マニラ空港トランジット完全ガイド:スムーズな乗り継ぎのためのポイント

ネイティブキャンプのコラムをご覧の皆さん、こんにちは!

今回もこのネイティブキャンプのコラムでは、英語をはじめとした第二外国語を学習している皆さん、実際に普段使用されている皆さん、そして海外留学やワーキングホリデー、移住に興味を持っていらっしゃる方に向けた有益な情報をシェアしていきます。

ズバリ、今回特集していくのは、フィリピンの
マニラ空港のトランジットについてです!

フィリピン内に唯一ある国際空港であるマニラ空港の基本情報やターミナル情報を確認した後、ターミナル間の移動方法とその所要時間、マニラ空港での国際線から国内線への乗り継ぎ方法、その際の注意点について解説していきます。

そして最後に、乗り継ぎ時間の目安と、乗り換えまでの空港内でのおすすめの過ごし方をご紹介していきます。

マニラ空港の概要とターミナル情報

まず初めに、マニラ空港の基本情報、ターミナルの情報を確認しておきましょう。

マニラ空港の基本情報

マニラ空港の正式名称は、「ニノイ・アキノ国際空港」と呼ばれています。元々は「マニラ空港」が正式名称でしたが、1987年よりフィリピン出身の英雄の名前を元に現在の名前に改名されました。ただ日本人や海外観光客の多くは今も「マニラ空港」という愛称で読んでいます。

マニラ空港は、第1ターミナルから第4ターミナルの四つのターミナルで構成されている国際空港です。

現在は2015年にリニューアル工事が終わり、空港内の施設もきれいに整備され、空港内での犯罪も減少しています。
2015年以前は入国審査官による賄賂要求や保安検査員による恐喝、タクシー運転手によるぼったくりが多発していたようです。

現在は犯罪数は減少傾向にありますが、それでも完全にゼロになったとは言えませんので、マニラ空港を利用する際には最新の注意を払いましょう。

各ターミナルについて

ここからは、第1ターミナルから第4ターミナルそれぞれの特徴について見ていきましょう。

第1ターミナルは、フィリピン航空以外の国際線を利用する方が利用する乗り換え専用のターミナルです。

開業したのは1981年で、2015年のリニューアルによって新しくきれいに生まれ変わりました。

就航している航空会社は、日本航空、フィリピン航空(国際線)、大韓航空、マレーシア航空、中国国際航空、アシアナ航空、チャイナエアライン、中国東方航空などです。

第2ターミナルはフィリピン航空専用のターミナルとして使われていましたが、現在は国内専用ターミナルとして使用されています。
また、国内線以外に、エアアジア、Royal Air Philippines も就航しています。

就航している航空会社は、フィリピン航空(国内線)、エアアジア(国内線)、Royal Air Philippinesなどです。

第3ターミナルはマニラ空港の中で最も広く、新しいターミナルになります。
様々な国際線のハブ空港としても機能しています。
空港から高級ホテルや娯楽施設へのアクセスも一番いいです。

就航している航空会社は状況によって変わる可能性が高いターミナルですので、利用する際には就航している航空会社を確認しましょう。

現在就航している航空会社は、全日空、エアアジア(国際線)、セブパシフィック航空、ジェットスター航空、キャセイパシフィック航空、中国南方航空、チェジュ航空、ユナイテッド航空です。

第4ターミナルは、1948年に開設された最も古いターミナルです。
現在は主に国内線のプロペラ機を運航する場所となっています。
小規模なターミナルなので、乗客は歩いて航空機を乗降する必要があります。

就航している航空会社は、セブパシフィック航空の一部国内線、AirSWIFT Sky Jet、Sky Pasada、Sunlight Airなどです。

参考資料:【2025年最新】マニラ空港経由でセブ島へ (乗り継ぎ便) を徹底解説 | セブイクマガジン | セブ島観光

ターミナル間の移動方法と所要時間

続いて、上記でご紹介したターミナル間の移動方法と所要時間を解説します。

日本を出発し、フィリピンのマニラ空港内でダバオという地域までいくために空港内のターミナルで乗り継ぎをする際の手順をお伝えします。

日本の空港でチェックイン

日本からフィリピンのマニラに出航している各空港でチェックインを済ませます。
ちなみにフィリピン航空では搭乗時間の約2時間半前からチェックインが可能です。

チェックインする際に預け入れ荷物がある場合は、「ダバオまで」と伝えるようにしましょう。

そうすることで、日本の空港〜フィリピンのダバオまでの搭乗券を手に入れることができます。

出国審査

チェックインが終わったら、出国審査を行います。

手荷物検査、イミグレーションの二つをクリアしたら、搭乗口のある場所までいくことができます。

出発する日にちによっては大変混雑するため、搭乗時間に間に合うよう早め早めに行動し、搭乗時間の30分前には搭乗口に行くようにしましょう。

ちなみに、搭乗口は突然変更になることもあるので頻繁に電光掲示板を確認しましょう。

マニラ空港到着後、乗り継ぎ

マニラ空港に到着したら、Arrivals/ Immigration/ Baggage Claim の看板の方へ進みます。
Immigrationでパスポートに入国スタンプを押してもらいましょう。

スタンプをもらったら、Baggage claimで一度、日本で預けたキャリーケースを受け取ります。

引き出した荷物を Baggage Assistane Centerという場所へ持っていき、「ダバオまで」と伝えつつ再度キャリーケースを預けましょう。
Transfer Domestic と書かれた黄色いシールが貼られています。

この後は、一度空港の外に出て、第2ターミナルに向かうためのシャトルバスに乗ります。
空港を出て右に進むと無料シャトルバス乗り場があります。
Terminal 2 Departure Area に到着したら、そのまま出発ゲートに向かいましょう。

途中で、セキュリティ検査のためのX線検査があります。
この時、靴を脱ぐように指示されます。
出発時間が近ければ搭乗口付近のベンチで待機していいですし、まだ時間がある場合はマブハイラウンジで待機するといいでしょう。

参考資料:【特集】これで安心、迷わず行ける!!マニラ空港でのシャトルバス乗り継ぎ方法をご紹介(フィリピン航空編) - ダバオッチ

国際線から国内線への乗り継ぎ手順

ここからは、マニラ空港での
国際線から国内線への乗り継ぎ方法を紹介していきます。
例えば首都のマニラに到着した後にセブ島へ向かう場合などの乗り継ぎの方法です。

大まかに説明すると、入国審査を受けた後、日本の空港で預けたスーツケースを一度受け取り、荷物アシスタントカウンターで再度スーツケースを預けます。

その後、出発する搭乗口のあるターミナルに移動します。

入国審査(Immigration)

マニラ空港についたらまず最初に訪れるのが入国審査(Immigration)です。
ここでは、パスポートとeTravel登録画面の提示、航空券の提示を行います。

日本国籍で30日以内の滞在であればビザは不要です。

荷物受け取り

入国審査を終えたら、荷物の受け取りです。
コロナ禍以降は日本で預けた荷物をセブ島などの国内の他の空港に直接送ることは行われていません。

一度荷物をBaggage claim で引き取った後、荷物アシスタントカウンターで最終目的地を伝えつつ荷物を再度預けましょう。

国内線のチェックイン

乗り継ぎ前と同じ航空会社を利用する場合は、「乗り継ぎ専用カウンター」国内線のチェックインをすることができます。

乗り継ぎ前の航空会社と国内線の航空会社が異なる場合は、国内線カウンターでのチェックインが必要です。

基本的に、搭乗時間の1時間前には国内線でのチェックインカウンターはしまってしまうため時間に余裕を持った乗り換え時間を確保しておきましょう。

参考資料:【2025年最新】マニラ空港経由でセブ島へ(乗り継ぎ便)を徹底解説 | セブイクマガジン |セブ島観光

乗り継ぎ時の注意点とトラブル回避策

次に、マニラ空港での乗り継ぎをする方全員にご注意いただきたいことをご紹介します。

出発する前に必ずおさらいしておきましょう。

遅延しやすい

フィリピンのマニラ空港発の国内線、国際線両方について言えるのが、空港の規模に対して就航している航空会社が多いせいで、飛行機の遅延が多発しています。

特に混雑をしている時間帯には出発と到着に遅れが生じるのは日常茶飯事です。

さらに、遅延の影響で搭乗ゲートが直前に変更されるケースも頻繁にあるため、出発前に何度も搭乗ゲートを確認しましょう。

混雑がひどい

フィリピンで最大の国際空港であり、首都圏内の空港であることから常に混雑しています。
また、日本の空港職員と比べてフィリピンの空港職員は非常にのんびりと仕事をしているため、セキュリティチェック・チェックイン・イミグレーションのどこも行列ができていることが多いです。

上記の二点を踏まえ、マニラ航空で乗り継ぎをする際には時間に余裕を持った乗り換え時間を確保しておくことを強くおすすめします。

参考資料:【フライト】マニラ乗り継ぎが変わる!結構面倒かも... - フィリピン留学情報 - 成果が上がるフィリピン留学

乗り継ぎ時間の目安とおすすめの過ごし方

最後に、乗り継ぎ時間に必要な時間の目安と、無事に乗り継ぎの手続きを終えて搭乗時間まで時間を潰すのみとなった方に向けて、おすすめの過ごし方をご紹介します。

乗り継ぎ時間の目安

乗り継ぎ前の航空会社と最終目的地へ行くために乗る航空会社が異なる場合は、出発便の遅延や欠航時の補償の対象外となってしまうため、マニラ空港についてから少なくても3時間の乗り継ぎ時間を確保しておくことが理想的です。

特に、フィリピンから日本への帰国時には国際線乗り換えとなるため、3時間以上の乗り換え時間を確保した上で飛行機を予約しましょう。

参考資料:【2023年完全版】もう迷わないマニラ航空での乗り継ぎについて徹底解説

おすすめの過ごし方

第1ターミナルから第4ターミナルそれぞれにはラウンジが用意されています。

ここには軽食やドリンクバー、WiFiが用意されているので、搭乗時刻まで快適に過ごすことができます。

また、航空内には多くの免税店やレストランが連なっています。

普段は高くて買うことのできない香水や化粧品なども少し安く手に入れることができるのが免税店のいいところ。

特に、一番新しいターミナルである第3ターミナルには広いショッピングエリアがあり、現地の特産品や有名なブランド品を購入することもできます。

最後の最後まで、フィリピンの現地の食べ物を楽しみたい方には、フィリピン料理のレストランもたくさんありますのでおすすめです。

参考資料:マニラ空港でのスムーズな乗り継ぎ方法徹底ガイド - Philippines駐在マニュアル

まとめ

今回は、フィリピン最大の国際空港
「マニラ空港」でのトランジット完全ガイドをテーマに、日本からマニラへと出発した際の国内線乗り換えの具体的な方法、注意すべき点、乗り継ぎに関する注意点などについてご紹介しました。

ターミナルが1〜4と多くあるものの、その規模に対して就航している航空会社の数が大変多い空港のため、常に混雑していたり、遅延が発生する頻度が高いことで有名です。

マニラ空港を利用してトランジットを行う場合は、航空券を購入する際に余裕を持った時間設定を行いましょう。

マニラ空港を経由して楽しい空の旅を、満喫しましょう!

 

 

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