【最新情報】カンボジアの治安は悪化している?要注意エリアや安全対策も解説

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日本は世界的に見て非常に安全な国ですが、その感覚でカンボジアを旅行することは、危険で無防備であると言わざるを得ません。

2025年12月現在、カンボジアの一部地域で治安が悪化していることを受け、危険レベルの引き上げ、新たな犯罪の発生など、現地の治安情勢は変化しています。

安全な日本に慣れている日本人旅行者は、渡航先での防犯意識が低い傾向があり、それにより犯罪やトラブルに巻き込まれやすいです。
今回の記事では、カンボジアを安全に楽しむために必要な、最新の治安情報や具体的な対策を詳しくお伝えします。

【最新】カンボジアの治安状況

2025年12月現在、カンボジアの治安情勢はこれまでになく激しく動いており、タイとの国境地帯の紛争による危険レベル上昇、国際犯罪の拠点化などがあります。

ここでは、最新のリアルな治安状況をお伝えします。

カンボジアの危険度レベル

2025年12月時点での外務省の「危険情報」によると、カンボジアの危険度レベルは以下の通りです。

■ レベル3(渡航中止勧告)

ポイペト、プレアビヒア寺院周辺などタイとの国境から50km以内の全域が対象エリアです。

2025年12月の初めに軍事衝突が再発したことにより、タイ軍による空爆と、カンボジア軍によるロケット弾の応酬が発生しました。これにより民間人の中でも死傷者が出ており、両国合わせて避難民は100万人規模になっています(2025年12月25日時点)。

■ レベル2(不要不急の渡航中止)の範囲:

タイとの国境から50kmを超えて80km以内の地域が対象エリアです。
タイとの軍事衝突により、軍事施設をターゲットにした空爆の影響が及んでいます。このエリアは、12月25日に「レベル1」から「レベル2」に引き上げられました。

■ レベル1(十分注意): プノンペン、シェムリアップなど

プノンペン、シェムリアップなどのエリアでは、渡航や滞在にあたって危険を避けるために、特別な注意が必要です。現在、紛争の影響でカンボジアへの観光客が激減しているため、閑散としている状況を狙った犯罪のリスクが高まっています。

カンボジアの治安ランキング

2025年最新版の治安ランキング(世界平和指数)では、カンボジアは163カ国中70位前後です。

ランキングでは、治安レベルは中程度に見えますが、この結果は、あくまでテロや内戦などの全体的な統計結果です。そのため、日本人が被害に遭いやすいスリやぼったくり、詐欺などの対人犯罪は統計に反映されにくいです。

実際に、2025年12月11日、南部のシアヌークビルで日本人16名が特殊詐欺関与の疑いで拘束された事件が発生しています。カンボジアは、東南アジアの中では「のんびりした観光国」の印象がありましたが、今では「国際犯罪組織(闇バイト)の主要拠点」になっています。

日本のように「何かあれば警察がすぐに助けてくれる」「街中の監視カメラで守られている」ということはありません。そのため、治安ランキングを過度に信用せず、現地では自らの行動すべてに「自衛」の意識が不可欠になります。

カンボジア旅行で注意すべき3つのエリア

カンボジア国内でも、エリアごとに遭遇するリスクは大きく異なります。ここでは、観光のメインとなる都市部から、戦争による負の遺産が残る地方エリアまで、最新の情勢をもとにした注意点を解説します。

プノンペンやシェムリアップの観光地

急激な経済成長をしている都市部では、富裕層と貧困層の格差が拡大しています。

プノンペンでは、特にリバーサイドや独立記念塔周辺エリア、また、BKK1(ボンケンコン)地区など現地では高級住宅街として知られている外国人向けの居住区は、犯罪者にとっては、効率よく稼げる場所となっているのが現状です。

シェムリアップはアンコールワット遺跡の観光拠点で、観光客向けのビジネスが飽和状態になっています。2025年12月の紛争により客足が激減しており、強引な客引きをする業者がいたり、睡眠薬を使った組織的犯行に手を染めるリスクが高まっており注意が必要です。

また、これら都市部ではタクシーや配車アプリが普及していますが、今でも非公式のタクシーによるトラブルが起きています。

西部・東部

2025年12月現在、地雷原の完全除去が非常に厳しい状態です。

特にバッタンバン州、ポーサット州西部は世界有数の汚染地域です。このような現状から、秘境巡りやバイクでのツーリングといったオフロード観光は非常に危険で無謀な行為です。実際に、未舗装の道を一歩外れると、死傷事故が現在でも年間で平均50件以上起きています。

また、モンドルキリ州などのベトナムとの国境付近では、密輸や非合法な森林伐採が横行しています。これらの場所に外国人が迷い込み不審者として拘束、犯罪に巻き込まれるなどこのエリア特有のリスクがあります。

タイやベトナムとの国境周辺

タイとの間にあるプレアビヒア寺院周辺やポイペトでは、12月に軍事衝突がありました。

タイ軍による空爆は軍事施設だけではなく、その周辺のインフラの破壊にも及んでおり、渡航自体が不可能な状態になるほど混乱しています。

シアヌークビルでは、12月11日に日本人16名が拘束される事件が起きました。シアヌークビルは、中国系資本によるカジノ開発の未完成のビル群が、詐欺グループの監禁拠点になっています。これらのエリアには、警察でも立ち入りが困難な場所もあり非常に危険です。

ベトナム国境のスヴァイリエン州バベットも同じく、高収入で呼び寄せられた日本人が犯罪に加担させられる拠点が摘発されています。

カンボジアで観光客が巻き込まれやすい犯罪


カンボジアで巻き込まれる犯罪には、単なる旅行者自身の不注意だけでなく、日本人の親切心や無防備さなどを逆手に取った手口が特徴としてあります。ここでは、最新の被害の実例からその実態を解説します。

スリ・ひったくり

スリやひったくりの最大のターゲットは、スマートフォンです。

カンボジアではトゥクトゥクが観光客にとっても便利な交通手段ですが、信号で止まっている間にスマホ操作していると、隣にいるバイクからひったくられるリスクがあります。

私自身はプノンペンに2度行きトゥクトゥクを利用しましたが、信号で止まっている間はスマートフォンを操作せず人目につかないところにしまい注意していました。

また、スリやひったくりに奪われる時に引きずられ、大怪我することも多発しているため、細心の注意が必要です。

また、リュックを背負ったり、後ろポケットにスマートフォンや財布を入れるといった日本では当たり前のことは、現地では「どうぞ盗ってください」と言っているのと変わらないと肝に銘じてください。

ぼったくり

ぼったくりは、タクシーやトゥクトゥクでの料金トラブルが多く、特に配車アプリを利用しない流しのタクシーとの交渉ではぼったくりのリスクが非常に高いです。

乗車前と降車時に違う料金を請求してきてトラブルになることがあります。

また、市場や土産物店では、 観光客向けに二重の価格設定がされていて単に高いだけでなく、法外な金額を請求された場合の店員の威圧的な態度に断れなくなり、言われるがままに支払いをせざるを得なくなってしまうというケースがあります。

詐欺・勧誘

親し気な態度や片言の日本語を話して近づき「日本が好き」「家に遊びにおいで」などと誘いかけ、その裏では組織的な恐喝をするという詐欺があります。

また、最新の犯罪脅威として闇バイトがあります。 2025年から急激に増えている「高収入求人」で、SNSで募集をするものです。高収入に興味を惹かれ、一度誘いに乗って足を踏み入れてしまうと、監禁や暴行に遭うのがこの犯罪の手口です。

カンボジアで犯罪に巻き込まれないための安全対策

犯罪による被害を防ぐためには、日本の常識を捨て現地の事情に合わせ安全対策をとる必要があります。ここでは、カンボジアで自分の身を守るための安全対策について解説します。

早朝・夜間は外に出ない

早朝や夜間の外出は、カンボジアに限らず海外では避けるべき行動のひとつです。

夜は暗がりが多く、また人通りが少なかったりと犯罪が起きやすい状況であることを理解する必要があります。女性のひとり歩きは言うまでもなく、男性であっても犯罪の標的として見られているという自覚を持つべきです。

暗くなってからの移動は必ず信頼できる配車アプリで移動を手配し、徒歩移動は近くであっても避けるべきです。

現地で話しかけられた人にはついていかない

旅行先での「親切な現地人」に騙されないように注意してください。

具体的には、日本語で話しかけて来る、子供連れなど、日本人の警戒心を解く犯罪のプロの手口を想定しておくことです。

話しかけて来る人には、毅然とした態度で断る、無視するなどの方法が無用なトラブルを避けるために必要です。

緊急連絡先を確認しておく

スマホが盗まれることも想定し、紙のメモでも大使館、警察、医療機関等の緊急連絡先の番号を持っておくことが重要です。

また、医療処置が必要になった場合、現地の医療機関では十分な対応ができず他国へ移送されるケースがあり、費用は500万から1,000万超と非常に高額です。そのため、クレジットカード付帯の保険ではなく「無制限の保険」に加入することを推奨します。

最新の治安情報を知って安全にカンボジア旅行を楽しもう

2025年12月現在、カンボジアはタイとの軍事紛争や国際犯罪拠点の摘発など、これまでになく緊迫しています。
現地では平和な日本の感覚を捨て、自衛の意識を持つことが安全な旅行の土台になります。

旅行を検討する際は、最新の情報を常に確認し、しっかりとした準備で安全な旅を実現してください。

 

 

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