
「フランスに留学したいけれど、学生ビザの申請って難しそう…」
「必要書類が多くて準備に不安がある」
こうした悩みを持つ方は少なくありません。
ビザの準備を怠ると、渡航が遅れたり計画が崩れたりする可能性もあります。
だからこそ、正しい情報に基づき、余裕を持ったスケジュールで準備することが大切です。
本記事では、フランスの学生ビザの種類や必要書類、 申請の流れを整理し、初めての方でも迷わず準備を進められるように解説します。
ポイントを押さえることで、渡航前の不安を解消し、安心して留学生活をスタートできるはずです。
フランス学生ビザとは
フランスのビザは、長期学生ビザと一時滞在長期学生ビザの2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
滞在期間や留学の目的に応じて、適切なビザを選ぶことが重要です。 各ビザの種類と特徴をみていきましょう。
長期学生ビザ(VLS-TS étudiant)
フランスに4ヶ月以上1年未満留学するなら、長期学生ビザが必要です。
特徴としては以下の点があります。
・年間964時間までのアルバイトが認められる
・ANEF-séjour(オンライン滞在許可申請システム)からビザの更新手続きができる
例えば10ヶ月間フランスの大学で学びたい場合、長期学生ビザを取得すれば、留学期間中にヨーロッパ旅行も楽しめますし、アルバイトをして生活費を補うことも可能です。
一時滞在長期学生ビザVLS-T(Visa de long séjour temporaire)
一時滞在長期学生ビザはフランス国内でビザの更新手続きができません。
滞在を延長する場合は、帰国して再度長期学生ビザを申請する必要があります。特徴は以下の通りです。
・就労は原則不可
・短期間の留学や語学研修向け
6ヶ月未満の語学留学で、アルバイトをする予定がなく、ビザの更新も考えていない場合は、一時滞在長期学生ビザを選ぶと良いでしょう。
フランス学生ビザの必要書類
フランスの学生ビザを申請する際には、多くの書類を揃える必要があります。
不備があると再提出になり、渡航が遅れる原因になるため、条件をしっかり確認して準備しましょう。ここでは、ビザ申請の必要書類について詳しく解説します。
パスポート
フランスの学生ビザを申請するには、有効なパスポートが必要です。
証明写真
ビザ申請には、以下の条件を満たす証明写真が1枚必要です。
デジタルデータは不可なので、必ず申請書の指定箇所に貼付しましょう。
在留カード(日本以外の国籍の方)
日本以外の国籍の方は、有効な日本の在留カードまたは外国人登録証明書の原本とコピーが必要です。
経済証明(フランス政府給費留学生は提出不要)
留学にかかるすべての費用(入学金、授業料、帰国時の交通費、生活費など)をまかなえる十分な経済力があることを証明する必要があります。
長期ビザ申請書
オンラインで長期ビザ申請書を作成し、印刷したものを提出します。
申請書作成時の留意点は以下になります。
申請料金
ビザ申請料金は、50ユーロ相当の日本円を現金で用意してください。
返金はされず、お釣りも出ないため、あらかじめぴったりの金額を準備しておきましょう。
高等・専門教育機関の仮登録または登録証明書
3ヶ月以上の登録を示す、高等・専門教育機関発行の仮登録または登録証明書が必要です。
登録期間はフランスでの滞在期間と一致していなければなりません。
レターパックプラス(赤)
パスポートとビザが返送される際に使用されるため、レターパックプラス(赤)を返信用に準備しておきましょう。
追跡番号は必ず控えて管理することが大切です。
フランス学生ビザの申請手続き4ステップ
フランスの学生ビザ申請は、いくつかのステップを踏む必要があります。
英語での入力箇所もあるため、慎重に確認しながら進めてください。
ここでは、フランス学生ビザの手続きの流れを4ステップで解説します。
ステップ1. Etudes en France(キャンパスフランス)での準備
最初にキャンパスフランスのホームページからEtudes en Franceのアカウントを作成します。
認証メールに記載されたリンクをクリックしてログインし、アカウントを有効化してください。
登録後は、個人情報や学歴、語学力、留学先の学校情報、動機書などを入力し、必要な書類をアップロードします。
これらの情報はビザ審査に利用されるため、正確に入力しましょう。国内学校名はローマ字か仏/英訳で記入を。動機欄などもすべてフランス語か英語で入力する必要があります。
アカウントに誤りがないか確認後、支払いの案内が届くので、指示に従って指定の銀行に手続き費用を支払います。
ステップ2. キャンパスフランスとの面接
手続き料金支払い後、キャンパスフランス側から支払い認証が下りたら、アカウントからキャンパスフランスとの面接予約を取ります。
面接は原則オンライン(Zoom)を使って実施されます。
ステップ3. 大使館での申請
France-Visasに登録後、ビザ申請予約日にフランス大使館でビザを申請します。
フランス大使館のウェブサイトから予約を取り、指定日に必要書類を持参してビザ申請を行います。キャンパスフランスでの手続きと大使館での手続きは別枠となるため、それぞれ忘れずに準備しましょう。
ステップ4. 入国後の手続き
長期学生ビザの場合、フランス入国後3ヶ月以内に、ANEF(旧OFII)での有効化手続きを行う必要があります。
2019年2月18日より、手続きはすべてオンラインで完結できるようになりました。この手続きを行わないと、長期学生ビザに付帯した滞在許可証の効力が失効し、不法滞在とみなされる可能性があるため注意が必要です。
準備スケジュールと注意点
フランス学生ビザの申請には、多くの書類やオンライン手続きが必要となるため、時間に余裕をもって準備を始めることが重要です。
理想的には、入国予定日の4〜5か月前から準備を開始するのが望ましいとされています。実際の申請は渡航予定日の3か月前から可能ですが、必要書類の準備や翻訳、学校や滞在先の確保などに時間がかかるため、直前になって慌てないように早めに動くべきです。
特に注意したいのは以下の点です。
こうした点を踏まえ、4〜5か月程度の準備期間を見込んで計画を立てることで、安心して申請を進められます。
フランス留学の基本情報
フランスは、数々の美術館や美しい風景、そして美食といった魅力的な要素を持つ国であり、留学先として非常に人気があります。
フランス留学を成功させるためには、渡航前にフランスに関する基礎情報を把握しておくと安心です。
・人口:約6,800万人
・首都:パリ
・公用語:フランス語
・通貨:ユーロ(EUR)
フランスは学問の自由や多様性を重んじる教育環境を持ち、芸術や歴史、建築、ファッションといった分野を学ぶのにも適した環境です。
留学生活を快適に始めるためには、文化や生活習慣に関する知識を事前に調べておくことも大切です。
まとめ
フランスの学生ビザには、長期学生ビザと一時滞在長期学生ビザの2種類があり、目的や滞在期間に合わせて選ぶ必要があります。
申請にはパスポートや経済証明など複数の書類が必要で、不備があると渡航に支障が出るため注意が必要です。
フランス学生ビザ申請は、キャンパスフランスでアカウント作成、プロフィール入力、料金支払い、面接を受け、その後大使館で申請しましょう。長期ビザは入国後3か月以内にOFIIで有効化が必要です。
準備には時間がかかるため、フランス長期学生ビザは4〜5ヶ月前から始めるのが理想です。正しい情報を押さえ、余裕をもって進めることが安心した留学生活につながります。ビザ取得はフランス留学の第一歩であり、計画的に進めることで現地での学びや生活をスムーズにスタートできるでしょう。
フランス留学を成功させる鍵は、周到な事前準備と適切なビザの取得が必要です。
◇経歴
3年間、海外の協力会社とシステム開発作業を協業しております。
◇資格
TOEIC 830点
◇留学経験
合計1年間 アメリカ(サンフランシスコとニューヨーク)
Embassy CES サンフランシスコ校
ELS Language centers/ College of Mount Saint Vincent
◇海外渡航経験
1年間アメリカ在住。2ヶ月間カナダ在住。
◇自己紹介
私は異文化理解と交流が好きで、英語学習への強い意欲を持っています。カナダの短期留学を契機に、1年間のアメリカ留学を決意しました。現在では、アメリカ留学で得た経験を糧に、現在は日本で海外との協業に携わっています。