海外の国々で「流行っているもの」は、なかなか普段日本で生活していると伝わってきにくいですよね。
そこで、今回は、フィリピンの流行についてご紹介していきたいと思います。
具体的には、フィリピンで流行りの食べ物、曲や歌、アニメ、服や最近のファッション事情、流行っている店やスポットについてフォーカスしていきます。
またあわせて知っておきたいフィリピンの若者文化についてもわかりやすく解説していきます。
日本と違う流行り、似た流行があるのか、フィリピンならではの若者文化にはどのようなものがあるのかなど、ぜひ一緒にチェックしていきましょう!
- フィリピンで流行りの食べ物
- フィリピンで流行りの曲・歌
- フィリピンで流行りのアニメ
- フィリピンで流行りの服・最近のファッション事情
- フィリピンで流行りのスポット・店
- おまけ:フィリピンの若者文化
- まとめ
フィリピンで流行りの食べ物
まずは、みなさんのなかにもお好きな方が多いであろう「食べ物」についてです。
なお、これは食べ物に限った話ではありませんが、「流行り」は常に変わっていくものであり、地域差、年齢や性別による違い、個人差がありますので、この記事でご紹介する内容はあくまで参考としてお読みいただければ幸いです。
日本食のブーム
日本食は以前から人気があったものの、現在でもブームが来ています。マニラなどの都心部だけでなく、地方都市であっても日本食レストランが多く見られます。
家族みんなでカジュアルに楽しめる回転寿司店から、高級なおまかせ料理店や居酒屋まで、さまざまな日本の食べ物が味わえます。
日本でもおなじみの「ココ壱番屋」や、「らーめん凪」「博多とん一」といったラーメン屋も人気があります。
健康食品ブーム
フィリピンは一年を通して暑い気候ということもあり、油を使った料理や揚げ物、甘い食べものが多くありますが、近年では健康的な食事のブームが来ています。
たとえば、人々の健康志向の高まりにより、発酵させたエビや魚のペーストである「バゴオン(Bagoong)」というものに注目が集まりました。
これは、フィリピン料理の隠し味としてよく使われています。
ほかにも、オーガニック食品やココナッツオイル、低糖質の食材も改めてその健康効果が注目されています。こうした健康に気を遣う人向けのレストランも近年増えています。
フュージョン料理ブーム
いろいろな国の料理を組み合わせたりミックスさせたりする
「フュージョン料理」が流行しています。
たとえば、フィリピンを代表するスイーツである「ハロハロ」に、日本らしい抹茶のアイスを乗せたり、「プト」という蒸しパンのようなものにチョコレートを加えて洋風のケーキのようにしたりしています。
SNS映えもよいことから、若者を中心に人気があり、お店も新商品を続々と手がけています。
フィリピンで流行りの曲・歌
続いては、フィリピンで流行っている曲や歌をご紹介します。
Multo / Cup Of Joe
Cup Of Joeは、フィリピン・バギオを拠点とする人気バンドです。
彼らの「Multo」という曲は、フィリピンの音楽チャートでも上位に来ています。YouTubeでも聞けますので、気になる方はぜひ聞いてみてくださいね。
Tibok / Earl Agustin
フィリピンの男性シンガーソングライター・Earl Agustinさんも人気があります。
2021年にCoke Studioのスペシャル番組に出演し、その才能を見出され、Vicor Musicと契約しました。そんな彼の「Tibok」という曲も音楽チャートの上位を占めています。
日本の歌も根強い人気がある
意外に思えるかもしれませんが、日本の歌もフィリピンでは人気があります。
たとえば、Choo Choo Train(EXILE / ZOO)、小さな恋の歌(MONGOL800)、I love you(尾崎豊)、HANABI(Mr.Children)などは特に男性から人気が高いです。
また、フィリピンの女性たちには、STORY(AI)、First Love (宇多田ヒカル)、ダンシングヒーロー(荻野目洋子)、GLAMOROUS SKY(中島美嘉)、恋するフォーチュンクッキー(AKB48)、アイドル(YOASOBI)などの曲が人気があるようです。
フィリピンの人々は歌やダンスが大好きで、
カラオケ文化も根付いています。
フィリピンに行った際は、ぜひ日本の歌を歌ってみてはいかがでしょうか?
フィリピンで流行りのアニメ
音楽とともに、フィリピンで流行っている日本文化のひとつが「アニメ」です。ここからは、どんな日本のアニメがフィリピンで流行っているのか、一緒にチェックしていきましょう!
子どもに人気のアニメ
フィリピンでは、「ドラえもん」「NARUTO」「ワンピース」など、日本を代表するようなアニメ作品が子どもたちのあいだで人気があります。
特に「NARUTO」はフィリピンで最も有名なアニメと言われており、知らない子どもはほとんどいないそうです。
若者に人気のアニメ
「ドラゴンボール」や「スラムダンク」が特に人気があるようです。
ちなみに、フィリピンはバスケットボールが盛んなため(国民的スポーツとも言われています)、スラムダンクが人気があるのも納得です。
中高年に人気のアニメ
日本ではややマイナーな作品ですが、フィリピンの大人たちから人気を誇るのが「ボルテスV(ファイブ)」です。
フィリピンでは1978年から放送が開始され、最高視聴率はなんと58%を記録し、社会現象になったほどでした。
フィリピンで流行りの服・最近のファッション事情
ここからは、フィリピンの最近のファッション事情をご紹介していきます。
サステナブルなファッションに注目が集まる
世界的な流行にともない、フィリピンでもサステナブルなファッション・ブランドに注目が集まっています。
たとえば、アラナズ(ARANAZ)やハロハロ(halohalo)といったブランドなどがあります。
アラナズ(ARANAZ)は日本でも取り扱っている店舗があります。
フィリピン発ファッションブランドも人気
グローバルなファッションブランドも良いですが、フィリピン発のブランドも素敵なものがたくさんあります。
たとえば、BENCHとPENSHOPPEは特に有名です。
BENCHは洋服だけにとどまらず、アクセサリー、バスタオル、香水、ヘアケア商品なども取り扱っています。
PENSHOPPEは若者から特に人気があり、ここで売られている服を見ることで、流行の最先端がわかります。
フィリピンで流行りのスポット・店
続いてここからは、フィリピンで現在流行っている場所、注目されているスポットについてご紹介します。
定番の観光スポットにはもう行ったことがあるという方はぜひ訪れてみてくださいね。
サガダ
バギオから7時間というとても辺鄙な場所にあるのですが、洞窟探検、ロッククライミング、ハイキングといったさまざまなアクティビティが楽しめます。
また、おしゃれなカフェなどもあります。
カフェ「クーイー」
セブ・シティのオスメニア・サークルから徒歩3分のレインツリー・モール内にあるクーイーというカフェが注目を集めています。
サンドイッチ、ワッフル、サラダボウルなど多様な食事が楽しめますが、特に人気があるのは
「オーシャン・バースト・スムージー・ボウル」です。
カラフルな見た目もかわいく、SNS映えすること間違いなしです。
カフェ「Commune」
マニラ首都圏にあるマカティのポブラシオン地区にある人気カフェです。アイスコーヒー、ホットコーヒーといったドリンクだけでなく、軽食も楽しめます。
おまけ:フィリピンの若者文化
最後に、フィリピンの若者文化について簡単にご紹介します。
若者のあいだで流行しているのが、
「スケートボード」です。世界的な大会でフィリピン出身の選手が活躍したことなどを受け、人気に火がつきました。
スケートボードの流行にともない、ストリートファッションも流行しています。
実際にスケーターが作ったブランドもあります。首都マニラ、セブ島、ダバオなどの地域で特に人気が高いです。
ほかに、ヒップホップやストリートダンスも人気があります。
フィリピンには、残念ながら麻薬の問題や貧困問題などの社会問題がありますが、こうした問題を音楽を通じて訴えていく、社会を変えていくという動きも見られます。ちなみに、「フリップトップ」というフィリピンのテレビ番組があり、ラップバトルリーグが繰り広げられています。
まとめ
今回の記事では、留学や旅行、移住先としても常に人気が高いフィリピンの流行りについてご紹介していきました。 具体的には、フィリピンで流行りの食べ物、曲や歌、アニメ、服や最近のファッション事情、流行っている店やスポットについてフォーカスしご紹介しました。
また、あわせて知っておきたいフィリピンの若者文化についてもわかりやすく解説していきました。
記事のなかでもご紹介したとおり、フィリピンでは日本と同じような流行りがあったり、日本のアニメが流行っていたりするなど、日本人の私たちにとっても親しみやすいですよね。
こうした流行りを知っていることで、フィリピンに行った際に、現地のフィリピン人の方々と会話がはずんだり、仲良くなるきっかけになるはずです。
ぜひ、この記事でご紹介した内容を参考にしてみてくださいね。
また、ご紹介したフィリピンの流行りについて、「もっと詳しく知りたい」「ネイティブの意見を聞いてみたい」と思った方は、ぜひネイティブキャンプのオンライン英会話レッスンを試してみてください!レッスンでは、ネイティブ講師とマンツーマンで話すことができます。
フィリピン出身の講師であれば、よりリアルな現地情報を聞くこともできます。
ぜひ、みなさんの英語学習や渡航前の準備にレッスンをフル活用してくださいね。

◇経歴
新卒入社した会社ではオーストラリア人上司のもと働いた経験があります。
海外クライアントとのメールや電話でのやりとりは日常茶飯事でした。
現在はWebライターのほか、英日翻訳者としても仕事をしています。
◇資格
TOEIC、TOEFL、IELTSなどの受験経験あり
◇留学経験
学生時代、イギリスのハル大学に1か月半語学留学をしました。
◇海外渡航経験
学生時代にイギリス留学を経験したほか、アジアを中心にさまざまな国に旅行に行ったり、フィールドワークをしたりしました。
フィールドワークでは英語を使ってインタビューをした経験もあります。
2019年よりイギリス在住で、現在は毎日英語を使っています。
◇自己紹介
子どものころはアメリカ人の先生の英会話教室に通い、大学ではイギリス留学を経験、新卒入社した会社ではオーストラリア人上司を持つなど、英語とは色々な接点を持ってきました。
英語はもっぱらリーディングが得意で、毎日洋書を読んでいます。大学で経験したイギリス留学では、語学クラスでさまざまな国の留学生と交流しました。また、英語で大学の歴史の講義を受けたり、現地の小学校でのボランティア活動も行いました。
よろしくお願いします!