フィリピン留学は、費用を抑えながら英語を集中的に学べる留学先として人気があります。
しかし、「実際の生活はどんな感じ?」「授業の質は?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、フィリピン留学を経験した方々のリアルな体験談を紹介します。
留学期間別、大学生・社会人・シニアといった立場別のエピソードを紹介しながら、フィリピン留学のリアルをお伝えします。さらに、英語学習の成果や成功のコツも解説!
これからフィリピン留学を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
フィリピン留学の体験談:期間別
留学前に気になることのひとつが、「留学期間」。
実際に留学した人の感想や学習の成果が詳細に書かれた体験談は、より具体的な留学の様子を知る上で非常に役立ちます。
今回は、フィリピン留学の体験談を「期間別」に分けて紹介します。留学期間によって、得られる経験や英語力の変化もさまざまです。
体験談を参考に、留学期間を決める際のヒントにしてみてください。
1週間の短期留学体験談
最初に紹介するのは現役大学生、古屋みなみさんの体験談。
古屋さんはセブ島のリゾートホテル内にある語学学校「ブルーオーシャンアカデミー」に留学されました。
1週間という短い期間でしたが、「TOEIC800点を取得」という明確な目標を持ち、「毎日30単語覚え、TOEICの模擬問題に触れる」などの日々の目標を設定し、積極的に学習に取り組んでいたようです。
短期留学では、明確な目標を持ち、具体的な目標を設定して過ごすことの重要性が伺えます。
リゾートホテルが宿舎という環境も、限られた時間を快適に過ごす上でプラスになったのではないでしょうか。
短期留学でも集中的に学習に取り組むことで、成果を得られる可能性があります。
1〜2ヶ月の留学体験談
続いて、フリーランスとして働くしっしーさんの体験談を紹介します。
しっしーさんはワーキングホリデー前にフィリピンへ留学されました。
留学当初は、講師の話す内容が全く聞き取れないほど英語が分からなかったそう。
しかし、授業中の先生の発話をメモしたり、自分が伝えたい表現を練習したりするなど毎日継続して勉強することで、2ヶ月経つ頃には講師との会話が成り立つようになったといいます。
英語初級レベルの方でも、努力次第で約2ヶ月間の留学で日常会話に必要な基礎力を身につけられることが分かります。
英語力アップには、日々の努力と継続が不可欠であることを改めて認識させてくれます。
3ヶ月の留学体験談
次は、mihoさんの体験談です。mihoさんが通ったのはセブ島の「TARGET」という語学学校で、留学期間は13週間(およそ3ヶ月)。
留学前は英語初心者だったmihoさんですが、3ヶ月の留学期間を経て、スラスラと文章が作れるようになったそうです。
レベル分けテストでも中級と判断され、卒業式では自分で考えた英文でスピーチできるレベルまでに成長されました。
この体験談は、英語初心者の方でも3ヶ月間の集中した学習によって、著しい英語力の向上が期待できることを示唆しています。
基礎からしっかりと学びたい方にとって、3ヶ月という期間は一つの目安となるでしょう。
3ヶ月以上の留学体験談
続いて、セブ島に5か月間留学したsuuzieeeyさんの体験談を紹介します。
海外が初めてということもあり、最初は不安もあったそうですが、5ヶ月の留学を通して英語でのコミュニケーションが楽になり、英会話に自信を持てるようになったと語っています。
TOEICスコアも515点から760点に大幅に伸び、先生や友達と楽しく会話できるほど英語力が向上したそうです。
長期留学は、英語力だけでなく、異文化理解や自己成長にも繋がる貴重な経験となるでしょう。
このように、留学期間は1週間といった短期から数ヶ月の長期まで、さまざまな期間で英語力向上に効果が期待できることが体験談から分かります。
英語初心者の方でも、3ヶ月以上の留学で日常会話レベルの英語力を習得できる可能性があります。
しかし、長期留学では学習のモチベーションを維持するのが難しいこともあるため、最大でも半年程度を目安にするのが良いでしょう。
それ以上の期間を希望する場合は、転校や二ヶ国留学も視野に入れると良いでしょう。
フィリピン留学の体験談:大学生
初めての海外経験にフィリピン・セブ島を選んだ大学生の沙耶さんと北村さんの体験談から、留学がもたらす成長と学びを紹介します。
「とにかく日本から出てみたい!」という強い好奇心と、「将来のために最低限の英語が必要だと感じた」沙耶さんにとって、セブ島は日本から近く、コストパフォーマンスが良い魅力的な留学先でした。
一方、北村さんも「英語力の向上と大学一年生のうちに海外での生活を経験してみたかった」と、若いうちに海外に飛び出すことを決意しました。
沙耶さんは、マンツーマンレッスンやグループクラスを通して、自身の英語力の課題を認識しつつも、先生たちの丁寧な指導と陽気な人柄に助けられ、徐々に英語に慣れていきました。
母国語禁止の環境は厳しかったものの、英語漬けの日々を送ることで耳が英語に慣れていくのを感じました。
特に、英語で英語を学ぶマンツーマンレッスンは、語彙力の向上に役立ったと言います。
北村さんも、授業で話す機会が多く、フレンドリーな先生たちとの交流を通して、英語学習に励みました。
寮生活では、沙耶さんが韓国人や台湾人のルームメイトと交流し、異文化理解を深めました。
休日は、ショッピングモールでの買い物や、美しいビーチでのリゾート体験など、セブ島を満喫。
物価の違いを感じながらも、現地の生活を楽しむことができました。
北村さんも、放課後や週末は自由に過ごし、多くのアクティビティに参加したことで、勉強だけでなく海外生活そのものを楽しんだ様子が伺えます。
留学後、沙耶さんは「楽しかった!!これにつきます」と率直な感想を述べています。
毎日が新しい発見の連続で、日本では味わえない刺激的な日々を送りました。
英語に対する苦手意識も薄れ、コミュニケーションを取る喜びを感じられたのは大きな収穫でした。
北村さんも、「思い切って行ってみて下さい!必ず何かしらの学びがあると思いますし、後悔することはないと思います!」と、留学を検討している人へ力強いメッセージを送っています。
初めての海外留学が、二人の大学生にとって、語学力向上だけでなく、度胸や異文化理解、そして自己成長の貴重な機会となったことが伝わってきます。
フィリピン留学の体験談:社会人
仕事を辞めて留学する場合、フィリピン留学が英語力向上に本当に効果があるのかどうか、社会人の方にとっては特に気になる点でしょう。
ここでは、実際にフィリピン留学を経験した3人の社会人の体験談を紹介し、留学を決意した理由やフィリピンでの生活の様子、そして得られた成果について見ていきましょう。
まず紹介するのは、20代半ばのDaisukeさんです。
彼はバングラデシュで3年間、その後外資系のIT企業で2年間勤務しており、海外経験は豊富でしたが、ビジネスの現場で英語力の不足を痛感しました。
特に、アメリカ人上司やアジア人の同僚とのミーティングで、相手の話を十分に理解できなかった経験が、留学を決意する大きなきっかけとなりました。
彼の留学の目的は「ビジネスミーティングでより貢献できるようになる」ことで、フィリピンの「クラークフィリピン留学院」を選びました。
次に紹介するのは、金堂(かなどう)さんです。彼は6年ほど勤めた会社を退職し、「英語の教員になりたい」という夢を叶えるためにフィリピンのバギオに2度留学しました。
フィリピン留学についてはほとんど知らなかったそうですが、費用の安さとマンツーマンレッスンに魅力を感じたと言います。
特にバギオは、質の高い指導が受けられるという理由で留学先として選びました。
最後に紹介するのはフリーランスとして活動している、しっしーさん。彼女はワーキングホリデー前にセブ島へ3ヶ月間の留学を経験しました。
フリーランスは会社員と比べて日々のスケジュールを調整しやすく、ライターやデザイナーなどオンラインで完結する仕事であれば、働きながら留学することもできます。
フィリピン留学の体験談:シニア
人生100年時代と言われる現代において、学び直しや新たな挑戦に年齢は関係ありません。近年、海外留学への関心は若い世代だけでなく、アクティブなシニア世代にも広がっています。
中でも、温暖な気候と親しみやすい人々、そして比較的リーズナブルな費用で英語を学べるフィリピンは、シニア留学の人気の渡航先の候補になっています。
今回は、実際にフィリピン留学を体験された二人のシニア女性、WAKIYAMAERINAさん(62歳)とKOGAMIKIさん(60歳)の貴重な体験談を紹介します。
オンライン英会話から念願のセブ島へ!WAKIYAMAERINAさんの充実した4週間
「日本で毎日、フィリピンの先生とオンライン英会話をしており、英会話力の向上と、フィリピンでの生活体験をしてみたい」。
そう語るWAKIYAMAERINAさんは、62歳でフィリピン・セブ島へ4週間の留学を決意されました。
オンラインでの交流を通してフィリピンに親しみを感じていたことが、留学先をセブ島に選んだ大きな理由だったそうです。
WAKIYAMAさんが選んだのはセブ市内のStargateという学校のTOEICMixコース。
留学生活は朝、ニワトリの鳴き声で目覚めるという、日本とは異なる環境から始まりました。
午前8時から夕方5時まで、2時間のグループレッスンと6時間のマンツーマンレッスンという充実したカリキュラムで、先生方とは文化、生活習慣、プライベートな話題まで自由に語り合えたと言います。
レッスンで話した内容は、その日のうちにまとめて学習効果を高める工夫もされていました。
学校で提供される3食の食事にも満足し、週末にはアウトドアアクティビティやナイトマーケットでの食体験など、セブ島ならではの楽しみを満喫。
さらに、地域の交流会や学校イベント、住民向けのズンバ教室にも積極的に参加し、フィリピン文化に深く触れる機会を多く持たれました。
英語力の向上については、「毎日、マンツーマンで先生とフリートーキングしていたので、ある程度、自分が思っていることについては表現できる自信と度胸がついたと思います」と、確かな手ごたえを感じていらっしゃいます。
一方で、フィリピンは発展途上国であり、貧富の差が激しいという点も肌で感じられたようです。
しかし、その中でも人々がダンスや歌を楽しみ、人との繋がりを大切にしている姿に、日本にはない豊かさを感じられたと言います。
Stargate校の生徒は台湾人と日本人が半々で、初級レベルの生徒が多かったため、レッスン自体に支障はなかったものの、レッスン以外の生徒間のコミュニケーションが取りづらく、同じ国籍同士で集まってしまう点が少し残念だったと振り返ります。
また、留学初日に現金を全く用意していなかったため、日曜日の食事提供がない日に不便を感じたという失敗談も語られています。
後からGrabでデリバリーを頼んだり、学校のプールを利用したりして、時間を有効に楽しむという工夫をすれば良かったと述べています。
60歳からの新たな挑戦!KOGAMIKIさんの「体験」としてのセブ留学
60歳でフィリピン・セブ島(マクタン島)へ3週間の留学を経験されたKOGAMIKIさん。留学の目的は英語の上達と海外経験をしたいという想いでした。
長期間の海外生活への不安もあったそうですが、「セブ島留学センター」に電話で相談するたびに丁寧に教えてもらい、不安を払拭できたと言います。
留学中に通われたのはCIAマクタン校のRegularESLコース。学校の食事は栄養バランスも考えられており、美味しくいただけたそうです。
ダイニングのスタッフの明るさも、毎朝の活力を与えてくれました。
英語学習については、若い世代が多いだろうという予想に反し、20代前半や10代の生徒も多く、良い刺激になったと感じています。
授業は1コマ45分があっという間に感じるほど楽しく、集中できる内容でした。
月曜日から木曜日まで毎朝行われるデイリーテストのおかげで、日々勉強し、知識を身につけることができたと実感しています。先生たちの質の高さも感じられたようです。
CIAマクタン校にはプールやジムなどのレクリエーション設備も充実しており、KOGAさんも何度もプールで泳ぎ、リフレッシュしたり、ジムやズンバ、ヨガのレッスンに参加したりと、積極的に楽しんでいました。
月1回開催されるボランティア活動に参加できなかったことが心残りではあるものの、全体を通して充実した留学生活を送ることができ、留学センターのサポートに感謝していると語っています。
英語力の伸びについては、「初日に比べてヒアリングはもちろんの事、スピーキングも伸びたと思います。間違えてもいいと思い、話そうという気持ちが増えました」と、自信を深めた様子が伺えます。
フィリピン留学における失敗談としては、日本にいる時にGrabをインストールしておくべきだったと語っています。現地でログインできずに使用できなかったため、不便を感じたそうです。
フィリピン留学の体験談:英語学習について
フィリピン留学は、英語を本格的に学びたい人にとって魅力的な選択肢です。
実際に留学を経験した11人の体験談をもとに、期間別・社会人・女性・英語学習の観点から、その実態を詳しく紹介します。
期間別の英語学習成果
短期留学では、1週間の学習でもTOEIC800点取得を目標に計画的に勉強した古屋みなみさんのように、集中して取り組めば一定の成果が得られます。
1~2ヶ月の留学では、当初講師の英語が聞き取れなかったしっしーさんが、日々の努力を重ねることで、2ヶ月後には会話が成立するレベルに成長しました。
3ヶ月の留学を経験したmihoさんは、初心者レベルからスタートし、最終的には英語でスピーチができるまで上達しました。
このように、期間が長くなるほど英語力向上の可能性が高まることが分かります。
社会人の英語学習
社会人のフィリピン留学は、目的意識が明確であるほど効果的です。
Daisukeさんは、ビジネス英語を強化するために「クラークフィリピン留学院」に留学し、実際のミーティングでの英語力向上を実感しました。
英語教師を目指す金堂さんは、教育レベルが高いバギオでの留学を選択し、指導力の高い講師陣から学びました。
フリーランスのしっしーさんは、3ヶ月間のセブ島留学をしながら仕事を続け、柔軟なスケジュールで学習に取り組みました。社会人にとっては、目的に合った学校選びと学習計画が成功の鍵となります。
シニア留学の可能性と学び
シニア世代のフィリピン留学は、単なる英語学習に留まらない、豊かな経験となることがわかります。
異文化に触れ、現地の人々との交流を通して新たな発見があり、自分の成長にも繋がるでしょう。
留学生活においては、事前の情報収集や準備が大切であることも示唆されています。
WAKIYAMAさんの現金準備不足や、KOGAさんのGrabアプリの事前インストール忘れといった経験は、これから留学を考えるシニア世代にとって貴重な教訓となります。
また、学校によって生徒の年齢層や国籍のバランスも異なるため、自身の希望に合った学校選びも重要です。
セブ島留学センターのような留学エージェントを活用することで、不安を解消し、スムーズな留学準備を進められるでしょう。
いくつになっても新しいことに挑戦する意欲と行動力があれば、海外留学はかけがえのない財産となるはずです。
WAKIYAMAさんとKOGAさんの体験談が、シニアの皆様にとってフィリピン留学への一歩を踏み出す勇気となれば幸いです。
フィリピン留学での英語力向上の実態
フィリピン留学が英語学習に効果的な理由は、マンツーマンレッスンや英語漬けの環境にあります。
suuzieeeyさんは5ヶ月のセブ島留学でTOEICスコアを515点から760点まで伸ばし、英会話への自信をつけました。
のっちさんは、1日8時間の授業をこなすことで、短期間での飛躍的な英語力向上を実感。
一方で、小倉さんは3ヶ月の留学中、日本人との交流が多くなり勉強がマンネリ化したことを反省し、目的意識と学習環境の重要性を痛感しました。
これらの体験談を参考に、あなたに最適なフィリピン留学プランを立て、英語力向上を目指してみてください。
まとめ
短期間で英語力を伸ばしたい人にとって、フィリピン留学は想像以上の成果をもたらすかもしれません。
この記事では、実際にフィリピン留学を経験した人々の生の声をお届けしました。1週間という短期留学でも、明確な目標を持って学習に集中すれば、目に見える成果を実感できるでしょう。
さらに、3ヶ月以上の留学となれば、日常会話がスムーズになるだけでなく、英語でのコミュニケーションに対する自信が格段に向上するはずです。
異文化交流は、人としての成長も実感できるでしょう。未来を広げる第一歩として、ぜひ挑戦してみてください!