
フィリピン・ミンダナオ島の中心都市ダバオから、わずか15分の距離に位置する
“楽園”をご存知ですか?
フィリピンのビーチといえばセブ島が有名ですが、美しい海と自然に囲まれたリゾートアイランド
「サマール島」(Samal Island)もおすすめです。
今回は、あまり知られていない穴場の楽園「サマール島」の魅力を徹底解説していきます。
行き方や観光スポット、おすすめグルメなど詳しく紹介していくので、ぜひフィリピン旅行の参考にしてみてくださいね!
サマール島とは
サマール島(Samal Island)は、フィリピン・ミンダナオ島のダバオ湾に浮かぶ美しい島で、
正式には「アイランド・ガーデン・シティ・オブ・サマール(Island Garden City of Samal)」と呼ばれています。
フィリピン南部最大の都市ダバオからフェリーでわずか15分というアクセスの良さもあり、地元の人々だけでなく観光客にも人気のリゾート地です。
島の面積は301.3㎢で東京23区の約半分ほど。人口は10万人程度と小さく、のどかで落ち着いた雰囲気があるのが特徴です。
サマール島には手つかずの自然が多く残っており、白砂のビーチと透明度の高い海、サンゴ礁に囲まれています。
喧騒を離れて静かに過ごせる隠れ家的な雰囲気が魅力で、のんびりとした時間を過ごしたい人にぴったりなリゾート地です。
島全体には、なんと130を超える小さなビーチが点在しています!どこのビーチへ行っても透き通るような海と心地よい風が出迎えてくれるのが魅力的です。
海水浴やシュノーケリングはもちろん、バナナボートやカヤックといったアクティビティも楽しめるほか、洞窟探検や滝めぐりなど、自然を満喫できるスポットも豊富です。
大規模なリゾート施設からアットホームな民宿まで宿泊施設も幅広く、自分のスタイルに合わせた滞在が可能。
日帰りで訪れることもできますが、せっかくなら1泊して、夕暮れ時のビーチや星空も楽しむのがおすすめです。
サマール島への行き方
サマール島へのアクセスはとても簡単で、フィリピン・ミンダナオ島にある都市「ダバオ」からフェリーで約15分。リゾート地でありながら、手軽に行けるのが魅力です。
日本から渡航する場合、まずはフィリピン国内の主要都市(マニラやセブなど)から国内線でダバオ国際空港(Francisco Bangoy International Airport)へ行きます。
ダバオ空港はミンダナオ島最大の空港で、各地からの直行便も多く、アクセスは比較的スムーズです。
空港からサマール島行きのフェリーが出ている桟橋「Sasa Wharf(ササ・ワーフ)」までは、タクシーや配車アプリ(Grab)で約15〜20分。
料金はおおよそ150〜200ペソ前後です。
Sasa Wharfからは、サマール島の玄関口「Babak Port(ババック港)」行きのロロ(RO-RO:車ごと乗れるフェリー)または小型フェリーが頻繁に出ており、早朝から夜まで10〜15分間隔で運行しています。
所要時間はわずか15分程度で、料金も10〜15ペソと非常にリーズナブルです。
島に到着した後は、トライシクル(三輪バイクタクシー)やバイクタクシー、レンタルバイクを利用して島内の移動が可能です。
滝やビーチ、リゾート施設などの観光スポットへは、トライシクルを貸し切るか、現地のツアーを利用するのがおすすめです。
ちなみに、リゾートエリアまでは車で20分ほどかかります。
ダバオ市内の一部リゾート施設では、専用ボートでの送迎サービスを行っている場合もあるので、宿泊予定の施設に確認しておくと安心です。
サマール島の観光スポット
ここからは、サマール島の観光スポットをご紹介していきます。大型リゾート地であるセブ島とは違い、サマール島はのんびりと自然を満喫できるのが最大の特徴です。
観光スポットは少なめですが、日本にはない自然の神秘的な姿を見ることができます。
ハギミット・フォールズ
ハギミット・フォールズは、サマール島中心部にあるエメラルドグリーン色をした滝です。
複数の小さな滝が段々に流れていて、天然のプールのようになっているのが特徴。まるで絵のような美しさを誇り、地元の人々や観光客に人気の癒しスポットです。
ピクニックエリアや屋根付きのコテージもあり、家族や友人とのんびり過ごすのにぴったり。
入場料は1人40フィリピンペソです。
ホワイト・サンド・ビーチ
サマール島には複数のホワイトサンドビーチがあり、その名の通り真っ白な砂浜と透明度の高い海が魅力です。
中でも人気なのが、サマール島の東部に位置する「パラダイスアイランド」と、西部に位置する「カプティアンビーチ」です。
泳いだり、シュノーケリングを楽しんだり、のんびりとした時間を過ごすことができます。
ビーチエリアにはレストランやカフェもあるので、綺麗な海を見ながらフィリピンのローカルフードも楽しめます。
モンフォート バットケーブ
モンフォート バットケーブは、世界最大級のコウモリの生息地としてギネス記録にも登録された鍾乳洞です。
その数は180〜200万匹とも言われており、なんと1平方メートルあたり数千匹のフルーツバット(コウモリ)が暮らしています。
コウモリたちは夕方に飛んでいき、朝方になると戻ってくるのですが、夕暮れ時に数百万匹のコウモリが一斉に飛び立つ姿は圧巻です。
サマール島の観光で食べたいグルメ
ここからは、サマール島観光で食べたいおすすめグルメを紹介していきます。
サマール島にはマニラやセブ島のように多国籍な料理のレストランが揃っているわけではなく、フィリピン料理を中心としたローカルフードを楽しめるのが特徴。
料金も手頃なので、ぜひ色々試してみてください。
シーフード
サマール島は海に囲まれた島だけあり、新鮮な魚介類が豊富です。
中でも、 グリルされた魚、エビのバター焼き、イカの串焼きなど、シンプルな調理法で素材の旨みを活かした料理が人気です。
リゾートやビーチ近くの食堂では、目の前の海から獲れたばかりの魚介を味わえることも!
シシグ(Sisig)
シシグは、細かく刻んだ豚肉(ほほ肉が一般的)や玉ねぎを、醤油、ビネガー、ニンニク、唐辛子を使って鉄板で炒めた、ピリ辛で香ばしい料理です。
ライムを絞ってさっぱりとした味付けで食べるのが定番で、ご飯にもお酒にもよく合います。
レストランや屋台でも気軽に注文できるフィリピンのソウルフードです。
シニガン(Sinigang)
シニガンは、タマリンドというマメ科の植物をを使った酸味のあるスープです。
野菜と魚介、または豚肉などを煮込んで作られ、さっぱりしつつもコクのある味わいが特徴。
酸味が強いので好き嫌いがわかれますが、ハマるとクセになる味です。
暑い気候の中でも食べやすく、現地の人々にとっては日常的な家庭料理のひとつです。
ビコール・エクスプレス(Bicol Express)
ビコール・エクスプレスは、ココナッツミルクと唐辛子を使ったフィリピン南部の名物料理です。
豚肉やエビをクリーミーかつスパイシーに煮込んだ一品で、唐辛子を使うので辛味が強いですが、ピリリとした辛さがやみつきになります。
ココナッツミルクの風味が好きな方や、辛いものが好きな方におすすめです。
バナナチップス
バナナチップスは、サマール島のお土産としても人気のスナックです。
完熟手前のバナナをスライスして揚げたもので、甘さ控えめなプレーンタイプや、キャラメル風味、塩味など種類も豊富。
軽くて持ち運びしやすいので、旅の間の小腹満たしにもぴったりです。
サマール島の治安は?
治安が気になるフィリピンですが、サマール島はフィリピンの中でも比較的治安が良いとされている観光地のひとつです。
特に観光客が多く訪れるビーチ周辺やリゾートエリアでは、大きなトラブルや犯罪は少なく、安心して滞在を楽しめる環境が整っています。
サマール島にほど近いダバオ市は、かつて大統領を務めたロドリゴ・ドゥテルテ氏が長年市長を務めていた都市で、犯罪撲滅や麻薬取締りに力を入れていたことでも有名。
その影響もあり現在もダバオ市市内ではパトロールが頻繁に行われており、警察や地域警備がしっかり機能しています。
そんなダバオ市の影響を受けて、サマール島でも地域全体の治安管理はしっかりしており、現地の人々も穏やかで親切です。
観光客に対してフレンドリーに接してくれるため、初めて訪れる人でもリラックスして過ごしやすい雰囲気です。
観光地によくある押し売りや強引な客引きもなく、安心して旅行を楽しむことができます。
海や滝などで遊ぶ際は、荷物はロッカーに預けるか、常に目の届く場所に置いておくと安心です。
まとめ
今回の記事では、フィリピンにある穴場の楽園
「サマール島」の魅力を解説していきました。
ダバオからフェリーで15分とアクセスしやすく、治安も良いので観光がしやすいのが特徴。
都会の喧騒から離れ、美しい自然の中でのんびりとリラックスしたい方にピッタリのリゾート地です。
フィリピンの穴場リゾートで、のんびりと非日常を過ごしたい方におすすめです!
フィリピンへの旅行や留学を考えている方は、ぜひサマール島に足を運んでみてはいかがでしょうか。
ネイティブキャンプブログでは、他にもフィリピンに関する記事をご用意しています。
ぜひあわせてチェックしてみてくださいね!
◇経歴
英語使用歴:6年
Webライターとして言語学習や海外生活に関する記事を執筆しています。
◇留学経験
メキシコシティでスペイン語留学
◇海外渡航経験
・英語圏含む30ヶ国以上への渡航経験あり
(アメリカ、カナダ、オーストラリアなど)
・海外在住歴:4年
◇自己紹介
海外旅行にハマり英語の必要性を実感したことをきっかけに、一念発起しNativeCampで英語学習をスタート。
オンラインレッスンを繰り返し英会話を身につけました。その後言語学習に興味を持ち、メキシコ国立自治大学が運営する語学学校CEPEでスペイン語を学習。
現在はメキシコシティで英語とスペイン語を使いながら生活しています。