
「ダバオで語学留学ができるって本当?」
「日本人が少ないダバオで留学がしたい!」
「ダバオ留学のメリットやデメリットはなに?」
と考えている方もいるでしょう。
ダバオはセブ島やマニラに比べて日本人が少ないため、英語のみの環境に浸りながら学べることが大きなメリットです。
治安の良さや安定した気候といった安全な環境も魅力です。
この記事では、ダバオ語学留学の特徴やメリット・デメリットについて詳しく解説します。
ダバオ留学にかかる費用の目安や週末の過ごし方などについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
- ダバオってどんな街?安全で過ごしやすい理由
- ダバオにある語学学校の特徴と学びのスタイル
- ダバオ語学留学のメリットとデメリット
- 費用はどれぐらい?
- 週末の楽しみ方と観光の魅力
- ダバオの語学留学が向いている人とは
- まとめ
ダバオってどんな街?安全で過ごしやすい理由
フィリピン南部のミンダナオ島に位置するダバオは、人口約163万人を擁する国内第3の都市です。
アポ山やサマル島といった自然豊かなスポットに囲まれ、市内にも緑地が点在するなど、落ち着いた雰囲気が広がっています。
マニラやセブに比べて知名度は高くないものの、治安の良さや快適な生活環境が整っていることから、近年注目を集める穴場の留学先でもあります。
ここでは、ダバオが「安全で過ごしやすい」といわれる理由を、3つの視点から詳しく紹介します。
治安がいい
ダバオは、フィリピンの中でも特に治安の良さが際立つ都市です。
その理由のひとつが、かつて市長を務めたロドリゴ・ドゥテルテ氏による厳格な治安対策にあります。
ロドリゴ・ドゥテルテ氏の政策によって犯罪発生率は大きく下がり、現在では国際的にも安全な都市として知られるようになりました。
実際、生活情報データベース「Numbeo」の2024年の安全指数ランキングでは、ダバオはスコア72.5を記録。
東南アジアで3番目に安全な都市として評価されています。
(参考までに、同年の東京は75.9)
出典:Safety Index by City 2024
市内では公共の場での喫煙を禁止する条例や、違法薬物に対する徹底した取り締まりが行われており、秩序ある生活環境が保たれています。
タクシーの運賃トラブルを防ぐためにメーター使用も義務付けられているので、旅行者や留学生にとっても安心です。
「初めての海外で不安…」「安全な親子留学先を探している」といった方は、ぜひダバオ留学を検討してみてください。
気候が安定している
ダバオは熱帯雨林気候に属しており、1年を通じて安定した気候が続く点が大きな特徴です。
平均気温は約27℃で、最高気温は31〜33℃、最低気温は24〜27℃と、気温の変動が比較的少なく暮らしやすい気候といえます。
最も暑くなるのは4〜5月で、日中の気温が34℃前後まで上がることもありますが、それ以外の時期は穏やかな日が多くなっています。
また、フィリピンのほかの地域と比べて台風の影響を受けにくい地理的条件にあることも、ダバオが「安全な都市」として評価される理由のひとつです。
年間を通じて降水量は比較的均等に分布しており、明確な雨季や乾季がないため、旅行や留学のスケジュールを立てやすいのも魅力です。
生活コストが比較的安い
ダバオはフィリピン国内でも物価が比較的安い都市のため、長期滞在や留学先として経済的なメリットが大きい点も魅力です。
以下の表はダバオの生活費の目安をまとめたものです。
| 項目 | 内容例 | 月額目安 (ペソ) |
月額目安(円) ※1ペソ=2.5円換算 |
| 家賃 | 1LDKアパート (中心部) |
15,000〜30,000 | 約37,500〜75,000円 |
| 食費 | 外食 (1食あたり) |
200〜350 | 約500〜875円 |
| 光熱費 | 電気 | 3,000〜5,000 | 約7,500〜12,500円 |
| 水道 | - | 500 | 約1,250円 |
| 交通費 | タクシー初乗り | 40 | 約100円 |
※生活スタイルや滞在エリアによって変動します
※日本円換算は為替レートによって前後するため目安としてください
マニラやセブでは、同じ条件の住居費や食費がそれぞれ割高になる傾向があり、全体的な生活費は1.2〜1.5倍になることが一般的です。
こうした比較からも、ダバオはコストパフォーマンスの高い滞在先といえるでしょう。
ダバオにある語学学校の特徴と学びのスタイル
ダバオのおすすめの語学学校は、以下の3つです。
・E&G International Language Center
・Davao Language Academy (DLA)
・English Drs Academy (EDA)
それぞれの特徴や授業のスタイルなどを詳しく紹介します。
ぜひ自分に合う学校選びの参考にしてください。
E&G International Language Center
E&G International Language Centerは、2006年に設立された語学学校です。
海に面した立地が特徴で、リゾートのような開放感のある環境のなかで英語学習ができます。
日本人学生の割合が約60%と比較的多く、初めての留学でも安心感を持ちやすい点が特徴です。
授業はマンツーマン形式と小規模グループ授業を組み合わせて構成されており、学習者の英語レベルや目的に合わせた柔軟な対応が可能です。
TOEIC公式テストセンターとしても認定されているので、試験対策に特化したプログラムも充実。
TOEIC対策とゴルフレッスンを組み合わせたユニークなコースなども選択可能です。
Davao Language Academy (DLA)
Davao Language Academy(DLA)は、ダバオ市の中心部から車で約10分の丘の上にある語学学校です。
マウントアポやダバオ湾を望む自然豊かな環境で学習に集中しやすい環境です。
周囲にはショッピングモールや文化施設も点在しており、利便性と落ち着いた環境の両方を兼ね備えています。
授業は少人数制が基本で、生徒一人ひとりに寄り添った丁寧な指導が行われています。
コースは一般英語からビジネス英語、旅行英語まで幅広く用意されており、目的に合った内容で学べるのが魅力です。
自然に囲まれた環境で落ち着いた留学生活を送りたい方に、特におすすめの学校です。
English Drs Academy (EDA)
English Drs Academy(EDA)は、最大60名までの定員制を採用した小規模語学学校です。
母国語使用を禁止するルールが徹底されており、校内では常に英語を使う環境が整っています。
授業はマンツーマンを中心に構成されており、1日最大6コマまで個別指導が可能です。
入学時のレベルチェックをもとに、一人ひとりの学習目的や英語力に応じてオーダーメイドでカリキュラムを作成。
初心者から上級者まで幅広いニーズに対応できる体制が整っています。
提供されているコースは、一般英語からTOEICやIELTS、ビジネス英語まで幅が広いのも魅力です。
英語漬けの環境で効率良く学びたい方や、少人数でしっかりサポートを受けながら学習を進めたい方はぜひチェックしてみてください。
ダバオ語学留学のメリットとデメリット
ここでは、ダバオ留学のメリットとデメリットを紹介します。
メリット・デメリットの両方を把握し、自分に合う留学先なのかを見極めてください。
メリット
ダバオ留学のメリットは以下の通りです。
・治安の良さ
ダバオはフィリピンの中でも特に犯罪率が低く、安全な都市として知られています。
24時間体制の警備など、安心して留学できる環境が整えられています。
・物価の安さ
セブやマニラに比べて生活費が抑えられ、外食や交通費も手頃。
経済的な負担を減らしながら、長期滞在がしやすい点も特徴です。
・アットホームな学習環境
小規模な語学学校が多く、少人数での授業を中心に運営されています。
・自然環境の豊かさ
アポ山やビーチなど、美しい自然に囲まれた地域なので、休日には自然のなかでリフレッシュすることも可能です。
・日本人留学生が少ない
日本人比率が低いため、日常的に英語を使う機会が多くなりやすいです。
英語漬けの環境で、実践的な語学力を身につけられます。
デメリット
ダバオ留学には多くのメリットがある一方、以下のようなデメリットも存在します。
・語学学校の選択肢が少ない
学校数が限られており、希望に合うプログラムが見つけにくい場合も。
日本資本の学校がないため、日本語対応できるスタッフが少ない点にも注意しましょう。
・飲酒・喫煙への厳しい規制
公共の場での喫煙は禁止されており、アルコールの販売時間にも制限があります。
普段の生活スタイルと大きく異なる場合は、不便に感じる可能性があります。
・一部地域では治安への配慮が必要
ダバオ全体の治安は良好ですが、特定のエリアでは注意が求められます。
治安が良いとはいえ、油断は禁物です。
費用はどれぐらい?
ダバオ留学にかかる滞在期間ごとの費用の目安は、以下の通りです。
・1ヶ月間:約35万円
・3ヶ月間:約94万円
・半年間:約182万円
・1年間:約359万円
※授業料、宿泊費、生活費などを含む
内訳は、以下を参考にしてください。
<内訳>
・航空券
約6万円(日本からの直行便はないため、マニラやセブなどを経由する必要があります。)
・生活費
約4万円/月(ローカルの外食や公共交通機関の利用により、コストを抑えることも可能です。)
・語学学校の授業料
約25万円/月(学校によっては宿泊費や食費が含まれている場合もあります。)
なお、上記の金額はあくまで目安です。
留学を計画する際には、目的や滞在期間に応じて予算を立て、自分に合ったプランを見つけましょう。
週末の楽しみ方と観光の魅力
週末にはダバオ観光を満喫したいと考えている方もいるでしょう。
ダバオでは、アウトドアアクティビティから文化体験、地元グルメまで、さまざまな楽しみ方が可能です。
以下は、週末のおすすめの過ごし方をまとめたものです。
<週末の楽しみ方>
・アポ山をハイキング
フィリピン最高峰であるアポ山では、本格的な登山が楽しめます。
登山道からはダバオの広大な自然を一望できます!週末に体を動かしたいときや、自然の中でリフレッシュしたいときにぴったりのスポットです。
・サマル島へ日帰り旅行
市内からボートでアクセスできるサマル島は、白砂のビーチと透き通った海が魅力のリゾート地。
シュノーケリングやビーチホッピングに最適で、リラックスした一日を過ごせます。
・エデンネイチャーパークでアクティビティ体験
自然に囲まれたこの施設では、ジップラインやトレッキングといったアクティビティが体験できます。
子ども連れの家族にも向いています。
・ロハスナイトマーケットで食べ歩き
夕方から活気づくナイトマーケットでは、地元料理やスナック、土産物が並びます。
地元の人々とふれあいながら、ストリートフードを味わうのも魅力のひとつです。
週末にはダバオの自然、文化、食のそれぞれの魅力を堪能しましょう。
留学がより一層思い出深いものになること間違いありません。
ダバオの語学留学が向いている人とは
最後にダバオの語学留学がどのような方に向いているのかを紹介します。
自分に向いているのかどうかぜひ確かめてみてくださいね。
自然に囲まれた場所で学びたい人
ダバオは山や海に囲まれた自然豊かなエリアに位置しています。
週末にはハイキングやビーチでのアクティビティを楽しめるため、都市型の生活よりも、自然とともに過ごすライフスタイルを重視する人に適しています。
静かな環境で集中して勉強したい人
ダバオはマニラやセブと比べて人口が少なく、落ち着いた雰囲気が魅力です。
集中して英語学習に取り組みたい方にとって、理想的な環境といえます。
また、小規模な学校が多く、講師と生徒の距離が近いのも特徴のひとつ。
短期間で集中的に英語力を伸ばしたい方にとって、学習効率の高い環境が整っています。
費用を抑えて留学をしたい人
ダバオはフィリピン国内でも比較的物価が低い都市です。
限られた予算の中でも充実した語学留学を希望する方にとって、コストパフォーマンスの高い留学先といえます。
安心して生活したい人
ダバオは治安の良さでも知られており、現地での生活に不安を感じる人にとって安心感があります。
安心して過ごせる留学先を探している方に特におすすめです。
まとめ
この記事では、ダバオ留学について詳しく紹介しました。
ダバオはセブ島やマニラに比べて日本人が少なく実践的な英語力を身につけやすい環境です。
治安も良く、観光地としての魅力も豊富にあります。
留学を存分に満喫するためには、日本で英語の学習をしておくことも重要なポイントです。
準備が不十分なまま留学すると、「聞き取るのに精いっぱいであまり喋れなかった」「ハプニングに対応できなかった」など、悔しい思いをしてしまう可能性も。
ダバオ島留学が気になる方は、まずはオンライン英会話スクール「ネイティブキャンプ」で英会話レッスンをスタートしましょう!レッスンは受け放題なので、留学前にたくさん英語に触れられますよ!無料体験レッスンも受付中です。
◇経歴
・アメリカLAにてアパレル勤務
・英会話スクールに10年ほど勤務
◇留学経験
アメリカのLAのコミュニティカレッジに入学・卒業。
OPT VISAを取得し、LAのアパレル会社に1年間勤務。
次なる目標は、娘との親子留学。
◇海外渡航経験
留学:アメリカのLAに4年間留学
海外旅行:ドイツ・フランス・スイス・メキシコ・イタリア・グアムなど
◇自己紹介
英語関連の記事を中心に執筆するWebライター。中学生で日本を出ることを決意し、高校卒業後に渡米。アメリカではさまざまな国の学生と、濃い海外生活を送る。現在は関東の田舎でのんびり生活。今後の目標は、娘との親子留学と夫婦でのクルーズ旅行。