「英語を勉強するために海外へ語学留学するにはお金がかかる!」と思っていませんか?
実は、英語圏の中でもイギリスやオーストラリアなどではなく、物価の安い国を選んで生活費を節約しながら、留学費用を抑えることも可能です。
つまり、留学費用は語学留学先の選び方次第で変わります!
今回は、英語圏で留学費用を抑えて留学するのにぴったりな、
物価の安い国を紹介していきます。
留学中の費用を抑えるコツについてもお伝えするので、ぜひ留学先選びの参考にしてみて下さいね。
- 留学にかかる費用目安・内訳
- 英語圏で留学におすすめの物価が安い国:フィリピン
- 英語圏で留学におすすめの物価が安い国:マルタ
- 英語圏で留学におすすめの物価が安い国:フィジー
- 英語圏で留学におすすめの物価が安い国:アイルランド
- 留学費用を安く抑える方法
- 物価が安い国へ留学する際の注意点
- まとめ
留学にかかる費用目安・内訳
そもそも一般的に留学するといくらくらいかかるのでしょうか。 まずは主要な留学先の留学費用を見てみましょう。
主要な留学先各国への留学費用
主要な英語語学留学の留学先は、アメリカやカナダの他、オーストラリア、ニュージーランド、イギリスといった国々が挙げられます。
ここでは1年間の留学にかかる費用の目安を示しています。
国名 | 1年間の留学にかかる費用 |
アメリカ | 450万円 |
カナダ | 330万円 |
オーストラリア | 330万円 |
ニュージーランド | 300万円 |
イギリス | 460万円 |
参考URL: https://deow.jp/compare-costs
表を見ていただくとわかるように、1年間の留学で300万円~400万円台となっています。
この値段では高校生や大学生が自分のアルバイト代だけで費用をまかなうのはなかなか難しく、貯金や奨学金、周りからの経済的な支援があったとしても、放課後や休みの日に余暇を楽しむための金銭的余裕がなくなってしまうということもあるかもしれません。
留学費用の内訳
ちなみに留学費用にはどのようなものが含まれているのでしょうか。
どれも海外留学するためにはかかってくる費用ですが、物価の高い国だとそれぞれの項目が少額であっても、全体的に経済的な負担になってしまうことがあります。
また、もし日本で通っている大学を休学して行く場合には、日本の大学の学費の一部や元々住んでいた家の家賃を支払うケースもあり、さらにお金が必要となるかもしれません。
英語圏で留学におすすめの物価が安い国:フィリピン
それでは、ここから物価が安くて英語を学ぶのにおすすめな国について紹介していきます。
まずはフィリピン留学について紹介します。
フィリピン留学にかかる費用目安
フィリピンは日本の大学生の中でも人気の留学先なので、一度は検討したことがある人も多いかもしれません。
フィリピンは多言語国家ですが、英語が公用語となっています。そのため、多くの人たちが英語を話すことができる国です。
フィリピンは発展途上国であり、日本や他の留学先と比べると生活にかかる費用が低くなってきます。
また、日本とフィリピンの間にLCC飛行機の路線もあって、航空券代を抑えられることも留学費用がかかりにくい理由となっています。
参考URL https://deow.jp/ryugaku-hiyou/
フィリピン留学の特徴
フィリピン留学の特徴といえば、マンツーマン形式の授業をみっちり受けられることと、現地の観光を楽しめることです。
他の国へ留学した際はグループ形式の授業が基本になっていることが多いです。
しかし日本人はシャイになってしまう人が多く、なかなか授業中に発言できないまま留学期間が終わってしまい、あまり期待していたほどの英語力がつかなかったという人もいます。
さらに、留学先としてポピュラーな
セブ島は海のきれいなリゾート観光地としても知られています。
留学の間に海外旅行気分も楽しめるのがフィリピン留学の魅力になっています。
英語圏で留学におすすめの物価が安い国:マルタ
次に紹介するのはマルタです。
マルタはあまり聞き慣れない人も多いかもしれませんが、ヨーロッパにある国なので近隣諸国から留学してくる人たちも多く、海外の友人を作りたいという人にはおすすめの留学先です。
マルタ留学にかかる費用目安
マルタは地中海にある国で、一年を通して暖かい気候が続くことから、リゾート地としても人気な国です。
フィリピン留学などと比べると日本の学生の知名度が少し低いので、留学先の穴場でもあります。
条件を満たしていれば留学中にアルバイトをすることができるので、さらに留学費用を抑えたい人は現地でアルバイトとして働く手もあります。
マルタ留学の特徴
マルタ留学の特徴はどのような点にあるのでしょうか。
特に注目したいのは、気軽にヨーロッパ各国へ旅行ができる点と治安の良さです。
日本からはなかなか気軽に行けないヨーロッパの国々へも、マルタ滞在中であれば比較的移動が簡単です。
留学費用を抑えられているからこそ、旅行やレジャーにお金をかけやすい環境でもあります。
また、マルタは女性が夜間に歩いていても大丈夫なほど、ヨーロッパの中では治安の良い国です。
海外にいる以上は、日本にいるよりも身の回りに気をつける必要はありますが、過度な心配はしなくていい留学先です。
参考URL: https://deow.jp/ryugaku-hiyou/
英語圏で留学におすすめの物価が安い国:フィジー
フィジーはニュージーランドに近い島国で、自然豊かな国として知られています。
そのような環境から、人や車の多い大都市への留学はしたくないという人も選びやすい国です。
留学にかかる費用目安・内訳
フィジーではフィジー語が話されていますが、幼稚園から英語教育が行われているので、多くの人たちが英語を話すことができます。
日本からは飛行機の経由便を利用することになるため、他の直行便やLCCの運航がある留学先よりも渡航費が高くなりますが、現地の生活費が安いのが魅力的です。
参考URL: https://ryugaku.kuraveil.jp/countries/fiji/cost
フィジー留学の特徴
フィジー留学はフィジーに住む人達と交流できること、また自然豊かな環境で勉強に集中しながら留学生活を送れることが魅力です。
英語が話せる人が多いとはいえ、ネイティブスピーカーという訳ではないので、親身になって話を聞いてくれる人も多いす。
もしよりフィジーの人たちとの交流を深めたいという場合には、滞在先としてホームステイを選ぶこともできます。
さらに、自然豊かな国であるということは、大都市に留学した場合のような派手なレジャーやアクティビティはあまり無いということになります。
どうしても楽しいことがあると逃げたくなって勉強がおろそかになってしまうと心配な人も、語学の勉強に集中しやすい環境で魅力的です。
英語圏で留学におすすめの物価が安い国:アイルランド
最後におすすめの留学先として紹介するのはアイルランドです。イギリスに近いのでかなり費用がかかるのではないかと心配な人もいるかもしれません。
でも実は、比較的安く留学できる国の一つなのです。
留学にかかる費用目安・内訳
アイルランドはイギリスの近くにあり、公用語はアイルランド語です。しかし日常的には英語を使う人が多い英語圏の国です。
国の雰囲気としては自然が豊かで、ゆったりした落ち着いた雰囲気を持っています。
イギリスと比べると費用を抑えることができるので、イギリスへの長期留学が経済的に難しいために、その前後にアイルランドに滞在するという人もいます。
参考URL: https://deow.jp/ryugaku-hiyou/
アイルランド留学の特徴
アイルランド留学では、アイルランドに根付いているケルト文化を体験できることや、日本以外の海外出身の留学生と一緒に勉強できることといった特徴があります。
ケルト文化という言葉自体は、日本にいてもニュースやアニメ・ゲームの一要素として聞いたことがあるかもしれません。
留学中にケルト音楽を楽しめるイベントに参加するなどして、英語だけではなく現地の文化を楽しむことができるでしょう。
また、時期や学校にもよりますが、比較的日本人が少ない留学先としても知られています。
アジア系よりは距離的に近いヨーロッパ系の留学生が多く、彼らとの間で異文化交流も楽しみながら留学生活を送ることもできます。
また日本人が少なければ英語でコミュニケーションを取るしかないので、英語のスキルアップに集中することも可能でしょう。
留学費用を安く抑える方法
ここまで留学費用を抑えられる物価の安い国について見てきました。さらに留学費用を安く抑えるための、生活のコツも紹介していきます。
オフシーズンを狙う
まず、留学費用を抑えるためにオフシーズンを狙うという方法があります。
多くの人が留学や旅行でその国を訪れる時期には渡航のための航空券代が上がったり、留学プランが高くなったりするという場合があります。
特に日本人の留学生の多いシーズンは春夏の長期休暇の期間です。
この他、留学先がリゾート地や観光地としても有名な場合は、現地で行われるイベントの時期などに旅行者が増えて、航空券代が高騰しやすいです。
逆にオフシーズンであれば、留学エージェントなどによってハイシーズンよりお手頃な価格のプランを用意している場合などもあるので、チェックしてみるといいでしょう。
滞在先選びを工夫する
語学学校の授業料や教材費は節約することが難しいですが、滞在先選びを工夫することで費用の節約につながる場合があります。
留学先ごとに選べる選択肢は異なりますが、最低限守りたい条件を決めた上で、より費用負担の少ない滞在先に変更することでかかる費用が少なくなります。
物価が安い国へ留学する際の注意点
物価が安い国への留学はとても魅力的ですが、いくつか注意したい点もあります。語学留学先を選ぶ時には、ぜひここで紹介する点も参考にしてみましょう。
現地の治安が悪い場合もある
生活費や滞在費のお手頃な発展途上国や、郊外の安い滞在先を選択した場合、日本と比べて治安が悪いこともあります。
不安な場合には、外務省の出している情報などを参考にしてみるのがおすすめです。
なお、語学学校によっては、国全体の治安がとても良いわけではないけれど、セキュリティ面に配慮した立地に学校が作られているなど、よく調べてみると不安が軽減されるということもあるので、現地の詳しい情報は学校のホームページや留学エージェントなどにも確認してみましょう。
クオリティが低い場合もある
あまりにも学費の安い語学学校の場合、授業のクオリティが低い場合があります。
また、予算を重視した結果、自分が本当に伸ばしたいスキルに全然合っていないなんてこともあるかもしれません。
例えば海外大学受験のために必要なスコアがあれば、他より少し割高になるけれど試験に特化したクラスがある学校を選ぶようにするなど、自分に必要な能力を自覚して、それに応えるクオリティ・授業内容が用意されている語学学校を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回の記事で紹介してきた留学先は、留学費用を抑えられるだけではなく、他の主要な留学先よりも日本人学生の間での知名度が低くて、現地で日本人の少ない環境で勉強できるというところも多いです。
工夫をすればさらに費用をかけずに留学することもできます。
経済的な理由によって語学留学をあきらめたくないという人は、今回紹介してきたような物価が安い国への留学も検討してみてはいかがでしょうか。

◇経歴
教育系企業で国際交流事業をサポートする仕事をし、英語でメールや会議をしていました。
◇資格
・英検(実用英語技能検定) 1級
・TOEICスコア 940
・TOEFL iBTスコア 78
◇留学経験
マレーシアのクアラルンプールにある語学学校に1年間留学して勉強しました。また、高校生の時にニュージーランドの現地の高校に2週間滞在して英語研修を受けたこともあります。)
◇海外渡航経験
マレーシア留学中にシンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ・ダルサラーム王国、オーストラリアに旅行しました。その他、大学生の時に国際交流事業に参加して中国に行ったこともあります。
◇自己紹介
私は中高生時代、自分が留学するなんて考えられないくらい英語が苦手でした。高校の語学研修も後ろ向きな気持ちで行ったのを覚えています。
でも大学入学後に留学生の友達ができてから国際交流に興味を持ち、英語の勉強に前向きに取り組めるようになりました。今でも勉強自体は苦手ですが、海外の友達とのコミュニケーションツールとして使いたいという思いをモチベーションに変えて、頑張っているところです。
英語が苦手な人の視点に立てるライターとして、皆様に楽しんで読んでいただける記事をお届けします!