
クラーク国際空港は、フィリピンの主要な空港の一つで、
バギオなどルソン島北部に訪問予定のある方にとっては、便利な空港です。
また、現在多くの国内線、国際線が運航されており、今後さらに乗客数や運行数が増えていく見通しです。
しかし、クラーク国際空港についての情報は少なく、不安に思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、クラーク国際空港の施設について、詳しく解説します。
クラーク国際空港に行く予定の方は是非お読みください。
- クラーク国際空港の概要
- クラークってどんな都市?
- クラーク国際空港に就航している主な航空会社
- クラーク国際空港から市内へのアクセス方法
- クラーク国際空港のお店情報:飲食店
- クラーク国際空港のお店情報:マッサージ・両替所など
- まとめ
クラーク国際空港の概要
クラーク国際空港(空港コード:CRK)は、
クラーク経済特区(Clark Freeport Zone)内に位置する国際空港です。
マニラの北西80kmの位置にあります。1991年までアメリカ空軍の空軍基地として利用されていました。
2022年に木造りの屋根のデザインが美しい新旅客ターミナルがオープンしました。
広さは、110,000平方メートルで、年間旅客処理能力は、800万人となっています。
国内線、国際線合わせて、約18の航空会社が運航しています。
1階が到着、2階が出発エリアとなっています。
クラーク空港からマニラへのアクセス
クラークからマニラ市内や、ニノイ・アキノ国際空港へは、
P2P(Point to Point)バスが運航しています。
所要時間は2時間程度で、運賃は、280~350ペソ程度です。
クラーク空港からバギオへのアクセス
クラークからバギオへは、JOY BUSという直行バスがあります。
所要時間は4時間30分~5時間程度で、料金は約450ペソです。
本数は1日に4本と運行数は少ないです。
クラークってどんな都市?
まずクラークがどのような都市であるかについて説明をしたいと思います。
基本情報
クラークは、マニラの北西に位置し、車で約2時間程度かかります。
1年を通じて温暖な気候で、
乾季(12月〜5月)が観光のベストシーズンです。
クラークには1902年から米軍の海外軍事拠点がありましたが、1991年のピナツボ火山の噴火をきっかけに基地はフィリピンに返還されました。
現在はフィリピンの経済特区の一つとなり、街が整備され、外資系企業の工場や、オフィスビルも建設されるようになりました。
クラークはフィリピンの中でも治安が良く、比較的安全なエリアとして有名です。
緑が多く、街も整っており、リトルカリフォルニアなどと呼ばれることもあります。
クラークでの観光やアクティビティ
クラークを訪れた際の観光スポットやアクティビティについてご紹介します。
・ピナツボ火山
クラークからツアー等で訪れることができる、活火山で火山湖までのハイキングコースでは自然を楽しむことができます。
・アンヘレス
クラークの南部に隣接するアンヘレスは、整った街並みのクラークとは異なり、かつて米軍のための風俗街もあった、繁華街です。
スポーツバーやカジノ、ビリヤード場、レストランなども多くあります。
一方で、ストリートチルドレンや物乞いなども多く、スリや置き引きにも注意が必要なエリアです。
・HANN CASINO RESORT
韓国資本の完全統合型カジノリゾートで、2022年にオープンしました。
総面積13万平方メートルのゲーミングエリアがあります。
・SMシティ・クラーク
クラーク市内で最大の大型ショッピングパークです。
ショッピングには、衣料品店、映画館、ボウリング場、様々な気軽なレストラン、両替所があります。
・クラーク博物館
当時の米軍基地の様子や日本占領下の資料が展示されています。
・エアー・フォース・シティ・パーク
広い敷地にフィリピン軍が戦時中に使用していた航空機が展示されています。
簡単な遊具などもあり、公園で散策しながらゆっくり過ごすことができます。
・アクア・プラネット
フィリピン最大のウォーターパークで、親子連れも楽しむことができます。
・ゴルフ場
クラーク付近には、自然やリゾート感が味わえるゴルフ場が多くあります。
Mimosa Plus Golf Course、FA Korea Golf Course、Clark Sun Valley Country Clubなど、クラーク国際空港からのアクセスが良いです。
クラーク国際空港に就航している主な航空会社
クラークに就航している主な航空会社について解説をします。
国際線13社
国際線が就航している、航空会社は次の通りです。
・台湾:エバー航空(BR)
・中国:中国東方航空(MU)、アモイ航空(MF)
・フィリピン:セブパシフィック航空(5J/DG)、エアアジア・フィリピン(Z2)、フィリピン航空(PR)
・アラブ首長国連邦:エミレーツ航空(EK)
・カタール:カタール航空(QR)
・シンガポール:スクート(TR)、ジェットスターアジア(3K)
日本からは、セブパシフィック航空の直行便を利用して、成田国際空港からクラーク国際空港に飛ぶことができます。
所要時間は、4時間30分~4時間45分ほどです。
クラークからの国際線の就航都市は、成田、ソウル、釜山、台北、シンガポール、バンコク、ドバイ、ドーハなどです。
国内線4社
国内線は4社あり、セブパシフィック航空、エアー・スウィフト(T6)、サンライト・エア、セブゴーがフィリピン国内各所に就航しています。
フィリピン国内線では、セブ、カティクラン、イロイロ、ダバオ、プエルト・プリンセサ、エルニド、ボホールなどリゾートや地方都市に訪れることができます。
クラーク国際空港から市内へのアクセス方法
クラーク国際空港から、市内へのアクセス方法としては、バスとタクシーがあります。
バス
バスは空港から市内まで安く、手軽に移動できる手段です。
空港を出てすぐの場所にバスの乗り場があります。
バスは空港前のClark International Airport駅からクラーク市内中心部SM Clark Pampangaに到着します。
所要時間は30分程度です。
料金は400ペソ程度です。
Genesis Transportが運航するバスが30分に1本など定期的に運航していますが、夜の21時以降はバスの運航がないので、夜に到着する場合には別手段が必要です。
タクシー
タクシーは、配車アプリのGrabまたは青色の空港タクシーを利用するのがおすすめです。
所要時間は20~30分程度で、料金は300~500ペソ(約800~1400円)です。
空港での客引きによるタクシーの乗車は、割増料金が加算されるため、おすすめできません。
もし、ホテルなどの空港送迎がある場合には、送迎を依頼するのもおすすめです。
エアポートジプニー
ジプニーとは、乗り合い型の小型バスのことです。
エアポートジプニーは、空港から市内に移動するための専用ジプニーで、通常のジプニーは空港には乗り入れできません。
スーツケースなど大きな荷物を持ち込むことが可能です。
クラーク市内への料金相場は、50~100ペソで、所要時間は20~30分程度です。
クラーク国際空港のお店情報:飲食店
クラーク国際空港の飲食店の数はあまり多くありませんが、
軽食やバーなどがあります。
出国前エリアのお店
・Bluesmith Comfort Food:アジア、西洋料理のレストラン、イートインスペースもある
・PERI-PERI Charcoal Chicken and Sauce bar:フィリピンで人気のペリペリチキンの専門店
・Wendy’s
・Gong cha
国際線搭乗前のお店
・TGM Korean Japanese Cuisine Root98:日本や韓国のアジア料理を食べることができます。
イートインスペースがあります。
・TOM N TOMS COFFEE:サンドイッチなどを購入できます。
・Mary Grace:カフェ&ベーカリーのお店
・Mulach:フィリピンの菓子パン屋
・Goldilocks:お菓子
国内線搭乗前のお店
・Susie’s Cuisine:アンヘレスで有名なスイーツの専門店
・Fruitas:フィリピンで有名なフレッシュフルーツジュースのチェーン店
・THE COFFEE BAR&TEA
・CRK QUICK BITES
到着エリアのお店
・スターバックス
クラーク国際空港のお店情報:マッサージ・両替所など
クラーク国際空港のマッサージや両替所について解説します。
両替所
クラーク国際空港内の両替所は、到着ロビーと出国ロビーにあります。
両替所は、LuLu ExchangeやBDO(Banco de Oro Unibank)など複数あります。
空港の両替所は早朝や深夜に空いていることは限らないため、深夜便や早朝便で到着する場合は、すぐに使える金額を用意しておくと安心です。
マッサージ
空港内には、マッサージ専門店はありません。
空港から少し離れた所に、GONG HANG SAUNA MASSAGEという韓国系のスパ・マッサージ施設があります。
24時間営業しており、仮眠スペース、韓国式屋上、サウナ、マッサージが受けられます。
深夜便でクラーク国際空港に到着した際に周辺で過ごす一時滞在所としての候補となります。
まとめ
以上、クラーク国際空港について詳しく解説をしてきました。
クラーク国際空港は、2022年に新ターミナルがオープンして以来、清潔で快適であると評価されることも多いです。
クラークの都市自体も語学学校やビジネス機会、アミューズメントなど、様々な過ごし方がある一方で、
フィリピン国内各地へのアクセスも良く、クラーク国際空港にはさらなる期待が寄せられています。
この記事が参考になれば幸いです。
◇経歴
・国際教養学部卒業
・外資系企業に勤務経験があり、アドミや会計分野で、インド人、カナダ人、オーストリア人、フランス人など様々な国の出身の同僚と働いた経験があります。
◇資格
英検1級、TOEIC 900点、IELTS 7.5 など
◇留学経験
大学時代に交換留学プログラムでイギリスの大学へ1年間留学し、リサーチの基礎や英語学について学びました。
◇海外渡航経験
・高校時代にシンガポールで3週間ホームステイをし、現地の高校で授業を受講した経験があります。
・大学留学中は休暇を利用してヨーロッパ各国を旅行し、多様な文化に触れました。
◇自己紹介
英語が好きで、子どもの頃から自ら進んで勉強してきましたが、日本式の文法やリーディング中心の学習方法では、なかなか話せるようにならず、苦労した経験があります。ネイティブキャンプでの英会話に助けられました。
英語学習に役立つ情報をまとめたブログも運営しておりますので、よろしければご覧ください。
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