
「フィリピンのカリフォルニア」とも称されるアンヘレス。クラーク経済特別区の整備された環境と、エネルギッシュな市街地が対照的な顔を見せます。
留学先としても注目されるこの街は、高い安全性を持つ特区とスリなどに警戒が必要な繁華街が存在します。
この記事では、訪れる前に知っておきたい情報をまとめましたので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
アンヘレスの基本情報
まずはアンヘレスの基本的な情報についてみていきましょう。
ここでは、フィリピン・アンヘレスの地理的特徴や気候、文化などについてご紹介します。
地理的特徴
フィリピン・ルソン島の中部に位置するアンヘレスは、かつての米軍クラーク基地が置かれていた歴史的背景から「リトル・カリフォルニア」とも称される、独自の魅力を持つ都市です。
経済とエンターテイメントが融合し、常に活気に満ちています。
空の玄関口
街への主要な空の玄関口はクラーク国際空港(CRK)で、マニラ首都圏の混雑を避けたい旅行者や、北ルソン方面へのアクセスを求める人々に利用されています。
空港周辺は、ビジネスや観光の拠点として、急速に開発が進んでいます。
賑わいの中心
アンヘレスの魅力は、整備されたクラーク経済特別区の近代的な施設だけでなく、市街地のフィールズ・アベニュー周辺に集まるエンターテイメント施設にもあります。
夜にはネオンが輝き、国内外から訪れる人々で賑わい、多様な文化が交錯する国際的な雰囲気を醸し出しています。近年は英語留学先としても人気が高まっています。
気候と言語
気候は熱帯モンスーン気候に属し、一年中温暖な気候ですが、特に3月から5月は非常に暑くなります。
基本的には年間を通して半袖や短パンなどの夏服で過ごせます。公用語はタガログ語ですが、観光地やビジネスシーンでは英語が非常に流暢に話されており、旅行者も安心してコミュニケーションが取れます。
現地での移動
通貨はフィリピン・ペソ(PHP)を使用します。市内の移動手段としては、タクシーや、スマートフォンアプリで手配できるGrab(グラブ)が便利です。
地元の人々に利用されるジープニーやトライシクルも体験できますが、料金交渉やルートの確認が必要です。
アンヘレスの歴史
アンヘレスの豊かな歴史は、単なる年表では語り尽くせません。小さな開拓地から国際都市へと変貌を遂げた背景には、数々の出来事がありました。
ここでは、その歩みを紐解いていきましょう。
開拓から都市へ
アンヘレスの歴史は、18世紀末の農耕地としての開拓から始まりました。小規模な集落から徐々に発展し、20世紀に入るとその運命はアメリカとの関係によって大きく左右されることになります。
フィリピンの独立運動や米比関係の変遷と共に、アンヘレスもその姿を変えていきました。
米軍基地の時代
街が飛躍的な発展を遂げたのは、20世紀初頭に建設されたクラーク空軍基地の存在があったからです。
この基地は、太平洋地域におけるアメリカの軍事戦略上、極めて重要な役割を果たしました。
基地の存在は、街の経済に多大な影響を与え、多くの雇用を生み出し、アンヘレスの文化や生活様式にアメリカの影響を深く刻み込みました。
試練と変革の道
しかし、1991年のピナトゥボ山噴火という未曾有の自然災害は、クラーク空軍基地に壊滅的な打撃を与え、その後の米軍撤退へと繋がりました。
これは街にとって大きな試練となりましたが、フィリピン政府の主導で旧基地地域はクラーク経済特別区へと転換しました。
アンヘレスは、過去の依存体質から脱却し、多様な産業を誘致することで、自立した経済発展を目指す新たな時代へと歩みを進めました。
アンヘレスの治安情報
アンヘレスでの滞在を安全に楽しむためには、地域の治安状況を理解しておくことが非常に重要です。
ここでは、エリアごとの特性と注意すべき点について詳しく解説します。
エリアによる治安の違い
アンヘレスの治安は、地域によって大きく異なります。
特にクラーク経済特別区内は、厳重な警備体制が敷かれており、ホテルやカジノ、商業施設が集中しているため、非常に安全性が高いと言えます。多くの場合、安心して過ごせる環境が整っています。
市街地・歓楽街での注意点
しかし、クラーク特別区を一歩出た市街地、特にフィールズ・アベニュー周辺の歓楽街や人混みでは、夜間を中心に注意が必要です。
スリやひったくり(特に携帯電話やバッグ)、客引きによる不当な請求、詐欺といった軽犯罪が発生する可能性があります。
貴重品は目立つように持ち歩かず、夜間の一人歩きや、見知らぬ人からの甘い誘いには十分警戒しましょう。
移動時の心がけ
タクシーを利用する際は、メーターが作動しているかを確認するか、信頼できる配車アプリ(Grabなど)の利用がおすすめです。これにより、不当な料金を請求されるリスクを減らせます。
常に周囲に気を配り、不審な状況からは速やかに距離を置くことが大切です。
アンヘレスの観光スポット
アンヘレスには多様な魅力を持つスポットがありますが、ここでは特におすすめの5つをご紹介します。
1. クラーク経済特別区(クラーク・フリーポート・ゾーン)
アンヘレスの代名詞ともいえるこの広大なエリアは、かつての米軍基地が近代的に再開発された場所です。
整備された道路、緑豊かな景観が広がり、まるでアメリカの都市を訪れたかのような雰囲気があります。
この中には、スリル満点のウォータースライダーが人気の「アクアプラネット」や、リアルな恐竜の動きが楽しめる「ダイナソーアイランド」といったテーマパークがあります。
また、質の高いゴルフコースが複数点在し、ゴルフ愛好家には理想的な環境です。免税店でのショッピングも楽しめるため、一日中滞在しても飽きることがありません。治安も非常に良く、安心して過ごせるエリアです。
2. フィールズ・アベニュー周辺のナイトライフ
アンヘレス市街地の中心に位置するフィールズ・アベニューとその周辺エリアは、夜になるとその真価を発揮します。
通りにはネオンが輝き、多国籍なレストラン、バー、ライブハウス、ラウンジなどが軒を連ね、活気あふれるナイトライフの中心地へと変貌します。
世界中から訪れる人々で賑わい、異文化が交錯する国際的な雰囲気を味わうことができます。フィリピン料理はもちろん、各国の料理を楽しめるレストランも多く、食事とエンターテイメントの両方を満喫したい方におすすめです。
ただし、このエリアは夜間の治安に注意が必要なため、貴重品の管理や周囲への警戒を怠らないようにしましょう。
3. ピナトゥボ山トレッキング(日帰りツアー)
アンヘレスから少し足を延ばした場所に位置するピナトゥボ山は、1991年の大噴火で世界的に有名になった活火山です。
現在は、その噴火によって形成された美しいエメラルドグリーンのカルデラ湖を目指すトレッキングツアーが、アドベンチャー志向の旅行者に絶大な人気を誇ります。
ツアーは、四輪駆動車でのオフロード走行から始まり、その後は渓谷を歩く比較的平坦なトレッキングコースが続きます。
到着した際に目に飛び込んでくる壮大なカルデラ湖の景色は、これまでの疲れを忘れさせるほどの感動を与えてくれるでしょう。大自然の雄大さと冒険を同時に体験したい方には、最高の思い出となるはずです。
4. ホーリーロザリー教区教会
アンヘレス市街地の中心部に静かにたたずむホーリーロザリー教区教会は、スペイン統治時代の面影を色濃く残す歴史的な教会です。
その美しいファサードと厳かな雰囲気は、街の長い歴史を静かに物語っており、建築好きや歴史愛好家にとって訪れる価値のあるスポットです。
市民の信仰の中心でもあり、ミサの時間には多くの人が集まります。喧騒から離れて、アンヘレスの異なる一面、特に歴史と文化に触れたい方におすすめの場所です。
5. ナヨン・ピリピーノ・クラーク
クラーク経済特別区内にある「ナヨン・ピリピーノ・クラーク」は、フィリピンの多様な文化や歴史をコンパクトに学ぶことができるテーマパークです。
園内には、フィリピン各地の有名な建築物や歴史的な建造物がミニチュアで再現されていたり、伝統的な村の風景が展示されていたりします。
フィリピンの主要な民族グループの文化や生活様式についても学ぶことができ、楽しみながらフィリピンの多様性に触れることができます。
特に、フィリピンの文化や歴史に興味がある方や、家族連れでの教育的な観光におすすめのスポットです。
空港からアンヘレスへの行き方
アンヘレスへの旅を計画する上で、空港からの移動手段を把握しておくことは非常に重要です。
ここでは、主要な空港からのアクセス方法をご紹介します。
クラーク国際空港(CRK)からのアクセス
アンヘレスに最も近いのはクラーク国際空港(CRK)です。CRKからアンヘレス市街地までは車でわずか15〜30分ほどと、非常にアクセスが良いのが特徴です。
マニラ・ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)からのアクセス
国際線でマニラのニノイ・アキノ国際空港(NAIA)に到着した場合でも、アンヘレスへ直接向かう便利な方法があります。
まとめ
今回はアンヘレスの特徴について詳しくご紹介しましたが、いかがでしたか?「リトル・カリフォルニア」の異名を持つアンヘレスは、日本では味わえない文化や街並みを満喫することができます。
今回ご紹介した情報を参考に、気になった方はぜひアンヘレスを訪れてみてくださいね。
◇経歴
国際系学部出身
◇資格
英検1級、TOEIC900点以上
◇留学経験
アメリカ・ワシントン大学に半年間留学経験あり
◇海外渡航経験
旅行と留学のみ。アメリカ、オーストラリア、シンガポール、カナダに渡航経験あり
◇自己紹介
「暗記」よりも「理解」を意識した記事作成を心がけております。海外経験がなくても、オンライン英会話を活用すれば英語は話せるようになります。私自身もそうでした。一緒に楽しみながら英語を学んでいきましょう!