フィリピンの語学学校PINESって実際どうなの?評判や料金、食事事情まで徹底紹介

PINES、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

コロナの波も落ち着き、海外で英語力を徹底的に鍛え上げたい、と考えている方は増えているのではないでしょうか。

海外で働くためや、自分自身のキャリアアップのため、ワーキングホリデーの準備のために、海外の語学学校への短期間留学を決める人が増えています。

集中できる環境で、絶対的に自分の英語力をレベルアップさせたい。そんな方に今回紹介するのが、フィリピンにある語学学校「PINES」です。

フィリピンにはたくさんの語学学校がありますが、PINESはその中でも老舗の一つです。その特徴について、今回はご紹介していきます。

PINESの基本情報

PINESは、フィリピンにある語学学校です。メインキャンパスが位置するのは、バギオ(Baguio)という都市です。

マニラからバスで6時間ほどの距離に位置するバギオは、比較的涼しい気候が一年中続くことでも知られており、避暑地として有名です。

その理由は、標高約1500メートルという高原に位置する都市だからです。フィリピンの軽井沢と称される、高原都市です。

治安は比較的よく、ショッピングできる場所も学校の近くにあるため、過ごしやすい環境です。

このバギオで最も人気の語学学校が、PINESです。質の高い教育とスパルタな教育方針で知られるこの語学学校は、2001年に設立された、フィリピン留学のパイオニア的存在としても知られています。

講師陣のレベルが非常に高いことでも有名で、非常に厳しい評価を講師に課しています。

厳しいのは講師に対してだけでなく、生徒にとっても厳しいスパルタ校として知られています。スパルタ校とはいえ、規則がただ厳しいだけではなく、生徒それぞれの裁量によってカリキュラムや過ごし方の差がつく学校でもあります。

PINESには学生寮が完備されており、キャンパス内にジムや食堂、売店、コインランドリーなどといった基本的な設備が整っています。

そのため、キャンパス内のみである程度の生活を完結させることができます。メインキャンパスはESLに特化したキャンパスとなっていますが、試験対策に注力したチャピス校というキャンパスも存在しています。

PINESの料金と費用目安

PINESはフィリピンの語学学校の中でも、比較的安い価格帯の費用でレッスンを提供しています。

ここでは、メインキャンパスで必要となる料金と費用の目安についてご紹介します。

費用はコースの種類、そして滞在先となる学生寮のタイプ及び人数によって値段が異なります。

PINESの2025年の1ヶ月(4週間)の授業料目安は下記の通りとなります。ただし、これはあくまでも目安なため、正確な価格については個別にご確認をお願いいたします。

Power Speakingコース:119,000円
Intensive ESLコース:131,000円
Light ESL 4コース:108,000円
Power ESL 5コース:126,000円
Power ESL 7コース:158,000円
Parents Courseコース:95,000円
Junior Family コース:196,000円
TOEIC / TOEIC Speakingコース:126,000円

次に、PINESの2025年の1ヶ月(4週間)の滞在費用目安は下記の通りとなります。ただし、先述の通りこちらも目安となるため、正確な金額については個別にご確認ください。

1人部屋Aタイプ:155,000円
1人部屋Bタイプ:142,000円(※男性のみ)
1人部屋Cタイプ:124,000円
2人部屋Aタイプ:111,000円
2人部屋Bタイプ:107,000円
Family3人部屋:113,000円
4人部屋:88,000円
6人部屋:77,000円

宿泊費用には、平日の三食と土曜日の朝食も含まれています。最も費用を抑えたい場合には、6人部屋を選択すると良いでしょう。

上記の費用に加えて、現地で5000ペソを追加で支払うと、4週間のEB PROプログラムに参加することができます。EB PROというのは、いわゆるスパルタコースです。

通常のコースに加えて朝に一コマ、夕食後に二コマ、さらに単語テストと強制的な自習の時間が追加された、まさに英語漬けを体験できるコースとなっています。

自習時間には講師の質問も可能なので、疑問を翌日に持ち越すことなくその日のうちに解決することができます。

とにかく英語漬けの日々を過ごして英語力を鍛えたい、というやる気がたくさんある方だけでなく、自習の時間といわれるとついダラダラしてしまう、という悩みを抱えている方にもピッタリなコースとなっています。

PINESでは上記の基本費用に加えて、入学金10000円を支払う必要があります。また、ピークシーズンには毎週5000円を追加で支払う必要があります。

この学校のピークシーズンは、2025年は6月30日~8月24日と定められています。

それ以外にも現地では就学許可証や教材費、電気や水道代、洗濯代、IDカードなど現地で支払わなければいけない諸経費があります。なので上記の費用以外にもお金がかかる、ということはきちんと認識しておく必要があります。

食事や寮の生活環境

では、PINESの生活環境はいったいどのようなものなのでしょうか。

多くの人が気になるのは、食事ではないでしょうか。生活の中でも、とても重要な要素の一つですよね。メインキャンパスには食堂がある他に売店もあるため、食事を食べられないということはありません。

食堂では平日はきっかりと3食が提供されます。食事内容は、フィリピン風の食事と韓国料理、日本食が混ざっているようです。

食事の種類は日替わりで、米や麺類といった主食と複数の副菜、そしてスープ類で構成されていて、副菜は複数の種類から選択が可能なようです。

味については、主観になってしまうので判断が少し難しいです。過去の口コミを見てみると味は今一つだというものが多く、体調を崩すこともあるというものも見かけました。

けれども、最近の口コミを見ると、思っていた以上においしかったというような意見が多いので、そこまで身構える必要はなさそうです。

また、寮の環境が気になる方も多いでしょう。特に6人部屋というのは他の言語学校でもあまり聞かない大人数部屋となるので、不安になる人もいるかもしれません。

なかでも、プライベートな空間を得られないのではないかと心配な方もいらっしゃるでしょう。

しかし、PINESの学生寮の6人部屋と4人部屋は、ロフトベッドで構成される部屋となっていて、部屋の中に一人一人に向けた小さな部屋が並んでいるといったイメージをするとよいかもしれません。

ロフトベッドの下の段は学習机と収納になっていて、上の段がベッドという作りです。ちょっとした秘密基地のような感じなので、比較的プライバシーも守られる構造となっています。

2人部屋でもプライベートが気になる方は、ベッド間の仕切りがあるタイプの部屋を選ぶと良いでしょう。

加えて、近年は生活環境としてインターネット等の通信環境を重視する方が多いですよね。

PINESのインターネット環境については、決して良いとは言えないようです。寮の個室内ではWi-Fiの通信が安定しない、という口コミが少なくありませんでした。

また食堂などといった施設でもつながりが悪い、というような意見も散見されます。しかし、これも捉え方によっては、インターネットに気を取られずに学習に集中できる環境であると考えることもできます。

またキャンパス内には有線LANの差込口が複数存在した、という声もありました。学習に集中していても、調べ物をするためにインターネットを利用したい、ということもあるでしょう。そんなときのために、日本からLANケーブルを持ち込んでおけば通信環境も安心です。

また、万が一体調を崩した場合でも、キャンパス内にあるクリニックを利用できます。ナースが常駐しているので、安心ですね。

レベル分けとクラス編成

PINESは、細かいレベル分けを行うことでも知られている語学学校です。通常のコースではレベル1から10までの10段階でレベル分けを行います。

レベル分けのテストは、渡航前に受けるオンラインテストと渡航後に行うスピーキングテストがあります。

事前にテストを行うことで、渡航後すぐに授業を開始できるので、無駄なく滞在期間のすべてを学習に充てることができます。

また、PINESの授業はマンツーマンレッスンとグループレッスンで構成されています。

マンツーマンレッスンの場合は、事前に振り分けられたレベルに応じた授業内容のレッスンを受けられることに加えて、より自分のレベルにあったレッスンを受けられます。

また、グループレッスンについては1グループが約4人までと、他の語学学校と比較すると少人数となります。

これによってより生徒一人一人のレベルに合ったレッスンを受けられます。生徒側の意見もある程度反映されるため、まさに自分の希望に沿ったレッスンを受けられる体制が整っているといえるでしょう。

チャピス校の雰囲気と特徴

ここまで、PINESのメインキャンパスについて主にお話してきました。最後に、PINESのチャピス校についてもご紹介します。

PINESチャペス校は、現在はPINES IELTS Specialized Campusという名称のキャンパスになっています。名前で分かる通り、試験対策コース専用のキャンパスであることがメインキャンパスとの大きな違いです。

中でも、マンツーマンレッスンを担当する講師は全員IELTSスコア7.0以上を保持しているという、非常に質の高い講師陣が集まっており、安心して学習に臨めます。

試験対策に特化した学校ではあるものの、キャンパス内の設備は非常に充実しています。

メインキャンパス同様、ジムやクリニックがある他、卓球場やPCルームなどもあり、頭だけでなく体を動かしたり、調べ物をしたりすることができます。

さらに、作成料や売店などもキャンパス内には存在しています。学生寮はメインキャンパスになり、最大の部屋人数は4人までとなっています。

試験対策に特化したキャンパスと聞くと、レベルの高い人しか通えないと思う方もいるかもしれませんが、このキャンパスでは試験準備コースというものも用意されています。

これは、まだ試験を受けるレベルにない生徒が受講できるコースとなっていて、これを受講することで受験に必要な英語レベルまで鍛え上げられます。

また、コースの中には点数保証のコースもあります。これは、コースを受講した後に受けた試験で、保証されたスコアに到達しなかった場合、延長クラスを無料で受講できるというものです。

これから試験に挑みたい人、明確なスコアの目標がある人には、このPINES IELTS Specialized Campusがおすすめです。

また、メインキャンパスとの間で転校することも可能ですので、学習中に目的が変わった場合には、転校も視野に入れると良いでしょう。

まとめ

今回は、フィリピンのバギオにある語学学校PINESをご紹介しました。長い間の歴史を誇るこの学校では、質の高い講師陣によるレッスンを受講することができます。

バギオはマニラから少し離れたところにある都市なので、集中して英語学習に身を投じられます。費用は比較的安価で、自分のレベルに合った学習ができるので、確実に英語力の向上が見込めます。

明確に試験対策に挑みたいと考えている方には、メインキャンパスではなくPINES IELTS Specialized Campusを選択することをオススメします。

どちらのキャンパスを選んでも、PINESが長年培ってきたカリキュラムと質の高い講師陣からのレッスンを受けられるので、これから留学を考えている方の選択肢として、考えていただけると幸いです。

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