」として選ばれています。
出典:WURI RANKING 2025
QS世界大学ランキング-東南アジア(2026年版) 118位
イギリスの高等教育評価機関であるクアクアレリ・シモンズ(QS)が発表する世界大学ランキングです。
学術的評判、国際教員比率、留学生比率など複数の評価指標から算出されます。
東南アジアの大学ランキング内で、ファー・イースタン大学はフィリピン国内で10位、全体では118位でした。
ちなみに日本国内の1位は東京大学で、QS世界大学アジアランキングでは21位です。
日本の有名私立大学と比較すると、まだこれから成長が期待できる評価ですが、フィリピンの大学としては上位の実績があると言えます。
出典:QS World University Rankings-Asian University rankings 2025
大学が力を入れている分野や学部などの特徴は、後半でご紹介します!
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の偏差値
フィリピンの大学には、残念ながら日本と同じような「偏差値」という概念はありません。
フィリピンでは全国共通の統一テストは行わず、大学がそれぞれ独自で入学試験を作っているため、共通で図れる指標がないのです。
フィリピンの大学の難易度を知るには、入試の合格率を参考にできます。
ファーイースタン大学の合格率は、だいたい70%前後です。
これは日本の大学と比較すると高い合格率で、入学しやすい大学と考えられます。
日本とフィリピンでは、そもそも入試制度が違うため、レベルの比較は難しいですね。
フィリピン国内で見ると、ファーイースタン大学は2025年大学ランキングトップ25位に入っていて、中堅レベルの大学だと言えます。
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の入学条件
ファーイースタン大学の入学試験について、ご案内します。
【入学条件】
・高等学校卒業資格
・英語レベル TOEFL PBT450以上、IELTS 6.0以上
入学には他の大学同様、入学試験があります。
入学試験は、英語、数学、化学と面接です。
学部によっても若干の違いがありますが、入学時期は毎年7月末〜8月初旬。
8月2週目あたりから授業が始まります。
入学試験は、入学前年の9月〜12月にかけて実施される学部が多いようです。
入試や入学に必要な情報は毎年更新されていますので、受験を検討している人は、必ずその年の最新情報を確認するようにしましょう。
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の特徴
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の特徴を、次の3点にまとめてご紹介します。
①教育と専門分野
②国際的な環境
③スポーツ活動
教育と専門分野
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)は、先にご紹介した通りWURIによって「フィリピンで最も革新的な大学の1つ」と評価されています。
中でも特に力を入れている分野が、会計と経営学、医療系、情報工学です。
情報工学の分野では、ブロックチェーン技術やサイバーセキュリティの研究が有名で、ビットコインへの応用といった実践的で最先端のカリキュラムを学べます。
会計と経営学でも多くの公認会計士(CPA)合格者を出しており、卒業後の実践的スキルを身につけられる大学として、フィリピン国内外から高い評価を得ています。
国際的な環境
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)では、中国や韓国といったアジア圏や中東からの留学生を積極的に受け入れています。
留学生向けのプログラムも充実していて、他のフィリピンの大学と比較しても、より国際的な学びができる環境が整っています。
カナダ、オーストラリア、韓国など多くの海外大学と提携して、Far Eastern University(ファー・イースタン大学)から留学する学生の支援も行っています。
スポーツ活動
学術だけでなくスポーツ活動にも力を入れていて、高い成績を残してきました。
特にバスケットボールの強豪校で、マニラ首都圏の8大学が加盟する大学スポーツリーグUAAPでは、優勝回数が最多の20回を誇っています。
他にもサッカーや女子陸上など多くのスポーツで表彰されている、まさに文武両道を目指す大学です。
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の学費や授業料の目安
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)に通うのにかかる学費は、どれくらいでしょうか。
フィリピンの大学は1年が2つのセメスターに分かれており、8月から12月が1学期、クリスマスと年末休暇をはさんで1月から5月が2学期、そして最も暑い4月から6月が夏休みです。
学費はセメスターごとに徴収されるので、ここでは大学から発表されている資料をもとに、入学後すぐの1学期の費用について解説します。
入学金や授業料は、フィリピン国内の学生と留学生とで金額が違うため、海外の留学生向け費用を取り上げています。
〇基本授業料(1年目/1学期) 約5,400円
〇その他の費用(光熱費、保険、学生団体費など) 約35,000円
〇入学時の費用
・出願料(フィリピン国外の学生) 約20,000円
・入学確認料 約25,000円
・その他費用(ID発行費、国際学生費など) 約35,000円
合計 12~15万円
学部によって、施設利用費や教材費がプラスでかかる場合があります。
年間では、だいたい25〜30万円くらいがかかる学費です。
日本の大学と比較すると、かなり安いですよね。
参考:Tuition and other fees • Far Eastern University
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の学部情報
最後に、Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の学部情報をご案内します。
さまざまな学部を有する総合大学ですが、すべてにおいて学術に留まらず、実際に社会で活躍できる人材育成を意識しているのが特徴です。
経営学部
・会計学
・金融、マーケティング学
・ビジネス経済学
・内部監査専門学
・人事、組織開発学
特に会計士や内部監査専門家を育てる、実践的な授業が充実しています。
卒業までにそれぞれの国際資格の取得を目指し、社会に出てからのキャリアに直結する学びが高い評価を得ています。
建築・美術学部
・建築学
・美術学スタジオアート専攻
・美術学広告アート専攻
公認建築家として活躍するための建築学と、絵画や彫刻などのプロアーティストを目指す専攻、広告やブランディングといった新しい分野の専攻に力を入れています。
作品を作るためのデザインスタジオやコンピューターラボなどの研究設備も充実していて、国内外から芸術のプロを目指す学生が集まっています。
芸術・科学部
・応用数学
・生物学
・化学
・コミュニケーション学
・人文学部
・学際的学習学
・国際学
・政治学
・心理学
Far Eastern University(ファー・イースタン大学)の中心的な学部で、幅広い分野の専攻を選択できます。
各分野共通してそれぞれの興味に沿って横につながる知識を身につけ、リベラルアーツを習得することで、グローバルな人材の育成を目指しています。
実践的なカリキュラムやインターンシップを積極的に取り入れているのが特徴です。
教育学部
・初等教育学
・中等教育学(英語、数学、科学)
・特別支援教育学
・スポーツ科学、フィットネス・スポーツ経営学
・体育学
初等教育から中等教育まで、あらゆる分野の教育学士が取得できます。
特にスポーツ科学や体育専門の専攻が人気で、卒業後はフィットネスセンターの運営や、スポーツ系イベント会社、リハビリテーションセンターでのキャリアパスが実現できます。
保健科学・看護学部
・看護学
・医療技術学
・栄養学
・薬学
実際の医療現場で経験を積んだ教員が多く在籍し、知識と実践の両方を重視したカリキュラムが特徴です。
地元の病院など医療機関との提携によって、現場に近い環境で臨床実習を経験できます。
観光・ホテル経営学部
・ホスピタリティ経営学
・観光経営学
フィリピンの主要産業とも言える、ホスピタリティ分野。
ホテルやレストラン経営全般と、顧客対応やサービス技術の向上を目指した現場でのインターンシップも実施されます。
大学URL:Far Eastern University
Facebook:FarEasternUniversity
まとめ
フィリピンの首都マニラにある総合私立大学、Far Eastern University(ファー・イースタン大学)をご紹介しました!
フィリピン国内で最も革新的な大学の1つとして、評価を受けているFar Eastern University(ファー・イースタン大学)は、卒業後のキャリアを見据えた実践的なカリキュラムを多く取り入れています。
特に会計と経営分野、建築分野、看護分野が人気で、それぞれの分野で必要な資格取得においても、高い実績があります。
フィリピンの大学進学を目指している人は、ぜひ選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
①経歴
中学2年生の時に初めてカナダのバンクーバーでホームステイを経験。もっと英語が話せるようになりたい!と思い独学で勉強を続けました。
大学で米シアトルの大学へ留学が、初めて長期間英語圏で生活をした経験です。
帰国後も留学生との交流に積極的に参加しました。
母になってからは子どもと「おうち英語」を実践して、ゆる~く普段から英語を使うように意識しています。
②資格
・英検準一級
・総合旅行業務取扱管理者
③留学経験
・ワシントン大学(米シアトル)に9か月間
④海外渡航経験
大学生の時に、NGO学生ボランティアとしてフィリピンのマニラへ
毎年長期休暇に訪れていました。
大学院の時にインターンシップでベトナム、ホーチミンに3か月滞在
卒業後、日系コンサルティング会社から再度ホーチミンに赴任。
1年ほど現地にて現地法人営業などを担当していました。
その他海外旅行で訪れたのは13ヵ国以上。
⑤自己紹介
1番好きな国は長く滞在していたベトナム、そしてフィリピンです。
東南アジアの食文化や雰囲気が大好きです。
海外渡航専門の旅行会社で手配業務を担当していることもあり、海外旅行の計画を立てることが趣味です。
興味のある分野
・海外渡航、海外移住、海外出張
・幼児教育、子育て情報
・言語教育(英語、日本語)
・訪日外国人受け入れ事業(観光・技術実習生など)