ニュージーランドに高校留学する場合の費用は?短期留学から卒業留学まで必要な費用を解説!

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「ニュージーランドの高校留学が気になるけど、費用はどのくらい?」
「ニュージーランドの留学費用は安いの?」
と疑問に感じていませんか?

豊かな自然とのんびりしたライフスタイルのイメージがあるニュージーランドですが、実は留学先としても人気です。

この記事では、ニュージーランドの基礎情報から、ニュージーランドの高校留学のポイント、公立・私立別の留学費用、ニュージーランド留学のメリットとデメリットについて分かりやすく解説します。

他国への留学費用にも触れていますので、ニュージーランドへの高校留学を考えている人はぜひ参考にしてみてください!

ニュージーランド基本情報

首都 ウェリントン市
言語 英語、マオリ語、手話(2006年以降)
通貨 ニュージーランドドル(NZD)
人口 約500万人(2023年12月ニュージーランド統計局)
面積 27万534km2(日本の約4分の3)
言語 英語、マオリ語、手話(2006年以降)
時差 日本時間+3時間(サマータイム中は+4時間)
電圧 230~240ボルト、50ヘルツ
プラグ ハの字型(Oタイプ、2ピンまたは3ピン)

ニュージーランドに高校留学するポイント

壮大な自然が広がり、四季もあるためいろいろな風景が楽しめるニュージーランド。のびのびと留学ができそうなイメージですが、ニュージーランド高校留学にはどのような特徴があるのか見ていきましょう!

 

他国に比べてリーズナブル

ニュージーランドで高校留学をする場合、費用は1年間で200~500万円前後です。(公立高校の場合、学費・滞在費・航空券代など合わせた総額)

イギリスの高校留学は1年間で約450~700万円、オーストラリアで約370~580万円ほどかかるので、ニュージーランドは比較的安く留学することが可能です。

また、ニュージーランドでは少人数制での授業が主流でもあり、個別指導の機会も多いため、費用対効果も期待できます。

英語力のハードルが比較的低い

外国の高校に留学する際は、英語力の基準が設定されていたり、TOEFLなど英語試験結果の提出が必要であったりすることが多いです。

しかし、ニュージーランドの多くの公立高校にはそういった基準はなく英語力に自信が無くても留学できる環境が整っています。その代わりに成績や出席数、留学に対する意欲が重要視される傾向があるようです。

ただし、私立高校では英語力の証明が必要なことが多いです。

留学生の受け入れ体制が整っている

ニュージーランドには、教育省が作成した「留学生の生活保障に関する服務規程(NZQA Education Code of Practice)」という規程があります。これは留学生の安全と権利を守るためのガイドラインで、留学生を受け入れている教育機関は、この規程に従うことが義務付けられています。

学校が留学生に対して行うサポートや、ホームステイの条件などが決められていて、留学生の安全と最低限の生活が保障されています。

国単位で留学生を受け入れる体制が整っているため、高校という早い段階での留学においても挑戦しやすいです。

 

入学時期が柔軟

ニュージーランドの高校は、1~4学期までの4学期制をとっています。1学期は毎年1月末~2月上旬に始まりますが、試験学期である4学期を除いて、1~3学期のいつでも入学が可能です。

また、学校によっては1学期単位以下の短期留学も受け入れています。短期での留学を考えている人や、まずは長期留学のお試しをしてみたい人にもおすすめです。

学校のタイプ

次に、ニュージーランドの主な学校のタイプ3つについて解説します。

公立
ニュージーランドの中学・高校の90%以上は公立高校で、ニュージーランド国民の授業料は無料です。留学生の授業料は、年間100~150万円ほどと私立に比べて安く、多くの日本人留学生が公立高校で学んでいます。

私立
私立高校の多くは、カトリックなどの宗教団体によって運営されていて、学校教育の中で宗教教育を重視する傾向にあります。それぞれの学校が独自に定めた教育方針に基づき運営を行っているため、ニュージーランド国民に対しても授業料は有料で高額です。マナー教育もしっかり行われ、校則も一般的に公立高校より厳しいと言われています。

公私立(Integrated /インテグレイティッド)
公私立は、公立と私立両方の特徴を持っている高校です。私立学校が政府の教育基準などに従うことで、受け取った公共資金を運営に充てながら私立学校として宗教的な要素や独自の教育方針を保っています。

たとえば、キリスト教など特定の宗教理念を掲げていたり、モンテッソーリ教育など特別教育を取り入れていたりする学校が多いのが特徴です。

ニュージーランドの高校留学にかかる費用の概要

この章では、ニュージーランドの高校留学の目安費用と内訳を、私立・公立や期間ごとに分け解説します。

1年間のニュージーランドの高校留学費用

渡航費(往復) 約20~25万円
留学生保険費 約6.5万円
パスポート・ビザ申請費など 約3万円
入学金・授業料 公立:約100~150万円 私立:約350~450万円
教材費※ 1万円前後
制服代 4万円~(私立高校は15万円~)
NCEA受験費用※ 約3.5万円
滞在費(1日3食付) ホームステイ:100万円~150万円 寮:120-180万円~
その他お小遣いなど 月4万円前後

※NCEA受験費用は1年未満の留学で、NCEAを受験しない場合は不要
※教材費は科目によって異なる

公立高校の費用

1年間(4ターム)の費用例

入学金&出願費 約4.5〜13万円(約NZ$500-1500)
授業料 約100~150万円 (約NZ$12,000-18,000)
滞在先手配料 約2.5~4.4万円(約NZ$300-500)
滞在費(ホームステイ) 約100~150万円 (約NZ$12,000-18,000)
保険費用 約6.5万円 (約NZ$770)
制服代 約4万円 (約NZ$470)
NCEA受験費用 約3.5万円 (約NZ$400)
合計 約220~330万円 (約NZ$26,000-40,000)

1ターム(約3ヶ月)の費用例

入学金&出願費 約2.5~4.5万円(約NZ$300-500)
授業料 約30~45万円 (約NZ$3,500-5,500)
滞在先手配料 約2.5~4.5万円(約NZ$300-500)
滞在費(ホームステイ) 約25~40万円 (約NZ$3,000-5,000)
保険費用 約2万円 (約NZ$240)
制服代 約4万円 (約NZ$470)
合計 約65~100万円 (約NZ$7,500-12,210)

2ターム(約6ヶ月)の費用例

入学金&出願費 約3~6万円(約NZ$350-710)
授業料 約60~90万円 (約NZ$7,100-10,000)
滞在先手配料 約2.5~4.5万円(約NZ$300-500)
滞在費(ホームステイ) 約50~80万円 (約NZ$6,000-9,500)
保険費用 約4万円 (約NZ$470)
制服代 約4万円 (約NZ$470)
合計 約125~190万円 (約NZ$14,690-21,650)

3ターム(約9ヶ月)の費用例

入学金&出願費 約6~9万円(約NZ$750-1000)
授業料 約90~120万円 (約NZ$10,700-14,500)
滞在先手配料 約2.5~4.5万円(約NZ$300-500)
滞在費(ホームステイ) 約70~110万円 (約NZ$8,000-13,000)
保険費用 約5万円 (約NZ$470)
制服代 約4万円 (約NZ$470)
合計 約180~250万円 (約NZ$20,690-29,940)

私立高校の費用

1年間(4ターム)の費用例

入学金&出願費 約9.5万円(約NZ$1,125)
授業料 約330万円 (約NZ$39,500)
滞在費(ホームステイ) 約100~150万円 (約NZ$12,000-18,000)
同窓会会費 約4.2万円 (約NZ$500)
保険費用 約6.5万円 (約NZ$770)
制服代 約4万円 (約NZ$1,100)
NCEA受験費用 約3.5万円 (約NZ$400)
合計 約450~510万円 (約NZ$55,395-61,395)

卒業留学(正規留学)

卒業留学とは、短期や年単位の留学ではなくニュージーランドの高校に入学して単位を取得し、卒業までする留学のことです。通常、3年間~4年間で卒業するパターンが多いです。

卒業留学の場合、上記の費用例を参考にすると、公立高校の3年間の総額で約650~1100万円ほどの費用がかかります。また私立高校の場合は、年間500万円以上かかることもあります。

ニュージーランドに高校留学する時の滞在方法

ニュージーランドに単身で高校留学をする場合、滞在方法はホームステイと寮の2種類です。学校によって滞在方法が異なりますが、寮のある学校は非常に少ないため、ほとんどの場合ホームステイでの生活になります。

主流のホームステイ

ニュージーランドのホームステイでは、留学生はお客さんではなく、家族の一員として迎えられます。各家庭のルールに従い、生活を共にする家族として、家のお手伝いをしたりもします。

ホームステイの魅力は、ニュージーランドの実際の生活を通して文化や習慣を体験できることです。

ニュージーランドの家庭では、ハイキングやビーチでのバーベキューなどアウトドア活動を行ったり、週末には料理を持ち寄ったパーティーをしたりすることもあります。

滞在先の家族構成は、小さな子供がいる家庭や、夫婦あるいは単身でお住いの家庭など様々です。また、複数の留学生を受け入れている家庭もあります。

どの家庭も、学校や留学機関によりしっかり審査されていて、留学生活をサポートしてくれることが多いです。

慣れるまでは気疲れすることもあるかもしれませんが、一緒に生活をしていくうちに打ち解け、どんどん楽しい思い出が増えていくでしょう。

一方寮では、同じ学校に通う現地の学生と、他国からきた留学生が一緒に暮らします。一般に、寮がある学校は共学ではなく、女子高や男子校のことが多いようです。

食事や就寝時間、勉強などの時間が決められ、それに合わせて規則正しい生活を送ります。また、寮生が打ち解けられるよう、学校以外の時間にアクティビィティを設けていることも多く、学生同士でたくさんの時間を過ごす生活になります。

寮母さんのようなスタッフがいて、料理や洗濯などの対応をしてくれることも特徴です。

学生同士の集団生活になるため、積極的に学生と関わりたい学生にはおすすめです。気を遣いすぎてしまう人や、ルールがある生活が不安な人は、ホームステイも検討してみてください。

ニュージーランド高校留学のメリット3つ

個性を尊重する文化や教育でのびのびと学べる

ニュージーランドは、多様性や個性を尊重する国として知られています。多くの移民が住んでいて、異文化が共存しているためです。

教育においても個性を尊重する価値観が根付いているため、このような考え方に共感できる人には、留学する上でとても良い環境だと言えます。

またニュージーランド人の中には、ヨーロッパ系やマオリ系、アジア系など多様な文化的背景を持った人々が生活しているほか、高校には世界各国から留学生が訪れています。

このような異文化が混ざり合う環境で生活することで、自然と国際的な感性も磨かれ、将来世界で活躍できる土台が作られるでしょう。

比較的安い授業料で留学できる

前の章でも触れましたが、ニュージーランドはほかの英語圏の国々に対して、留学の授業料が比較的安い傾向にあります。

たとえばニュージーランドの公立校で高校留学をする場合、費用は1年間で200~500万円前後です。(学費・滞在費・航空券代など合わせた総額)

一方、イギリスの高校留学は1年間で約450~700万円、オーストラリアで約370~580万円ほどかかります。

英語圏での高校留学を考えている人は、ぜひニュージーランドを検討してみてください!

治安が良く安心して勉強できる

ニュージーランドは、治安の良さランキングで常に上位にランクインしているほど、安全な国と言われています。

高校留学の場合、初めて海外で生活を送る人も多いと思いますが、安心して生活することができるでしょう。

ニュージーランド高校留学のデメリット2つ

部活動がない

実はニュージーランドには、日本の「部活動」のような文化がありません。多くの学校では、課外活動としてスポーツや文化活動などが行われていますが、日本の部活動とは異なりほぼ毎日集まるようなスケジュールではなく、よりカジュアルな活動です。

ラグビーなど一部のスポーツ強豪校は、本格的に練習していますが、それ以外のスポーツに打ち込みたい場合は、地域のクラブチームに入るなどしています。

もし本格的に打ち込みたいものがある場合は、地域のスポーツチームなどに参加できるか確認してみましょう。

商業施設や娯楽施設が少ない

自然豊かなニュージーランドですが、日本と比べると、大きな商業施設や娯楽施設は少ないです。日本での生活に慣れている人にとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。

ただ都市部では、ショッピングモールやライブハウスなどもあるようなので、生活環境も考慮して留学先を選ぶ必要があるでしょう。

ニュージーランドでの生活の醍醐味は、豊かな自然やリラックスしたライフスタイルを味わえるところにあるので、その点を楽しめる人にとっては理想的な環境となるでしょう。

まとめ

この記事では、ニュージーランドの高校留学費用やポイント、メリットとデメリットについて解説しました。

ニュージーランドは、英語圏の国の中では比較的留学費用が安く、壮大な自然を感じながらリラックスした生活を送れます。また、個性を尊重する文化のため、のびのびと学んでいける環境が整っています。

高校生という早い段階での留学は、貴重な経験と大きな成長をもたらすでしょう。留学を実現するため、事前にしっかり吟味し、準備を始めてみてください!

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