
アダムソン大学(Adamson University)はフィリピンの大学の中でも上位で人気があり、多くの優秀なエンジニアを輩出していることでも知られています。
またフィリピンの首都マニラに位置するため、活気のある環境で留学生活を過ごせるのも魅力ポイントです。
今回はアダムソン大学(Adamson University)の特徴や学科、入学条件・学費、大学内の施設から周辺環境まで紹介していきます。フィリピンの大学へ留学を考えている方はぜひ参考にしてください。
アダムソン大学の歴史と特徴
まずはアダムソン大学(Adamson University)の歴史と特徴から見ていきましょう。
アダムソン大学の歴史
アダムソン大学(Adamson University)は私立大学で1932年に創設されました。多数の大学が密集するマニラ市の中心部に位置しています。
ギリシャからの移民である創立者ジョージ・ルーカス・アダムソン氏は、フィリピンの工業化学分野の発展を目指し、設立当初は科学技術の教育に力を注いでいました。しかし1942年には教育関連の学部を新たに開設。
その後、理系から文系まで多様な学部が揃えられ、現在のマニラを代表する総合大学の1つとなりました。大学内は創立者がギリシャ人であるため、ヨーロッパ調の美しいデザインが感じられます。
アダムソン大学の特徴
アダムソン大学(Adamson University)は大学情報サイト「uniRank」の2025年度フィリピン大学ランキングによると、235大学のうち16位と高評価です。
また、日本の帝京大学と学術交流協定を結んでいたり、アジア交流プログラムに加入していたりなど多数のアジア大学と連携しています。
加えて国際化にも積極的なため外国人留学生の招致にも前向きで、アジアを始めアフリカや中東、ヨーロッパなどさまざまな国の生徒を受け入れています。そのため、学生寮も充実していて学生が快適に過ごせる環境が整っていますよ。
また、アジア最大級規模の化学分野関連の研究所を持っていて、多くの優秀なエンジニアを輩出している実績があるのも魅力の1つです。
学部・学科の紹介
アダムソン大学(Adamson University)では理系〜文系まで幅広い学部があり、自分の興味に合わせて選べる選択肢が豊富にあります。系統に分けて紹介していきます。
①エンジニアリング系・化学工学
・土木工学
・電子工学
・電気工学
・産業工学
・機械工学
・鉱山工学
・石油工学
化学工学、土木工学、電子工学、電気工学、産業工学はフィリピン政府機関から優良認定を受けています。
②サイエンス系・生物学
・地質学
・化学 ③医療系
・看護
・薬学 ④IT系
・コンピューターサイエンス
・情報システム ⑤建築系
・建築 ⑥ビジネス系
・会計
・経営(財務マネジメント学科、マーケティングマネジメント学科、オペレーションマネジメント学科) ⑦教育系
・初等教育
・中等教育(英語学科)
・体育(スポーツ&ウェルネスマネジメント学科)
教育系学部の全てはフィリピン政府機関から優良認定を受けています。
⑧観光・ホスピタリティー系・ホスピタリティーマネジメント ⑨社会学系
・政治学
・心理学 ⑩人類学系
・哲学 ⑪コミュニケーション系
・コミュニケーション
キャンパスライフと施設
アダムソン大学(Adamson University)のキャンパス内外にある施設や環境を紹介していきます。
アダムソン大学内の施設
アダムソン大学(Adamson University)のキャンパスには以下のような施設があります。
アダムソン大学周辺の施設・環境
アダムソン大学(Adamson University)は、マニラの主要道路であるサンマルセルストリート沿いにあります。
駅は近くにはありませんが、タクシーやフィリピン特有の乗り物ジプニーを捕まえやすいので交通便は比較的良いです。また大学周辺には以下のような施設があります。
入学条件と学費について
アダムソン大学(Adamson University)へ入学する条件と学費について見ていきましょう。
アダムソン大学への入学条件
アダムソン大学(Adamson University)への入学条件は高校の卒業資格があり、大学独自で考えられた入学試験に合格することです。入学試験の科目は英語・数学・化学、そして面接です。
大学側から英語力の証明に必要とされる資格は特にありません。ただし、入学試験の英語科目の点数が基準に満たない場合は、英語の基礎プログラムの受講から始めなければいけない可能性があります。
アダムソン大学の学費
アダムソン大学の学費にかかる費用は以下の通りです。
ただし、学部・学科によって金額に差異があるため詳細は大学または留学エージェントに問い合わせる必要があります。
フィリピン留学はアメリカなど高額な留学地と比較すると、滞在費や食費含めてもコストが半分以下に抑えられる点が1つの大きなメリットです。
そのうえ、フィリピンには世界的に評価されている大学があるほど教育の質が高く、英語が公用語なので飛躍的な英語力アップも期待できるでしょう。
フィリピン基本情報
フィリピンは7,641の島々からなる国で、美しいビーチやリゾートなどがある場所としても有名で多くの観光客が訪れています。
歴史をたどると、もともとは小さな集落が点在していましたが、スペインの植民地として現在のフィリピンの原型が作られました。その後アメリカが支配し、1946年に独立を果たしました。
フィリピンでの大学留学生活をよりイメージできるように、さらに詳しい基本情報も見ていきましょう。
| 国名 | フィリピン共和国 |
| 首都 | マニラ |
| 人口 | 1億903万5,343人(2020年フィリピン国勢調査) |
| 民族 | マレー系がメイン。そのほか中国系、スペイン系および少数民族 |
| 言語 | 公用語は英語もしくは地域によって違うフィリピン語(180以上)。アダムソン大学のあるマニラのフィリピン語はタガログ語 |
| 宗教 | 国民の83%がカトリック、10%がキリスト、5%がイスラム |
| 政治 | 共和制 |
| 時差 | 日本のマイナス1時間 |
| 電圧・プラグ | 電圧は220V・60HZ、プラグは日本と同じAタイプがほとんど。100-240Vに対応していない電気製品を使用する際には変圧器が必要。 |
※参考:外務省フィリピン基礎データ
フィリピンの気候
フィリピンの気候は亜熱帯〜熱帯性で、比較的降水量が多い地域です。
季節は大きく3つに区分されます。雨期(6〜10月)、涼しい乾季(11〜2月)、暑い乾季(3〜5月)です。
マニラの気温幅は約21〜32℃で、年平均気温は27℃。最も涼しい月は1月、最も暑い月は5月です。
4月と5月は気温・湿度ともに高くなりますが、海でのマリンスポーツと山でのトレッキングには最適な季節です。またお祭りなど屋外イベントが多く開催される時期でもあります。
フィリピンの国民性
フィリピン人はフレンドリーで明るい人が多いので、声をかけても笑顔で応じてくれる人がほとんどでしょう。多くの国民が会話やSNSが好きで、人とのコミュニケーションを楽しむ傾向にあります。
また、フィリピン人の大半はキリスト教信者で宗教的行事は盛大に祝います。最も重要なイベントはクリスマスです。12月の本番だけでなく、9月からすでにクリスマスムードになり熱気を感じるほどです。
さらに国民性の大きな特徴の1つとして、多くのフィリピン人が家族を大切にします。日常生活においても家族の用事が最優先で、家庭の事情による休暇や遅刻は快く受け入れてくれる文化がありますよ。
フィリピンの治安
フィリピンでは場所や環境によっては、スリやストリートの子どもからお金を要求されるなど治安が安定していないこともあります。
バッグは体の前に持つ、ポケットには貴重品を入れない、夜間に1人で歩かないなど基本的な対策はしっかりしましょう。
また、ジプニーやバスなど乗り合いで密集する公共交通機関を使うときはスリに十分注意する必要があります。通学には徒歩圏内もしくは学生寮に住むのがおすすめです。
まとめ
アダムソン大学(Adamson University)はフィリピンの首都マニラに位置し、上位大学として人気があります。
学部は理系〜文系まで幅広く、なかでもエンジニアリング系と教育系の学部は政府から優良認定を受けている質の高い教育を受けられます。
アジア最大級規模の化学分野関連の研究所を持っているため、多くの優秀なエンジニアを輩出していることも特徴の1つです。さまざまな国の生徒を受け入れているので、国際交流も楽しめるでしょう。
また、日常生活では経済成長中の現代的な雰囲気と歴史的建造物など時代を感じさせる雰囲気が混じり合った、マニラの独特な環境を楽しめますよ。
◇経歴
幼少期から英会話スクールに通い、大学は英語専攻に進学、社会人を経験した後にオーストラリアで1年ほどワーホリをしました。
◇資格
英検準2級、現在IELTSの受験勉強中
◇留学経験
オーストラリアの語学学校で2ヶ月英語を学びました。
◇海外渡航経験
オーストラリアでワーホリ(約1年)、現在フランス人のパートナーとフランス滞在中
◇自己紹介
オーストラリアでのワーホリを1年経験しました。
その時に出会ったフランス人の彼と現在フランスに住んでいます。
彼との会話は英語です。以前ライティングの仕事をしていた経験を活かし、Webライターとして活動しながら、英日翻訳家になるための勉強もしています。