就活に有利?費用は?大学生向け徹底解説!海外留学のメリット・デメリット

大学生、留学、ネイティブキャンプ

本記事では、大学生向けの海外留学に関する疑問や不安を解消するために、海外留学のメリット・デメリットを徹底解説します。

大学生ならではの視点で、留学先やプランの選び方、さらにおすすめの語学学校やインターンシップ付きプログラムまで幅広くご紹介。海外留学の魅力を存分に味わいつつ、就職活動や学業との両立を考えるヒントをお届けします。

海外留学のメリット

就職活動におけるアピールポイント

①留学経験の価値
大学生のうちに海外留学をする最大のメリットは、就職活動における大きなアピール材料を得られることです。

なぜなら、企業が求める人材像に「グローバルな視野」「多様性を理解する力」「自発的に行動できる主体性」が挙げられることが多いからです。海外留学を通じて身につけた知識やスキルは、単なる学業成績だけでは示せない“体験的な学び”を裏付ける武器になります。

例えば、留学先で現地の学生や講師と一緒にプロジェクトを行う機会があれば、その経験は就活の面接で有力なエピソードとして話すことが可能です。

「異文化チームの中でリーダーを務め、英語でプレゼンを行い、計画を遂行した」という実績は、書類選考や面接でのインパクトも大きいでしょう。日本国内だけで完結するアルバイトやゼミ活動とは異なる、グローバルでダイナミックな行動力を示す好例となります。

さらに、海外留学は「単に海外へ行った」という事実だけではなく、「自ら情報を集め、費用を工面し、渡航先で困難に直面しながらも対応策を見つけた」というプロセス自体も重要です。こうした一連の行動が、企業に“自走力”や“挑戦心”をアピールする材料となるでしょう。

②英語力の向上
近年のグローバル化に伴い、多くの企業は英語力を含むコミュニケーションスキルを評価する傾向を強めています。大学生のうちに海外留学を体験することで、実践的な英語力を効率的に身につけられる点は、留学の大きなメリットと言えるでしょう。

大学の一般的な英語授業やオンライン学習では習得しきれない“生きた英語”を現地で体感し、日常会話やアカデミックなプレゼンまでこなせるようになると、就活でも非常に有利です。

特にグローバル企業や外資系企業を志望する場合、TOEICやIELTS、TOEFLなどの英語スコアだけでなく、実際に「海外環境で英語を使いこなした経験」があるかどうかが大きく評価されることも珍しくありません。

英語力向上のメリットは就活だけに留まりません。留学中に身につけた英語力は、その後の学術活動、海外インターンシップ、研究発表など、多方面で活かすことができます。卒業後、海外出張や海外駐在のチャンスが巡ってきたときにも、留学経験が大きな支えとなるでしょう。

③異文化理解力の獲得
海外留学のメリットの中でも、最も得がたい“本質的な成長”が「異文化理解力」の習得です。日本と異なる言語、価値観、宗教、生活様式を持つ地域に一定期間滞在することで、自国の常識が世界標準ではないことを深く実感できます。

例えば、普段のコミュニケーションでも「直接的な物言いを好む文化」なのか「間接的に伝える文化」なのかで、考え方や行動様式が大きく変わります。食事ひとつとっても、宗教上の理由やアレルギー、ベジタリアン・ヴィーガンの存在など、日本ではあまり見かけない配慮が必要になるかもしれません。

こうした違いを尊重し、柔軟に対応できるようになることは、ビジネスシーンにおいても非常に重要なスキルです。

異文化理解力とは突き詰めると「相手の立場や背景を想像し、適切にコミュニケーションを取る力」に他なりません。グローバル化が進む現代社会で、大学生の海外留学はまさにこの力を養う貴重な機会となっているのです。

人間的な成長と自立心の養成

困難や挫折の乗り越え
初めて海外で生活する場合、言語の壁はもちろん、現地の文化や慣習に順応するための苦労がつきものです。

留学先で住居を探す、新しいクラスメイトとコミュニケーションを取る、思い通りに発音ができず意思疎通に苦戦する……こうした困難は、最初は大きなストレスとなるかもしれません。

しかし、その挫折を乗り越えるプロセスで得られる成長は計り知れません。外に助けを求める方法が限られる海外の環境では、最終的に自分で考え、自分で決断して行動せざるを得ないシーンが多数あります。

例えば、急に部屋を変えなくてはならなくなった場合、日本ならすぐに家族や知人に頼るかもしれませんが、海外では一人で新しい住居を探し、手続きを行う力が必要になります。そうした積み重ねが、自己効力感や自信につながるわけです。

問題解決能力の向上
海外留学中は、日常的に予期せぬトラブルが発生する可能性があります。たとえばクレジットカードが使えなくなった、バスや電車の路線が突然変更になった、授業でグループワークをする際に言葉が通じないチームメイトがいた。これらの問題に直面したとき、普段の大学生活では得られないレベルの問題解決スキルを身につけるチャンスです。

問題解決能力は、就活はもちろん、社会人になってからも重要視されるスキルのひとつです。海外留学のような未知の環境下で臨機応変に動き回る経験は、論理的思考やコミュニケーション能力を総合的に鍛え、「どうすれば現状を乗り越えられるか」を主体的に考える機会を与えてくれます。

自立心の強化
日本では、家族や友人、大学のサポートなど多くの支えがあるため、「完全に自分だけで何かをする」状況は少ないかもしれません。しかし、海外留学に飛び出すと、当然ながら周囲の言語が違い、支援体制も日本とは異なります。ときには、一人で考え行動しなければ何も進まないケースが出てくるでしょう。

こうした状況で意識的に問題と向き合っていると、自然と自立心が育まれます。最初は戸惑いも大きいはずですが、自分で生活の基盤を築く経験は大学生にとって極めて貴重です。帰国後も「なんとかなる」「自分ならできる」という自信が心の底に芽生えており、それが就職活動や新しいチャレンジをするときの勇気にもつながります。

専門分野や最先端の研究へのアクセス

日本では学べない知識の獲得
海外の大学や研究機関では、日本ではまだ広く認知されていない先端分野の研究を積極的に進めていることがあります。たとえば環境工学、AI、サステナビリティ、バイオテクノロジーなどは先進国の大学や企業が牽引している場合が多いため、留学先でそうした分野に触れれば、最新の情報や技術を直接学べる可能性が高まります。

特に大学生の場合、自身の専攻分野と関連する海外プログラムや研究室に参加できれば、「論文執筆のサポートを受ける」「ゼミの成果を海外で発表する」といった経験を得ることも可能です。早い段階で専門的な知見を深めると、将来のキャリア形成や大学院進学など、多方面に有利に働くでしょう。

専門留学の機会
「海外留学」というと語学力向上を目指す語学留学がイメージされがちですが、実は学部留学や大学院留学、専門学校留学など多様なスタイルがあります。ファッションやデザイン、アート系の専門学校に留学したり、MBAコースで経営学を学んだりするのも立派な選択肢です。

大学生の時点で自分の将来像がはっきり見えているのであれば、あえて“専門特化型”の留学を探すのも良いでしょう。海外の現場で学ぶことで、新しい価値観や技術に触れるだけでなく、国際的なネットワークづくりにもつながります。

認定留学プログラム
多くの日本の大学では、海外留学を単位として認める“認定留学プログラム”を提供しています。これを活用すれば、休学ではなく在学扱いのまま海外の大学へ留学でき、取得した単位を日本の大学での卒業要件に加算することが可能です。

この制度をうまく使うことで、卒業延期を回避しながら留学を実現できるため、就活時期とのタイミング調整もしやすくなります。特に、3年次や4年次に留学を検討している学生にとって、認定留学プログラムはメリットの大きい選択肢です。

海外留学のデメリット

留学費用の目安とエージェントの活用

留学費用の目安
海外留学の大きなハードルとなりやすいのが費用面です。学費、渡航費、生活費、保険、ビザ関連の手数料など、必要経費は多岐にわたります。たとえばアメリカやイギリスの名門大学へ1年間留学する場合、授業料だけで数百万円かかることもめずらしくありません。

これに滞在費や光熱費、食費などを加えると、合計で500万円近い出費になるケースもあります。
一方で、比較的費用が安価とされるフィリピン留学や、一部のヨーロッパ諸国(ドイツ、フランス等)では学費が低く抑えられているプログラムもあります。

大学生が海外留学を検討する場合は、まず「どのくらいの費用がかかるのか」「奨学金はあるのか」「親の仕送りやアルバイト収入でどこまで賄えるのか」といった資金計画を具体的に立てることが重要です。

また、出発直前に為替レートが変動し、大きく支出額が増減する可能性もあるため、ある程度の余裕を見積もっておく必要があります。

留学エージェントの活用
初めて海外留学をする大学生にとって、エージェントを活用するメリットは手続きをスムーズに進められることだけでなく、「現地でのトラブル対応やサポートを受けられる安心感」を得られる点にもあります。ただし、エージェントを通すと手数料が加算されるため、自己手配よりも費用が高くなりがちなのがデメリットです。

もし予算に限りがある場合は、海外大学の公式ウェブサイトを熟読し、自力でビザ申請を行うという方法も検討してみましょう。その分、英語での書類作成や問い合わせ対応が必要になるため、自信がない人にはハードルが高く感じられるかもしれません。

いずれにしても、エージェントのサポート内容と費用対効果を比較しながら、最適な手段を選ぶことが大切です。

生活環境の適応と不便さ

異なる生活習慣への対応
日本で暮らしていると当たり前に感じる公共交通機関の正確さや、24時間営業のコンビニ、清潔な飲料水などは、海外では必ずしも保証されていないことがあります。

例えばヨーロッパの田舎町では日曜日にほとんどの店が閉まってしまうのが普通だったり、東南アジアの一部地域では突然の停電がよく起きたりと、日本とは違う日常が展開されているのです。

慣れない環境下で英語や現地語を駆使し、目的のサービスを見つけたり、生活用品をそろえたりするのは大変な作業です。しかし、こうした不便さに対処していく中で得られる経験は、留学の醍醐味とも言えます。

海外の人々とコミュニケーションを取りながら暮らしを成り立たせることこそが、大学生が海外留学で味わうリアルな日常です。

逆カルチャーショックの経験
「カルチャーショック」は留学先での新鮮な刺激を指しますが、帰国後に待ち受ける「逆カルチャーショック」にも注意が必要です。

長期間の海外生活に慣れた後、日本独自の行儀作法や就職活動の一連の流れ(説明会、エントリーシート、面接など)に適応する際に戸惑う学生もいます。

例えば、海外のフランクなコミュニケーションに慣れすぎてしまい、敬語や礼儀を重んじる日本の文化を息苦しく感じる、あるいは時間厳守・書類重視の就活制度に違和感を持つといったケースが典型例です。

しかし、これらも含めて“海外で得た自分なりの視野”を再確認する機会となるでしょう。逆カルチャーショックが大きいほど、海外留学での変化や成長が大きかった証でもあります。

日本語力の低下の可能性
海外で生活している間、日常的に日本語を使う機会が大幅に減るため、帰国後に「漢字をど忘れする」「表現がぎこちなくなる」といった“小さな日本語力の低下”を感じる大学生も存在します。ただし、これは一時的な現象である場合がほとんどで、数週間から数ヶ月程度で元に戻ることが多いです。

とはいえ、就職活動で日本語のエントリーシートや面接が必要になる場合は、早めに日本語を使う環境を再構築しておくと安心です。日本語の新聞を読んだり、オンラインで日本の情報番組を視聴したり、SNSで日本語のやり取りを定期的にするなどして“日本語脳”を維持しておくとスムーズに復帰できます。

留学期間と就職活動のタイミング

長期留学と短期留学の選択
大学生の海外留学には、半年~1年以上に及ぶ長期留学から、2週間~数ヶ月程度の短期留学まで、さまざまなスタイルがあります。長期留学は語学や専門分野をしっかりと学べる反面、学費や生活費の負担が増大し、場合によっては卒業が遅れるリスクもあるでしょう。

一方、夏休みや春休みを利用した短期留学なら、日本の学業や就職活動のスケジュールとの両立もしやすいですが、留学生活自体の時間が短いため、深いレベルで言語や文化を身につけるには物足りない場合があります。

結局は「何を優先したいか」によって最適解は異なります。じっくりと現地で研究やインターンに打ち込みたいなら長期留学、学費を抑えながら海外体験をしたいなら短期留学など、自身の目標や状況に合わせてプランを選びましょう。

留学生活と就活準備の両立
大学3年生や4年生で海外留学を検討する場合、最大の懸念点が就活との両立です。

近年はオンラインで面接や説明会が実施される企業も増えていますが、時差の問題やネット環境の不備など、海外からスムーズに参加できないケースもあります。また、日本特有の就活スケジュール(早期選考、インターンシップなど)に海外留学のタイミングを合わせるのは簡単ではありません。

しかし、逆に言えば「海外留学をしながら就活を進めた」という経験自体がアピール材料になります。時差や制約条件を克服し、オンライン選考に計画的に臨んだエピソードなどは、企業に対して高い柔軟性と行動力を示せるでしょう。

大学やエージェントのキャリア支援サービスを活用しつつ、自分でも計画的に就活情報を追う努力が必要です。

留学経験を就活に活かす方法
海外留学のメリットを最大限に発揮するためには、帰国後の就職活動でのアピール方法が重要です。面接官や採用担当者は「留学をしていた」という肩書きだけでなく、「留学中にどのような苦労をし、どう解決したのか」「何を得て、どんなスキルが身についたのか」を知りたがります。

具体的には、以下のような視点でエピソードを構成すると効果的です。

・どんな目標をもって留学に挑んだか
・目標達成に向けてどのような行動をとったか
・留学中に発生した困難や失敗、それを解決するために実践したこと
・そこで得られた学びや成長、成果
・帰国後にどのように応用し、今後のキャリアにどう活かしたいか

これらを明確にまとめられれば、面接官に対して「ただ海外に行っただけでなく、本質的な成長をしてきた人だ」という印象を与えられるでしょう。

留学先の選び方と留学プラン

人気の留学先とその特徴

アメリカ、カナダ、オーストラリア、フィリピンの魅力

大学生の海外留学先として常に人気上位に挙がるのが、アメリカ、カナダ、オーストラリア、そしてフィリピンです。それぞれの国には特色があります。

アメリカ
大学数が多く、教育レベルや研究環境が世界トップクラス。多種多様な文化が混ざり合うため、刺激的な日常を送れる。都市部は物価が高い反面、エンターテインメントやキャリアの選択肢も豊富。

カナダ
治安が良く、移民受け入れを長年行ってきた実績から多文化共生が進んでいる。フランス語圏もあるため、英語+フランス語の習得を目指す人も多い。自然豊かな環境で学びやすい。

オーストラリア
ワーキングホリデー制度が整備されており、留学とアルバイトを両立しやすい。気候が温暖で、リゾート感がありながら教育水準も高い。大学や専門学校のプログラムも充実。

フィリピン
比較的費用が安く、英語が公用語の一つとして使われているため、英会話力を伸ばしやすい。マンツーマンレッスンが多く、短期間で集中して英語を学びたい大学生に人気。日本からのアクセスも良好。

国選びは費用面や求める教育内容、英語以外の言語学習の要否、さらには将来のキャリアビジョンなどを考慮して決めましょう。同じ国でも地域や大学・語学学校によって雰囲気は大きく異なるため、口コミや公式情報をしっかりリサーチすることが大切です。

文化的な違いと学校の選択

同じ英語圏であっても、アメリカとイギリスでは英語のアクセントや表現が微妙に異なりますし、教育システムもまったく違います。オーストラリアやカナダは移民社会という背景もあり、多国籍なクラスメイトと学ぶ機会が多いかもしれません。

フィリピンの場合は、短期集中プランが豊富でマンツーマン授業が受けられる語学学校が人気です。

大学生として海外留学を検討する際には、単に「有名だから」「費用が安いから」という理由だけでなく、「自分の学びたい分野が充実しているのか」「現地でどんな文化的体験ができるのか」といった観点から学校を選ぶと、より満足度の高い留学生活を送れるでしょう。

留学プランの種類と目的

短期留学と長期留学の違い

前述のとおり、短期留学は数週間から3ヶ月程度のプログラムであり、費用の負担が比較的軽く、学業や就活の合間を縫って参加しやすいメリットがあります。一方で、言語や文化に深く浸るには期間が足りないと感じる人もいるでしょう。

長期留学(半年以上~1年、あるいは学位取得を目指す2~4年留学)は、現地での暮らしに慣れながら学業を継続できるため、語学力や専門知識を飛躍的に伸ばせるチャンスがあります。ただし、卒業時期がずれたり、学費負担が大きくなる可能性が高いです。

これらを総合して、自分が留学に求めるもの「就活で使える英語力を得る」「研究のために最先端の大学に行く」「海外経験を短期的に味わう」などを明確にすると、最適なプランを選びやすくなります。

大学生におすすめの語学学校の特徴

①アカデミック専門コースの充実度

IELTSやTOEFL対策の有無

大学生が海外留学を考える場合、交換留学や大学院進学などの可能性を視野に入れていることも多いでしょう。その際に不可欠なのがIELTSやTOEFLなどの公式英語テストのスコアです。語学学校選びをする際には、これらの試験対策コースが充実しているかどうかを一つの基準にすると良いでしょう。

試験対策コースがある語学学校では、模擬テストの実施や弱点補強の個別指導など、スコアアップを目指すための学習環境が整備されています。クラスメイトも同じ目標を持っているため、切磋琢磨できる雰囲気があるのも利点です。

実際、留学先で真剣にIELTSやTOEFL対策に取り組み、高いスコアを獲得する大学生は少なくありません。高スコアは奨学金や交換留学の審査、海外大学院への出願などにも有利に働きます。

②インターンシップ提供の有無

現地企業・ホテルなどでの実務経験を得られる

語学学校によっては、語学力を養いつつ現地企業やホテル、病院などでインターンシップを経験できるプログラムを提供しています。海外留学のメリットとして“実務経験”を得られるのは非常に大きなアドバンテージです。単に語学を学ぶだけでなく、ビジネス現場で外国人スタッフとやり取りする機会が得られるため、コミュニケーション力やビジネスマナーをリアルに鍛えられます。

特にホテルや観光業界、サービス業のインターンシップは、接客スキルやホスピタリティ、問題解決能力など、多面的な力を要求されるため、就活の際に語れるエピソードの幅が広がります。

病院や医療機関でのインターンは、医学・看護学を専攻する大学生にとって、実践的な現場経験を積む貴重な機会となるでしょう。

就活でもアピールになる具体的エピソード作り

就職活動では「あなたが実践した具体的な行動」「その結果、どのような成果を得たか」が重視されます。海外でのインターンシップ経験は、まさにこの“具体的な成功体験”の宝庫です。

例えば、外国人観光客に英語で対応し、トラブルを解決したり、異文化チームの中でイベントを企画して成功させたり……そうした生きたエピソードは、企業の面接官に強い印象を残すでしょう。

また、インターンシップ先での業務を通じて自分に合う仕事や興味のある業界を明確にできるのもメリットです。帰国後の就職活動において「海外でのビジネス経験をさらに深めたい」と方向性が固まった学生は、高いモチベーションを示しながら企業探しを行えるため、結果的に就活を有利に進めることができます。

③留学サポート体制の充実度

日本人スタッフが駐在しているかどうか

初めて海外に行く大学生にとって、現地サポートの有無は非常に大切です。語学学校を選ぶ際には、校内に日本人スタッフや日本語を話せるスタッフが常駐しているかをチェックすると安心感が違います。

例えば、渡航時の空港ピックアップや滞在先の手配、トラブル時の相談など、細かいサポートがあるだけで留学生活のストレスは大幅に軽減されます。

もちろん、“日本語に頼りすぎると語学力が伸びないのでは?”という考え方もありますが、緊急時や大事な交渉事などでは母語によるサポートが頼りになるものです。安心して勉強や生活に集中するためにも、サポート体制が充実している語学学校を選ぶ価値は大いにあります。

④短期(夏休み)留学プランの充実度

短期留学用にコースが設置されているかどうか

多くの大学生にとって、長期休暇となる夏休みや春休みは“短期留学”を行うのに最適なタイミングです。語学学校によっては、2週間から数ヶ月程度の短期集中コースを設置しているところも少なくありません。授業数やレッスン時間が集中型になっているため、限られた期間でも密度の高い学習が期待できます。

短期留学のメリットは、学費や生活費の総額を抑えられることと、日本での学業やサークル活動、バイトを大きく中断せずに済む点です。一方で、滞在期間が短いため、深い人間関係を築くにはやや物足りない、慣れたころに帰国しなければならないといったデメリットもあります。

とはいえ、初めて海外に行く大学生が「海外留学」の雰囲気を体感する入門としては、非常に有用なプランと言えるでしょう。

ネイティブキャンプ留学おすすめの大学生向け留学プログラム

PINES IELTS Campus

PINES IELTS Campusは、PINESの第二キャンパスとして、IELTS対策に特化したコースを複数提供している語学学校です。フィリピン北部の高原都市・バギオに位置し、首都マニラよりも涼しい気候で学習に集中しやすい環境が整っています。

この学校の最大の特徴は、大学生のうちにIELTSのスコアを上げたい、あるいは将来の大学院進学や海外就職を目指している人にとって、理想的なカリキュラムを用意していることです。短期間でも集中的に学びたい方や本格的にIELTS対策を行いたい方におすすめです。

おすすめコース:「Regular IELTS」コース
「Regular IELTS」コースは、マンツーマン4コマ・グループ3コマで構成され、最初の2週間はスパルタ規定が適用されます。リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能をバランス良く鍛えながら、経験豊富な講師陣によるIELTS試験対策が受けられる点が魅力です。

フィリピン留学ならではのマンツーマンレッスンが多いので、自分の苦手分野を集中的に補強できるのが強み。また、グループディスカッションやプレゼンテーションなどの実践的な学習も取り入れており、アウトプットを通じて総合的な英語運用能力を高めることができます。短期間でスコアアップを目指したい方にぴったりのプログラムです。

詳細や最新の料金情報は、こちらからご確認ください。

SMEAG Capital

SMEAG Capitalは、フィリピン・セブ島に展開する大規模な語学学校グループの一つで、TOEFLやIELTS対策に特化していることで知られています。日系企業や欧米企業への就職を見据え、大学生のうちに英語資格のスコアを上げたい方にとって、最適な学習環境と言えるでしょう。

リゾート感がありながらも学習施設が充実しているセブ島なら、リフレッシュしながら勉強に集中できるのが大きな魅力。短期・長期を問わず、メリハリのある留学生活を送りやすいロケーションです。

おすすめのコース:「TOEFL 60・80・90・100」コース
マンツーマン4コマ・グループ4コマ・スペシャルクラス2コマ(ミュージック・英語表現・映画・発音など)・モーニングスパルタ(語彙)・イブニングスパルタ(TOEFL模擬試験)で構成。

これらのコースはスコア別(60/80/90/100)に細分化されているため、現在の英語力や目標点数に合わせた最適なカリキュラムを受講できます。

たとえばTOEFL 60コースからスタートし、実力に応じてTOEFL 80コースへ段階的にレベルアップしていくことも可能です。段階的なステップを踏めるため、初心者から上級者まで幅広く対応できるのが特長です。

おすすめのコース:「IELTS 5.5 / 6.0 / 6.5 / 7.0」コース
マンツーマン4コマ・グループ4コマ・オプショナルクラス2コマ(スピーチや自習など)・モーニングスパルタ(語彙)・イブニングスパルタ(IELTS試験対策)で構成。

IELTSも5.5から7.0まで目標スコアごとにコースが細分化されており、自分に合ったレベルでスタートできます。TOEFLコースと同様、段階を踏みながらスコアアップを目指す仕組みが整っているため、着実に力を伸ばせるのが魅力です。

詳細や最新の料金情報は、こちらからご確認ください。

ANZAS

ANZASは、8週間以上の留学プランを利用する学生に対して、留学期間の半分をインターンシップに充てることができる特別なプログラムを提供しています。大学生が海外留学で得たいと考える「実務経験」を同時に積めるため、将来のキャリアにも直結する非常に魅力的なオプションと言えるでしょう。

多様なインターンシップ先:ホテルや病院など
インターンシップ先として用意されている業種は、ホテルや病院、サービス業界など多岐にわたります。

専攻や興味に合わせて選択できるため、たとえば観光学を学んでいる大学生なら、海外のホテルで実習を行いながら接客ノウハウを学びつつ、語学力を伸ばすことが可能です。実務と英語学習を同時にこなせる点は、大きな強みとなります。

一般英語コースの後にインターンシップを実施
ANZASの特徴は、まず一般英語コースを受講し、その後にインターンシップへ参加する流れが基本となっていることです。

通常は「受講期間:インターンシップ期間」を1:1に設定し、インターンの期間が一般英語コースより短いプランも選べます。なお、インターンシップに参加するには、事前にLow Intermediate以上の英語力が推奨されています。

詳細や最新の料金情報は、こちらからご確認くださ

まとめ

大学生が海外留学を考えるときに特に気になるのは、「就活」「費用」「期間調整」といった要素です。本記事では、これらを含めた海外留学のメリット・デメリットを総合的に解説してきました。

海外留学には、英語力の向上や異文化理解、人間的な成長など多くのメリットがある一方、費用や生活環境への適応、就活スケジュールとの兼ね合いといったデメリットも存在します。

しかし、これらのリスクやデメリットをしっかりと把握し、対策を講じたうえで留学準備を行えば、大学生のうちに経験する海外留学はその後の人生に大きなプラスをもたらしてくれるでしょう。

短期・長期、留学先、語学学校やプログラムの選択肢は多岐にわたるため、自分の目的や予算、将来のビジョンを踏まえ、最適なプランを見つけることが重要です。

特に、就活で強みになる語学力やインターンシップ経験を重視するなら、IELTSやTOEFL対策が充実したPINES IELTS CampusやSMEAG Capital、そしてインターンシップ付きプログラムが魅力のANZASのような学校は非常におすすめです。

いずれにしても、海外留学は決して安い買い物ではありませんが、その投資価値は将来のキャリアや人生観の変化によって十分に回収できる可能性があります。

また、ネイティブキャンプ留学なら、海外留学で懸念されがちな費用面やサポート体制の不安を最小限に抑えることができます。手数料無料で留学のサポートを行っているほか、最低価格保証や留学前のオンライン英会話が最大6ヶ月間無料で利用できる特典もご用意しています。

これにより、渡航前の英語力強化や留学費用の負担軽減が期待でき、就活スケジュールや学業との両立も格段にスムーズになるでしょう。

詳細はこちらからご確認ください。

ぜひ本記事で紹介したメリット・デメリットを踏まえ、自分に最適な留学スタイルを見つけてみてください。「大学生のうちに海外留学をして得られるもの」は語学力だけにとどまらず、広い世界への視野や自らの可能性を拡げる大きな一歩となるはずです。

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